北竜町産ひまわりの種100%の一番搾り「焙煎ひまわり油」サンフラワーパーク北竜温泉にて新発売!

2018/02/12 15:02 に 寺内昇 が投稿   [ 2018/03/08 22:06 に更新しました ]
2018年2月13日(火)

北竜町では、昨年販売された「燦燦ひまわり油」に続き、2月19日(月)より、「焙煎ひまわり油」が道の駅「サンフラワー北竜温泉」売店にて販売開始となります。2月19日〜3月31日まで、還元価格として500円税込み・100g(通常価格は972円税込み)。

北竜町産ひまわりの種が原料として100%使われている一番搾りタイプの「北竜焙煎ひまわり油」です!


焙煎ひまわり油 
焙煎ひまわり油


販売に先駆け、2月15日(木)には、ニューオータニイン札幌・鶴の間(札幌市)にて、「北竜町のひまわり油を知るセミナー&ランチ会」が開催されます(現在定員200名の受付は満席となり終了となっています)。

尚、同日2月15日(木)に開催されるチカホイベント「まちの観光PRと道産食用油・特産品の販売イベント」では、北竜焙煎ひまわり油をはじめ、滝川市のなたね油、上ノ国町の菜の花油、深川市の北海道こめ油などの販売が行われます。
新発売を記念して、北竜焙煎ひまわり油は、販売イベント特別価格キャンペーンとして500円税込みで提供されます。(詳しくはこちら >>

このイベント全体を企画・担当された北竜町役場企画振興課・濱田敬一課長補佐に、お忙しい中、お話を伺いました。


企画振興課・濱田敬一課長補佐 
企画振興課・濱田敬一課長補佐


ひまわり油の良さを知ることの大切さ

「この1年間、ひまわり油を皆さんに知っていただく方法を、色々考えてきました。直接、消費者の方々に説明しひまわり油に良さを知っていただき、理解してもらいたいと思っていました。

店頭に並べられひまわり油を消費者の方々が手に取った時、なぜ値段が高いのか、他のオイルとどのように違うのか、どのようにして生産されたのかに疑問が湧いてくるのではないかと思います。ひまわり油の価値や良さを理解してこそ、購買に繋がっていくのではと感じます。

昨年は、ひまわりまつり際観光センターのブース、札幌駅周辺でのブースなどでの対面販売を行ってきました。さらに、昨年12月下旬から、札幌市在住の主婦の方々10名に1か月間ひまわり油を使用するモニターを募集し実施しました。

使用後の報告会では、皆さん声を揃えて『良さを知らずに、値段だけ見ると購買意欲が薄れてしまいます。けれども、この油の良さを知ると使ってみたくなります。是非、この油の価値や良さをしっかりと消費者の皆さんに伝えて下さい!』と言われました」。


焙煎ひまわり油を紹介する濱田さん 
焙煎ひまわり油を紹介する濱田さん


道産の食用油の価値

「北海道産の食用油には、素晴らしい油がたくさん存在します。今回のチカホでのイベントは、北竜町のひまわり油だけでなく、滝川市のなたね油、上ノ国町の菜の花油、深川市の北海道こめ油等、様々な道産の食用油の良さを知っていただきたいと思い、道内の市町村への声掛けをさせていただきました。

お客様にとって、バラエティに富んだ道産の油を知っていただいた方が、その中でのひまわり油の選択技が広がっていくのではないかと感じました」。


2年間の目標達成

「道庁より出向したこの2年間、独自に目標・計画を立て、企画書を提出して北竜町ひまわり油再生協議会の承認のもとに実行してきました。自分なりの目標はほぼ達成したと思います。

ひまわり栽培においても、今年は去年の1.6倍の収量となりました。この成果は、生産者の皆さんのご協力と努力によって達成したことだと感謝しています。

お互いに意見交換を繰り返し、生産においても研究や試行錯誤しながら、工夫と努力の積み重ねにより実行し得られた結果だと思います。

そして、念願であったまろやかな味と香りのある一番搾りタイプの『焙煎ひまわり油』も完成し販売に至ることができました。

一番搾り油から作ったサラッとしてクセのない『燦燦ひまわり油』、同じく一番搾りから作ったまろやかな味と香りのある『焙煎ひまわり油』の2種類があると販売も使い方も範囲が広がります。対面販売で両方のオイルを試食していただいた結果も、好みが半々に分かれています。消費者の方の直接の声を聞くことは、とても大切なことだと実感しています」。


厳選された最高の品質を誇る「焙煎ひまわり油」


去年約14トンのひまわりの種が収穫できましたが、その内、約1.5トンを使って『焙煎ひまわり油』を作りました。原料については、私の方でひまわりの種の酸化の程度などの品質検査を行い、厳選した種だけを使っています。自信をもっておすすめできる、最高の品質のバージンオイルです。

これからは、この2種類の油をベースに、様々なものと融合させ、付加価値のあるドレッシングやブレンドオイルなど、幅広い商品に発展していくと思います。例えば、レストランやお店で使い易い商品の研究開発に発展していくと思います。

現在、北竜町の特産品である黒千石大豆と焙煎ひまわり油を使ったドレッシングの開発が進められています」。


縛りたてのオイルの味を求めて

「私が経験した中で、ひまわり種の搾りたてのオイルを味わった時の『ほんのりとした甘さ』の美味しさが忘れられません。

現在、酪農学園大学とこの搾りたての味をなんとか再現できないこかという協同研究が進んでいます。担当いただいている教授が油に詳しいこともあり、研究開発が実現しました。

研究が進めば数年後、道の駅のレストランで自家焙煎のコーヒーを味わうように、自家焙煎した搾りたてのオイルを味わうことが可能になるかもしれません! 縛りたてのオイルのドレッシングで、地元の新鮮野菜サラダをいただく。その場でしか味わうことのできない絶品料理をいただける日を願っています。

さらに種の保存方法や濾過方法、種の皮を剥いた種を使ったオイルの製造などの研究が平行して行われています。

今後大学や試験場など様々な分野において研究が進められる予定なので、バックアップや協力が得られことと思います」と、ひまわり油に対する熱い思いを語ってくださった濱田敬一課長補佐です。


以前作られていたひまわり油(左)と新発売の「焙煎ひまわり油」 
以前作られていたひまわり油(左)と新発売の「焙煎ひまわり油」


まちの観光PRと道産食用油・特産品の販売イベント

2月15日(木)には、チカホイベント・北大通交差点広場(東)「まちの観光P・Rと道産食用油・特産品の販売イベント」(キャンペーン特別価格500円税込み)にて販売されます。

▷ 日時:2018年2月15日(木)10:00〜17:00
▷ 場所:札幌駅前通地下歩行空間・北大通交差点広場(東)
▷ 出展者と主な販売品目
・ひまわりの町北竜町:焙煎ひまわり油、黒千石大豆・加工品(フレーク、きなこ、お茶、発芽納豆)
・滝川市:なたね油、菜の花オイルソース、菜の花ふりかけ、菜の花キャンドル、お米チップス、紅甘雪(さつまいも)
・天の川・菜の花油工房(上ノ国町):菜の花油、煎りえごま、アマランサス、えごまパウダー、アマランサスパウダー
・深川油脂工業株式会社(深川市):北海道こめ油、北海道こめ油ポテトチップス

なお、無添加一番搾りの極上バージンオイル「焙煎ひまわり油」は、2月19日(月)から、道の駅「サンフラワー北竜温泉」の売店にて新発売されます(2月19日〜3月31日まで還元価格500円税込み。尚、4月より通常価格972円税込みとなります)

まちの観光PRと道産食用油・特産品の販売イベント 
まちの観光PRと道産食用油・特産品の販売イベント


◆ お問合わせ先

・北竜町役場企画振興課・濱田敬一 課長補佐
 Tel:0164−34ー2111(代表)


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◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子