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感謝!第46回日本農業賞・大賞受賞(集団組織)
主催:全国農業協同組合中央会、JA都道府県中央会、NHK
※ 第46回日本農業賞(集団経営 部門)2016 応募調書をベースに、写真・リンク等を追加し、「北竜ひまわりライス生産組合」の活動についてご紹介します(ひまわりライス生産組合・JAきたそらち北竜支所の公開許諾済)。
※ 調書とりまとめ作成:JAきたそらち北竜支所営農課・高木真樹 氏、調書作成協力:北海道農業協同組合中央会岩見沢支所・松島健 氏
北竜町ポータル用編集:寺内昇&郁子(公開:2017年1月31日)
・組織名 :北竜ひまわりライス生産組合(JAきそらち北竜支所)
・設立 :平成16年(2004年)
・加入戸数:140戸
・所在地 :〒078-2512
北海道雨竜郡北竜町字和36番地3 JAきたそらち北竜支所内
Tel:0164-34-2211 Fax:0164-34-2216
・代表者 :川村功 組合長(かわむら いさお)
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はじめに:北竜ひまわりライス生産組合の活動概況
北海道北竜町は、人口1,965人(平成28年10月1日)、高齢化率42%を超える町である。
北竜ひまわりライス生産組合は140戸、平均年齢56.5歳(平成28年・2016年)、全国平均66.4歳に比べると若い組合である。水稲作付面積は約1,900ha、生産量は約160,000俵であり、その中における北竜町単独のブランド米「ひまわりライス」販売量は約30,000俵となる。
ポイント1.全町を挙げて「食べ物はいのち(生命)」の精神で稲作を行う
・平成2年(1990年)、北竜町役場・土地改良区・農業委員会が「国民の命と健康を守る安全な食糧生産の町」を宣言
・町には工場もゴルフ場もなく、清らかな水・大地・空を守ってきた
・生産情報公表農産物JAS認証のための施設、コンピュータシステム構築に町も出資し、安全な食糧生産を推進
・全農家が使用する農薬は、北海道慣行基準である 22成分の 50%削減の 11成分以下を基本
・平成28年(2016年)産から、新たに農薬を 80%削減可能な「きたくりん」の栽培・販売を開始
ポイント2.生産組合で生産情報公表農産物JAS規格を取得(平成18年・2006年)
・「ひまわりライス」の全ての米が、「どの農家が」「どこで」「どのような農薬」を「どのくらい使って」栽培したか、インターネットを通じて閲覧できるトレーサビリティを確保
・情報入力、情報管理等には、生産者も農協も多大な労力を要するが、消費者の求める安心・安全のためには労をいとわない精神
・農薬を削減するため、組合員が交替で担当する徹底した病害虫予察体制を構築
・行政、農業改良普及センター、NOSAIなど関連機関と常に連携
・技術面で牽引する前組合長の佐藤稔氏は、優れた農業者として農林水産省第1回「農業技術の匠」に選定されている
ポイント3.全町挙げて現地に赴き消費者に安全な米をPR
・生産者自ら、毎年、北海道内、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、沖縄県等に赴き、対面販売で直接消費者に売り込み、同時に消費者需要を常に研究
・町長がトップセールスとして全国に赴き、ひまわりライス他北竜町の特産品をPR
・農協青年部・商工会青年部・役場若手職員・農協職員が連携し、ご当地ヒーロー「アグリファイター・ノースドラゴン」に扮し、子供・消費者への食育を実施
・町が委嘱している集落支援員が専任で、インターネットサイト「北竜町ポータル」を通じて「ひまわりライス」をはじめ北竜町の情報発信を行っている(平成27年度(2015年度)年間アクセスユーザー数 225,000人・月間平均 19,000人)
・北竜町はふるさと納税の返礼品としてひまわりライスを取り扱うことにより全国に向けてPR
食べ物はモノではなく「いのち(生命)」である精神を引き継ぎ、消費者が求める安全・安心の米づくりを実施。安全安心を正確に伝えることのできる生産情報公表JAS規格と最新のコンピュータシステムにより、日本で唯一のトレーサビリティーを確保。
また、生産者が自ら消費地に赴き、自分達の米をPRし売り込み、さらには、町長やJA役員も全国に赴き、「安心・安全」な「ひまわりライス」をPR。生産組合と町とJAが一体となり、米の生産・販売を実施。
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たわわに実る北竜町の稲穂
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