北竜町・町内会

恵岱別町内会(えたいべつちょうないかい)

2014/03/06 13:58 に 寺内昇 が投稿   [ 2014/05/14 14:12 に更新しました ]

〒078-2501 北海道雨竜郡北竜町恵岱別(字恵岱別の境界線) 

概要                                                  会長のお話    元気いっぱい    風景    関連ページ    Top ▲

 町内会名  恵岱別 町内会(えたいべつ)
 戸数 / 人口  13戸 / 52名(2014年2月1日現在)
 高齢者数 / 高齢化率  19名 / 37% (2013年3月1日現在)


佐藤健一 会長のお話                               概要     元気いっぱい     風景     関連ページ     Top ▲

佐藤健一 会長(65歳) 恵岱別町内会長・佐藤健一さんにお話を伺いました(2014年2月)。

・恵岱別町内会は、現在13戸で2班に分かれています(6戸と7戸)
・平成12年(1990年)の農協合併へ向けて平成10年(1998年)頃から農家の高齢化と経営不振のため農家が離散。恵岱別町内会では、田んぼが45町減となりました
・平成17年(2005年)には、竜西町内会の人口が減少したため、恵岱別町内会と合併しました
・町内会の各家庭は全戸自家用車をもっているので、今のところ買い物に出かけることができています

▶ 町内会行事

・今年、瑞穂町内会、三谷町内会、19区地区町内会の合併が予定されています。恵岱別町内会にも参加の打診がありました。町内会で話し合った結果、町内会館が遠くなること、恵岱別神社を守っていくことなどもあるので、恵岱別町内会は合併に参加しないこととなりました。
 ① 町内会の会館(都市と農村交流センター)の管理
  屋根の雪下ろし、草取り、 会館の掃除(女性部員)を行っています。
 ② 忘年会・新年会
  新年会は以前行われていましたが、高齢のため参加者が減り、忘年会のみ開催されています。
 ③ 神社関係行事
  地鎮祭、秋季大祭等各神社行事は行われています。
 ④ 町民体育祭
  テントを立てる人数を確保できない程参加者が減少しています。
雪深い町内会
町内会で困っていること

・街灯が無いので、夜道は真っ暗。危険ですし防犯上も好ましくない環境にあります。過去に、ライスセンターの灯油の盗難が発生しました。現在は、灯油を抜いているので被害はありません
・農作業者の高齢化により、春の田植え時期の人手の確保が年々困難になってきています

自主防災組織の取り組みが進められています

・自主防災組織は地域住民が自分たちの地域は自分で守るという自覚や連帯感に基づき、自主的に結成する組織です
・まずは、4町内会(西川・恵岱別・桜岡・碧水地区)で試験的に行い、全町内会で取り組みをすすめていきます
・避難場所や組織的な避難方法を検討し、ダムの決壊があった場合の対応策を準備しておきます
・自主防災活動の取り組み事例としては、① 防災マップの作成 ② 災害図上訓練(DIG)の実施 ③ 防災ウォーキングの実施 ④ 災害時の炊き出し訓練、講習会実施などをしています

これからの町内会の姿

町の基幹産業は農業です。5年後には大きく状況は変化していると思います。TPP問題、農業政策の見直し、減反政策がなくなった場合の経営など問題は山積みです。

国で考えることは全国一律なので、北海道など地域の特性にはマッチしない農業政策も多いと思います。例えば本州では、農地は財産との意識が強いようで、貸し借りはあっても、なかなか売買にはいたりません。

しかし、北海道では貸借より売買が多い。
国の制度には、貸借を対象とした助成金制度はありますが、北海道で見られる売買に対する助成金制度はありません。
5年後、10年後の日本の農業、そして町の農業の大きな変化をじっくりと考えた上で、一歩ずつ確実に進んでいければと考えています。

佐藤健一さんの農業
恵岱別営農集団ライスセンター
・田んぼ19町、畑(大豆)3町
・去年蕎麦栽培、今年は大豆栽培。
 去年までメロンを栽培していましたが、体力的にきつくなってきたので今年から辞めることにしました
・佐藤さん自身、今年65歳を迎え農業を引退する予定。経営は、後継者である息子さんに移譲されます

農業委員会 委員長に就任中
ライスセンターでの作業
・平成17年から4期(1期3年)12年間就任(任期今年7月まで)
・農業者の代表機関であり、国と農業者をつなぐ架け橋の役目を果たす農業委員会の委員長を12年間も努めていらっしゃる佐藤さんです。

▷ 職務:
・町の行政組織で農地法のにも続き業務を実施
・農地移動の仲介、農地売買、農地斡旋業務など農地利用関係の調整を行う
▷ 委員:10名
・平成17年の行政改革で13名から10名に減)
・公選委員が6名
・団体委員4名(農協、共済、土地改良区、議会から各1名選出)
・議会からは、議員でない場合は議会の推薦があるものとする
恵岱別の元気なお母さん達
▷ 公選委員の選挙権:
・60日以上農業に従事し、あるいは手伝っている人
 (父、母、息子など)
・20歳以上で、農業経営者の身内の人
・毎年1月1日に農業委員会組合員名簿に本人が申請し登載する

▷ 委員の任期:3年
▷ 全国農業委員会会長大会:
・毎年5月に日比谷公会堂で開催されています
奥様の佐藤美根子さんは北空知管内女性農業者グループ「きらる」で豆腐作りに励まれています ・全国から農業員会関係者約2千人が出席し、様々な要請を決議。

※ その他の役員:北空知農業委員会連絡協議会 副会長、空知農業連絡協議会 役員など

▶ 奥様の美根子さん

奥様の美根子さんは、北空知管内女性農業者グループ「きらる」に参加し、積極的に学び、活動されています。冬期間は、北竜町の大豆加工研究会のメンバーの方々と一緒に、北竜町加工センター食農工房・パルムでお豆腐・味噌作りに励んでいらっしゃいます。


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 深瀬友博さん(38歳)美利さん(38歳)さんご夫妻のお話

佐藤町内会長から「町内で頑張っている若者」を紹介していただき、深瀬友博さんにお話を伺いました。
恵岱別で農業を営む深瀬友博さんは、北竜町出身。真竜小学校、北竜中学校、沼田高校を卒業後、親戚の家で1年間修行。その後ご両親の農家の手伝いをしながら、農閑期には大型トラック(ダンプ)の運転手として石炭運搬業務に就いていらっしゃいました。

▶ 高校の同級生である美利さんとの結婚、そして農業生活

深瀬友博さん 深川出身の奥様の美利さんは、友博さんと高校時代の同級生。
8年前結婚し、現在5歳(長女)と2歳(長男)の二人の可愛いお子様に恵まれ、笑顔いっぱいのファミリーです。

美利さんに、農家の生活に対する感想をお聞きしたところ、
「農家の生活を知らなかったので、農家に嫁ぐことに、最初は抵抗がありました。
しかし『農家の手伝いは、出来る範囲でいいし、気負わずに、忙しい時だけ手伝ってくれればいいから。農閑期は好きなことをして、好きな所に出かけていいよ』という友博さんの優しい言葉に、気持ちが楽になりました」とにっこり。

▶ 好きで始めた農業は楽しい!
深瀬友博さん(38歳)美利さん(38歳)
「好きではじめた農業です!
私は人に使われるのが好きではありません。
農業は、自分でしっかりと運営していけば、好きなように時間が作れます。
春と秋の作業は大変ですが、それ以外の時間は、自分の工夫次第で、自分の自由な時間を持つことができます。
若い頃に『農業は大変ですか』と聞かれたら、『大変です』と答えたかもしれません。
しかし、20年近くずっとやってきた今は、経験を積み重ねてきた『慣れ』もあり、『農業は大変だ』と感じることはありません。
両親から、農業を受け継ぎ、自分で経営するようになってから10年以上になります。
今は自分のペースで経営しています」ときっぱりと言い切る友博さん

▶ 農地22町の農業経営(稲作:19町、畑(豆):3町)
苗床の除雪作業
・稲作で一番神経を使う作業は「苗管理」。
 苗の育成状況がその年の稲作全体を左右します。芽がしっかりと揃い、いかに根が張っていくかが勝負どころ。水やりの調整、ハウスの温度、湿度の微調整には細心の神経を配ります
・お米は「きらら397」「おぼろづき」「ななつぼし」「ゆめぴりか」の4品種を栽培しています
・稲の収穫は、各農家が単独で行うのではなく、営農組合による協同作業。コンバイン担当です
・お米の品種ごとに収穫適期が異なるので、品種によって刈り取りの時期が設定されます
・ライスセンターの稼働状況によっては、コンバインのライトを点灯し夜間に作業することも4~5日間あります。
  
▶ 安定した農業経営
収穫
・両親から引きけ継いだ農業を、毎年試行錯誤を繰り返しながら、自分なりのやり方で工夫しています
・反収は10俵程で、現段階では安定した経営となっています
・今後、農地の拡大を考えていますが、一人でやっていくのは、稲作20町くらいが限度かと思います
・農地が増えた分は、泥炭地を畑にするなど、条件の良い土地で稲作を行うことを考えています
・自然が相手の農業なので、人間がどんなに頑張っても自然を左右することはできません。いかに自然と向き合えるかが勝負となります

▶ 農業法人に関する考え方

・恵岱別地区でも3~4年前に、農業法人化の話も持ち上がり、勉強会や視察を行いました
・当時は、各農家ごと経営状況にバラ付きがあり、ひとつにまとまることは困難でした。また、各自の農業に対する考え方も異なっていたので、法人化までは至りませんでした
・小規模ではあっても、個人経営のほうが自由にやっていける気楽さがあります

収穫 ▶ 後継者について

息子(2歳)に農業を引き継いでもらいたいという気持ちは正直ありません。将来、高齢化が進み、人口減少となっていく町での農業経営の難しさを感じています。 ただし、息子自身が、農業が好きでやりたいと言い出したら、そのときは、好きにさせたいと思います。 

▶ 農閑期の過ごし方

・仕事:北竜町内の除雪・排雪業務(NPOひまわり)は8年目
 冬期は除雪・排雪業務に就いています(通常朝5時から全車出動。降雪状況により、夜中の緊急出動もある)
 
▶ 個人的活動

・夏期:焼き肉パーティー
・冬期:スノーモービル
 高校の時代からの趣味。町内はもとより、音江町・北見市・当別町など道内各地にも遠征しています
 北竜町の仲間が集まって、休日に6~7台でツーリング。
 午前10時から午後5時頃終了まで。スノーモービルの走行距離は1日で30km程。
 スノーモービルグループ「HMK(碧水モービル組合)」に所属。

 (「HMK」名前の変遷秘話:ブーツメーカー「HMK」を参考に「HMK:Hokuryu Mountain King」と命名 → その後「北竜モービルクラブ」と変わり → いつの間にか「碧水モービル組合」となり定着中)


NPOひまわり  除雪車  HMK  xxx 
除雪・排雪(NPOひまわり)、スノーモービル(HMK)


・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・

「農業は、マイペースで楽しくやっています!」

素敵な笑顔で語ってくださった深瀬さん。
難しい農業経営の中で、自分なりの楽しさを見出し、
自分独自の農業を築いている深瀬ファミリーです。

物事の捉え方ひとつで、
困難を楽しさに変えていくことができる心の在り方。

これからの農業を担っていく若者たちの
新しい方向性に繋がっていくような
「すべてを楽しむ心」に、
大いなる愛と感謝と笑顔をこめて。。。



風景                                                    概要    会長のお話    元気いっぱい    関連ページ    Top ▲

恵岱別町内会の風景 
恵岱別町内会の風景・町道など(一部鴨井沢の写真は雨竜町)


恵岱別の風景 
恵岱別町内会の風景(GoogleMapと連動


関連記事                                                 概要    会長のお話    元気いっぱい    風景    Top ▲

<特集記事> 北竜土地改良区通水式 2013(恵岱別ダム)(2013年5月3日)
5月1日(水)、平成25年度北竜土地改良区通水式(金山信幸 理事長)が、15:30より、恵岱別(えたいべつ)ダムにて厳粛に執り行われました。
<特集記事>北竜町土地改良区 断水式が執り行われました(2011年9月2日)
9月1日(木)、恵岱別ダム(北竜町)にて平成23年度(2011年度)「北竜土地改良区断水式」(土地改良区・金山信幸 理事長)が厳かに執り行われました。
<特集記事>佐藤稔さん(田からもの・社長)農業技術の匠として有機栽培米を育てる(2011年6月8日)
稲作の中心的存在である「北竜ひまわりライス生産組合」の組合長・佐藤稔(さとうみのる)さん(56歳)にお話をお伺いすることができました。
<特集記事> 北竜町民スキー大会&ゆきんこ祭り(北竜町営スキー場)が開催されました!(2011年2月11日)
時折、チラチラと雪が舞う中、お陽様も顔をのぞかせるスキー日和。たくさんの北竜町民・ご家族の皆さんが集い、盛り沢山のスキーイベントを思う存分楽しみました。
<特集記事>除雪・排雪作業(NPOひまわり・北海道北竜町)(2011年1月28日)
雪深い季節の中、こうした除雪作業のお陰で、私達は雪道を車で走行することができるのです。毎日除雪車を目にする度に、感謝の気持ちでいっぱいになります。
<特集記事> 北竜土地改良区断水式が執り行われました(2010年9月1日)
北竜土地改良区・金山信幸理事長のご挨拶、西野陽一町長をはじめ、ご来賓の方々の玉串奉納が厳粛に行われました。


◆ 関連ページ

北竜町の町内会・紹介ページ 


◇ 撮影・編集=寺内昇  取材・文=寺内郁子 (撮影・取材:2014年2月)


美葉牛町内会(びばうしちょうないかい)

2014/01/19 12:53 に 寺内昇 が投稿   [ 2014/03/03 23:03 に更新しました ]

〒078-2501 北海道雨竜郡北竜町美葉牛(字美葉牛の境界線) 

概要                                                      会長のお話    元気いっぱい    風景    関連ページ    Top ▲

 町内会名  美葉牛 町内会(びばうし)
 戸数 / 人口  60戸 / 176名(2013年3月1日現在)
 高齢者数 / 高齢化率  66名 / 38% (同上)


吉田正則 会長のお話                                          概要    元気いっぱい    風景    関連ページ    Top ▲

吉田正則 会長 美葉牛は町の北部に位置し、市街地中心部の和(やわら)の地区に比べ、積雪量も多い地域です。

美葉牛町内会・吉田正則 会長(55歳)にお話を伺いました。

町内会行事が盛んだった時代

・美葉牛小・中学校があった時代は、秋の運動会、夏の盆踊り、冬のスキー大会など、子供たちが参加する行事が盛んでした
・焼き肉パーティー、ビールパーティーなど家族みんなで楽しむイベントが開催されていました
・学校の閉校と同時に、様々なイベントが中止となりました

現在行われている行事

・年間行事として、元旦の新年会、年度初めの総会、研修センター前の草刈りなどが主な行事です
・今年の元旦に行われた新年会には、およそ35人の町民が参加
・9時に美葉牛神社でのお祓い、11時参拝後、新年会となりました

<県人会> 道外から移住してきた人々の集まり。皆さん高齢者ですが、月1回集まってお茶会が開かれています
<農協婦人部>年1回、秋の研修セミナー・旅行開催

町内会が抱える課題

・独居世帯の方が数人いらっしゃるので、日常品や買い物のための足をどう確保するか
・高齢者住宅の除雪対策。高齢化により年々厳しくなってきていること
・後継者不足によって農業を続けられなくなり、新たに農地を請け負う農家の負担が大きくなっていること
・春の田植え時期に、お手伝いの確保が困難(お手伝いして下さる熟練の方々が高齢化している)

 夫婦の想い

・買い物の要となっているのが「ほそかわ商店」と「土田直売所」です
・「ほそかわ商店」には、月に数回の移動販売車が来訪。生鮮食料品が少品種ですが販売しているので、とても助かっています。「土田直売所」は、夏期にいろんな野菜が販売されていますが、冬季閉店となります
・自宅から歩いてお店を訪問するには距離が遠く、車のない生活は困難。
・両親が高齢となったため、介護が必要となってきます。今はデーサービスで、入浴介護があるので安心です
・娘2人なので跡取りがいません。しかし、夫婦二人で協力し合って、出来る限り続けられるところまで、農業を続けていこうと思っています

・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・

二人の娘さんを愛情豊かに育て、ご両親のお世話をしながらの吉田さんご夫婦の農業。農家は、お天道さまのごきげんを伺いながら、日々神経を張り巡らせ、気の休まることが少ない、とても大変なお仕事です。

吉田さんご夫婦の様々な視点からのお話から、ご夫婦の絶え間ぬ努力とお互いの協力がいかに大切であり、重要であるかを垣間見ることができました。どこを切り取っても、大変なお仕事の積み重ね。その中に優しい「喜びの光」がキラリと輝いているように感じられる吉田さんご夫婦です。


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 伊藤守恭さん(26歳)のお話
伊藤守恭さん美葉牛町内会・吉田町内会長のご紹介で、 伊藤守恭(いとうもりやす)さん(26歳)にお話をお伺いしました。

これまでの経歴

・北竜町生まれ、北竜町育ち。真竜小学校 北竜中学校、深川西高校、国立大学法人室蘭工業大学・機械システム工学科へ進学。卒業後、北竜町に戻り実家の農家へ就農
・小学校は剣道部、中学校は野球部、高校は陸上部で円盤投げ・やり投げ等で、常にスポーツで体を鍛えていました
・大学は、理工系が好きだったので、機械工学へ進学
・就職においては、いろいろ悩み考えた末、実家の農業を継ぐことを決意
・3人の姉がいて、自分は末っ子の長男
・厳しい父の指導により、様々な経験を積み重ねながら、ひとつひとつ身体で覚えていきました
・卒業後22歳で北竜に戻り、農業をはじめて、今年で5年目です

現在の仕事

・農業:面積:16ha(稲作:8ha、黒千石・そば・小麦・カボチャ:8ha)
・23歳で資格取得した農業用ラジコンヘリコプター(ラジヘリ)の操縦。
 チームで信頼関係を持って行う作業なので緊張します
・ラジヘリは、地元での操縦だけでなく、他の地区へ出張してでかけていくこともあります
・営農組合による稲作は、2班に分かれて、6台のコンバインを使って作業。
 コンバイン操縦、苗の運搬などの各作業を分担し協力して行っています
・営農集団の中での各仕事分担等、先輩の方々のご指導を受けながらの経験の積み重ね。
・どれをとっても大変な作業ですが、失敗を前進へのひとつのステップとして、
 すべて貴重な体験として学びながら進んでいます
・冬は土建業等の仕事。

活動

<営農集団> 先輩に教えを請いながら、農業を学んでいます
<農協青年部> 定期的に開かれる会合に出席しています
<農村塾> 役場主催の農村塾では、研修旅行、農場、農機具の工場などの見学を行っています
      今年は、7月10日~14日に帯広市で開催される「第33回国際農業機械展 in帯広
      の見学研修が予定されていて楽しみです。
<北竜町消防団> 団員として活躍中です
<アグリファイターノースドラゴン>
      役場、農協青年部、商工会青年部など、組織を超えた仲間の交流があるので楽しい。
<趣味> DVDによる映画観賞

想い

今は、学ぶことも沢山あり、目の前のことを一生懸命に取り組んでいます。
目標や夢は、現時点でははっきりとした形にはなっていませんが、経験を積み重ねていくうちに、次第に形付けられていくのではないかと思っています。

・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・

剣道、野球、陸上とスポーツで身体を鍛えてきた伊藤守恭さん。
鍛え抜かれたがっちりとした身体で農業機械を使いこなして、
北竜町のこれからの農業を担いでいく逞しい若者に、心からエールを贈ります。


美葉牛町内会にて 
美葉牛町内会にて


風景                                                        概要    会長のお話    元気いっぱい    関連ページ    Top ▲

美葉牛町内会の風景 
美葉牛町内会の風景・町道など


美葉牛町内会の風景 
美葉牛町内会の風景(GoogleMapと連動


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<特集記事> 北竜町地域公共交通実証実験・説明会が開催されました(2013年11月2日)
11月の1か月間、北竜町で試験運行される「北竜町地域公共交通」の説明会が行われました(自宅前送迎サービス)。
<特集記事> 「イチオシ!+プラス」北海道テレビ(HTB)に「北竜町 奇跡の復活 幻の黒千石」が登場!(2013年11月1日)
10月23日(水)澄み渡る青空が広がる中、「北竜町 奇跡の復活 幻の黒千石」と題する北海道テレビ(HTB)「イチオシ!+プラス」の撮影が行われました。
<特集記事>デビュー!アグリファイター・ノースドラゴン 通し稽古に汗が飛ぶ(2013年8月1日)
ヒーロー達は、厳しい訓練を耐え抜き、苦しい試練に打ち勝って特訓を重ねてきました。
<特集記事>若手女性農業者グループ「きら☆そら」が、月刊農業雑誌『ニューカントリー』の取材を受けました(2013年1月25日)
「きら☆そら」(代表・深瀬アユミさん・北竜)は、2011年春に誕生した、北空知で農業を営んでいる若手女性農業者のグループ。
<特集記事> 平成24年度「生産者がつくる愛食料理コンテスト」で北竜町の2チームが優秀賞を受賞!(2013年1月21日)
冬型の気圧配置が強まった影響で、大雪となった1月18日(金)午後1時より、「生産者がつくる愛食料理コンテスト」の第2次審査(料理実演)が開催されました。
<特集記事>永井美保子さん(北竜町)の「黒千石入り米粉パントリオ」クッキング教室開催@若手女性農業者グループ「きら☆そら」(2012年2月2日)
空知農業改良普及センター北空知支所(深川市)にて、永井美保子さんの「フライパンで焼く!黒千石入り米粉パントリオ」のクッキング教室が開催されました。
<特集記事> 平成23年度「生産者がつくる愛食料理コンテスト」で永井美保子さん「フライパンで焼く!!黒千石入り米粉パントリオ」が優秀賞受賞!(2012年1月16日)
「生産者がつくる愛食料理コンテスト」は、北海道農政部 食の安全推進局食品政策課が、「北のめぐみ愛食運動道民会議」との共催により開催されているもので、今年で第5回目を迎えます。
<北竜町の宝もの>田植え、真っ盛り! 苗たちの元気な成長を祈りながら。。。(2011年5月27日)
圃場(北竜町美葉牛)撮影:2011年5月23日
<北竜町の宝もの> 田んぼに 映し出された青空の美しさに吸い込まれそう ♪(2011年5月26日)
豊かな水を湛(たた)える北竜町の田んぼ
<特集記事>石田えみさん、北竜町での農業体験実習がスタート(2011年5月26日)
1週間前から、北竜町農業体験実習の受入がスタートしました。今回の受入農家は、稲作を中心とした加葉田 研(かばた けん)さん(40歳)の農家です。


◆ 関連ページ

北竜町の町内会・紹介ページ
食の平和を守る「アグリファイター・ノースドラゴン」北竜町ご当地戦隊ヒーロー ・メンバー


◇ 撮影・編集=寺内昇  取材・文=寺内郁子 (撮影・取材:2014年1月)


北竜町町内会長連絡協議会&「中・北空知廃棄物処理施設(エネ・クリーン)」の視察研修

2013/11/05 12:35 に 寺内昇 が投稿   [ 2013/11/28 16:19 に更新しました ]

2013年11月5日(火)

北竜町町内会長連絡協議会が、10月22日(火)北竜町役場会議室で開催されました。

浅野進 会長(碧水)、吉田保弘副会長(和東町)、吉田正則理事(美葉牛)、杉本徳夫理事(瑞穂)、大路直一監事(和)、北清敏美様(岩村)、出口宣伸様(古作)、滝下正夫様(共栄)、大路吉久様(板谷)、広瀬修一様(西川)、谷本明様(桜岡)、白石光一様(和町)、干場正様(和本町)、冨井廣様(19区)、松本勉様(三谷)、佐藤健一様(恵岱別)以上16名の町内会長が出席しました。


北竜町町内会長連絡協議会 
平成25年度 第3回北竜町町内会長連絡協議会
(撮影:2013年10月22日)


議案

1.平成25年度 町行政懇談会日程について
2.町民対話プロジェクト
3.自宅前送迎試験運行
4.第3回町内会長会議
5.平成25年度町内会補助金について

浅野進会長のご挨拶、町からの説明、そして質疑応答による話し合いが活発に行われました。


会議模様   浅野進会長   会議模様 

会議模様   役員   高橋利昌 課長 
会議模様


議会終了後、マイクロバスにて、「中・北空知廃棄物処理施設(エネ・クリーン)」の視察研修のため歌志内市へと移動。

通称「中・北空知エネクリーン」は、14の市と町の広域から収集された可燃ごみを、安全でクリーンに処理するごみ焼却処理施設です。

中・北空知廃棄物処理広域連合は、このごみ焼却処理施設を北海道歌志内市に建設。

「中空知衛生施設組合」「砂川地区保健衛生組合」「北空知衛生センター組合」の3組合から送られてきた「一般可燃ごみ」「可燃性破砕残さ」「資源ごみ処理後の可燃物」の焼却処理を行うことを目的に、施設の管理・運営に関する事務を行っています。


▷中・北空知廃棄物処理広域連合(通称:中・北空知エネクリーン)

・中空知衛生施設組合:滝川市、赤平市、新十津川町、雨竜町
・砂川地区保健衛生組合:砂川市、歌志内市、上砂川町、奈井江町、浦臼町
・北空知衛生センター組合:深川市、妹背牛町、秩父別町、北竜町、沼田町


▷ 建設工事の概要

(1)発注者 :中・北空知廃棄物処理広域連合(管理者:前田 康吉 滝川市長)
(2)施設名 :一般廃棄物焼却処理施設「(愛称)中・北空知エネクリーン」
(3)施設規模:ストーカ式焼却炉(85t/日=42.5t/日×2炉)、発電能力:1,770kW
(4)所在地 :北海道歌志内市字東光30番地17
(5)完工  :平成25年3月31日


▷ 運営委託事業の概要

(1)発注者 :中・北空知廃棄物処理広域連合(管理者:前田康吉 滝川市長)
(2)事業名 :一般廃棄物焼却処理施設長期包括委託事業
(3)事業期間:平成25年4月1日~平成40年3月31日(15年間)
(4)受託者 :中・北空知環境テクノロジー株式会社


「中・北空知エネクリーン」では、福島恒雄さん(中・北空知環境テクノロジー株式会社 所長)が丁寧にわかり易く説明してくださいました。施設は、整理整頓が行き届き清潔。ゴミの匂いは皆無で驚きました。

1.この施設では、2つの高炉により、1日合わせて85トンの
  焼却を行っています
  (数量は日によって変化し、多い時で120トンを焼却)

2.可燃ごみは、プラスチック、ビニール、木のチップ、玉ねぎの皮、
  トウモロコシ等で、資源ごみ、粗大ゴミ、生ごみの搬入はありません

3.焼却炉で発生した熱は850度~950度。この熱により発生した蒸気で、
  蒸気タービン発電機を利用して発電が行われています
 ・施設内の電気はすべて、このゴミの焼却から発生した電力。一日1600Kwくらいの電力を発生
 ・一日の消費電力は500Kwくらいなので、残りの1100Kwの電力は、北海道電力に売却しています

4.ゴミ運搬トラック(10トントラック)が、ブラットホーム内
  の計量器でゴミの量を計測
  (2回計測)一日60トンのゴミが搬入。ゲートは3門

5.ごみピットに入れられたゴミは、ゴミクレーンによって、
  燃焼効率を上げるためにゴミを撹拌。ごみ投入ホッパーへ
  投入され焼却炉へ
 ・ごみピットは、満タンで600トン受け入れ可能。
  (一日85トン×7日分)


6.焼却炉:1号炉、2号炉
 ・焼却炉の温度は、850度~950度
 ・焼却炉は階段式となっており、可動式と不可動式の階段状になったところを
  流れて落ちていく(移動しながら、効率よく燃やされていきます)

7.灰冷却装置で冷やされ、焼却灰として、ごみ処分場へと送られる
 ・焼却炉のゴミは、1時間~1時間半かけて灰となる。
  ゴミ100kgに対して12%~13%が灰になる
 ・灰は、3km離れた処分場へと運ばれ、埋め立て処分となる

8.灰ガスの処理
 ・減温塔へ送られ、灰ガスに冷却水を噴付することで温度を下げる
 ・灰ガスを急冷することで、ダイオキシン類の再合成を防ぐ効果がある
 ・ろ過式集じん器に運ばれる。ここで、灰ガスに含まれる煤塵や
  塩化水素、硫黄酸化物などの有害物質をロフという特殊フィルターで
  取り除く
 ・取り除かれた「飛灰」は、薬剤をまぜることによって、
  無害化される
 ・無害化された飛灰は、灰積み出し場へと送られる
 ・焼却灰や飛灰は、ダンプトラックで最終処分場へと搬送
 ・灰ガスの温度は250度。 途中減温塔で、水をふいて温度を
  160度に下げる
 ・ろ過式集じん器に通す。バグフィルターでは、環境に有害な
  塩化化合物、窒素化合物をろ過していき、
  クリーンな空気だけを煙突から出していく
 ・灰ガスの中にはいっている灰は1%~2%。
  ゴミの灰とあわせて、15%の灰となる

9.ゴミを燃やした熱の有効利用:
 ・焼却炉で発生した熱は850度~950度
 ・焼却炉の上部にあるボイラーでは、この熱を使って水を蒸気に変える
 ・ボイラーの壁は、水の通る管で取り巻かれていて、この管に水が流れ熱せられて蒸気となる。
  発生した蒸気で、蒸気タービン発電機を利用して発電をおこなっている
 ・蒸気タービン発電機は、1時間あたり、最大1,770kw発電
 ・発電した電力は、室内の機器に使われ、余った電力は電力会社に売却

10.全体を管理する中央制御室
 ・モニターには、機器の稼働状況や施設内外の映像が
  リアルタイムで映しだされ、それらすべてを人の目でチェック
 ・24時間体制で監視
 ・職員35名。24時間365日体制で、1班5名で4班で
  シフトを組む(朝8時半~夕5時半、夕5時半~翌朝8時半
  までの勤務交代制)


▷「中・北空知エネクリーン」の3つのポイント「自動化」「公害防止」「余熱利用」

1.集中管理システムで、ごみ焼却処理の運転を効率よく、安全に行っています
2.ごみ焼却で発生する排ガスに含有する有害物質を取り除き、環境保全に努めています
3.ごみ焼却時に発生する熱源を電力に変え、施設内の機器に使用。
  さらに余った電気は電力会社へ売却して、熱エネルギーの有効利用を行っています


「中・北空知エネクリーン」施設における、安全で合理的な素晴らしい循環を学ぶことができ、大変勉強になりました。ありがとうございました。

こうした最新技術のシステムを理解した上で、生活環境の中で私達の努力すべき行為は、生活ごみの減量化と資源の有効利用です。ごみを捨てる前に、物への愛着、再利用を十分考慮し、さらにごみの分別による再資源化をじっくりと丁寧に行う努力が必要になってきます。


中・北空知廃棄物処理施設(エネ・クリーン) 
中・北空知廃棄物処理施設(エネ・クリーン)


偉大なる地球に存在する素晴らしい大自然の営み、

この美しい自然を守ることができるのは
ここに生きる人間の一人一人の小さな心がけ。

永遠に愛する地球のかけがえのない生命力に

大いなる愛と感謝と祈りをこめて。。。


環境データ表示板   懇親会へ   夕暮 
左:環境データ表示板(本日の蒸気タービン発電出力:1526KW)


◆ 中・北空知エネクリーン

 事務局:北海道歌志内市字東光30番地17
 Tel:0125−42−5389


◆ 関連ページ

北竜町 町内会紹介ページ


◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文章=寺内郁子


桜岡町内会(さくらおかちょうないかい)

2013/09/16 16:03 に 寺内昇 が投稿   [ 2014/06/20 3:41 に更新しました ]

〒078-2503 北海道雨竜郡北竜町和(字和の境界線) 

概要                                                      会長のお話    元気いっぱい    風景    関連ページ    Top ▲

 町内会名  桜岡 町内会(さくらおか)
 戸数 / 人口  55戸 / 138名(9月1日現在)
 高齢者数 / 高齢化率  40名 / 29% (9月1日現在)
  班数  5班


谷本明 会長のお話                                          概要    元気いっぱい    風景    関連ページ    Top ▲

谷本明 会長 桜岡町内会・谷本明会長(66歳)にお話を伺いました。

・和市街地の5町内会の内のひとつで、JAきたそらち北竜支所、和駐在所、和保育園、竜泉寺、弘徳寺、禅林寺などがあります。
・桜岡町内会は、5班に分かれていて、55戸138人。高齢者(65歳以上)は40人で高齢化率29%
・農業を営む人は殆どいなくなり、若い人や子どもたちも数えるほどしかいません。勤め人が多い町内会です
・50代の方が比較的多く、町の役場、又は近隣の町で働いています
・行事を行っても、出席する人々も限られてきています

行事
<町内会>
 ・パークゴルフ大会:毎年7月に開催で、今年で12回目。参加者15~20人
 ・ビールパーティ:夏の中心的イベントで参加者およそ40人
 ・町民体育大会:8月下旬開催。雨で大会が中止になっても、「ひまわり青年会館」で親睦会を行っています
 ・年末の総会:年間の決算と新年度の予算の報告発表が行われる為、新年会の開催はありません。役員は1年交替制、総会で決定されます

<老人クラブ> ふれあい交流会・総会が開催され、食事やゲームをして楽しみます
<婦人部> 集まって町内の清掃をしています

町役場との情報共有

・町長が率先して町民に気軽に声をかけ、町民の声に耳を傾けてくださるので、意見が言い易くてありがたい状況です
・町内会長会議が年に何回か開かれていて、その時に町内の問題を提出し、話し合いが行われています
・行政懇談会で意見交換などが行われており、課題や問題点については、町がしっかりと対応してくれています


町内会が抱える課題

町内会には、高齢かつ単身で生活していらっしゃる方が増え始め、ご夫婦でお住まいでも足腰の不自由な方も増えていらっしゃいます。日常品の買い物や、介護ヘルパーの派遣など高齢者の方々への対応について今後考慮すべきことが増えていくと思います。

町への想い
ヘルシーウォーキング 北竜町は比較的大きな災害も少なく、綺麗でいい町です。また、いざという時の町民の人々の一致団結力は、とても強いです。同期会などを開催しては、同級生が集合し親睦を深めています。また還暦のお祝いには、その年の厄年の町民の方々に、厄祓いの意味をこめて、紅白のお餅が配られます。

「私達夫婦はスポーツが趣味。身体を動かすことが大好きで、一日最低1万歩は歩いています。パークゴルフ、フットパス、マラソン、歩くスキーなど。元旦マラソンから始まり一年を通して夫婦一緒に楽しんでいます」と運動を通して、人々との繋がり、交流をご夫婦で楽しんでいらっしゃる谷本さんです。
息子さんが、今年札幌から北竜町に戻られて「北竜ひまわり整骨院」を開業。アスレチックトレーニングから高齢者の方々の治療まで、北竜町の元気の源になっています。

将来の夢

「運動して健康で長生きしたいですね」と優しい笑顔でお話くださった谷本会長。いつも明るくお元気な谷本さんと奥様は「健康と癒やしの町・北竜町」の理想的なご夫婦であり、とっても素敵な仲睦ましいお二人です。


元気いっぱい                                                    概要    会長のお話    風景    関連ページ    Top ▲

桜岡町内会で頑張っている藤信清彦さん(34歳)を、谷本会長に紹介していただきました。

 藤信清彦さん(34歳)のお話
藤信清彦さん
藤信清彦さんは、北竜町生まれ、北竜町育ち、和保育園、真竜小学校、北竜中学校を卒業後、深川西高校へ進学。高校卒業後、滝川市の建築設備会社へ就職。7年の勤務を経て、北竜町へ戻り、(株)北興建設に勤務し、現在8年目を迎えます。

(株)北興建設の社員として北竜町の道路・河川管理、公営住宅などの建築・管理に町中を走り回ります。
さらに、冬期は、特定非営利活動法人NPOひまわりに出向して、町の生命線である道路などの除排雪業務を遂行。
夏期は、B&G海洋センターの指定管理者をNPOひまわりが受託していることから、教育委員会主催の様々なイベントに指導員として参加しています(藤信さんは、アクアインストラクター有資格者)。

 何事も楽しむ心をもって!

いままでやってきたことで一番大変だったことはという質問に対して、
「大変なことは沢山ありますが、大変な分だけ楽しんでやっています」

ヘルシーウォーキング ・楽しいイベントとしては、商工会青年部として参加する、夏の「わんぱく夏まつり」、冬の「ゆきんこまつり」です
・北竜町の子どもたちにいい思い出をつくってあげたいという想いが、町の若者達に強い。自分たちには、小さい頃の楽しかった思い出が心にあります。自分たちが町の先輩からしてもらったことを、今の子供達にできる限りやってあげて、楽しい思い出を作ってあげたいと思います
・イベントがマンネリ化しないように、仲間でいろいろアイデアを出し合って、変化のある楽しいイベントを考えて実行しています。若い人たちが賛同し、様々なイベントが盛り上がってきています
・最近、仲間の間でいろんな意見が飛び交います。その中で「自分たちの町は、こんなに楽しい、いい町なんだよ。自分たちが自ら楽しんでいけば、自然と楽しい町となり、子供達に楽しさが伝わっていくよ」と、話しています

自分たちが楽しめる町に、自分たちがしていけばいい。「何かをしなければいけない」のではなくて、楽しいことをすればいいと思っています。毎日の積み重ねの中で、自分たちが楽しく毎日を過ごしている姿を子供達に見せることが、子供達がこの町に残り、また、戻ってきてくれる大きな要因となるのではないかと思います。

 職業の枠を超えた若者たちの意見交換の場・交流
アグリファイター・ノースドラゴン
ここ4~5年の間に、農協青年部・商工青年部・役場青年部の交流が盛んです。
例えば、農繁期に、建設業から農業を手伝いに行くなど、現場同士が気軽に話してスピーディに対応する等。
また、ご当地戦隊ヒーロー「アグリファイター・ノースドラゴン」に、業種を超えて52名の若者が参加しています。

仕事には波があって人手が足りないときがあります。でも年間を通じて、ひとつの組織が人を抱えるまでの仕事はない。しかし、町全体として見ると、町には仕事があり人手が足りない。この悩み・問題を、職業・組織の枠を超えて、現場が気軽に相談できる場が大切になってきています。

この交流は、誰が音頭をとったわけでもなく、自然な成り行きで集まるようになった意見交換の場から発生したものです。上下の関係なく、ひとつの意見・アイデアに対して、自由に意見を出しあい、ぶつかり合い、交わっていく場。悩みをぶつけていく内に、なんとなく光がみえてくるようになる空間です。

職業の枠をこえて意見交換するうちに「自分に足りなものは何か」が見えてきます。いろんな商売をしている者が話し合いを通じて、問題解決の方法や取り組み方の違いに気づき、今までにない新しい方法を見つけることもあります。様々な付き合いの中から、本音も聞けるので面白いです。

 「北竜デザインくらぶ」は、硬さのない、ゆるい思考に基づいた若者の意見交換の場!
北竜町民大会
職業に関係なく若者が集い、意見交換する場として「北竜デザインくらぶ」が誕生しました。役職といった硬い役柄はおかない方針なのですが、一応「とりあえず会長」にJAきたそらち北竜支所の谷内健二さんが就任されています。

自分たちの考えを思いっきり言葉にして表現する場です。縛りも上下関係もない、ゆるい、自由な空間。みんなが同じテーブルで、それぞれの考えを交差させながら意見交換することは、ひとつのことをデザインすること。デザインする過程では、「長(トップ)」の存在はなく、ひとつの意見に対して、賛成意見・反対意見が交じり合いながら、自由に発展していきます。

顔の見えるコミュニケーションを大切にしているので、ミーティングは出席できるときに、出席できる人が集合。あくまでも趣味的な存在なので、飲食代はすべて割り勘。集まりには会計をおいていません。
今後、大きな模造紙に意見を自由に書き込んでいく「落書き」方法を提案してみたいと思います。

先日開催された「マチフェス」はそのひとつ。サンフラワーパーク北竜温泉が主催した行事ですが、「北竜デザインくらぶ」が内容の企画を担当しました。「北竜デザインくらぶ」は、事業を実施する団体ではなく、誰かが困ったときや悩んでいるときに、メンバーが職業を超えてアドバイスしたり力を貸したりする、ゆるい集まりなのです。

 「相互扶助」への原点回帰

こうした職業を超えた集まりは、突然発生したものではなく、いままで北竜町で脈々と受け継がれてきたもの、先輩たちが伝え渡してくれたものをしっかりと受け止め、それに応えていこうという考えが自然と広がってきたものです。

小さい町だからこそデザインできること。それは、町の中で職業の枠をこえて、みんなで考え、不足を補足し合い、協力しあえれば町全体が潤い成り立っていくのではないかという考えに基いています。
開拓団が原野を切り開き町を作ったときの「相互扶助の精神」という原点に戻っていく。原点回帰を、現代の流れに合わせて行うものです。

失敗ありきのゆるい集合体なので、今後「北竜デザインくらぶ」が、どのように変化し広がっていくのかはわかりません。みんなで意見を交差させながら、楽しんでやっていこうと思っています。

とキラキラと目を輝かせてお話くださった藤信清彦さん。


相互扶助
(イラスト:freepik)


こうした若者達の動きは、まさにこれからの世の流れであり、画期的なムーブメント。
この若者の集合体は、始まりも終わりもなく、失敗や成功の概念もなく、自然と考えが沸き起こり、常に活性化状態にある空間。アメーバーのように、どこを切りとっても本質が変わること無く、形をかえて変化し続ける生命体のように感じられます。

人口減少、経済の停滞、グローバリゼーションの波など、さまざまな波が見えています。
今、日本にそして北竜町に押し寄せてきている世の流れにいち早く気付き、流れをキャッチし、その流れにしっかりと乗っていこうという考えを持っている北竜町の若者たち。
時代をしっかり読んで、自分達なりに町をデザインするという考えが、北竜町の若者たちに沸き起こっているとは大変な驚きであり、実に嬉しいことです。北竜町の若者たちの頼もしさとカッコ良さをしみじみと実感した瞬間でした。


先人から受け継がれてきた尊い相互扶助の魂

業種を超えて、広がっていく若者たちの原点回帰の精神

「楽しむ心」を大切にする、カッコイイ若者たちに

限りない応援と愛と感謝をこめて。。。



風景                                                        概要    会長のお話    元気いっぱい    関連ページ    Top ▲

桜岡町内会の風景 
桜岡町内会の風景・町道など


桜岡町内会の地図 
桜岡町内会の風景(GoogleMapと連動


関連記事                                                     概要    会長のお話    元気いっぱい    風景    Top ▲

<特集記事> 北竜ひまわり整骨院(谷本光 院長)は北竜町の元気の源!(2013年5月22日)
故郷を愛し、北竜町の人々の幸福と健康を願って、日々真心を尽くして、施術が行われる「北竜ひまわり整骨院」です。
<特集記事>豊作と交通安全を祈願する北竜町「元旦マラソン」2013(2013年1月2日)
北竜町では、体育協会(澤田正人 会長)主催の「第30回元旦マラソン」が行なわれました。 1984年(昭和59年)にスタートした「元旦マラソン」は、今年で30回を迎えます。
<ひまわりの里> 4月30日のひまわりの里(2012年5月1日)
ひまわりの里は、一気に緑が芽吹き、フキノトウも春を謳歌しています。春のウォーキング中(谷本さん)。
<特集記事> スノーウォーキングで北竜町の青空と大地を味わう(2012年3月17日)
3月16日(金)、北竜町はこの日、真っ青な空が広がり、風のない、暖かなスノーウォーキング日和となりました。
<特集記事>第15回 川はともだち・わんぱく夏まつり 2012(2012年7月17日)
子供たちを中心に家族みんなで、水に親しんでもらい、水の大切さを知り、魚の生態を身体で実感することを目的としたもの。毎年、海の日に行なわれている事業です。
<特集記事> 小学生がライフジャケット浮遊初体験・第18回水中レクリエーション大会@北竜町B&G海洋センター(2011年8月4日)
「第18回水中レクリエーション大会 ~B&Gクリーンフェスティバル~」が、北竜町B&G海洋センターのプールで行われました。
<特集記事> 北竜町民スキー大会&ゆきんこ祭り(北竜町営スキー場)が開催されました(2011年2月11日)
時折、チラチラと雪が舞う中、お陽様も顔をのぞかせるスキー日和。たくさんの北竜町民・ご家族の皆さんが集い、盛り沢山のスキーイベントを思う存分楽しみました。
<特集記事>除雪・排雪作業(NPOひまわり・北海道北竜町)(2011年1月28日)
「NPOひまわり」の指定管理業務の一つである「除雪作業」について、法人の事務を所掌されている藤信清彦さんにお話をお伺いしました。


◆ 関連ページ

北竜町の町内会・紹介ページ
食の平和を守る「アグリファイター・ノースドラゴン」北竜町ご当地戦隊ヒーロー 紹介ページ


◇ 撮影・編集=寺内昇  取材・文=寺内郁子 (撮影・取材:2013年9月)


和東町町内会(やわらひがしまち)

2013/06/30 16:33 に 寺内昇 が投稿   [ 2014/02/04 4:00 に更新しました ]

〒078-2503 北海道雨竜郡北竜町和(字和の境界線) 

概要                                                      会長のお話    元気いっぱい    風景    関連ページ    Top ▲

 町内会名  和東町 町内会(やわらひがしまち)
 戸数 / 人口  80戸 / 137名(3月1日現在)
 高齢者数 / 高齢化率  86名 / 63% (3月1日現在)
  班数   7班


吉田保弘 会長のお話                                          概要    元気いっぱい    風景    関連ページ    Top ▲

吉田保弘 会長
和東町・吉田保弘 会長(72歳)にお話を伺いました。

北竜町で最も高齢化率の高い町内会

和東町・町内会は、北竜町の16町内会の中でも高齢化率の高い町内会です。3月1日現在で、高齢化率63%。世帯数は、32戸。

今から、70年程遡る1945年代(昭和20年代)、和東町には、JR札沼線「和駅」があり、和市街地の中心でした。
和駅は、1972年(昭和47年)、JR札沼線・新十津川駅〜石狩沼田駅間 (34.9km) の廃止により、和駅も廃止となりました(参照:Wiki

▶ 町内会の集会など

・集会:新年会(1月)、町民運動会(8月末)、総会(年末)草刈り
・新年会には、家族で集合。お弁当、お菓子、お酒、ゲームなどで家族で親睦を深めます
・年1回の清掃活動:ゴミ拾い、掃除、草取り(清掃活動をみんなで行なっていると、ゴミを捨てないという意識が高まる)
・葬儀:2~3班が集まって、お手伝いをします

▶ 葬儀:町内会の互助精神の表れ

庭先の花 昔は、会場作り、食事、お茶、お菓子などほとんどのことを、班の人々がおこなっていました。最近は、業者に会場づくりとお料理を任せ、お茶、お菓子、全体調整などを町内会長を中心に班の人々のお手伝いで行なっています。

「お葬式は、地域で一生お付き合いしてきた方へのお別れの儀式です。
葬儀屋さんに頼めば、全部やってくれますが、町内会で私達がお手伝いさせていただくことは、長い間お付き合いし、活動していただいた方への感謝の気持ちです。
町内会は、何ごとも、助け合う互助の精神で成り立っています。機会あるごとに、皆さんが集まり、人々の結びつきが深まり、お互いをより理解し合うことができます。
葬儀における町内会の皆さんのお手伝いは、町内会の互助精神の表れであり、とても意義のあることだと思います」

という吉田さんのお言葉は、地域で行われている葬儀の在り方を物語っています。


▶ 若者が定住できる町を目指したい

若い人たちが定住できる環境を作るには、土地の提供と産業の発展が望まれます。
土地についての強みは、土地代が安いこと。しかし、その半面、北海道は雪が多く、建築においても耐雪型住宅に費用がかかります。
北竜町の「やわら団地」は好評で、若い夫婦が家を新築していると聞きます。和東町では空き家が増えているので、町で更地にして団地分譲として販売してくれれば、和東町町内会にも若者が家を建ててくれるのではないかな、と思ったりします。
 

▶ 産業の発展を望む

町内の産業としては、「(株)藤岡建設」「北竜ダンボール(株)」「(有)ファッションひまわり(縫製工場)」などがあります。
・(株)藤岡建設:災害時の復旧工事、道路舗装工事など、町を支える重要な産業です
・北竜ダンボール(株):40年近歴史ある会社。大きな工場ではできない、小口のものを生産しています。
・(有)ファッションひまわり(縫製工場):現在、自衛隊の服などを受注しています
・以前、企業が町外から入ってきたことはあったのですが、需要と供給のバランスが上手くいかず、撤退していきました。

▶ 偉大なる先輩の方々への感謝の想い
ひまわりの街灯

「現在の北竜町は、先人の方々の偉大なる功績と努力の積み重ねの賜物です。地元の産業の振興の為に、骨身を惜しまず尽くしてくださった方々に深く感謝しています。
幼い頃、自宅で父と政治論議を交わしていた北正清氏の面影、農協で40年勤務していた時の後藤三男八組合長の教訓、土地改良区理事長を29年間歴任された松原作造氏、北竜町長を9期36年間務められた森正一町長の方々の偉大なる功績は、北竜町の歴史上、筆舌に尽くし難いほど重要な存在となっています。
皆さん、北竜町の将来のことを真剣に考えて、町民を決して裏切らない行政をおこなっていらっしゃいました。
時には、大声で議論をつくし、そして町長・農協組合長が同じ方向を向いて、町の発展に尽くしてくださったのです。
また、若い職員の言葉にも素直に耳を傾けて聞き入れてくださったので、当時私達は、前向きに仕事ができたことを大変有難く思いました」

と吉田さんは、先人の方々への感謝の気持ちを、言葉を噛み締めながら、熱く語っていらっしゃいました。

元気いっぱい                                                    概要    会長のお話    風景    関連ページ    Top ▲

▼7月で1歳になる光くん、奥様と一緒に    
数馬崇克さん和東町で頑張っている「味処・八八(やはち)」の2代目・沖野学さん(38歳)を、吉田会長にご紹介していただきました。

 沖野学さんは和東町出身

真竜小学校、北竜中学校、深川西高校を卒業後、札幌で料理修行。21歳のときに北竜町に帰町。 何もなく田んぼや畑だった北竜町、商店が立ち並び盛況だった北竜町(靴屋、呉服屋、魚屋、豆腐屋などなど)、人口が減少し、商店がひとつずつ閉店していく北竜町の町の変化を見ながら、育ってきました。

家の飲食店を継ぐために、札幌で8年間修行(寿司屋を5年、イタリアン(ダイニングバー)から居酒屋 3年)し、帰町。両親と一緒に「八八」盛り立てて12年が経過しました。

屋号「八八(やはち)」は末広がり

味処八八(やはち)お店は、お父様の沖野昭夫さんが、1974年(昭和49年)に「沖野寿司」を創業。学さんが、札幌での修行から戻ってきたと同時にリニューアルし、二階を宴会場に。「八八(やはち)」と屋号を変更。末広がりの「八」を2つ並べて八八。末永く、広がっていくことを願って、学さんが命名しました。

町の活動に積極的に参加

高校3年生の時から、商工会青年部の先輩に呼ばれては参加。2000年(平成12年)から、商工会青年部、北竜町消防団に参加し活動しています。

受け継がれている先輩達の「粋」

先輩と一緒に飲んでいると奢ってくれたり、「ほら、タクシー代。これで帰れ」と帰りのタクシー代を先輩がだしてくれたりします。北竜町には「粋」な先輩が大勢いらっしゃいます。 自分たちも、この感謝の気持ちを先輩に返すのではなく、後輩に受け継いでいきたいと思います。

オリジナリティあふれる「八八」のメニュー

ひまわりピザ(生地の中にひまわりの種の粉末入)、チーズオムレツ、タコわさび、オムソバ、グラタン、ラーメンサラダ(メンマ&ナルト入、オリジナル中華ドレッシング)などオリジナルメニューが並びます。

これからの北竜町に望むこと
沖野学さんのお母さん作「刺繍作品」  
味処八八(やはち) 「『町を盛り上げていきたい』という気持ちで様々な活動に参加しています。(アグリファイターノーズドラゴン、商工会青年部、スポーツ推進員、消防団、真竜神社御輿会など) 将来的に考えていることは『先輩に教えて戴いたことを受け止めて、自分が行動することによって、後輩にしっかりと伝えていきたい』ということです。
北竜町は先人の方々から受け継がれていることが多く、それを後輩に伝えていくことが、僕達の任務だと思います」


北竜町をふる里とする人々へのメッセージ

「たまに帰っておいで!待っているよ!」

と優しい笑顔で語る沖野学さんです。

─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─


先輩方の教えをしっかりと受け止め、

次世代へ受け継がれ流れていく魂。


故郷をこよなく愛する

先輩の尊き魂と若者の純粋な魂の強い絆に、

限りない尊敬と感謝と祈りをこめて。。。



風景                                                        概要    会長のお話    元気いっぱい    関連ページ    Top ▲

碧水町内会の風景 

和東町町内会の風景・町道など

和本町町内会の地図 
和東町町内会の風景(GoogleMapと連動


関連ページ                                                     概要    会長のお話    元気いっぱい    風景    Top ▲

<特集記事> 第41回「北竜町ひまわりオリンピック大会」2012の開催(2012年10月12日)
北竜町ひまわり大学の大学生の方々をはじめ、各町内会の65歳以上のおよそ45名の方々が参加し、元気いっぱい競技を楽しんだ大会です。
<特集記事> 第15回 川はともだち・わんぱく夏まつり 2012(2012年7月17日)
子供たちを中心に家族みんなで、水に親しんでもらい、水の大切さを知り、魚の生態を身体で実感することを目的としたもの。毎年、海の日に行なわれている事業です。

<特集記事> 老人クラブ・和東町町内会「長生会」が沼田ダムと浄水場(北空知広域水道企業団)を見学(2012年5月24日)
老人クラブ・和東町町内会「長生会」(八田隆昌 会長)が「お元気会5月会」を開催。5月の月例会は、「ふるさと再発見の旅」。水道の水源地である沼田ダムと浄水場(北空知広域水道企業団)を訪れました。
<特集記事> 真竜神社秋季例大祭 2011(その4)御本祭(2011年9月10日)
9月9日(金)、午前9時から社殿にて宮入の儀式があり、御本祭が開始しました。御神霊を御神輿に移し、町内への行幸、御旅所への渡御が行われます。

<特集記事> 「モッフル」誕生・黒千石大豆&はくちょうもちのコラボ@ひまわりの里限定(2011年7月28日)
黒千石大豆 × ひまわり農産餅 × 沖野学さん(商工会青年部長)=モッフル もち米でできているからモッフル!
<特集記事> 平成23年度北竜町商工会青年部通常総会が開催されました(2011年4月13日)
北竜町商工会青年部通常総会が、北竜町商工会館で開催されました。向かって中央:部長・沖野学さん


◆ 関連ページ

北竜町の町内会・紹介ページ


◇ 撮影・編集=寺内昇  取材・文=寺内郁子 (撮影・取材:2013年6月)


和本町町内会(やわらほんちょう)

2013/06/02 14:58 に 寺内昇 が投稿   [ 2015/12/23 13:43 に更新しました ]

〒078-2503 北海道雨竜郡北竜町和(字和の境界線) 

概要                                                      会長のお話    元気いっぱい    風景    関連ページ    Top ▲

 町内会名  和本町 町内会(やわらほんちょう)
 戸数 / 人口  155戸 / 320名(5月1日現在)
 高齢者数 / 高齢化率  102名 / 32% (3月1日現在)
  班数   5班


干場正 会長のお話                                          概要    元気いっぱい    風景    関連ページ    Top ▲

干場正 会長 商店が中心の町内会

「和本町町内会は、もともと商店が中心の町です。役場、駐在所、郵便局、信用金庫、歯医者などが集中しており、通りには、魚屋、八百屋、豆腐屋などがひと通りずらっと並んでいました。しかし、人口の減少に伴い、徐々に商店がひとつずつ減って、現在では、数件残っているだけです。

そして、北竜町の中心部となっていたこともあり、和本町住民の中から、いままでに4人の方々が町長になられています。(山本幸司 町長、一関開治 町長、西野陽一 町長、佐野豊 町長)」

若者が増え、都会的な環境に変化している

「十数年まえから、家の建て替えや、団地の建設が行われたため、若い家族が増えています。
しかし一方では、昔からの町内イベントなどはどんどん減って、現在では町内会で集まって行う行事は、町民体育大会と町民文化祭くらいで、その他の行事はほとんどありません。
総会においても、出席するのは、ほとんど役員さんの方々です。

しかし、お葬式などいざという時は、若者たちも協力して積極的に手伝ってくれるので、大変助かっています。
公営住宅が建てられ、若い家族が増えているので、町内会が『都会的な環境』に移行しているように感じています」

「セイコーマートへきすい」の経営

干場正さんは、(株)セイコーマートへきすい(北海道雨竜郡北竜町碧水 Tel:0164-34-3224)の代表取締役をされています。

「セイコーマートの経営は1997年(平成9年)よりスタートしました。
当時、北竜町農協の合併に伴い、碧水にあった北竜町農協が所有していた『Aコープ』の経営を引き受けることとなりました。そして『(株)セイコーマートへきすい」を設立し、経営することとなりました。
経営にあたり、大変なこともたくさんありましたが、このセイコーマートが、お年寄りの方々の生活にとって、無くてはならない存在となり、皆さんに大変喜ばれていることが、何より嬉しいことです。頑張ってやってきてよかったと実感しています」

好きなことは「スポーツ&お酒」

「運動はなんでもやります。お酒も好きなので、人との付き合いは円満です。遊びでやらないのは、パチンコだけです」といつも優しい物腰の干場正さんです。 

元気いっぱい                                                    概要    会長のお話    風景    関連ページ    Top ▲

数馬崇克さん和本町内会で総務部長を努められている数馬崇克さん(39歳)消防職員(砂川出身で北竜町和本町在住)を、干場 会長にご紹介していただきました。

消防職員になったきっかけ

消防の仕事につく前は、電気関係の仕事をしていました。消防の仕事をするきっかけとなったのが、新聞での北竜町消防職員募集でした。
消防入所が1996年(平成8年)で、17年になります。北竜消防は、4台の内2台が大型免許の必要な消防車なので、大型免許取得が募集要項の条件でした。自分は大型免許を取得していたので、採用条件に適合しました。

消防の研修時代:北海道消防学校(江別市)

・研修期間は江別しにある北海道消防学校で学びました。4月~9月末(現在8月末)までの期間です。
・「北海道消防学校」は、消防士採用試験に合格した自治体消防の新人職員等を育成する学校。消防職員として必要な基礎知識や技術を習得し、厳しい各種訓練を経て、即戦力として警防活動に対応できるように学びます。

深川消防組合

1市5町(深川市、妹背牛町、秩父別町、北竜町、沼田町、幌加内町)で組織。
救急管轄地域は3ブロックにわかれています。
 ・深川消防署管轄地域(深川、妹背牛、秩父別)
 ・沼田支署管轄地域(沼田、北竜)
 ・幌加内支署
北竜町消防の場合、沼田支署に救急負担金を支払っており、同支署から救急車が発動されます。緊急発令は、深川消防署から沼田支署に連絡がいくことになっています。
119番は北竜消防に入り、沼田支署やドクターヘリの出動を要請します。

・ドクターヘリの本来の役割は、救急患者を早く運ぶためのものではなく、ヘリの機内に救急医療用の医療機器等を装備し、救急医療の専門医及び看護師が同乗して、一刻も早く初期治療を行い、傷病者を速やかに現場から医療機関に搬送することができる態勢をつくることです。

 北竜消防で仕事
北竜消防
・庶務係長として経理関係や事務を行っています。ま車両整備や消防水利整備などをする「警防」の業務にもついています。
・訓練は、通常は職員で行う火災出動訓練、心肺蘇生法等の普通救命講習会を行なっています。また、沼田支署と合同で行う救急救助訓練が、年1回10月に開催。この訓練は、廃車を使用し、実践的な交通事故を想定し、敏速な救助を訓練するものです。
・「日勤・日勤・24時間勤務・非番・公休」の交代制(通常土曜日、日曜日は勤務を割り振らない体制となっている)となっています。

好きなもの

・中学時代、地域のスキー競技チームに所属し、スキー・アルペン競技の全国大会で優勝。
高校3年まで滑っていましたし、一時期コーチとして指導していたこともあったのですが、数年前から選手が減ってきて最近はほとんど滑っていません。たまに、山にいくことはありますが・・・
・ゴルフが好き。現在腰を痛めているため、休止中ですが復帰したいです。
・アウトドアスポーツが好きで、家族(奥様と3人の娘さん達)と一緒に、ワゴン車でキャンプにいきます。いろんな所に行きますが、赤平市のエルム高原オートキャンプ場などはお気に入りの場所。キャンプ場の敷地内には「家族旅行村」があり、温泉施設、ロング滑り台、バーベキューハウスなどいろいろ楽しめます。

─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─


地域住民の尊い命と安全を守るために

限りない使命感と危険に立ち向かう勇気をもって

日夜、命をかけて立ち向かう勇敢な消防士の皆さんに

大いなる尊敬と感謝と祈りをこめて。。。


風景                                                        概要    会長のお話    元気いっぱい    関連ページ    Top ▲

碧水町内会の風景 
和本町町内会の風景・国道沿い

碧水町内会の風景 
和本町町内会の風景・町道など

和本町町内会の風景 
和本町町内会の風景(GoogleMapと連動


関連ページ                                                     概要    会長のお話    元気いっぱい    風景    Top ▲

<特集記事> 北竜消防・創立100周年を飾る「出初式」2013(2013年1月11日)
北竜消防(深川地区消防組合北竜消防団北竜支署・井上幸治 支署長)の出初式が、1月8日(火)北竜消防庁舎前にて厳格に行なわれました。
<特集記事> 除雪・排雪作業(NPOひまわり・北海道北竜町)(2011年1月28日)
1月28日の早朝、窓に取り付けられた温度計は、マイナス23℃。まさに「しばれる~!」。吐く息が凍ってしまいそうな程の空気の中、透き通るような青空が広がっています。
<特集記事> 第62回北空知連合消防演習(北海道深川市)に身も心も引き締まりました(2010年7月26日)
天まで届く程の突き抜けるような青空の下、燃えるように真っ赤な消防車が21台。ずらり整然と並ぶ風景には、圧倒されました。


◆ 関連ページ

北竜町の町内会・紹介ページ


◇ 撮影・編集=寺内昇  取材・文=寺内郁子 (撮影・取材:2013年5月)


碧水町内会(へきすい)

2013/04/30 1:05 に 寺内昇 が投稿   [ 2013/06/02 15:29 に更新しました ]

〒078-2503 北海道雨竜郡北竜町字碧水(字碧水の境界線)  

概要                                                      会長のお話    元気いっぱい    風景    関連ページ    Top ▲

(2013年4月10日現在) 
 町内会名  碧水町内会(へきすい)
 戸数 / 人口  67戸 / 169名
 高齢者数 / 高齢化率  66名 / 39%
 班数   5班
 スローガン(平成25年度) 「和と心のまちづくり」
1.いつも笑顔で挨拶を交わしましょう
2.花を育て、家の周りの清掃など環境美化に務めましょう
3.スポーツやウォーキングなど明るく健康な毎日を過ごしましょう
4.交通事故に遭わない、起こさないよう日々に注意しましょう


浅野進 会長のお話                                          概要    元気いっぱい    風景    関連ページ    Top ▲

浅野進 会長 「これからの時代、高齢化が進む中で、町内会の果たす役割は大切なものになってくると思います。
 新年会は夫婦揃って参加される方も多く、50年近く継続しています。
 将来的には、独居老人の方の連絡先の確認、買い物や通院の足(交通手段のバス・ハイヤー)の確保など、今後の対応方法(実態調査等)をじっくり検討していかなければならないと考えています」と浅野会長。

※ 2013年4月現在、碧水町内会は 67世帯の内 9戸が65歳以上の独居老人となっています。

碧水町内会の行事等についても、いろいろお話くださいました。

行事・活動

・ゴミ拾い・草刈り・道路の清掃(6月、8月)、神社の祭り(9月)などを行なっています。

・秋のお祭りは、以前は子供から年寄りまでみんなで参加していましたが、稲作に加え、花卉(かき)・メロン栽培などで農家が忙しくなり、高齢化が進んできたため、今年から余興が中止となります。

・ボランティア活動においても、屋根雪おろしや、花の植栽など行なっていましたが、活動も減少しています。町内会の人数も多い時期に比べると半分になっています。町の人口も1961年(昭和36年)のピーク時には、6,500人だったものが、現在では約2,100人程と、3分の1に減少しているのが現状です。

・町内会では、町内会ごとにまとめて配布される毎月の広報誌を班長さんが各家庭に配布。また町内会毎にスローガンを決めて、協力しあい、心をひとつにして活動しています。交通安全教室、火災予防教室、健康教室など積極的にひらかれています。

・街路灯は町内会が中心に寄付金を集めてつけたのが始まりです。今のひまわり街路灯は、100年記念事業として、56基が設置されました。

浅野進 会長 町内会長連絡協議会

各町内会長で組織されているのが町内会長連絡協議会。町内会長相互の親睦を深め、地域住民の福祉の向上、行政の円滑化を図り、町の発展に寄与することを目的としています。

・会長1名、副会長1名、理事2名、監事1名、任期は1年、毎年1月の総会開催

・主要事業は、町内会長研修旅行の実施、町への要望、意見集約、歳末助け合い募金の協力等。町内会長研修旅行は年1回行われており、去年は、歌志内市一般廃棄物処理施設の見学実施。今年はゴミ処理場の運転状況の実態の視察を予定しています。

 町内会役職

・役職として、会長、総務部長、会計部長、監事、評議員、班長(1班~5班)、婦人部長、婦人副部長、青年部長、長命会長、安協支部長、安協代議員、体育協力委員、統計調査委員、子供会育成会長、消防後援会、神社総代、太子講役員、振興協議会委員、健康づくり推進協力員、福祉委員等があり、多くの方々のご協力を頂いております。


元気いっぱい                                                    概要    会長のお話    風景    関連ページ    Top ▲

加藤亮(27歳)さん、光代(27歳)さん 碧水町内会・浅野進会長に、碧水で頑張っている若い農家ご夫妻を紹介して戴きました。
花卉、水稲、メロンの栽培を営まれていらっしゃる、加藤亮(27歳)さん、光代(27歳)さんご夫妻です。

お二人の出会い

お二人とも、深川西高校が出身校。1学年先輩だった光代さんと亮さんは、吹奏楽部で一緒に学び、お付き合いが始まったそうです。お二人とも、楽器はホルン演奏。

▶ 農業を始めるきっかけ

「高校3年のとき、兄が自衛隊員だったこと、そして、両親からは『好きなことをやってもいいよ』と言われていましたが、せっかく土地もあるし、両親が農業をやっているということもあり、農業の道を選択しました。特に、メロンを栽培していて、親戚の人々に美味しいと喜んでもらえたことが嬉しかったのも、きっかけのひとつになったように思います」と輝く笑顔で答えてくださった亮さん。

▶ 現在の仕事

花卉、水稲、メロンの栽培。花卉と水稲の農作業が重なる時期は、重労働。ご夫婦で力を合わせ、協力し合って頑張っています。

水稲種まき  マット敷  マット敷  加藤亮(27歳)さん、光代(27歳)さん 

▶ 好きなもの
ミニバレー・亮さんの得意なスポーツは、ミニバレーボール。町内外の試合等に参加して活躍中。
・お二人とも、音楽好きで、時間があるときには、お二人で一緒にホルン演奏を楽しんでいらっしゃるそうです・・・しかし、練習する場所と時間を生み出すの至難の業。自然が相手の農業は、刻一刻と変化する天候との戦い。週末の休みなどありません。
・光代さんは、亮さんの大切なパートナーとして、農家のお手伝いをしながら、お誕生3ヶ月になる可愛い女の子「咲ちゃん」の子育て奮闘中。

▶ ご家族
閉会の辞・加藤宰 副団長
・お二人が農作業中は、咲ちゃんの子守りをして可愛がってくださっているのは、曾祖母の智枝子お祖母様。辰年生まれの今年85歳、お元気で優しい、ひいおばあちゃまです。

・お父様の加藤宰さんは、ご夫婦で農家を営む一方、現在、深川地区消防組合北竜消防団副団長を務められていらっしゃいます。趣味でそば打ちを楽しみ「そば食楽部北竜」の会員として、そば打ち四段の腕前をもつ、とても頼もしい方です。
ビビ(bibi)ちゃん
・お母様の美子さんは、農家での大切な役目を果たしながら、町の民生委員として、また、町内会婦人部の部長さんとしてご活躍されていらっしゃいます。町の皆さんに深い信頼があり、頼り甲斐のあるお人柄です。

・可愛い愛犬の「BiBi(ビビ)くん」(ゴールデンレトリバー)も、ハウスの脇で、「カンバレ、ワンワン!!!」と働く皆さんのことを応援してます。


─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─


素晴らしいご家族に見守られながら、
初々しくもキラキラと輝いている加藤亮さん・光代さんご夫婦。

ご家族おひとりおひとりが 持ちえる才能をしっかりと発揮しながら

連携し合い、協力し合って、ご家族がひとつになって

命育む農業を成し遂げていくことに

たくさんの応援と感謝と祈りをこめて。。。


風景                                                        概要    会長のお話    元気いっぱい    関連ページ    Top ▲

碧水町内会の風景 
碧水町内会の風景

碧水町内会の風景 
碧水町内会の風景(GoogleMapと連動


希望の塔:この地を育っていく子供達に夢を託して建てられた塔
希望の塔
・1974年(昭和49年)12月3日建立
・三側面は、知・徳・体を表し、家庭教育、学校教育、社会教育を表す
・塔の高さ:167cm(当時の日本人の平均身長)
・底面:47cm(肩巾)
・三角錐:天に向って伸びる人間の可能性を示す


 碧水郵便局:1938年(昭和13年)12月開設
碧水郵便局
浅野一義氏が、農業を営みながら、郵便局の誘致を求め、精力的に要請活動を続ける。三年の歳月の末、1936年(昭和11年)12月に無集配郵便局三等局として認可される。

初代局長に浅野一義氏(当時26歳)が任命される(浅野一義氏は、碧水町内会長・浅野進氏のお父様です) 。


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<特集記事> ホワイト・クリスマスにグループホーム碧水(NPO法人 リスペクト)を慰問(2012年12月27日)
気温は、氷点下20度を超え、空気は、ダイヤモンドダストでキラキラと輝いています。素敵なクリスマスを迎えました。
<特集記事> 町民対話プロジェクト(碧水コミュニティセンター)が開催されました(2012年12月17日)
「町民対話プロジェクト」が碧水コミュニティセンターで、およそ30名の町民の方々の参加のもと開催されました。
<特集記事> みどり団地公営住宅建設(2期)工事の検定が行われました(2012年11月13日)
澄み渡る青空の中、高齢者向け「みどり団地公営住宅」建設(2期)工事の検定が、佐野豊町長をはじめ、関係者の方々により行われました。
<特集記事> 碧水地区老人クラブ「碧水長命会(村井宣夫 会長)」で音楽会の開催(2012年4月17日)
碧水長命会の平成24年度総会とイベントのひとつである「音楽会」が行われました。20名以上の会員の方々が参加され、楽しんでいらっしゃいました。
<特集記事>グループホーム碧水(NPO法人リスペクト)で地域が繋がる(2012年2月21日)
民舞みずほ会」と「北竜カラオケ同好会」の方々が、「認知症高齢者グループホーム碧水(へきすい)」を慰問され、「大人の愛」を熱演してくださいました。
<特集記事> 詩吟碧水道場(金山サワ 代表)北竜町文化連盟(2012年1月28日)
詩吟碧水道場(金山サワ 代表)が開催されました。集合場所は、碧水地区の「しずや食堂」。佐崎シズ子さんご夫婦が開業され、現在は、息子さんご夫婦が受け継いでいらしゃる町の食堂です。
<北竜町の宝もの> 屋根の雪下ろし@グループホーム碧水(2012年1月27日)
雪雲から太陽が顔をのぞかせた日、北竜町碧水地区にある、認知症対応型共同生活施設「グループホーム碧水」では、(株)北興建設の5名の皆さんによって、屋根の雪下ろしが行われました。


◆ 関連ページ

北竜町の町内会・紹介ページ


◇ 撮影・編集=寺内昇  取材・文=寺内郁子


三谷町内会(みたに)

2013/04/30 1:05 に 寺内昇 が投稿   [ 2015/10/13 16:34 に更新しました ]

〒078-2513 北海道雨竜郡北竜町字三谷  

概要                                 会長のお話     元気いっぱい     風景     合併に関する経緯     関連ページ     Top ▲

(2015年10月1日現在) 
 町内会名  三谷町内会(みたに)
 戸数 / 人口  65戸 / 191名
 高齢者数 / 高齢化率  88名 / 46%
 班数   10班

山下好晴 会長のお話                概要     元気いっぱい     風景     合併に関する経緯     関連ページ     Top ▲

山下好晴 会長昔、北竜町は24区に分かれていました。その時代から今回の合併を含めて、三谷地区は大きな3回の合併を行いました。今回の合併は、4町内会(19区、瑞穂、恵岱別、三谷)が合併して三谷町内会となりました。

合併のきっかけは、「集会所のトイレ改築」です。
集会所のトイレが古くなったので水洗にするという話が持ち上り、この話を町に持ち込んだところ、「合併市町村に対する補助金が道より交付される」という話。そこで、現役の町内会長が集まって「合併の検討委員会」が発足。各町内会から3名を選考委員会の役員に任命し話し合いが行われました。

最初から、様々な問題が浮上し、反対意見が多数出現。ひとつひとつの意見に対し、丁寧に対応し解決。
今回の合併では、難問が最初に一気に出て、早い段階で解決できたことが、合併成立の鍵となったと思います。難問は時間が立てば立つほど、難解になりクリアできなくなります。

また、新設される施設で快適な利用が可能になるなど、良い点をアピールして説得したり、反対する人に対しては、「反対するのはいいが、ただ反対ではダメ(嫌だから反対ではダメ)。反対する以上は、反対する事柄に対する前進的な代案を出してください」と発言してきました。

今回の合併によって、一番よかったことは、いままで各町内会に存在していた「老人クラブ・女性部・地鎮祭」などがひとつになったことです。実はいままでの数多くの合併で、一番難しいポイントが「ひとつになること」です。
今年11月には、今回の合併により、三谷のコミュニティーセンターが新設されます。新しい施設で、気持よく楽しく町内会の活動が活発に行われることを願っています」という山下会長のお言葉です。


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1.荒井勇貴さん(32歳)
荒井勇貴さん
深川市の拓殖大学北海道短期大学 農業分野を学び、卒業後 20歳から父親を継ぎ、農業に従事。
現在は、水稲とそばを栽培。
 「水稲の田んぼを増やしたばかり。農地も農機も分かれて存在するので、作業がしづらいことも多々あります。
毎年、様々なことを調整しながら作業しています。農業をやっている同級生の仲間も数人います。
将来は農業法人化も考慮していかなければとも考えています」と荒井勇貴さん。


2.三谷町内会で頑張っている若者・西野友也さん(31歳)

西野友也さん西野友也さんは、札幌の専門学校(大原簿記専門学校)を卒業後、 20歳から30歳までの10年間を札幌で、建築関係の会社、トヨタの工場、福祉関係の仕事などに従事。
農業を継ぐ決意をしたのは、30歳になってから。
 福祉関係の仕事で知り合った奥様と去年結婚。
北竜町で両親の農家を継いで、農業で生きていくことを決意。奥様は、社会福祉士として、北空知障害者支援センターに勤務されています。
「農業に関してはわからないことばかり。見たり聞いたり、実践しながら身体に叩き込んでいます。自分なりに勉強しながら、試行錯誤の連続です。これからは、美味しいお米をたくさん作っていくことを目標にしています」と西野さん。


風景                                  概要     会長のお話     元気いっぱい     合併に関する経緯     関連ページ     Top ▲


三谷町内会の風景 
三谷町内会の風景


合併に関する経緯(山下会長 談)                   概要    会長のお話    元気いっぱい    風景    Top ▲

・2015年9月1日・山下会長よりお話しを伺いました。

経過

・2013年暮:合併検討委員会設立
・2014年秋:合併を発表
・2015年1月1日:合併
・2015年10月中:新三谷コミュニティセンター建設

合併を重ねてきた三谷町内会

・以前、北竜町は24区に区分けされていた
・区分けの合併:当時三谷地区は、21区と22区の2つに分かれていて、集会所も2つあった。合併により21区となる
 町より、区名にそれぞれ名前をつけるように指導あり。21区は、三谷農場があったことから三谷と決定
・恵岱別川向いの雨竜地区と合併する
・北竜町ペンケの町内会との合併
・竜西と恵岱別の合併
・2015年の合併:4町内会の合併(19区、瑞穂、恵岱別、三谷)

 今回の合併のきっかけ

・合併のきっかけは「三谷集会所のトイレ改築」の話から
・集会所のトイレが古くなったので水洗にするという話が持ち上がった
・この話を町に持ち込んだところ、「合併市町村に対する補助金が道より交付される」という

合併検討委員会の設立

・そこで、現役の町内会長が集まって「合併の検討委員会」が発足
・合併がいいか悪いか、どういうものかを検討する目的
・各町内会から3名が参加し選考委員会の役員に任命することとなった

最初の会合での話題

・合併とはひとつ屋根の下に住む家族のようなもの。全てのグループを合併しよう
 今までの合併では、婦人部、地鎮祭、老人クラブは、合併前の町内組織のまま維持しているが今回は、
 それぞれ全てがひとつになろう
・合併すると集会所が道からの補助金で建設できる

どこに集会所を建てるか

・19区の集会所は漏電で全焼した
・瑞穂集会所は土地が借り物
・三谷集会所の場所に建設してもよい

 しかし、

・何で町が近いのに、わざわざ遠くの集会所に行かなければならないのか?
 → 今は車の時代。昔は選挙のときに町内会に投票箱を持ってきたが、今は皆公民館に行く。
   それに町内会の堺の人は公民館に行くのも三谷集会所へいくのも距離は変わらない
 → それもそうだな
 三谷集会所を壊して新築することが合意された。

三谷地区コミュニティセンター   三谷地区コミュニティセンター 
三谷地区コミュニティセンター(2015年10月竣工予定)

それまでそれぞれ4つあったものが1つになった

・婦人部、老人クラブ、地鎮祭

地鎮碑の撤去は町に負担してもらった

・合併すると町の負担も減るので、撤去費用を町が負担してくれるように要請、町が負担

金比羅宮

・合併後の町内会は金毘羅宮の氏子となった
・三谷地区の開拓には、四国から入ってきた人々が多かった
・金比羅公園のお堂は北空知では最も大きい
・以前は全町的な位置づけで、氏子が全町にいた
・その後、19区、瑞穂、三谷の町内会が氏子になった(規約として制定された)
・そして、今回、恵岱別町内会(旧竜西を含む)が合併することになった
・金毘羅宮の氏子は、合併前と同様に別々のままでも不思議はなかった
・合併前の恵岱別町内会に、氏子になることを打診したところ受諾
・合併前の恵岱別町内会に、金毘羅宮の役員がいる

神社

・恵岱別には恵岱別神社があった
・三谷、19区、瑞穂は真竜神社
・それぞれ宗派が異なる
・真竜神社に合祀するために、山下さんは、初代会長として両神社の間に入って問題解決にあたった
・19区の地鎮宮の横に「水稲発祥の地」の碑があった(北竜町で最初に水稲を作ったのは三谷地区)
・水稲発祥の御参りをする神主さんは、恵岱別神社を担当する神主さんだった
・19区の地鎮祭は、恵岱別神社の神主さんが御参りしていた
・三谷は今まで神主さんに御参りを頼んでいなかった
・今後は、19区の「水稲発祥の地」の碑を三谷集会所の敷地内に持ってくる
・それぞれの町内会毎にしていた地鎮祭もひとつにし、地鎮宮を新たに「水稲発祥の地」の碑の横に設置する
・「水稲発祥の地」と地鎮祭の御参りは、今まで通り恵岱別神社を担当する神主さんにお願いすることを条件に、
 恵岱別神社を真竜神社に合祀することの合意を得た
・真竜神社側も合意

水稲発祥に地   水稲発祥に地 
新設した「水稲発祥に地」の碑と、ひとつになった「地鎮宮」の碑

北海道新四国八十八ヶ所三谷霊場(大師堂)

・始めは北竜町の信者だけだった
・合併に伴い、三谷町内会が責任を持って管理することとなった
・旧恵岱別町内会の皆さんも、北海道新四国八十八ヶ所三谷霊場の役員になってくれている

三谷老人クラブ

・北竜町内の老人クラブでは、最も人数が多くなった。参加率も髙い

御神幸

・三谷集会所が建設中で使えないので、今年の御神幸は恵岱別の「都市と農村の交流センター」で行う

お祝い等の酒の集会はサンフラワーパーク北竜温泉を使う

・新年会など酒の席で、参加人数の多い全町内会の集会などの行事はサンフラワーパーク北竜温泉を使う
・サンフラワーパーク北竜温泉を使うと、バスで一戸一戸の前まで送迎をしてくれる
・酒の席に折角新しくなったコミセンを使いたいという声もあったが、コミセンから遠い住民は帰宅が大変であり、
 サンフラワーパーク北竜温泉を使うことが一番良いということになった

新しいコミュニティセンターは10月中に引き渡し

検討委員会による合併について

・検討委員会の委員長は、小松正美氏(北竜町議会議員)
・山下さんは、相談役としていろいろな問題解決についてアドバイスをしてきた
・合併は時間がかかるとできない
・一気にやらないと実現しない
・まとまりそうになったときに、新たな問題が出てくると、まとまるものもまとまらなくなる
・先に2015年1月1日に合併することを検討委員会で決め、宣言した
・2015年の新年会を止め、合併祝賀会をすることを決めた
・短い時間に多くのゴタゴタが一挙に出たのがよかった
 (神社が違うから入らない、金毘羅宮に入れられるからいやだ、北海道新四国八十八ヶ所三谷霊場に
  入れられるからいやだ、など)
・検討委員会のメンバー構成は、各町内会を代表する三役(会長、総務、会計)
・検討委員会で決定したことを、各町内会に報告する。町内会を代表する三役が出席した会議で決定されたことは、
 各町内会で尊重される
・ある町内会が「2年ほど待ってくれ」と言ってきた
 → 「いいよ、ただし2年後に入ってくるときはタダで入ってくるつもりではないよね」と確認。
   「どうして?」と聞かれて、
   「我々が合併して苦労した後に、スッと入ってくるのならお土産ぐらい持ってこなければどうにもならん」
    と応える
   「誰だって1年くらい待って、出来上がったところに入る。楽だから」
   「町内会員ひとり頭◯万円くらい持ってこれないなら、一緒に頭悩ませて苦労して、合併しましょう」
   「厳しいことを言うな。それもそうだ」と納得。
・合併前の町内会の大先輩の方から「施設なんかいらない、合併は反対」という人がいた
 → 「残りの人生、きれいで温かい集会所で、水洗のトイレを使えて、しかもお金を払わないのならいいではないか」
   「それもそうだな」と納得
・反対する人に対して
 → 「反対するのはいいが、ただ反対ではダメ。嫌だから反対ではダメ。反対する以上は、反対する事柄に対する
    前進的な代案を出してください」
   「俺に聞かれてもわかるか。反対だ」では前に進まない
    若い人は大先輩から言われると萎縮しがちなので、中先輩が大先輩へ説明する
・今回は、険悪なことにはならなかった
・時間がかかって前に進まない場合は、一度組織を解散して白紙に戻した方が良い
・熱が冷め、その後再度、将来が不安になってきたとき、メンバーを変えて、再度検討委員会を設置して検討を開始する

▶ 班長(10班)

・合併前と同じ数の班長
・歩いて班内の家庭をまわらなければいけない
・年配の班長のときは、範囲が広いとまわりきれない
・班長の任期は1年

役員・事業予算の決定方法

・役員の任期は1年、但し再任を妨げない
・翌年度からの班長が「選考委員」となり、前年度の暮れに新役員を決定することが、各旧町内会で承認された
・選考委員には絶対の権限を与えている。決定したことは最大に尊重されることが大前提
・婦人部、老人クラブ、神社、金毘羅宮、北海道新四国八十八ヶ所三谷霊場の役員全てを決める
・総会で決定方法を決めている
・行事、予算も、班長による「検討委員会」が決定する

三谷町内会の東西の距離:28.6km ▶ もしかすると町内会の長さ(距離)が日本一かもしれない

・旧19区の東端(和の交差点近く)から町の西端(留萌市との境界線)まで、直線距離で約28.6kmある

コミセンの使い方

・町内会の皆で使ってもらいたいので、文句がでそうなことを事前につぶしておく
・会長の意見として「おばあちゃん2〜3人でも使って良い、電気料・燃料代などは不要」と日頃から言っている
・すると、様々な集まりで「2〜3人で使ってもいいと、会長が言っている」と口コミで町内に広まっていく

合併効果

・合併前の4つの町内会の老人クラブの会員数の合計より、合併後の老人クラブの会員数が多い
・新たに老人クラブに入会してきている
・年に3〜4回開催される「お楽しみ会」の参加率が髙い
・酒の席ではサンフラワーパーク北竜温泉を使う。温泉のバスが三谷町内会を巡回して一戸一戸送迎してくれる

これから

・将来的には、三谷コミュニティセンターの管理が負担になっていくだろう
・町内会の若い人たちには、頑張ってもらいたい


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◇ 撮影・編集=寺内昇  取材・文=寺内郁子


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