美葉牛町内会(びばうしちょうないかい)

2014/01/19 12:53 に 寺内昇 が投稿   [ 2014/03/03 23:03 に更新しました ]
〒078-2501 北海道雨竜郡北竜町美葉牛(字美葉牛の境界線) 

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 町内会名  美葉牛 町内会(びばうし)
 戸数 / 人口  60戸 / 176名(2013年3月1日現在)
 高齢者数 / 高齢化率  66名 / 38% (同上)


吉田正則 会長のお話                                          概要    元気いっぱい    風景    関連ページ    Top ▲

吉田正則 会長 美葉牛は町の北部に位置し、市街地中心部の和(やわら)の地区に比べ、積雪量も多い地域です。

美葉牛町内会・吉田正則 会長(55歳)にお話を伺いました。

町内会行事が盛んだった時代

・美葉牛小・中学校があった時代は、秋の運動会、夏の盆踊り、冬のスキー大会など、子供たちが参加する行事が盛んでした
・焼き肉パーティー、ビールパーティーなど家族みんなで楽しむイベントが開催されていました
・学校の閉校と同時に、様々なイベントが中止となりました

現在行われている行事

・年間行事として、元旦の新年会、年度初めの総会、研修センター前の草刈りなどが主な行事です
・今年の元旦に行われた新年会には、およそ35人の町民が参加
・9時に美葉牛神社でのお祓い、11時参拝後、新年会となりました

<県人会> 道外から移住してきた人々の集まり。皆さん高齢者ですが、月1回集まってお茶会が開かれています
<農協婦人部>年1回、秋の研修セミナー・旅行開催

町内会が抱える課題

・独居世帯の方が数人いらっしゃるので、日常品や買い物のための足をどう確保するか
・高齢者住宅の除雪対策。高齢化により年々厳しくなってきていること
・後継者不足によって農業を続けられなくなり、新たに農地を請け負う農家の負担が大きくなっていること
・春の田植え時期に、お手伝いの確保が困難(お手伝いして下さる熟練の方々が高齢化している)

 夫婦の想い

・買い物の要となっているのが「ほそかわ商店」と「土田直売所」です
・「ほそかわ商店」には、月に数回の移動販売車が来訪。生鮮食料品が少品種ですが販売しているので、とても助かっています。「土田直売所」は、夏期にいろんな野菜が販売されていますが、冬季閉店となります
・自宅から歩いてお店を訪問するには距離が遠く、車のない生活は困難。
・両親が高齢となったため、介護が必要となってきます。今はデーサービスで、入浴介護があるので安心です
・娘2人なので跡取りがいません。しかし、夫婦二人で協力し合って、出来る限り続けられるところまで、農業を続けていこうと思っています

・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・

二人の娘さんを愛情豊かに育て、ご両親のお世話をしながらの吉田さんご夫婦の農業。農家は、お天道さまのごきげんを伺いながら、日々神経を張り巡らせ、気の休まることが少ない、とても大変なお仕事です。

吉田さんご夫婦の様々な視点からのお話から、ご夫婦の絶え間ぬ努力とお互いの協力がいかに大切であり、重要であるかを垣間見ることができました。どこを切り取っても、大変なお仕事の積み重ね。その中に優しい「喜びの光」がキラリと輝いているように感じられる吉田さんご夫婦です。


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 伊藤守恭さん(26歳)のお話
伊藤守恭さん美葉牛町内会・吉田町内会長のご紹介で、 伊藤守恭(いとうもりやす)さん(26歳)にお話をお伺いしました。

これまでの経歴

・北竜町生まれ、北竜町育ち。真竜小学校 北竜中学校、深川西高校、国立大学法人室蘭工業大学・機械システム工学科へ進学。卒業後、北竜町に戻り実家の農家へ就農
・小学校は剣道部、中学校は野球部、高校は陸上部で円盤投げ・やり投げ等で、常にスポーツで体を鍛えていました
・大学は、理工系が好きだったので、機械工学へ進学
・就職においては、いろいろ悩み考えた末、実家の農業を継ぐことを決意
・3人の姉がいて、自分は末っ子の長男
・厳しい父の指導により、様々な経験を積み重ねながら、ひとつひとつ身体で覚えていきました
・卒業後22歳で北竜に戻り、農業をはじめて、今年で5年目です

現在の仕事

・農業:面積:16ha(稲作:8ha、黒千石・そば・小麦・カボチャ:8ha)
・23歳で資格取得した農業用ラジコンヘリコプター(ラジヘリ)の操縦。
 チームで信頼関係を持って行う作業なので緊張します
・ラジヘリは、地元での操縦だけでなく、他の地区へ出張してでかけていくこともあります
・営農組合による稲作は、2班に分かれて、6台のコンバインを使って作業。
 コンバイン操縦、苗の運搬などの各作業を分担し協力して行っています
・営農集団の中での各仕事分担等、先輩の方々のご指導を受けながらの経験の積み重ね。
・どれをとっても大変な作業ですが、失敗を前進へのひとつのステップとして、
 すべて貴重な体験として学びながら進んでいます
・冬は土建業等の仕事。

活動

<営農集団> 先輩に教えを請いながら、農業を学んでいます
<農協青年部> 定期的に開かれる会合に出席しています
<農村塾> 役場主催の農村塾では、研修旅行、農場、農機具の工場などの見学を行っています
      今年は、7月10日~14日に帯広市で開催される「第33回国際農業機械展 in帯広
      の見学研修が予定されていて楽しみです。
<北竜町消防団> 団員として活躍中です
<アグリファイターノースドラゴン>
      役場、農協青年部、商工会青年部など、組織を超えた仲間の交流があるので楽しい。
<趣味> DVDによる映画観賞

想い

今は、学ぶことも沢山あり、目の前のことを一生懸命に取り組んでいます。
目標や夢は、現時点でははっきりとした形にはなっていませんが、経験を積み重ねていくうちに、次第に形付けられていくのではないかと思っています。

・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・

剣道、野球、陸上とスポーツで身体を鍛えてきた伊藤守恭さん。
鍛え抜かれたがっちりとした身体で農業機械を使いこなして、
北竜町のこれからの農業を担いでいく逞しい若者に、心からエールを贈ります。


美葉牛町内会にて 
美葉牛町内会にて


風景                                                        概要    会長のお話    元気いっぱい    関連ページ    Top ▲

美葉牛町内会の風景 
美葉牛町内会の風景・町道など


美葉牛町内会の風景 
美葉牛町内会の風景(GoogleMapと連動


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◆ 関連ページ

北竜町の町内会・紹介ページ
食の平和を守る「アグリファイター・ノースドラゴン」北竜町ご当地戦隊ヒーロー ・メンバー


◇ 撮影・編集=寺内昇  取材・文=寺内郁子 (撮影・取材:2014年1月)