2024年11月25日(月)
11月21日(木)、北竜町合同庁舎玄関横に、「幸せの黄色いポスト」が設置されました。これは、従前から設置されていた郵便差出箱1号(丸型)が、ひまわりの黄色にペイントされたものです。
幸せの黄色いポスト@北竜町合同庁舎・玄関横
「幸せの黄色いポスト」対談
北竜町和郵便局・清原和浩 郵便局長と佐々木康宏 町長とのお話です。
北竜町・佐々木康宏 町長
「郵便ポストを黄色にする申請は6年前から郵便局に提出していました。しかし、実現するには色々難しいようで、今回6年越しの申請がやっと実現しました。
ネット検索によると、日本では全国で5か所程に黄色のポストが設置されているようです。
今後、ご当地ポストスタンプラリーなどを全国的に展開していくと面白いですよね。
もっと手紙の価値を高めていきたいです。手書きで真心こめて手紙を書いてポストに出すという価値を見直すことも大切だと思います。
今回『幸せの黄色いポスト』が実現したのは、清原和浩 郵便局長の功績です。
黄色は幸運の色です。この黄色いポストに手紙を出すことによって、自分の『幸せ』が多くの人々に広がるという願いをこの黄色いポストに託しています」と笑顔で語る佐々木町長。
北竜町和郵便局・清原和浩 郵便局長
「黄色いポストにしようと思ったきっかけは、北竜町は、黄色のひまわりがシンボルの町だからです。
丸型ポスト(郵便差出箱1号・丸型)が残っている地域もそんなに多くないので、ひまわりの黄色ポストがあればいいなと長年感じていました。
佐々木町長の発案でもあり、色々調べて長年問題解決しながら今回のカラーリングをやっと達成することができました。
またこれまで、郵便局の名称も『和郵便局』から『ひまわり郵便局』への変更も検討しました。条件が揃えば可能ということですが、かなりハードルの高い申請になります。
十数年前のお話では、町名等地名に『ひまわり』の名称が実際に存在するなど、変わることのない町名等であれば、郵便局名称の変更は可能という話もありました。今後色々と検討していきたいと思います」と、清原 郵便局長。
お祝いに駆けつけたひまわり咲ちゃん!
郵便ポストの歴史
- 日本で初めての郵便ポスト(黒色の木製)は明治4年(1871年)設置。翌年、黒いペンキを塗った「黒塗柱箱(黒ポスト)」が登場し、全国的郵便網の構築が進展
- 明治34年(1901年)に鉄製の赤色丸型ポストがスタート
- 昭和24年(1949年)から、北竜町合同庁舎玄関横にある「郵便差出箱1号(丸型)」が登場
- 近年、地域の特徴を活かしたカラフルポストが設置(黄色、ピンク色、白色、金色)
- 黄色いポストは、① 鹿児島県指宿市(いぶすきし)西大山駅(2010年設置)、② 宮崎県青島(2014年設置)、③ 奈良県橿原市(かしはらし)近鉄橿原神宮前駅(2016年設置)、④ 福岡県福岡市の地下鉄金山駅、④ 福岡県門司港レトロ「黄色いバナナポスト」(2022年4月お色直し)、⑤ 愛知県田原市(毎年1月上旬から3月いっぱいにかけて開催される「菜の花まつり」の期間中に設置)等
- 地域のユニークポストとしては、和歌山県太地町のクジラをモチーフにした青いポスト、東京都上野動物園のパンダをデザインとした白黒ポスト、福岡県久留米市には、東京五輪柔道女子で金メダルを獲得した素根輝選手を讃える郵便ポスト「ゴールドポスト」などなど全国各地に設置
- 【参照】郵便博物館、Genspark AI
北竜町のひまわり色「幸せの黄色いポスト」が放つ幸せパワー!
真心あふれる明るい元気波動が、お手紙に記された素敵な言葉に乗って、たくさんの人々に届けられる北竜町の偉大なる「幸せの黄色いポスト」に、限りない愛と感謝と祈りをこめて。。。
その他の写真
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◇ 取材・文章:寺内郁子(撮影・編集協力:寺内昇)