2011年7月10日(日)
7月に入り、北竜町に夏がやってきました。スコールのような雨が上がると、燦々と照りつける太陽が顔を出します。 黄倉ファームでは、ティラガモ除草機による除草の後、手取り除草作業が行われました。
ティラガモ除草機を使うと、除草機のローターが回り発芽した雑草が、田んぼの泥の中に埋め込まれます。雑草は成長できなくなり、枯死します。また、この作業を通じて、土の中に酸素を入れ、土中の微生物を豊かにする効果もあります。
除草機で取りきれない雑草は、手取り作業によって取り除きます。 稲株の中や、株のキワの部分を手で丁寧になぞって、雑草取りを行っていきます。 8名の方々が横に一列に並んでの作業は、6月末から1週間〜10日間、朝6時前から夕方陽が暮れるまで続けられます。お米作りは、腰をかがめる作業が多く、その中でも田の草取りが、最も過酷な重労働で辛い仕事。 雑草の根が張っていると、指先に力をこめて引き抜いていかなければなりません。暑さと腰の痛みとの戦いです。
7月に入り、ドロオイムシクリーナー(駆除機)が活躍。 田んぼでは、ドロオイムシとの悪戦苦闘が繰り広げられています。朝露で稲穂が濡れる早朝、稲にくっついているドロオイムシを、ローターで叩き落とします。水面に落ちた多くのドロオイムシは、稲に登ることができず、死んでしまいます。 太陽が昇り、稲の露が乾くと、ドロオイムシは稲から落ちにくくなってしまうので、早朝が勝負です。
暑さと痛みと向き合い、苦しみを乗り越えられた努力のパワーは、 稲の成長を促し、命を守り抜いていくことのできる愛情の証。。。 究極のお米を育てる、 想像を超えたミラクルパワーに 偉大なる尊敬と感動と感謝をこめて。。。
◆ 参考・特集記事 ほか ・特別栽培米・おぼろづき(北海道北竜町産)の新米が満天☆青空レストランで紹介されました(2011年10月22日放映) ・スマートスーツ・ライト(北海道大学の田中孝之准教授と(株)スマートサポート(札幌市、鈴木善人社長)が開発)を、有機栽培米の草取りでモニター中(2011年7月21日)
・有機栽培米の田植え@ナチュラルファーム黄倉(2011年6月14日) ◆ ナチュラルファーム黄倉(おうくら) ◇ いくこ&のぼる |