・町民コラム > ゆみこさんの健康よもやま話
今年2015年の3月末まで、北竜町の保健師として健康増進に関する仕事をしてきましたが、めでたく(?)退職。
健康よもやま話 (写真をクリックするとよもやま話が読めます)
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ゆみこさん(高橋由美子)プロフィール
<高橋由美子さんプロフィール> 北海道深川市出身、昭和40年生まれ。深川市の小学校・中学校・深川市立高等看護学院で3年間学ぶ。 北海道立衛生学院 の保健師学科で1年間学び、保健師の国家資格取得。 留萌郡小平町で保健師として8年間勤務。 30歳の時、地元へ戻り、北竜町の保健師として20年間勤め、2015年3月末退職。 <保健師になったきっかけ> 「私が8歳の時、父(享年36歳)を急性骨髄白血病で亡くし、その後祖父が75歳で肝臓病を患い逝ってしまいました。高校時代の尊敬する先生が、保健師の資格を持っていて、地域医療に関わる仕事をしていました。早くに父や祖父をなくし、病院も病気も嫌いだった私は、疾病予防・健康増進を指導する保健師の仕事に付きたいと思うようになりました」。 <多彩な才能を発揮した学生時代> 小学校3年生(8歳)から高校3年生までピアノ、中学校は軟式テニス、高校の時にマンガ研究会入部するなど、音楽・スポーツ・絵画など幅広い多才ぶりを発揮して活躍された由美子さん。 「両親が運動神経が良かったので、私自身走るのも早かったし、両親の遺伝子を受け継いでいると思います。ただ、何事にも飽きっぽかったので、ピアノの先生から『集中できるのも才能だし、のめり込めるのも才能です。由美ちゃんは集中できない性格だから、かなり根性を入れ替えないとピアノの先生になるのは無理かなぁ〜』と優しく言われました」。 <転職のきっかけ> 「8年間小平町で保健師の仕事をしてきましたが、ここは本来の自分の居場所ではない(骨を埋める場所ではない)と感じていました。地元に戻った時、経験のある保健師を募集していた北竜町で採用が決定。 当時教育委員会の職員だった主人(高橋利昌さん・現企画振興課課長)と出逢い、半年後に結婚。いろんなことが重なって、精神的に苦しかった時に、心から支えてくれたのは主人です。本当に優しい人です」。 「30歳から10年間勤め、40歳になったら仕事はやめようと思っていました。その時、主人から『このまま今の仕事をやめたら、北竜町の良い所が見つけられないままで終わってしまうよ』と反対され、思いとどまりました」。 <北竜町に対する心境の変化> 「子育てを通して、同世代の町民との接点(付き合い)が多くなり、それまで感じたことのない町民の方々が持つ楽しい内面が見えてきました。 44歳の時、女声コーラスブループ『ひまわりコーラス』に入団したことをきっかけに、仕事以外の人々、若い世代の人々との交流があり、視点が広がりました。 そして、こんなに活き活きと生活を楽しむことができる町なんだなぁ、と思えるようになってきました」。 「それまで一部分しか見えていなかったものが、町全体のいいところが見渡せるようになってきました」。 「もうひとつ変化のきっかけとなったのが、2012年に開催された『北竜町開町百二十年記念 北海道地域創造フォーラム』(※)です。身体に良い低農薬米で栽培している北竜町のお米の素晴らしさに感動し、それを栽培する農家の方々の偉大さを実感しました。 自分たちの町に対する自信と誇りをもっと持ってもいいんじゃないと。。。」。 <人生の指針> 「私の保健師としてのキャリアは、北竜町の人々に育っててもらったものです。町の保健師は、町の現場で育っていくものであり、今の私の存在は、町の人々のお陰です。 仕事のモットーとしてきたことは、自分が楽しんで仕事をすること。その仕事にどこか違和感を感じる時は、町民に受け入れられないことが多いです。自分自身が内容に納得いかない時は、視点を変化し、やり方を工夫するなどして、楽しめるように方向転換していきます。 50歳を節目に、保健師の仕事を辞め、新しい自分発見の道を楽しみながら歩み始めました。今一番夢中になっていることはピアノです!!!」 とびっきり素敵な笑顔でお話してくださった由美子さんです。 <※ 特集記事:第5回北海道地域創造フォーラム in 北竜「北海道・コメ・未来」(2012年9月14日)> |
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