今年2015年の3月末まで、北竜町の保健師として健康増進に関する仕事をしてきましたが、めでたく(?)退職。
 北竜ポータル管理者の寺内ご夫妻からお誘いをいただき、今までの経験を活かして健康に関するコラムを書かせていただくことに
 なりました。これからは、北竜町に住む「由美子さん」が日々のよもやま話から健康についての考えや情報を皆様にお伝えしたいと
 思います。
 いやぁ、そんなこと言っていつまで続けられるか不安いっぱいですが、気負わずやってみようと思ので。
 暇なとき、ちょっと読んでやって下さいませ。

風邪をひいたら【No.2】

2015年11月

 最近大きなマスクをしてコンコン咳をしている知人が多くなってきました。聞くと、10日以上治りきらないのだとか・・・。
 皆さんは、一年に何回くらい風邪をひきますか?
 私は、2回はひきます。しかも大人のくせにいつも発熱します。

 風邪をひいたときのケアには色々な方法があるようです。皆さんもご存じのように、風邪は治療薬がありません。発熱、咳、鼻水などの症状を和らげるお薬をいただき、自分の体のパワーを信じ、自身の免疫力がウイルスをやっつけるのをひたすら待つのです(対症療法といいます)。
 まさにその間、私たちは色々な行動をとりますね。
 私は、今まで色々な『おもしろ風邪撃退方法』を皆さんに教えていただきました。

  其の一 たくさん着込み汗をかく
  其の二 普段食べられない美味しいものをたらふく食べる
  其の三 とにかく寝る
  其の四 アルコールを飲んで体を消毒する(おじさん方がよく言っていました)
  其の五 人にうつす(症状が楽になると聞きました)

 誤解しないでくださいね。これらすべてが正しい対処法とは限りませんよ!(笑)
 上記5項目は、多数派です。珍しいものでは、「長ネギを鼻に突っ込んだりネックレス代わりにする」、「しょうがを喉に貼る」、「誰に感染されたのか犯人を見つける」などなど…。ああそうだ、ニンジンを頭に乗せるというのも聞いたことがあります。チョコレートアイスを食べると治ると信じているかわいい子もいましたっけ。
 私の場合は、多数派其の三でしょうか。迷惑そうにしている家族を見てみぬふりをし、かかりつけ医師に処方してもらった漢方薬を飲み、グタグタ・ゴロゴロしていると、大体2~3日程度で良くなります。

 発熱するとやはり休養をとろうと考えますよね。しかし、特に大人は凄く辛くても熱が出ない限り普段通りに頑張ってしまいがちです。
 そこから、おもしろ風邪撃退法が生まれるのでしょうか。

 最後に、私がよく皆さんに話していた風邪療養中のアドバイスを思い出しながらおしまいにします。
 ストーブが恋しい季節になってきました。皆様風邪をお召しになりませんようご自愛を。

 無理しないで、職場に風邪をひいたことを話して体を休める努力を。
 皆感染るのが嫌だから、優しく早く帰れといってくれるはず(笑)。
 食欲がなくても、水分だけは積極的にとりましょう。アルコールはしばしお休み。 寒気のある時は着込み、暑くなってきたら着込むのを止めて。 冷たすぎる水分は、胃腸を刺激してしまうことがあるから、常温で飲むのがベスト。
 辛くて機嫌の悪いお子さんには、「君の体の中では今、小さな君の分身が風邪ばいきん野郎どもと戦っているんだよ。その時に発射されるパンチやビームが咳やお熱なんだよー。えっ鼻水?鼻水はねー、やっつけられたばい菌たちさぁ。」
 なんて話しで、前向き気分にもっていく。


風邪をひいたら 
作・高橋由美子さん


ゆみこさんの健康よもやま話