2022年12月9日(金)
12月8日(金)09:15〜、令和4年第4回北竜町議会定例会に先立ち「黄倉良二氏名誉町民推戴式」が執り行われました。黄倉良二さん(83歳)は、北竜町では5人目、31年ぶりの名誉町民となります。
黄倉良二氏名誉町民推戴式
推戴式は、11月27日(日)に予定されていましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため延期となり、この度実施されました。
北竜町議会議員・役場職員の皆さんが見守る中、佐野豊町長により「北竜町名誉町民」の称号が贈られ、名誉町民章と功労一時金が贈呈されました。
黄倉良二氏ご挨拶
「私はまだ元気でありますので、『食べものはいのち(生命)』の食べもの・いのち・食糧・環境・暮らしを守る北竜町をこれからも多くの方々に伝えていきたいと思います。ありがとうございました」と、力強い黄倉良二氏のお言葉でした。
記念撮影
発起人代表のご挨拶:佐野豊 町長
佐野豊町長より「黄倉良二氏名誉町民推戴式並びに祝賀会」発起人代表のご挨拶(原稿)をいただきましたので、ご紹介させていただきます。
この度、農業協同組合からのご推薦並びに、各農業関係団体長からのご同意を賜り、令和4年第3回議会定例会において、黄倉良二さんを名誉町民に推戴致し、議員各位のご理解を賜り、満場一致にてご同意を頂いたところであります。
これまで、北竜町の名誉町民は、4名の方がいらっしゃいます。
昭和46年(1971年)10月に後藤三男八氏、村上朝夫氏、松原作造氏、そして、平成3年(1991年)6月に森正一氏が名誉町民となられておりまして、この度の黄倉さんが5人目となります。
黄倉良二さんは、高校卒業と同時に家業である農業に従事する傍ら、消防団、青年団などの地域に対する奉仕活動、陸上を通した体育普及活動を行うなど、幅広い活動を展開して、地域の信望を得、若きリーダーとして昭和46年(1971年)に北竜町表彰条例に基づく表彰の第1号を、30歳の若さで受賞しております。
また、昭和48年(1973年)には北竜町農業協同組合理事に就任、自ら除草剤、化学肥料、防除のための農薬を一切使用しない自然農法栽培に取り組み、町内におけるクリーン農業の第一人者として、その普及並びに地域農業の発展に努められ、平成3年(1991年)には北竜町農業協同組合代表理事組合長に就任されております。
黄倉さんの農業の取り組みは若い担い手達を刺激し、昭和63年(1988年)には農協青年部の提案で「国民の命と健康を守る安全な食糧生産を宣言」し、平成2年(1990年)には町、改良区、農業委員会がそれぞれ宣言を行っております。
以来『食べものはいのち(生命)』の理念のもとに、農業と農協運動を通じて心と体の豊かさを目指す農業と農村づくりに努められました。このような実践が組合員に浸透し、生産の基軸がクリーン農業への取り組みとなり、『北竜町産米きらら397』が特A地区に指定されるなど産地評価の向上に努め、農協集荷力、単位当たり収量が全道一となる実績を納められました。
また、消費者交流にも積極的に取り組み、産地指定も100パーセントとなるなど北竜町産米の販売に努められました。
このような取り組みは、現在の北竜ひまわりライスの基礎を構築し、平成29年(2017年)には、晴れて、第46回日本農業賞集団組織の部で大賞を受賞、『北竜ひまわりライス』は特色のある米作りで、道内外で高い評価を頂いており、ふるさと納税の返礼品としても人気となっております。
黄倉さんは、組合長就任当時から広域合併の必要性を説き、結果、北空知8農協による『きたそらち農業協同組合』が平成12年(2000年)2月に設立し、代表理事専務に就任、平成14年(2002年)6月より代表理事組合長としてその手腕を発揮し、平成19年(2007年)4月に退任されました。
農協の役員を退任後の現在も、『百姓』として、『北海道有機農業研究会』監査を務められるなど、まだまだ現役としてご活躍いただいております。
今後は、少し肩の力を抜いていただいて、ご夫婦共々お元気で私たちにご指導賜りますようお願い申し上げます。
本日は、誠におめでとうございます」と、佐野町長のお言葉でした。
「黄倉良二氏名誉町民推戴式並びに祝賀会」発起人
- 発起人代表:北竜町長・佐野豊
- 発起人 :北竜町議会議長・佐々木康宏
- 発起人 :きたそらち農業協同組合北竜地区代表理事・北清裕邦
- 発起人 :北竜町商工会長・藤井雅仁
- 発起人 :北竜町農業委員会長・水谷茂樹
- 発起人 :北竜町土地改良区理事長・深瀬純一
歴代5人目に贈られる輝かしい称号・黄倉良二氏の「北竜町名誉町民」!!!
心よりお祝い申し上げます。誠におめでとうございます。
「食べものはいのち」の北竜町魂を守り抜き、伝え続ける黄倉良二氏の栄誉ある輝かしい功績に限りない愛と感謝と祈りをこめて。。。
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◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子