2020年6月25日(木)
6月21日(日)・22日(月)の2日間に亘り、北竜町にて、山田正彦 氏(元農林水産大臣・弁護士・日本の種子(たね)を守る会顧問)、原村政樹 映画監督による、ドキュメンタリー映画制作取材ロケが行われました。今回の映画制作は、「種子と食の安全」に関するドキュメンタリー映画です。
山田氏、原村監督一行は、6月19日(金)に北海道に入り、様似町の完全放牧牛「ジビーフ」、当麻町で大規模な有機農業を営んでいる「農業生産法人有限会社 当麻グリーンライフ」などを訪問し、最終日に北竜町を訪問されました。6月21日(日)、「種子と種苗」をテーマに懇談会、翌日22日(月)早朝には、黒千石大豆の圃場にての取材ロケです。
種子法・種苗法について
種子法
種子法(主要農作物種子法)とは、1952年(昭和27年)5月1日に制定された日本の法律(法律第131号)。主要農作物(米・大豆・麦)などの種子の生産を国が管理し、圃場審査その他の措置を行うことを目的とした法律。
種子法廃止
2018年4月1日、種子法が廃止となる。都道府県に国が一律に指導する形は廃止され、市町村など各地方自治体ごとに奨励品種への権限が委譲されるようになる。民間参入による農業の競争力強化の下に、同法の廃止が決定されました。
地域の共有財産である種子の生産が民間に委ねられるもので、これにより、多国籍企業などの種子独占による価格高騰や、私企業による日本の種子市場の支配が懸念されています。
種苗法
種苗法は、1998年5月29日に公布された、植物の新品種の創作に対する権利の保護を定めた日本の法律。植物の新たな品種の創作をした者は、その新品種を登録することで、植物の新品種を育成する権利を占有することができる旨が定められています。
種苗法改正案:2つの主なポイント
1. 種子の海外流出や特定地域以外での栽培を制限する
2. 登録品種の自家増殖を許諾制にする
なお、許諾制となる自家増殖の品種は登録品種のみで、在来種や一般品種、品種登録されていない品種は許諾申請は必要なく、自家増殖は制限されません。
(参照情報:農林水産省サイト・種苗法の一部を改正する法律案について)
種苗法改正案の成立見送りの見通し(日本農業新聞・2020年5月21日)
種苗法改正案の今国会での成立が見送られる見通しとなりました。
(参照情報:日本農業新聞・種苗法改正見送り 農家利益第一に検証を)
懇談会
6月21日(日)夕刻、サンフラワーパーク北竜温泉にて、山田氏、原村監督他関係者一同と、佐野豊町長、JAきたそらち北竜支所長、黒千石事業協同組合の理事、北竜町関係者の皆さまとの懇談会が開催されました。

山田氏・原村氏ご一同
・山田正彦 氏(元農林水産大臣・日本の種子(たね)を守る会顧問・弁護士)、原村政樹 氏(ドキュメンタリー映画監督)、遠藤菜美恵 氏(山田氏の秘書)、瀬川守 氏(農業生産法人有限会社 当麻グリーンライフ 代表取締役)、長坂正幸 氏(有機農業者)、高島芳美様(地域コミュニケーター)
山田正彦 氏(元農林水産大臣・日本の種子(たね)を守る会顧問・弁護士)
原村政樹 氏(ドキュメンタリー映画監督)
遠藤菜美恵 氏(山田氏の秘書)

瀬川守 氏(農業生産法人有限会社 当麻グリーンライフ 代表取締役)
長坂正幸 氏(有機農業者)

高島芳美様(地域コミュニケーター)

北竜町からの出席者
・佐野豊 町長、北竜町議会・尾崎圭子 議員、JAきたそらち北竜支所・星野忠雄 支所長、黒千石事業協同組合・高田幸男 理事長、同組合・辻正昭 専務理事、同組合・木村和雄 理事、黄倉良二 元JAきたそらち代表理事組合長、北竜町集落支援員・寺内昇&郁子。全員、北海道たねの会(久田徳二 会長)の会員です。

総合司会:黄倉良二 氏

佐野豊 町長のご挨拶

「原村監督は千葉県出身とのことですが、北竜町は、明治26年(1893年)に、千葉県本埜村(現在の印西市)から開拓移民団が入植されました。今年で、128年を迎えます。
人口は、令和2年(2020年)6月1日現在、1,778名で、北海道でも小さな町です。人口のピークは、昭和35年(1960年)の6,317人。およそ60年間で、3分の2以下になった過疎の町です。人口は今でも減少しておりますが、最近は少し緩やかな傾向があります。どこの町でも同じですが、人口減少問題が大きな課題になっています。
今年は、コロナの影響で、ひまわりまつりが中止となりました。ひまわりの里に、ひまわりは咲きませんが、ひまわりの里の土壌作りをいたします。燕麦を植え鋤き込んで、そしてまた燕麦を撒き鋤き込み、さらに、秋小麦を植える予定です。来年は、雪解け後に堆肥を入れるなどして、土壌作りを重ねていきます。
これまで、34年間ひまわりの里は一度も休耕したことがありません。今年はピンチをチャンスに変えて、これからの10年20年先を見通した中で、いいひまわりが咲くように、ひまわりの土壌作りを中心に実施していきます。
北竜町は、農業とひまわりの町です。平成2年(1990年)には、黄倉 元組合長を中心に『国民の生命と健康を守る食糧生産の町』宣言をし、約30年が経過しました。こうした安全で美味しい食糧を消費者の皆さんに届けるという宣言のもと米作りをして、農業に携わっています。
平成29年(2017年)3月に、北竜ひまわり生産組合が『日本農業賞大賞』を受賞させていただきました。当時は、渋谷NHKホールにて授賞式が行われ、山本有二農水大臣、NHK・上田良一会長より賞状が授与されました。
そして、黒千石大豆においても、平成30年(2018年)11月に、農林水産省『第5回ディスカバー農山漁村(むら)の宝』の優良事例としての選定を受け、総理官邸で受賞をいたしました。当時は、前農林水産省・吉川貴盛大臣でしたが、今日は、山田正彦元農林水産大臣にご出席いただき、有り難いご縁に感謝いたします。
許された時間の中ではありますが、先生・監督のお話等、ひさしく今宵は懇談させていただきたいと思いっております。どうぞ、宜しくお願いいたします」と、佐野町長のご挨拶。
山田正彦 氏ご挨拶

山田正彦 氏
1942年(昭和17年)、長崎県出身。弁護士。早稲田大学法学部卒。司法試験に合格後、故郷の五島で牧場を開設。オイルショックにより牧場経営を終え、弁護士に専念。その後、衆議院議員に立候補し、2010年(平成22年)6月、農林水産大臣に就任。その後、衆議院議員を5期務める。
現在は、弁護士の業務に加え、TPPや種子法廃止などの問題点へ取り組み、各地で講演や勉強会を実施している。

「今回、久しぶりに北海道に来ました。6月19日(金)から北海道に入り、様似町の完全放牧野生牛ジビーフの牧場を訪問。実に素晴らしいところで、これが本当の牧場の在り方であり、北海道だからこそ実現できるのだなぁと実感しました。
実は、農林水産省の方で、『放牧禁止(牛・羊・豚)政策』が出されました。しかし、異例のことではありますが、6月12日(金)にこの『放牧禁止文章』が削除されました。

種苗法改定:自家採種禁止が本命
まず、『種苗法改定』についてのお話です。『大豆・米・麦』等は、日本の主食になるものですが、国が管理し、優良な品種を県が開発し、それを農家に安定して提供するという法律が廃止されるというものです。
この時、政府が言ったことは、『自治体として、国として、いわば、公共の役割は終わった。これからは、民間の活用で、民間の企業に種子の管理を全てやってもらう』というものでした。
実際に農林水産省は、水稲の民間開発品種として、三井化学アグロ株式会社が開発した『みつひかり』を奨励。みつひかりは、F1品種(ハイブリッド品種)で、価格が『こしひかり』の10倍。これからの時代はF1品種の時代だとしました。
それと同時に、『農業競争力強化支援法(平成29年法律第35号)』が成立。農研機構(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構)の開発した優良な育種知見、各都道府県の優良な育種知見を民間に提供することを促進するという法律を通しました。これらは報道されませんでした。
北海道としても、道が種子を作って農家に提供することを続けてもいいが、その間に民間に優良知見をすべて提供しなさいという通知を出しました。日本米『ゆめぴりか』の品種を日本モンサント株式会社に譲渡し、品種『とねのめぐみ』を開発し、10年前から売り出しています。
それまでの公共の種子法を先に廃止して、各都道府県の優良な知見を民間企業・大企業に譲渡して、そして『自家採種禁止』することを本命の目的として進めていたのです。

原村政樹 監督に「種子と種苗」についての映画を依頼
2年前、原村監督にお会いしました。種子と種苗は、農家にとって生命です。『自家採種禁止』の情報は、マスコミに全く報道されません。そこで、少しでも多くの人々に『種子法改定』について知ってもらいたいという思いから、原村監督に、『種子と種苗』についての映画を作ってくれないかと依頼しました。
北海道では、『北海道たねの会』で、久田徳二さん(北海道たねの会会長・北海道大学客員教授・元北海道新聞社編集委員)や黄倉良二さんに頑張っていただいています。黄倉さんとは、10年前に『食と農の再生会議』を立ち上げ、常任理事になっていただいた時からのお付き合いです。
皆さんと連絡し合いながら、種苗法についての話し合いに取り組んでいます。今回の映画ロケにおいても、お米の自家採取をしている瀬川守さんの当麻グリーンライフ、麦・大豆の自家採取をしている十勝・伊藤和久さんのホタルファームなどを訪問してきました。
農林水産省が推奨している、優良な黒大豆品種である黒千石大豆との出逢いをとても有り難く思います。
地方が変われば、国も変わる
種苗法の廃止を受け、今、19の都道府県でそれぞれの種子条例が制定・施行されています。さらに、27知事が表明し、各県独自の種子を守るための動きが広まっています。このままいけば、32都道府県で支持を得ることができます。
農林水産省は、最初、種子条例に反対していましたが、最近では、歓迎という意向に変わってきています。国会でも野党が提案した『種子法廃止復活法案』に、自民党が審議に応じています。
TPP協定により、多国籍企業による種子の支配、農業の支配が始まりました。それに対し、地方から抵抗していけば、必ず日本の農政を守ることができると確信しています。どうかひとつ、皆さん方と一緒に戦っていきたいと思います。よろしくお願いします。
明日の黒千石大豆の圃場を見せていただくことを楽しみにしています。今日は本当にありがとうございます」と、丁寧にお話くださった山田氏です。
原村政樹 監督のお話

原村政樹 監督
1957年(昭和32年)、千葉県出身。上智大学卒業後、フリーの助監督として記録映画、テレビ番組制作に携わる。1985年(昭和60年)桜映画社入社。現在までの主な作品は、『海女のリャンさん(2004年)』、『いのち耕す人々(2006年)』、『里山っ子たち(2008年)』、NHK・ETV特集『原発事故に立ち向かうコメ農家(2011年)』、NHK・Eテレ『日本人は何をめざしてきたのか 第8回山形・高畠 日本一の米作りをめざして』、BSプレミアム『新日本風土記(2014年)』、ドキュメンタリー映画『武蔵野(2018年)』など。
「私は、農業を基本としたドキュメンタリー映画を制作しています。農業に関しては一部しか知りませんが、10代の頃から、長年色々な村を撮影してきました。農家の人々の気持ちに接してきたので、若干理解できていると自負しています。
人には『水・空気・食べ物』が必要
なぜ、農業をやってきたかというと、人間が生きていくためには、『水・空気・食べ物』が必要だからです。
私の育ってきた高度成長期からずっと、『日本は農業に冷たい』と、私自身感じるところがありました。そして、村々で撮影していると、農家の人々と都会の人々との会話において、世の中を見る目線が違っていて、お互いを理解し合えてないことを不思議に思っていました。
精神性の高い農業人
真剣に農業に携っていらっしゃる方々と長年付き合っていると、精神性の高い人々との出逢いが多くあります。
取材の中で、それらの人々の話す言葉が、非常に含蓄があると実感しています。例えば、中学校しかでていなくても、学者になれるような知性の持ち主の方々が沢山います。その言葉は、ある人は詩人のようであり、またある人は哲学者のようでもあり、非常に洗練された言葉で話してくださいます。
こうした素晴らしい方々との出逢いが、私にとって嬉しく、心地良いものに感じています。取材をしていても、楽しくてワクワクします。今回も、こんな素晴らしい考え方を持って、自分の仕事をしていらっしゃる方々の出逢いに感銘を受けています。
こうした農家の方々の素晴らしさ・素敵な部分をより多くの方々に伝えたいという想いから映画を撮り続けています。
「種子と食の安全」をテーマにした映画
今回の映画は、『種子と食の安全』をテーマにしたものです。食の安全に関しては、知れば知るほど、日本人が生きていく上での基本の食としての農業の大切さを確信してきました。去年の2月くらいから、撮影を開始したのですが、やればやるほど深みに入っていきました。
山田先生のぶれない意思・精神、そして人情味あふれる心
山田先生との出逢いは、ジャーナリストショーの授賞式で、審査員をやっていたときでした。その後、山田先生との交流があり、映画制作の依頼を受けました。
これまで、ひとつの村に最低1年、ほぼ2〜3年、長い場合は20年位かけて取材するという、地域密着型を永年続けています。なので、今回の種子法に関連した映画は、政治的・社会的なものに目を向けていくという、今までとは違った形で、レベルが高く、大変難しい課題への取り組みであり、できるかどうか不安でした。
しかし、山田先生のお話を伺い、勉強していくにつれ、農業における非常に大きな問題であることに気づき、引き込まれていきました。
山田先生は、知識も豊富で教えられる事が多く、ぶれない強い信念を持っていらっしゃいます。そして、これまで多くの農業映画を撮ってきましたが、いつも共通して感じることは、農業者の方々の『ぶれない意思・精神』です。私は、自分自身、ぶれない精神を持てないこともあり、こうした『ぶれない精神』が好きです。
今回の撮影の中でも、農家の人々の心にぐっと寄り添って、じっくりと人々の話を聞く山田先生の後ろ姿に、人情味溢れるオーラが滲み出ていることを実感しています。心を痛めて苦しむ人々の心にそっと寄り添って、自分のこととして受け止めてくださる、山田先生の心の優しさに感銘を受けています。

今回の映画は、社会の問題点・難点がクローズアップされがちですが、それと同時に、山田先生の持っている人間味や場面をすくい取っていくようなものにしたいと考えています。山田先生の人間性の中に、難局面に対して信念をもって毅然として立ち向かっていく姿勢、共感できる所を人間的にしっかりと受けとめることができること等の人間味溢れる心情を感じています。
相反する考えを表現したい
種苗法の話や農薬の話においては、両極端の考えや意見が存在します。一方的に、片方の意見をガンガンぶつけていくのではなく、意見は異なっても、こんな人の話にも耳を傾けてみようかなと思えるような映画にしてみたいと思っています。
多国籍企業による管理
種子・種苗法における様々な意見の中で、裏にはグローバル化における大企業の種子の囲い込み等の問題が存在します。こうした黒幕の存在は、あまり意識されておらず、マスコミにもなかなか取り上げられていません。農家の人々の間でも、この黒幕について認識していないことが多いように感じています。
この大きく隠された部分を表面化することで、意見の異なる人々が相互に理解し、お互いが本質を追求できるようになるとともに、より多くの人々にその実態を認識していただけるような映画にしていきたいと考えています。
かなり難しい課題ではありますが、今回の北海道訪問で、益々その重要性を実感しています。
相互間の対話の重要性
どちらが正しくて、どちらが間違っているということもなく、どちらにも良い所、悪い所が存在して、100%これが正しいということは無いと思っています。考え方の相違で、意見の対立が続くのではなく、お互いが出逢い、話し合って、相互に対話をしていけばいいと思います。
日本の農業の素晴らしさを撮影して伝えていきたい
出逢う農家の人々は、とても魅力的な人々ばかりです。言葉にも行動にも説得力があります。
ほとんどの都会人は、農村・農業・農家の実態を具体的に知らないし、理解していません。人々の生命を支えてくれる農家の人々に対して、心から『ありがとう!』という気持ち・感覚を持てるようにしていくことが実に大切であると実感しています。
風景は、自然がすべて作ったものではなくて、農家の人々の努力で成り立っている部分が多々あります。私は、そうした農家の実状を伝えたいと強く思っています。私は、今後足腰が動く限り、日本の農村を歩き回って、日本の農業の素晴らしさを伝えていきたいと思います」と、真摯にお話くださった原村監督です。
瀬川守 氏のお話

瀬川守 氏
当麻町の「でんすけスイカ」の生みの親。100町を超える有機農業を実施中。1990年(平成2年)に当麻グリーンライフ研究会を設立。特別栽培米を生産し、1998年(平成10年)に法人化(農業生産法人有限会社 当麻グリーンライフ)、現在も精力的に有機栽培に取り組む。
「今回のセッティングは、北海道たねの会・久田徳二 会長からの、『種子採りをしている農家を紹介せよ』という司令が最初でした。
農業生産法人有限会社 当麻グリーンライフ(当麻町)
私どもの法人では、有機農業を実施している水田10ha、野菜、畑作、施設園芸をすべて有機栽培で、117haの畑において、10年来化学肥料は一切使っていません。
神様の声「世の中を変えなさい」
現在はネットワークが進み、一歩足を踏み入れれば世界の状況を把握できたり、日本の現状も日々明らかに情報として得られる世の中になっています。にもかかわらず、日本の状況があまり変化していかないのは何故かと、疑問を抱いている方々もいらっしゃると思います。
しかし、現在は、農薬の問題、種子の問題など種々の問題が重なっていることから、今、神はきっと『もそろそろ世の中を変えなさい』という、大きな変革期にきているのではないかと感じています。
それらに関するあらゆる情報がネット上に掲げられています。その理由のひとつに、農薬の量と子どもたちの発達障害の数字が、見事に比例しているというデータです。このデータを見たとき、我々農家は、農産物生産者のひとりとして、今までの農業を変えていかなければいけないと感じました。
大げさない言い方ではありますが、今までの農業を変えない限り、病気を作る犯罪者になるのではないかとさえ思います。農業者は、そのくらいの意識をもって、農業という『ものづくり』に取り組んでいかなければならないと改めて感じています。
生命を繋ぐ食べもの
農家は今、『生命を繋いでいくには、食べ物が一番大事だ』という想いを真摯に受け止めて、改めて気持ちを切り替えていける大きなチャンスだと思っています。日本の農業を変えていくためにも、地方の農業者が大きな声をあげていく時期にきていると痛切しております。今後ともどうぞ、宜しくお願いいたします」と語る有機農業実践者の瀬川守 氏です。

意見交換
山田氏、原村監督を中心に、参加者の皆さんとの意見交換が行われました。


交流会
会場を移しての交流会。サンフラワーパーク北竜温泉の真心こもったお料理が並ぶ中、お酒を酌み交わし、和気藹々と交流が深められました。

翌日、黒千石大豆圃場にて、取材ロケ
翌朝、黒千石大豆の畑にて、山田氏と黒千石事業協同組合の皆さんとの会話形式による録画撮影が行われました。
山田氏は、生産者の方々の率直な言葉に寄り添い、しっかりと受け止めていらっしゃいました。

「種子・種苗法」に潜む様々な問題、知られざる世界を認識することから変化していく日本の農業。。。
変わりゆく農業に光を当てるべく、慎重に丁寧に、一歩一歩進んでいく皆さんの行動力に感動し、皆様との素晴らしいご縁に心から感謝申し上げます。ありがとうございました!!!
生命宿る種子を守り、生命繋ぐ食べものを育む農業者の偉大なる魂に、限りない愛と感謝と祈りをこめて。。。
追記『タネは誰のもの』公式サイトオープン! 自主上映の受付を開始((一社)身土不二)
▶ 詳細は、一般社団法人 身土不二(山田正彦 代表)をのサイトまで >>
その他の写真
・山田正彦 元農林水産大臣・原村政樹 映画監督「北竜町」訪問の写真(122枚)はこちら >>
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・未来のために For the future 「種子はあなたのものです。」北海道有機農業研究会 瀬川守 & 黄倉良二
黄倉良二 氏
・未来のために For the future 北海道における有機農業の先駆者 黄倉良二(おおくらりょうじ)
◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子