北竜町‎ > ‎

北竜町の行政

平成27年度(2015年)行政執行方針

2015/04/05 14:30 に 寺内昇 が投稿   [ 2015/04/05 14:30 に更新しました ]

広報ほくりゅう No.596 2015年4月号より抜粋

Top                   行政執行方針                   教育行政執行方針                   予算                   組織図


平成27年度 北竜町行政執行方針

町民が主役の町づくり 防災に強い町づくりを積極的に推進

 町長に就任以来、3年が経過し、残り1年の任期となりました。この間、町議会並びに町民の皆様、更には関係各機関のご理解とご協力を頂き、着実に町政を推進できましたことに心より感謝とお礼を申し上げます。
 スピード、行動力、トップセールスをモットーとして今日まで町政の執行に全力であたって参りました。激動する時代の流れや制度改革により、その場その場に即した行政サービスを、真心を込めて町民の皆様に行う責務があると思っております。
 また、町民お一人おひとりの大切な声を聴く「町長室開放デー」「町行政懇談会」「町民対話プロジェクト」を本年度も継続し、対話による相互理解を進めながら、町政に反映していきたいと考えております。
 北竜町の平成27年度予算編成は、一般会計の約6割を占める普通交付税を、国が示す地方財政対策等を考慮しながら、昨年度の交付額を見据え、財源の確保を最大限に図り、各課が所管するそれぞれの計画に沿った事業の優先度、必要性について厳しい選択を行い、限られた財源の中で効率的な運用を図ることに重点を置きました。
 また、定員管理や事務事業の効率化を、更に徹底しながら財源の確保に努め、基幹産業である農業、観光の振興、保健・福祉・医療の充実、教育・文化の振興等々、町民が主役の町づくりを積極的に進めて参りたいと考えております。
 一方、ソフト事業は、新たに高齢者運転免許証自主返納サポート事業を実施し、定住促進事業、出産祝金支給事業、子育て支援・児童福祉事業、また、高齢者福祉・障がい者事業等を継続するとともに、中学生までの通院・入院に対する医療費無料化をはじめ、各種予防接種事業を引き続き取り組んで参ります。

平成27年度各会計予算について

 健全性を保ち、現状の行政運営を維持していくため、最大限の財源確保に留意し予算編成を行いました。
 一般会計歳入では、普通交付税において、昨年の実績、更には国の予算対前年比率を考慮し過大見込みをせず 1,370,000千円で計上し、臨時財政計策債についても、対前年比率を考慮して 73,500千円で計上しました。
 主な歳出は、消防庁舎耐震補強工事等の改修、三谷地区コミュニティーセンターの建設、培本社古作線道路整備事業、橋梁長寿命化改修事業、除雪ドーザ購入事業、農業集落排水施設整備(機能強化)事業であります。

公共施設等総合管理計画について

 道路、橋梁等のインフラ施設を含めた公共施設等の老朽化対策が本町の大きな課題です。
 今後、厳しい財政状況が続く中、人口減少等により公共施設等の利用需要が変化していくことを踏まえ、早急に公共施設等の現状や将来にわたる見通し、課題等を把握・分析し、長期的な視点をもって、更新・統廃合・長寿命化等を計画的に行うことにより、財政負担を軽減・平準化するとともに、公共施設等の最適な配置及び効果的な利活用を実現していくため、平成27年度から2ヶ年において、公共施設等総合管理計画を策定します。

防災対策について

 「北竜町地域防災計画」に基づき、本年度も災害に備える物資、生活必需品等を順次購入します。
 また、町民自らが防災意識を高め町内会を単位として、「自助」「共助」「公助」の大切さを認識して頂き、自主防災組織を立ち上げており、今年度も新たに数町内会の立ち上げを予定しており、町では更に防災意識の高揚を図るため助成金を交付すると共に、町内全戸に避難用のリュックサックを配布し、災害に強い町づくりを進めます。
 また北海道の補助事業を活用し「ため他防災ハザードマップ作成事業」も実施します。

消防庁舎改修等について

 昭和53年に建築された消防庁舎は、随所に激しい傷みが出ていることから、耐震補強工事、外壁外断熱改修工事、ボイラー設備及び水道配管改修工事、デジタル無線移行に伴う通信指令室の拡大改修、大型水槽車の車庫増築工事を行います。

消防業務について

 住宅用火災警報器の設置普及推進は、全戸設置を目標に粘り強く働きかけを行う一方、電池切れ等の維持管理に関する相談窓口業務の強化を行います。
 また、AEDの取扱いを含めた心肺蘇生法の習得者を増やす為に、普通救命講習、企業・町内会・各団体等の要請による出前講習も実施します。
 更に、町からの働きかけによって立ち上がった町内会単位での自主防災組織が、各種訓練を実施した際に指導を行うため、指導者養成講習等ヘ積極的に職員を派遣し万全を期します。

職員の資質向上について

 まちづくりは人づくりという観点から、町の将来を担う人材が広く求められている今日、職員自らがその先頭に立って行動できるよう、知識や技量、資質の向上を図るための自己研鑽が益々重要視されています。
 海外研修、市町村アカデミー、自治大学等に参加し、人材育成を行い、職場内の職員研修も引き続き実施します。

役場庁舎及びすこやかセンターの管理について

 両施設のセキュリティーの向上が望まれており、1年間検討した結果、セサモIDJ(静脈認証による人退室システム)を導入し、職員の安全確保と外部からの不法侵入を排除します。
 また健康増進法に基づき、公共施設内での受動喫煙を防止するため、両施設では平成27年度より完金分煙とし、役場庁舎北口の外側に喫煙ハウスを設置します。

北竜町人ロビジョン・総合戦略の策定について

 国は地方創生・人口減少の克服を目的として、昨年12月に「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」と「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、市町村もこれらの策定が求められています。
 本町の総合戦略につきましては、ひまわりをまちのシンボルに掲げ、健康長寿のまちとして地域資源であります安全安心な食糧の生産と、サンフラワーハーク北竜温泉と保健福祉教育の活用を基本目標とし、価値ある北竜町農業の生産体制の確立、健康保養センターであるサンフラワーパーク北竜温泉の整備、超少子高齢社会に対応した、安全で安心な生活を送るための保健福祉教育の推進を基本的方向とし、このような移住・定住への環境整備を図りながら、しごとの創生支援、移住への支援、結婚−妊娠−出産−子育て支援へと切れ目のない施策を通して、将来的な人口ビジョンの推計を町民の意見を取り入れながら策定します。

北竜町「といろ(十色)の北竜と笑顔」の募集について

 北竜町には、ひまわりを始め様々な風景があり、その風景は日々の中でも、季節のうつろいの中でも変化します。町内の身近で魅力的な風景を“といろ(十色)”のジャンルに分けて募集することにより、本町の更なる地域資源の発掘と再認識を図ります。また、ひまわりのように明るく健康的な町民の笑顔の写真も募集します。
 これら応募作品は北竜ポータルにより全国に発信し、北竜町のオリジナルカレンダーを制作し北竜町の宣伝・PRを行います。

町長室開放デー・町民対話プロジェクトについて

 町民お一人おひとりの声を町政に反映するために、平成24年度より月2回の町長室開放デーを開いています。また町内の団体やグループの集まりへお伺いする町民対話プロジェクトも行います。

地域おこし協力隊員及び集落支援員について

 「地域おこし協力隊」は、和本町在住の中井啓介さんに、ひまわり観光協会のホームページの運営、北竜町のPR映像の制作、ご当地グルメの開発・PRなど、観光振興支援策について引き続き委嘱します。
 「集落支援員」は、碧水在住の寺内昇さん、郁子さんご夫妻に、「まちづくりは人づくりから」の観点から、本町の組織・団体・グループ及びそのメンバーを取材し、北竜ポータルで紹介しております。
 特に長年積み上げてきた「町民の歴史や想い」という価値に光を当て、魅力や果たしてきた役割を引き出し、深掘りし次世代に引き継ぐことにより、まちづくり・まちおこしにつながるものとして、引き続き委嘱します。

ふるさと納税について

 ふるさと応援寄付金につきましては、昨年度全国の1,868人の方々から23,303,551円の寄付が寄せられました。これらの浄財を活用し本年度サンフラワーパーク備品購入費、農産物加工実習センター備品購入費、高齢者生活支援・生きがい対策事業、ひまわり街路灯設置事業に使わさせて頂ます。
 本年度も寄付者に対するお礼の特産品を充実し、より多くの方が北竜町を応援して下さるように努めます。

サンフラワーパーク北竜温泉について

 観光の拠点施設、健康保養施設、更には町民の雇用の場として町の地域振興に大きな役割を果たしています。
 昨年来、電気料の改定、円高による仕入原価の値上がり、消費税増税による遊行費、外食費抑制傾向により厳しい経営状況にあります。
 このような状況の中で営業を強化し、積極的展開を図る中で、サービスの質的改善を行い、集客力を上げて利用者の増加に努めます。
 更に、経営改善として経費節減策や購入単価の見直しを昨年以上に進め、利潤・利益追求の職員教育にも取り組みます。

健康づくり対策について

 健康寿命を伸ばし、健康で明るく充実した人生を過ごすためには「各々が自らの健康を守る」行動を取り、生涯継続していくことが重要です。
 昨年「北竜町健康づくり計画」の中間評価年であったことから、同計画の見直しを行い、平成31年までの5ヶ年間は、「北竜町健康づくり計画(後期計画)」に基づき、保健指導活動を推進します。
 住民が、主体的に健康づくりに取り組むことが出来るような環境づくりと健康で元気に生活出来る期間である「健康寿命の延伸」を目指すためにも、特定健診、健康相談、健康教室等各種保健事業を通して疾病の予防と早期発見、早期治療に努め、更なる健康づくりを意識した活動を推進します。

高齢者支援対策について

 北竜町は平成27年1月末現在で、65歳以上の人口が849人で総人口の41%であり、今後益々高齢化が進むと予測され、特に認知症高齢者の増加が予測されるとともに、一人暮らしの高齢者も増加して行くと考えられます。
 いつまでも、健康で住み慣れた地域で安心して生活を営めるように、社会福祉協議会に委託して実施しています「ひまわりクラブ」や「生き生きクラブ事業」等の予防事業や「生活指導員派遣事業」「配食・移送・除雪事業」の支援事業の継続実施、並びに「福祉灯油等支給事業」「高齢者世帯等除雪助成事業」等も継続し支援して参ります。
 合わせて、これらの方々を地域で支え合い、交流が出来る施設の整備についても今後必要だと考えており、現在調査中です。
 また、民生児童委員協議会等の関係団体と連携し、福祉の向上に努めます。

障がい者支援対策について

 北竜町の障がい者は、約180名で、障がい者の方が、地域で可能な限り自立して生活出来るようノーマライゼーション理念に基づいた、障がいのある人も無い人も町民が相互に人格と個性を尊重し、安心して暮らすことの出来る地域社会づくりが必要であります。
 平成27年度も「北空知障がい者支援センター・あっぷる」等、関係機関との連携を密にし、「障がい者総合支援法」に基づき一層の障がい者福祉サービスの充実に努めます。

子育て支援対策について

 安心して子育ての出来る環境を整えるため、医療・保健・福祉など、さまざまな角度から地域の子育て支援を図ります。
 妊婦健診は、費用の助成制度、特定不妊治療費の一部助成を継続します。
 予防医療は、従前からのインフルエンザワクチン等の任意予防接種費用の助成に加え、本年度は新たに、ロタウイルスワクチン、B型肝炎ワクチン、日本脳炎ワクチンの接種費用の全額助成を行います。
 また、疾病の早期診断と早期治療を促進し、経済的に負担の大きい子育て世代の暮らしを応援するために、乳幼児医療費の助成制度を継続します。
 福祉関係は、出産祝金制度、保育料の半額助成など、引き続き継続し適正な給付に努めます。

廃棄物処理等環境衛生対策について

 北竜町から排出される一般廃棄物は、種類毎に分別され、すべて北空知衛生センター組合の各ゴミ処理施設に収集運搬されます。
 このうち可燃ゴミは、中・北空知廃棄物処理広域連合の中・北空知エネクリーンで焼却処理が行われております。
 昨年は、不正なゴミ出し、不法投棄、ゴミ焼き等の事案が発生しました。
 これらのゴミ処理問題の現状や課題を踏まえ、法令遵守の啓発、また、効率的で衛生的な廃棄物処理を推進し、生活環境の保全、公衆衛生の向上を図るためにも、ゴミの分別の周知並びにゴミの減量化を図ります。

防犯・交通安全対策について

 高齢化率が41%を超えている本町において「特殊詐欺」など高齢者を狙った犯罪に巻き込まれる危険性が高くなっています。
 更には「車上荒らし」や「窃盗事件」が発生しております。
 これらの犯罪を未然に防止するため、沼田警察署をはじめ、沼田地区防犯協会連合会、安全で住みよい町づくり推進協議会などの関係機関、団体と連携を図り、積極的な啓蒙活動を行い防犯体制の強化に努めます。
 交通事故死ゼロ3,000日が7月20日に節目を迎えます。今後も交通事故死ゼロを続けて行くためにも、沼田警察署、交通安全協会、交通指導員会等の関係団体並びに町内各事業所の指導と協力を頂きながら、町民総ぐるみで交通安全の推進を図ります。
 また高齢者の運転による交通事故防止と外出を支援することを目的に、高齢により運転免許証を自主返納した方を対象に支援する「北竜町高齢者運転免許証自主返納サポート事業」を本年より始めます。
  対象は65歳以上の北竜町民で、有効期限3年5万円分のタクシーチケットを一人1回交付し助成します。

マイナンバー制度について

 マイナンバー法に基づく、社会保障・税番号制度が平成27年10月に個人番号が通知され、平成28年1月より利用が開始されます。
 マイナンバーは、国民一人ひとりに12桁の個人番号が付番通知され社会保障や税の分野で、手続きや事務に利用することにより、行政を効率化し国民にとって利便性の高い、公平、公正な社会基盤となるものです。
 平成27年度は、住民周知の徹底を図りスムーズな導入に努めます。

国民年金について

 国民年金制度は、長い老後や生活の安定を損なうような万が一の事態に備え、生活を支える上で無くてはならない制度です。
 本町は年金保険料納付率が平成25年度実績で砂川年金事務所管内において「第1位」、道内においては「第4位」と上位に位置しています。
 平成27年度も、引き続き制度の情報提供や啓蒙活動を砂川年金事務所と連携を図り推進します。

医療対策について

 本町の医療機関である、町立診療所並びに歯科診療所は、地域に密着した第1次保健医療機関として、町民の健康を守るため今後とも地域医療の充実に努めます。
 本年度は町立診療所の真空式ボイラーの取り替え工事、歯科診療所は、新たに光熱水費の助成を実施し、適正な診療施設の管理運営に努めます。

国民健康保険事業について

 国民健康保険事業は、町民の健康と生活を支える大切な制度で安定的な運営が重要です。
 しかし、人口減少や高齢者比率の増加に伴う医療費の増加に加え、近年の経済不況に伴う失業者の急増などにより、国保の財政は危機的な状況にあります。
 現在、国の社会保険制度改革国民会議において、社会保障制度全体のあり方について議論が進められており、国民健康保険の財政運営責任を都道府県が担うことを基本とした法案づくりが検討されています。
 このように、国民健康保険を取り巻く状況は大きく変化しようとしていますが、どのような状況下においても国民健康保険は、国民皆保険を基礎として健全かつ安定的な運営を確保する必要があります。
 国の動向を注視し、「地域住民の健康を守る」という役割を十分果たすよう取り組みます。

介護保険事業について

 本年3月1日現在の介護保険における要介護認定者は123人であり、介護予防給付の対象となる「要支援1〜2」の方は22人、介護給付の対象となる「要介護1〜要介護5」の方が101人です。
 本年は、平成27年度から平成29年度までを1期とする「第6期北竜町介護保険事業計画」の初年度になります。
 受給者一人ひとりのニーズに合った適正なサービスの確保に努めるため、地域密着型施設の充実を図るなど、地域包括支援センターを中心に高齢者を取り巻く地域の事情や特性等を反映させ、住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、相応しいサービス提供体制の推進を図ります。

特別養護老人ホーム北竜町永楽園の運営について

 永楽園は、特養、短期入所、通所介護事業、居宅介護支援事業所の4事業で運営を行っております。
 現在、特養は満床で町内から男性11名、女性25名の36名が入園されています。待機者については要介護1〜2の方が23名、要介護3〜5の方が11名の34名が待機しています。
 昨年4月〜今年1月末までの利用実績は、短期入所は1日平均10.8名、通所介護事業は1日平均11.5名です。
 本年4月から介護保険制度が改正され、今まで国が担ってきた部分も地域、各自治体に移行され、福祉の環境は大きく変化すると思われますが、地域の高齢者を支えるためにも地域包括支援センター、社会福祉協議会、診療所などの他職種、他事業所との連携を強め、利用者の意思や人格を尊重し、ご家庭の実情を踏まえ安心出来る介護サービスを提供できるよう努力します。
 介護報酬の減額等により年々厳しくなる施設運営ですが、一層の経費削減に努め町の福祉施設の拠点として利用者の皆様、ご家族の皆様に親しまれるよう取り組みます。

農業の振興について

 平成26年度は、4年連続の豊作となったものの、需要減少と過剰供給基調による米価の下落に併せ、政府の大きな農政改革により、主食用来ヘの支援が減額されるなど、農業を取り巻く環境は、従来からの高齢化や担い手不足などの問題も相まって、大変厳しい状況下です。
 本町は、平成27年度「中出間地域等直接支払制度」を平成31年度までの5年間、第4期対策として継続実施するなど、国の制度を積極的に活用し、また、町独自の施策も併せ、基幹産業である農業を引き続き支援し、農業振興を推進します。
 また、現在話が進んでいます小麦・大豆乾燥調製貯蔵施設の建設に向けて、関係機関と協力しながら取り進めます。
 更に町の特産品となった「黒千石大豆」について、平成26年度より、耐倒伏性・多収性・早生糸等への品種を改良しており、その取組や作付け奨励助成も継続します。

農畜産物直売所「みのりっち北竜」について

 オープン4年目を迎え認知度も年々増してきておりますが、生産者が心を込めて作った農畜産物や加工品を、町内外のお客様に提供することにより、安心・安全でおいしい農畜産物生産の町、「北竜ブランド」の構築を図ります。
 経営は、今年も北竜振興公社に委託し、温泉施設との連携で、相互施設の利用促進を目指します。

農産物加工実習センター「パルム」について

 多くの加エグループに利用頂いていますが、各加工器具が耐用年数を超えてきています。
 衛生面の問題もあり随時更新を行いながら地場農畜産物を使用した加工品の普及と、町民相互の交流など地域活性化に一翼を担うよう、施設の充実に努めます。

農業基盤整備について

 引き続き「経営体育成型農地整備事業」や「基幹水利施設保全型水利施設整備事業」等の各事業の継続や、基幹水利施設の維持・管理について、関係機関と連携を図りながら農地の整備と灌漑用水の確保に努めます。

農地流動化対策について

 平成26年度より、農地の有効利用の継続や農業経営の効率化を進める担い手への農地利用の集積・集約化を進めるため、「農地中間管理機構」が創設され、本年度も引き続き北海道農業公社などの関係機関と連携し農地利用の再編成を進めます。
 また併せて、スーパーL資金の無利子化や機構集積協力金などの制度も活用し農地流動化を推進します。

担い手対策及びその他について

 平成26年度、体験実習生宿泊施設「うえる・かる」の改修を行い受入環境の整備や、体験実習生の受入要綱を整備したところ、今年度1名の実習生か来て頂ける事となり、更に、新規就農希望者も1家族来て頂ける事となりました。
 これらのことは、平成26年度「農業人フェア」がご縁となったもので、今後も「農業人フェア」に参加し、農業実習生や新規就農希望者が、1人でも多く来て頂けるよう北海道農業公社等の関係機関と連携して進めます。
 併せて、農業後継者の女性との出会いの場や交流の場の企画等も、結婚相談員とも連携・協力を頂き進めます。
 ひまわりライスなどの北竜町の特産品の販売や、課題として、籾殼処理施設やひまわりバンク基金の見直し等についても関係機関と協議しながら進めます。

林業の振興について

 森林の整備は、北空知森林組合と連携し、各補助金を活用しながら進めて参ります。特に、「未来につなぐ森づくり推進事業」を積極的に進め、無立木地を無くすために植林事業を推進し、民有林の活性化に努めます。
 また、主な町有休は、森林農地整備センター水源林整備事務所との契約地であり、作業道の修繕など保育に係る事業を計画しています。

鳥獣被害防止対策について

 平成26年度は、熊の目撃が相次ぎ、看板や防災無線にて周知した結果、若干の農業被害はありましたが、幸い人的被害はありませんでした。平成27年度も警察など関係機関と連携は図り被害防止に向けて取り組みます。
 また、鹿侵入防止電牧柵は、延長約103kmにより北竜町の山林部分をほぼ囲うことができ、鹿による農業被害が相当減少したと認識しております。
 更に、平成26年度初めてアライクマが2頭捕獲されました。今後とも有害鳥獣の被害防止に向け、電牧柵管理や個体数減少、更には小動物の被害防止対策など引き続き、北竜町鳥獣被害防止対策協議会や北竜町鳥獣被害対策実施隊などの関係団体と連携しながら行います。

商工業の振興について

 アベノミクスと呼ばれている政策が、なかなか地方にまで実感できない状況であり、特に商業については、人口減少による購買力の低下も相まって、大変な状況であると思っております。
 更に、エーコープ撤退問題については、平成26年度のアンケート結果を踏まえ、平成27年度、関係団体等と具体的な議論をし、結論を出さなければならない年です。
 その他商工業者の皆さんには、平成26年度制定させていただいた「北竜町商工業元気支援応援条例」と併せて「北竜町中小企業等元気支援応援資金融資利子及び保証料補給要綱」等を積極的に活用頂くよう商工会等の関係機関と連携し、商工業の活性化と従業員雇用を促進し、併せて市街地の再生を目指したいと思います。
 また、商工会への経営指導支援、更に地元商店の消費拡大対策として、購買力活性化推進事業についても継続して実施します。

観光の振興について

 北竜町の顔である「ひまわりの里」は、平成25・26年度と2年連続で20万人を超えるお客様にお越し頂きました。
 その要因の一つは台湾や香港からのお客様増です。平成27年度は、それらのお客様に対応した観光パンフレットを作成し、更なる誘致を図ります。
 更に、現在の「ひまわりの里」の借用地を買収し、里の全面積を町有地としたいと存じます。
 また、市街地の環境美化に花いっぱいのまちづくりに引き続いて取組み、北竜町のイメージアップと、併せてパークゴルフ場や北竜温泉も合めた他の観光施設との総体的な観光客の誘致を図り、町民各位やひまわり咲きちゃん及びノースドラゴンの協力も頂きながら、観光協会などの関係団体とも力を合わせ観光振興に努めます。

道路・河川の整備並びに除雪対策について

 道路法の改正により道路の老朽化や大規模災害などの発生の可能性を踏まえた適正管理は、道路管理者が行わなければならないとされました。このため昨年度主要町道の総点検を実施し、今後は橋梁長寿命化修繕計画及び町道総点検結果に基づき、順次計画的維持補修に努めます。
 また、今後も国道・道々の整備に通切な維持管理を要請します。
 河川整備は、融雪災害や大雨による洪水災害未然防止対策として河川水流をスムーズにするため、立本の伐採工事を行います。
 また、一級河川の整備につきましては、引き続き関係機関に要請をします。
 除排雪対策は、除雪車輛の計画的な更新に取り組むと共に生活道路の確保と安全な通行を目指した効率的な除排雪により道路環境が維持されるよう、NPOひまわりとの連携を強化し、業務の遂行を図ります。

町営住宅の整備について

 町営住宅の整備は、「北竜町公営住宅等長寿命化計画」に基づいた安全・安心でより快適に生活できる住環境を目指し、国の社会資本整備総合交付金を活用しながら需要動向を勘案し、整備を進めます。
 本年度は、和中央団地単身E棟及びいちい団地A棟の屋上防水改修工事、和中央団地5号棟及び6号棟外壁外断熱改修工事等を実施します。
 今後も計画的な公営住宅の建て替えと維持改修を進め、長期間使用できるよう、適切な維持保全に努めます。

農業集落排水事業及び個別排水処理事業の整備について

 農業集落排水事業は、引き続き各施設の機能強化対策事業に取り組み、処理施設や管路施設の老朽化による機能低下の回復を図り、機能保全及び維持管理の強化に取り組みます。
 本年度は、北竜地区浄化センターの制御装置の更新、また人孔桝漏水対策を実施いたします。
 個別排水処理事業は、昨年は1戸で合併浄化槽の設置がされました。
 合併浄化槽は、一般住宅の新築や増改築時に設置されることが大半ですが、生活環境の改善と公衆衛生の向上のために設置補助及び融資制度を継続します。

簡易水道事業の整備について

 簡易水道事業は、水道施設の適正な維持管理に努め、配水管路の漏水調査を引き続き実施し、水の安定供給と安全確保を図り、健全な給水事業の運営に努めて参ります。
 なお、本年度の工事については、継続事業の町道拡幅工事に伴います、培本社古作線水道管移設工事と老朽消火栓取替工事を実施いたします。



Top                   行政執行方針                   教育行政執行方針                   予算                   組織図


平成27年度の北竜町の一般会計予算は
28億6,600万円です

一般会計

歳入

項目 金額 割合 説明
地方交付税 14億7,000万円 51.3% 市町村の財政格差をなくし、どの市町村も等しく行政運営が行えるよう、国から財源の不足する市町村に配分されるお金
町債 3億8,920万円 13.6% 町が道路や公共施設整備などの大きな事業を行うときに借り入れる町の借金
道支出金 3億0,015万円 10.5% 町が行う福祉・産業・公共事業など、特定事業に対して道から交付される負担金・補助金など
国庫支出金 2億3,302万円 8.1% 町が行う福祉・産業・公共事業など、特定事業に対して国から交付される負担金・補助金など
町税 1億5,727万円 5.5% みなさんに納めていただく住民税・固定資産税などの税金
地方譲与税及び交付金 8,055万円 2.8% 地方譲与税・地方消費税交付金・自動車取得税交付金など
使用料・手数料 6,744万円 2.4% 公営住宅・公共施設などの使用料・ごみ処理や住民票交付などの手数料
その他 1億6,837万円 5.8% 分担金・負担金・繰入金・財産収入・諸収入など
合計 28億6,600万円 100.0%


歳出

項目 金額 割合 説明
公債費 4億2,159万円 14.7% 町の事業を行うために借りたお金の返済に充てる経費
職員給 3億9,920万円 13.9% 職員の給与などの人件費
土木費 3億9,486万円 13.8% 道路・橋梁・河川・公営住宅の整備・維持管理、除排雪などに要する経費
農林水産業費 3億8,758万円 13.5% 農業や林業の振興、有害鳥獣対策などに要する経費
民生費 2億6,453万円 9.2% 高齢者や障がい者支援などの福祉、保育所運営、子育て支援などの経費
総務費 2億4,693万円 8.6% 町の内部管理・防災・財産管理・選挙・生活交通対策などに要する経費
消防費 2億1,203万円 7.4% 火災予防・消防活動・救急活動などの経費
衛生費 1億7,346万円 6.1% 保健・健康づくりや、ごみ処理などに要する経費
教育費 1億6,710万円 5.8% 小・中学校の管理・教育の充実や社会教育事業・図書館・スポーツの振興などに要する経費
商工費 1億4,798万円 5.2% 商工振興やひまわりの里・サンフラワーパーク北竜温泉などの観光に要する経費
その他 5,074万円 1.8% 議会費・労働費・災害復旧費・予備費
合計 28億6,600万円 100.0%


会計別内訳表


会計名

平成27年度予算

平成26年度予算
前年対比
増減 伸び率(%)
 一般会計 28億6,600万円 27億8,100万円 8,500万円 3.1



特別
会計
 国民健康保険特別会計 4億2,800万円 3億5,600万円 7,200万円 20.2
 町立診療所事業特別会計 1億1,700万円 1億1,900万円 ▲200万円 ▲1.7
 後期高齢者医療特別会計 3,190万円 3,460万円 ▲270万円 ▲7.8
 介護保険特別会計 2億5,400万円 2億2,800万円 2,600万円    11.4
 特別養護老人ホーム事業特別会計 4億1,300万円 3億9,300万円 2,000万円 5.1
 農業集落排水及び
  個別排水事業特別会計
1億3,300万円 1億2,100万円 1,200万円 9.9
 簡易水道事業会計 8,591万円 8,300万円 291万円 3.5
合  計 43億2,881万円 41億1,560万円 2億1,321万円 5.2

平成27年度の主な事業

平成27年度の主な事業(その1)  平成27年度の主な事業(その2) 
平成27年度の主な事業(画像をクリックすると別画面で拡大します)


町民1人あたりに使われるお金

                         1,411,128円

※ 住民基本台帳人口(平成27年3月1日現在)2,031人で算出

  • 総務費・・・・・・・ 121,581円
  • 民生費・・・・・・・ 130,245円
  • 衛生費・・・・・・・  85,405円
  • 農林水産業費・・・・ 190,833円
  • 商工費・・・・・・・  72,861円
  • 土木費・・・・・・・ 194,419円
  • 消防費・・・・・・・ 104,396円
  • 教育費・・・・・・・  82,275円
  • その他・・・・・・  429,113円
  • ────────────────────────
      合計       1,411,128円


Top                   行政執行方針                   教育行政執行方針                   予算                   組織図


平成27年度北竜町職員人事機構(その1)  平成27年度北竜町職員人事機構(その2) 
平成27年度・北竜町職員人事機構(画像をクリックすると別画面で拡大します)

以上




平成26年度(2014年度)北竜町行政執行方針

2014/04/16 4:16 に 寺内昇 が投稿   [ 2014/04/16 4:17 に更新しました ]

広報ほくりゅう No.584 2014年4月号より抜粋

Top                   行政執行方針                   教育行政執行方針                   予算                   組織図


平成26年度 北竜町行政執行方針

安全、安心なまちづくりに重点

 町長に就任以来、早や2年が経過し、任期の折り返しを迎える年となりました。この間、町議会並びに町民の皆様、更には関係各機関のご理解とご協力を頂き、着実に町政を推進できましたことに心より感謝とお礼を申し土けます。

 私のモットーは、スピード、行動力、トップセールスであります。時代の流れや制度改革による各施策において、時代に即した行政サービスを、真心を込めて町民の皆様に行う責務があると思っております。
 また、町民お一人おひとりの大切な声を聴く「町長室開放デー」「町行政懇談会」「町民対話プロジェクト」を本年度も継続し、対話による相互理解を進めながら、町政に反映していきたいと考えております。

 さて、日本の経済は安倍総理が打ち出したアベノミクス効果により、円安、株価の上昇に伴い経済指標において回復する動きが出てきており、長く続いたデフレからの脱却を目指しております。
 都市部や大企業においては、景気回復の兆しが出てきておりますが、しかし、私たちの住む地方においては、その事を肌で感じる状況には至っておりません。
 国の平成25年度補正予算は本年2月に成立し、「がんばる地域交付金事業」が新たに創設されるなど、昨年度同様、新年度予算と合わせた15ヵ月予算として、好循環実現に向けての経済対策、更には、4月からの消費税率引き上げに伴う景気対策の内容が盛り込まれています。
 一方、平成26年度の国の予算では「中期財政計画」に沿い、昨年度に引き続き、民需主導の経済成長と財政健全化目標の双方の達成を目指し、無駄を徹底して省いた内容となっております。
 また、地方財政対策では、安定的な財政運営に必要となる一般財源について、平成25年度水準を下回らないよう編成されております。

 北竜町における平成26年度予算編成にあたっては、一般会計の約6割を占める普通交付税を、国が示す地方財政対策等を考慮しながら、財源の確保を最大限に図り、今年度からスタートする北竜町総合計画(後期基本計画)をはじめ、各課が所管するそれぞれの計画に沿った事業の優先度、必要性について厳しい選択を行い、限られた財源の中で効率的な運用を図ることに重点を置いたところであります。

 また、定員管理や事務事業の効率化を、更に徹底しながら財源の確保に努め、基幹産業である農業、観光の振興、保健・福祉・医療の充実、スポーツや文化の振興等々、町民参加の町づくりを積極的に進めて参りたいと考えております。

 一方、ソフト事業につきましては、新たに北竜町オリジナルカレンダー作成事業を行うほか、従来からの定住促進事業、出産祝金支給事業、子育て支援・児童福祉事業、また高齢者福祉・障害者事業等を継続するとともに、中学生までの通院・入院に対する医療費無料化をはじめ、各種予防接種事業を引き続き取り組んで参ります。

 本年の行政執行にあたりましては、限られた予算の中で町民の負託に応えるべく最大限の努力をして参ります。

公会計制度の導入について

 地方公会計制度は、地方自治体が財務諸表等の情報を公開し、住民に分かりやすく説明責任を果たすため、行財政の信頼性向上と改革・健全化を推進することを目的として総務省より指針が出されています。

 現在、北竜町の会計は現金の収支に着目した「現金主義会計」を採用し、町の資産や借金、また、行政サービスの提供にどれだけのコストがかかっているのかが、分かりにくい状態にあります。
 平成22年度決算から資産、負債、コスト等の状況を分析、公表できるよう「総務省方式改訂モデル」により財務諸表4表(貸借対照表、行政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書)を普通会計ベースで作成しておりますが、決算統計に基づく簡易的な作成であり、また、固定資産台帳の整備ができていないこと等から、公表・分析には至っていません。

 今後、財務諸表の公表が義務化になることが予想されるため、本年度より「固定資産台帳整備」「複式簿記の導入」を実施してまいります。

防災対策について

 平成25年度策定の「北竜町地域防災計画」に基づき、本年度より災害に備え物資、生活必需品等を順次購入します。また、町民自らが防災意識を高め「自助」「共助」「公助」の大切さを認識し、避難訓練等を町内会を単位として実施し、災害に強い町づくりを進めてまいります。
 更には警察、消防等の関係機関と連携を図り、防災に対する啓発、普及にも努めてまいります。

消防救急デジタル無線について

 昨年度、デジタル無線への移行に伴う実施設計委託を終了し、本年度は本体工事を予定しております。

消防庁舎改修等について

 昭和53年建築の消防庁舎は、35年目を迎え、老朽化に伴い随所に激しい傷みがあります。
 このことから、耐震補強工事、外壁外断熱改修工事、ボイラー設備及び水道配管改修工事を行い、更にはデジタル無線移行に伴う通信指令室の拡大改修に併せて、大型水槽車の車庫増築工事を平成27年度に計画し、本年度は実施設計委託を行います。

消防対策について

 町民の生命と安全、財産を守るため、今年度も予防消防を強化し、一般住宅に義務付けられている住宅用火災警報器の全戸設置に向け、呼びかけてまいります。
 2月1日現在の設置率は95.2%です。

職員の資質向上について

 まちづくりは人づくりという観点から、職員の資質向上、自己研讃が重要となってきております。
 職員研修については、昨年度と同様に、海外研修、市町村アカデミー、自治大学等に参加し、人材育成を行い、職場内の職員研修についても引き続き実施してまいります。

総合計画後期実施計画の策定について

 北竜町総合計画における実施計画は、前・中・後期に分かれており、後期実施計画が平成27年度よりスタートいたしますので、基本計画に基づき策定委員会を開催し、本年度策定してまいります。

民間賃貸住宅促進事業について

 住宅不足による転出の人口減少の抑制と、北竜町への移住・定住を促すため、町内に賃貸住宅を建設する事業者に対して、助成措置を講じ、優良な賃貸住宅の建設を促進し、人口の増加と住環境の向上を図るために、助成要綱の策定に取り組みます。

地域公共交通会議について

 昨年度より町民の足を確保し、安全で安心して地域で暮らせるように試験運行を実施するなど、本町における公共交通の導入方法を検討して参りました。
 本年度は、4月より一般利用者の有償化によるスクールバス運行に合わせて、乗合タクシーの運行を行い、町民の交通の利便性を図ってまいります。

北竜町「といろ(十色)の風景」について

 北竜町にはひまわりをはじめ様々な風景があり、その風景は日々の中でも、季節のうつろいの中でも変化しています。北竜町内の身近で魅力的な風景を「といろ(十芭)」のジャンルに分けて募集し、本町の地域資源の発掘と再認識を図り、そして北竜ポータルにより全国に発信し、北竜町のオリジナルカレンダーを制作し北竜町の宣伝・PRを行います。

永住功労者表彰について

 北竜町では、町の振興発展に永年ご尽力いただいた高齢者の方に、過去の関町記念式典において、「開拓功労者」として、満80歳以上の方で、北竜町に延べ60年間以上在住している方に感謝状を贈呈していました。
 本年度からは、名称の変更と、従来は10年ごとの表彰でしたが、期間が長いことから毎年、敬老会の席上において、「永住功労者」として感謝状を贈呈することとします。

地域おこし協力隊員及び集落支復員について

 「地域おこし協力隊」は、中井啓介さんにひまわり観光協会のホームページの立ち上げ、ひまわりライスに特化したご当地グルメの開発など、本町における観光振興支援策の構築について、引き続き委嘱します。
 「集落支援員」は、寺内昇さん、郁子さんご夫妻が、本町における組織・団体・グループ及びそのメンバーを取材し、北竜ポータルで紹介します。
 特に「歴史や人々の想い」という価値に光を当て、本来の魅力や果たしてきた役割を引き出し、次世代に引き継ぐことにより、まちづくり・まちおこしにつながるものとして、引き続き委嘱します。

青春エール助成金について

 高校生を持つ保護者の経済的負担を軽減し、有為な人材育成を図るため、高等学校ヘ通学等をしている高校生を持つ保護者に対し月額5,000円を助成いたします。

町長室開放デー・町民対話プロジェクトについて

 町民、お一人おひとりの声を町政に反映するために、月2回の町長室開放デーを開いています。また、町内の団体やグループの集まりへ、私自らお伺いする町民対話プロジェクトも引き続き行います。

サンフラワーパーク北竜温泉について

 観光の拠点施設、町民の保養施設、雇用の場として、町の地域振興に大きな役割を果たしています。
 本年度は消費税が8%に改正され、また、仕入原価の値上がりや電気料の改定、円高による燃料費の高騰など、北竜温泉におきましても種々料金改定をせざるを得ない状況にあります。
 経営改善として、メニューやプランの開発を行い、営業販売を強化し、更に、経費節減策や購入単価等の見直しを進めます。北空知への営業強化や利潤・利益追求の職員教育にも取り組みます。

北竜温泉井戸掘削許可申請について

 サンフラワーパーク北竜温泉は、昨年3月に北竜温泉井戸の事故により、現在は北雨1号井戸から温泉水を汲み上げています。
 北雨1号井戸は、平成4年に掘削し今年で22年目です。突然、劣化による使用不可能になる危険性があります。
 北竜温泉は、町民の憩いの施設でありますと共に、北竜町へ観先客を誘う貴重な資源でもあります。
 温泉水が停止し新しい温泉水による再開には1年から1年半を要することから、今回温泉水掘削許可申請を行い、次年度以降に新しい温泉水によるリニューアルオープンができるよう取り組みます。

▶ 消費税率引き上げの対応について

 本年4月からの消費税率の引き上げに伴い、低所得者ヘの負担増に鑑み、暫定的・臨時的な措置として、町民税非課税者等に「臨時福祉給付金」を、また、子育て世帯への影響を緩和するため、臨時福祉給付金の対象外の児童に「子育て世帯に対する臨時特例給付金」を交付します。
 この給付事業は国の補助金(補助半10分の10)で行われます。

健康増進事業について

 町民一人ひとりが健康を維持し、それぞれが望む地域生活を長く続けられるよう健康増進事業は、「北竜町健康づくり計画」により進めております。
 本年は中間評価年にあたり、健康意識調査、栄養調査等を実施し、各町内会の健康づくり推進協力員の皆様からのご意見も参酌し、健康指標の見直しを行います。

高齢者支援対策について

 北竜町の高齢化率は、平成26年2月1日現在で41%と前年同期(40%)と比較して1%増加し、今後も更なる上昇が予測されます。
 高齢者の方が生き生きと活動し、往み價れた地域で安心して暮らし続けられるように、社会福祉協議会に委託して実施しております「ひまわりクラブ・生き生きクラブ事業」「生活指導員派遣事業」「配合・移送・除雪事業」や「老人家庭等福祉灯油代支給事業」「高齢者世帯等除雪費助成事業」を継続実施してまいります。

障がい者支援対策について

 障がい者の方が地域において可能な限り自立して生活でざるよう、行政及び「北空知障がい者支援センター・あっぷる」等、関係機関と連携を密にし、障害者自立支援法に基づき、居宅支援、施設入所支援、通所支援などへの助成、日常生活用具給付費の支給等を実施してまいります。

子育て支援対策について

 子供の生活環境や保護者の子育て環境が変化している中で、安心して子供を産み育てていけるよう、出産祝金制度、乳幼児医療費助成、保育料の半額助成などを引き続き実施し各種手当等の適正な給付に努めてまいります。
 本年から新たに、発達に心配のある小学生から高校生を対象に、NPO法人深川市手をつなぐ育英会が開設する「放課後等デイサービス事業」に、事業運営の安定を図るため3年間に限り、利用対象である1市4町で補助金を交付してまいります。

環境衛生対策について

 昨年稼働した、中北空知廃棄物処理広域連合「中北空知エネクリーン」と、北空知衛生センター「リサイクルプラザ」と連携・協力し、安定的なごみ処理の推進を図ります。
 また、昨年初めて行った家庭系廃棄パソコンの回収を、本年度も実施してまいります。

防犯・交通安全対策について

 防犯対策は、近年増加傾向が著しい高齢者を狙った特殊詐欺や、一昨年に町内で頻発した燃料油盗難事件を未然に防止するため、沼田警察署、沼田地区防犯協会連合会、安全で住みよい町づくり推進協議会などの関係機関との連携を図り、様々な機会を通じて啓発活動を行ってまいります。
 交通安全対策は、3月7目で交通事故死者ゼロが「2,500日」の節目となります。
今後も3.000日、5.000日と継続され不幸な事故の犠牲者を出さないよう、沼田警察署、交通安全協会、交通安全指導員会等の関係団体、各町内事業所と連携し交通安全の推進を図ってまいります。

戸籍事務等の電算化について

 戸籍事務の電算化は、北空知1市4町による戸籍電算化共同利用が3月31日から開始され、従来の戸籍謄本が全部事項証明、戸籍抄本が個人事項証明と横書き・印字された様式で交付されます。
 また、現在業務で活用しています「総合行政システム」は、基本OSがウィンドウズXPで、本年4月でサボートが終了のため、平成27年10月から国が推進する電子行政システムの一つであります、社会保障・税番号制度(通称:マイナンバー制度)等に対応が可能なシステムを導入し、長期間安定的な運用を目指して更新を行ってまいります。

医療対策について

 本町の医療の拠点の町立診療所・歯科診療所は、町民が安心して受診されるよう各医師と連携し健全な運営に努めます。
 両施設は建設から年数が経過し補修箇所があるため、修繕等で適正な状況を維持します。
 また、4月から沼田厚生病院が無床の診療所となります。日常の診療、休日夜間の救急医療体制等を含めて、深川市医師会と連携します。

国民健康保険事業等について

 国民健康保険は、本年度から70歳から74歳の前期高齢者において、新たに70歳到達の方から本来の一部負担割合が2割となります。
 医療費の抑制対策は、特定健康診査や保健師による特定保健指導、訪問健康指導などで疾病の予防と健康維持を目指し、各種事業を推進してまいります。
 後期高齢者医療制度は、本年度において2年毎の保険料率改定が行われます。

介護保険事業について

 本年2月1日現在の北竜町の人口は2,074人、そのうち65読以上の高齢者は854人、介護保険における要介護認定者は112人であり、介護予防給付の対象となる「要支援1〜2」の方は22人、介護給付の対象となる「要介護1〜要介護5」の方が90人です。
 受給者一人ひとりのニーズに合ったサービスの確保に努め、地域の事情や特性等を反映し、相応しいサービス提供体制の推進を図ってまいります。

特別養護老人ホーム北竜町永楽園の運営について

 永楽園は、特養、短期入所、通所介護事業、居宅介護支援事業所の4事業で運営を行っています。
 現在は満床で、町内からは男性9名、女性25名の34名の方が入園されています。
 待機者については37名で、要介護1〜2の方が23名、要介護度3〜5の方が14名、要介護度の比較的低い方の申し込みが多いのが現状です。
 今後、高齢者施策の大きな変化が予想されますが、地域包括支援センター、社会福祉協議会、診療所との連携を密にし、利用者の意思や人格を尊重すると共に、地域やご家庭の実情を踏まえ適切で安心できる介護サービスの提供に努力してまいります。

農業の振興について

 平成26年度は、政府の大きな農政改革とTPP交渉の行方次第によっては、大きな変革を迎えると危惧しております。
 国は、本年度より、農業・農村の所得を今後10年で倍増させることを目指し、農政改革が実施され新たな農業・農村政策が始まります。「農地中間管理機構の創設」「経営所得安定対策の見直し」「水田フル活用と米政策の見直し」及び「日本型直接支払制度の創設」と4つの改革がなされます。
 町は、本年度も国の制度を積極的に活用し、また、町独白の施策も併せ、基幹産業である農業を引き続き支援し、活力ある北竜町農業振興を推進してまいります。
 また、北竜町の特産品となっている「黒子石大豆」の品種の改良も国の補助事業に乗れるよう支援します。なお、作付け奨励助成については引き続き行ってまいります。
 その他、農業施策として、籾殻処理施設やひまわりバンク基金の見直し等の諸問題についても関係機関と協議しながら進めてまいります。

農畜産物直売所みのりっち北竜について

 オープン3年目の「みのりっち北竜」は認知度を増してきておりますが、本年度看板を増設し、更なるお客様の誘導を図ってまいります。
 生産者が心を込めて作った農畜産物や加工品の販売で、安心・安全でおいしい農畜産物生産の町、「北竜ブランド」の構築を図ります。
 更に、本年も観光センターに出店します。
 経営は今年も北竜振興公社に委託し、温泉施設との連携で、相互施設の利用促進を目指してまいります。

農産物加工実習センターパルムについて

 「パルム」は年月の経過とともに、各加工器具が耐用年数を超えてきており、逐次更新を行い地場農畜産物を使用した加工品の普及と、町民相互の交流など地域活性化に一翼を担うよう、施設の充実に努めてまいります。

農業基盤整備事業について

 農業基盤整備事業は高生産性農業には必要不可欠であり、「経営体育成基盤整備事業」や「基幹水利施設ストマネ事業」等の継続や、基幹水利施設の維持・管理について、関係機関と連携を図りながら農地の整備に努めてまいります。

農地流動化対策について

 平成26年度より、農地の有効利用の継続や農業経営の効率化を進める担い手への農地利用の集積・集約化を進めるため、「農地中間管理機構」が創設されます。機構と連携を密にして地域内の農地利用の再編成を進めてまいります。
 併せて、スーパーL資金の無利子化や機構集積協力金などの制度も活用し農地流動化を推進してまいります。

農業後継者のパートナー問題について

 農業後継者のパートナー問題は重要な課題と位置づけ、農業体験実習生用の宿泊施設の改修に伴う受入環境の整備や、受入要綱も充実させ、積極的に受け入れを推進してまいります。
 併せて、女性との出会いの場や交流の場の企画等、結婚相談員と連携・協力しながら進めてまいります。
 更に、果菜類の生産者が減少する中、新規就農制度や要綱なども見直し、新規就農希望者が農業に取り組む体制や受け入れ体制の強化も検討してまいります。

林業の振興について

 北空知森林組合と連携し、各補助金を活用しながら連めてまいります。
 特に、「未来につなぐ森づくり推進事業」を積極的に進め、無立木地を無くすために植林事業を推進し、民有林の活性化に努めてまいります。
 また、主な町有林は、森林農地整備センター水源林整備事務所との契約地であり、作業道の修繕など保育に係る事業を計圃しています。
 その他の町有林や町と個人との分収造林地も、より価値のある財産となるよう、適正な施業と管理に努めてまいります。

有害鳥獣被害防止対策について

 2ヵ年で鹿進入防止電牧柵が延長的103kmとなり北竜町の山林部分をほぼ囲うことができ、鹿による農業被害も減少したものと認識しています。
 今後、アライクマによる被害も懸念されますが、電柵管理や有害鳥獣の個体数減少、更には小動物の被害防止対策など引き続き、北竜町鳥獣被害防止対策協議会や北竜町鳥獣被害対策実施隊、営農組合及び北竜町活動組織などの関係団体と連携しながら行ってまいります。

商工業について

 本年度からの新たな施策として、「北竜町商工業元気支援応援条例」を制定し、商工業の活性化と従業員の積極的な雇用を促進し、市街地の再生や人目流失防止など少しでも食い止めることを目指します。
 また、商工業対策として、商工会への経営指導支援、中小企業保証融資制度の活用や同制度の利子の一部を助成する制度、更に地元商店の消費拡大対策として、購買力活性化推進事業についても継続して実施してまいります。
 Aコープホクレン商事の店舗問題については、関係団体と協議を行い、喫緊の課題として取り組んでまいります。

観光について

 北竜町の顔である「ひまわりの里」は、平成25年度6年ぶりに20万人を超えるお客様にお越し頂きました。
 いい花を咲かせるための努力はもちろん、ノンノの森の環境整備に着手し、数年かけ整備充実を図ってまいります。
 また、市街地の環境美化については、フラワーポットを若干増設し、花いっぱいのまちづくりに引き続いて取り組んでまいります。
 パークゴルフ場や北竜温泉も含めた他の観光施設との総体的な観光客の誘致を図り、ひまわり咲きちゃん及びノースドラゴンの協力も頂きながら、観光協会など関係団体とも力を合わせ観光振興に努めてまいります。

道路・河川の整備について

 町道の整備は、引き続き社会資本整備交付金により培本社古作線道路拡幅工事のほか、「地域の元気臨時交付金」を充当しての小豆沢線、中の岱2線、美葉牛6線の道路整備工事を行い町道の維持補修に努めてまいります。
 また、安全で安心な道路環境にするために道路ストック総点検に取り組み主要町道の路面性状基礎調査を行い、計画的な維持管理を推進してまいります。
 国道、道道の整備は、適切な維持管理を要請します。
 橋梁整備は、「橋梁長寿命化修繕計画」に基づき町道に架かる橋梁の点検調査、予防的な修繕及び計画的な掛け替えを行い適正な橋梁管理に努めてまいります。
 河川整備は、尻無川護岸整備工事の継続実施、伊藤の沢川護岸整備工事の実施と大雨による洪水災害の未然防止対策として河川水流をスムーズにするため、立木の伐採工事を行います。
 また、一級河川の整備は引き続き関係機関に要請します。

除雪について

 冬期間の除排雪対策は、除雪車両の計画的な更新に取り組むとともに生活道路の安全対策や通行確保に努め効率的な除排雪が実施されるよう、NPOひまわりとの連携を強化し業務の遂行を図ってまいります。

町営住宅の整備について

 町営住宅の整備は、「北竜町公営住宅等長寿命化計画」に基づき安全・安心でより快適に生活できる住環境を目指し、国の社会整備総合交付金を活用しながら需要動向を勘案し整備を進めてまいります。
 平成26年度は、和中央団地6号棟屋上防水改修工事、和町団地1〜5号棟)内窓・給湯設備改修工事、碧水公営住宅通路舗装工事等を実施いたします。
 今後も、計画的な公営住宅の建て替えと維持改修を進め、長期にわたり使用できるよう適切な維持管理に努めてまいります。
 また、国の平成25年度補正予算で桜岡団地H棟建設工事、和中央団地4号棟外壁改修工事、同じく和中央団地4号棟熱交換換気扇設置工事を前倒し本年度実施いたします。

農業集落排水事業及び個別排水処理事業の整備について

 農業集落排水事業は、引き続き農業集落排水事業機能強化対策事業に取り組み汚泥処理施設や管理施設棟の老朽化による機能低下の回復を図ってまいります。
 本年度は北竜地区浄化センターの制御装置の更新、また入孔漏水対策を実施します。
 個別排水処理事業は、昨年は4戸で合併浄化槽の設置がされました。
 合併浄化槽の設置は、新築や増改築によるものが大半を占めます。引き続き補助、融資制度を継続して普及の推進と生活環境の改善並びに公衆衛生の向上に努めてまいります。

簡易水道事業の整備について

 簡易水道事業は、水道施設の適正な維持管理に努め生活水の安定供給と安全確保を図り、健全な給水事業の運営に努めてまいります。
 本年度の節水関係の工事は、町道拡幅工事に伴います培本社古作線水道管移設工事と、老朽化による水道消火栓取替工事を実施いたします。


Top                   行政執行方針                   教育行政執行方針                   予算                   組織図


平成26年度の北竜町の一般会計予算は
27億8,100万円です

一般会計

歳入

項目 金額 割合 説明
地方交付税 15億5,800万円 56.0% 市町村の財政格差をなくし、どの市町村も等しく行政運営が行えるよう、国から財源の不足する市町村に配分されるお金
町債 3億4,825万円 12.5% 町が道路や公共施設整備などの大きな事業を行うときに借り入れる町の借金
道支出金 1億8,530万円 6.7% 町が行う福祉・産業・公共事業など、特定事業に対して道から交付される負担金・補助金など
国庫支出金 1億7,721万円 6.4% 町が行う福祉・産業・公共事業など、特定事業に対して国から交付される負担金・補助金など
町税 1億6,461万円 5.9% みなさんに納めていただく住民税・固定資産税などの税金
地方譲与税及び交付金 7,012万円 2.5% 地方譲与税・地方消費税交付金・自動車取得税交付金など
使用料・手数料 6,758万円 2.4% 公営住宅・公共施設などの使用料・ごみ処理や住民票交付などの手数料
その他 2億0,993万円 7.6% 分担金・負担金・繰入金・財産収入・諸収入など
合計 27億8,100万円 100.0%


歳出

項目 金額 割合 説明
公債費 4億4,772万円 16.1% 町の事業を行うために借りたお金の返済に充てる経費
職員給 4億0,287万円 14.5% 職員の給与などの人件費
土木費 3億4,513万円 12.4% 道路・橋梁・河川・公営住宅の整備・維持管理、除排雪などに要する経費
農林水産業費 3億2,148万円 11.6% 農業や林業の振興、有害鳥獣対策などに要する経費
教育費 2億8,671万円 10.3% 小・中学校の管理・教育の充実や社会教育事業・図書館・スポーツの振興などに要する経費
民生費 2億2,746万円 8.2% 高齢者や障がい者支援などの福祉、保育所運営、子育て支援などの経費
総務費 1億9,928万円 7.1% 町の内部管理・防災・財産管理・選挙・生活交通対策などに要する経費
衛生費 1億7,971万円 6.5% 保健・健康づくりや、ごみ処理などに要する経費
商工費 1億5,929万円 5.7% 商工振興やひまわりの里・サンフラワーパーク北竜温泉などの観光に要する経費
消防費 1億5,669万円 5.6% 火災予防・消防活動・救急活動などの経費
その他 5,466万円 1.9% 議会費・労働費・災害復旧費・予備費
合計 27億8,100万円 100.0%


会計別内訳表


会計名

平成26年度予算

平成25年度予算
前年対比
増減 伸び率(%)
 一般会計 27億8,100万円 25億2,400万円 2億5,700万円 10.2
   特別会計  国民健康保険特別会計 3億5,600万円 3億6,100万円 ▲500万円 ▲1.4
 町立診療所事業特別会計 1億1,900万円 1億2,600万円 ▲700万円 ▲5.6
 後期高齢者医療特別会計 3,460万円 3,070万円 390万円 12.7
 介護保険特別会計 2億2,800万円 2億2,300万円 500万円 2.2
 特別養護老人ホーム事業特別会計 3億9,300万円 4億2,900万円 ▲3,600万円 ▲8.4
 農業集落排水及び
 個別排水事業特別会計
1億2,100万円 1億1,600万円 500万円 4.3
 簡易水道事業会計 8,300万円 8,300万円 前年同額 0.0
合  計 41億1,560万円 38億9,270万円 2億2,290万円 5.7

平成26年度の主な事業

<総務費>

● 防災用備品等購入事業(新規)・・・・・・・・・・・  2,381千円
 非常良・毛布・発電機・ボータブルストーブ等防災備品等の整備
● 北竜町オリジナルカレンダー作成(新規)・・・・・・・   443千円
 北竜町の知られざる写真入カレンダー作成 
● 集落支援員設置事業・・・・・・・・・・・・・・・・  7,080千円
 集落支援員2名を配置
● 北竜町地域公共交通事業・・・・・・・・・・・・・・  2,842千円
 第2回実証運行・利用実態把握調査・乗合タクシー運行費等
● 宅地取得奨励補助事業・・・・・・・・・・・・・・・  1,000千円
 町分譲地等の取得にあたり、1 0 0万円を限度として宅地代金の2分の1を助成
● 持ち家取得奨励補助事業・・・・・・・・・・・・・・  2,000千円
 自家住宅建築にあたり、200万円を限度に助成
● 北竜町高等学校等通学等助成事業・・・・・・・・・・  3,540千円
 @5,000円×12ヵ月×59名
● 総合行政システム更新事業(新規)・・・・・・・・・ 2 9,916千円
 既存の住民基本台帳システムを基盤とする各種システムのクラウド化、
 社会保障・税番号制度によるシステム改修

<民生費>

● 生活支援・生きがい対策事業・・・・・・・・・・・・ 12,226千円
 生きがいデイサービス事業、生活管理指導員派遣事業、在宅支援事業他
● 赤十字奉仕団結成50周年記念式補助事業(新規)・・・・  475千円
● 北竜温泉優待事業・・・・・・・・・・・・・・・・・  2,500千円
● 老人家庭等福祉灯油代支給事業・・・・・・・・・・・  1,150千円
● 臨時福祉給付金事業(新規)・・・・・・・・・・・・  7,760千円
 消費税率引き上げに伴い、低所得者に対し給付金1万円を支給
● 高齢者世帯等除雪費助成事業・・・・・・・・・・・・  1,000千円
 1シーズン2万円を限度に除雪委託費等の2分の1を助成
● 出産祝金支給事業・・・・・・・・・・・・・・・・・  2,000千円
 1人出産につき20万円を支給
● 子育て世帯臨時特例給付金事業(新規)・・・・・・・  2,260千円
 消費税率引き上げに伴い、子育て世帯に対し、対象児童1人につき給付金1万円を支給

<衛生費>

● がん検診助成事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4,626千円
 各種がん検診に係る検診費用を全額助成
● 任意予防接種費助成事業・・・・・・・・・・・・・・・ 1,841千円
 各種予防接種費用を助成
● 人間ドック事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2,184千円
 人間ドック基本コース・前立腺ガン検査・骨粗鬆症検査受診料中2 5,500円助成、
 脳ドック受診料中10,000円助成
● 特定不妊治療費助成事業・・・・・・・・・・・・・・・・  450千円
 体外受精及び顕微鏡受精に係る治療費用から道補助金を控除した額の9割を15万円を限度に助成
● 乳幼児等医療給付事業・・・・・・・・・・・・・・・・ 1,100千円
 小学生の通院・中学生の入通院に係る医療費を無料化

<農林水産業費>

● 農地・水保全管理支払負担金事業・・・・・・・・・・ 26,247千円
● 黒千石大豆作付奨励金助成事業・・・・・・・・・・・  1,500千円
● 中山間地域等直接支払交付金事業・・・・・・・・・ 113,621千円
● 経営所得安定対策直接支払推進事業・・・・・・・・・  3,469千円
● 農畜産物直売所運営管理委託事業・・・・・・・・・・  3,000千円
● 農業後継者対策事業(新規)・・・・・・・・・・・・  2,015千円
 農業体験実習生受入に係る施設備品等整備、実習生賃金等
● ひまわりバンク育成基金事業・・・・・・・・・・・・  6,868千円
● 道営農業農村整備事業・・・・・・・・・・・・・・・ 32,599千円
● 北竜町有害鳥獣被害対策協議会負担金事業・・・・・・  6,300千円
 電牧柵管理・小動物用電牧柵設置助成等に係る負担金

<商工費>

● 購買力促進活性化推進補助事業・・・・・・・・・・・  2,020千円
 いなかーどポイント7倍セール、子ども応援券
● 地域おこし協力隊設置事業・・・・・・・・・・・・・  3,980千円
 平成25年度より1名設置
● ひまわりの里景観整備事業・・・・・・・・・・・・・  4,679千円
 ひまわりの星宮上敷均し、ノンノの森遊歩道周辺に花木植栽
● 北竜温泉施設等改修事業・・・・・・・・・・・・・・ 15,285千円
● 温泉側真空式温水ボイラー更新事業、温泉照明器具LED化事業等

<土木費>

● 碧水線道路拡幅事業(新規)・・・・・・・・・・・・  3,800千円
● 幅員8mに道路拡幅
● 除雪ロータリ車購入事業(新規)・・・・・・・・・・ 41,103千円
● 培本社古作線道路整備事業・・・・・・・・・・・・・ 60,401千円
 道路拡幅工事、用地買収、用水移設補償等
● 小豆沢線道路整備事業(地域の元気臨時交付金事業)・ 39,960千円
 道路改良舗装工事
● 中の岱2線道路整備事業(地域の元気臨時交付金事業)(新規)11,340千円
 道路オーバーレイ舗装工卓
● 美葉牛6線道路整備事業(地域の元気臨時交付金事業)(新規)12,636千円
 道路改良舗装工事
● 橋梁長寿命化改修事業・・・・・・・・・・・・・・・ 18,900千円
 平成27年度事業実施予定橋梁(4橋)に係る設計委託、橋梁補修工事(2橋)
● 尻無川護岸整備事業(地域の元気臨時交付金事業)・・ 14,040千円
 護岸工事
● 和町団地内窓・給湯設備改修事業(新規)・・・・・・ 19,667千円
 4棟16戸実施

<消防費>

● 消防救急デジタル無線整備事業・・・・・・・・・・・ 54,166千円
 消防無線デジタル化(本工事)
● 消防庁舎耐震改修等事業(新規)・・・・・・・・・・  5,983千円
 消防庁舎格納庫増築に係る用地取得、耐震補強・外壁改修・格納庫増設に係る実施設計委託

<教育費>

● 外国語指導助手派遣業務委託事業・・・・・・・・・・  4,930千円
 平成25年度より外国語指導講師を常勤にて配置し事業を実施
● スクールバス購入事業(新規)・・・・・・・・・・・  3,776千円
 14人乗ハイエース1台購入
● 北空知圏学校給食組合負担金事業・・・・・・・・・・ 91,313千円
 学校給食センター施設整備に係る負担金
● 真竜小学校校舎内柱等塗装事業(新規)・・・・・・・  1,016千円
● 学校給食費助成事業2,394千円
● 美葉牛研修センター駐車場整備事業(新規)・・・・・ 20,520千円
 駐車場改良舗装工事
● B&G海洋センター改修事業(新規)・・・・・・・・ 30,008千円
● 管理棟内改修工事、濾過設備改修工事


町民1人あたりに使われるお金

                         1,340,887円

※ 住民基本台帳人口(平成26年3月1日現在)2,074人で算出

  • 総務費・・・・・・・  96,083円
  • 民生費・・・・・・・ 109,671円
  • 衛生費・・・・・・・  86,647円
  • 農林水産業費・・・・ 155,005円
  • 商工費・・・・・・・  76,804円
  • 土木費・・・・・・・ 166,409円
  • 消防費・・・・・・・  75,550円
  • 教育費・・・・・・・ 138,241円
  • その他・・・・・・  436,477円
  • ────────────────────────
      合計       1,340,887円


Top                   行政執行方針                   教育行政執行方針                   予算                   組織図


平成26年度北竜町職員人事機構(その1)  平成26年度北竜町職員人事機構(その2) 
平成26年度・北竜町職員人事機構(画像をクリックすると別画面で拡大します)

以上




平成25年度(2013年度)北竜町行政執行方針について

2013/04/09 16:07 に 寺内昇 が投稿   [ 2014/02/04 17:36 に更新しました ]

広報ほくりゅう No.572 2013年4月号より抜粋

Top                   行政執行方針                   教育行政執行方針                   予算                   組織図


平成25年度 北竜町行政執行方針

町民主役の町づくり
「若い人が夢と希望を持てる町づくり」・「住んで良かったと思える町づくり」の推進


私は町民各位、各団体の皆様のご支援を頂き、町長に就任以来、早や1年が経過しました。この間、町議会並びに町民の皆様、更には各関係機関のご理解とご協力を頂き、着実に町政を推進できましたことに心より感謝とお礼を申し上げる所存であります。

 私のモットーは、スピード、行動力、トップセールスであります。時代に即した行政サービスの提供を、真心込めて町民の皆様に行う責務があると思っております。また、町民お一人お一人の大切な声を聴く「町長室開放デー」を昨年度新設し、対話による相互理解を進めながら、その声を町政に反映していくことも重要であると考えております。

 さて、昨年末の衆議院議員総選挙により政権交代が行われました。現在、我が国における経済問題や雇用問題、更には、原発問題、東日本大震災における復興支援など、課題が山積し景気が伸び悩む中、国会では緊急雇用経済対策等を盛り込む平成25年度予算が議論されています。

 安倍総理が打ち出したアベノミクスの政策により、円安、株価の上昇と景気回復を期待する動きが出てきており、このことが、地方においても1歩でも2歩でも明るく、そして安心・安全な地域社会の実現に向けて大いに期待をしているところであります。

 また、2月には大型補正予算が可決され、経済対策の起爆剤となる多くの事業の実施により、現状が改善されることを願っているところでもあります。

 平成25年度の国の予算編成が遅れておりますが、2月の大型補正予算と合わせた15ヶ月予算を国は強調しており、本年度における一般会計歳入予算の約6割を占める地方交付税にあっては、地方公務員の給与を国家公務員並みに引き下げる抑制の措置が講じられる予定であること、更には、地方財政計画に沿った国の概算要求額が減額される見込みであり、本町への配分額は昨年度実績額より減額されるものと予想をしております。

 こうした状況の下、本町においては行政のスリム化、効率化を更に徹底しながら財源の確保に努め、基幹産業である農業、観光の振興、保健・福祉・医療の充実、文化・スポーツの推進等々、町民参加の町づくりを積極的に進めて参りたいと思います。

 本年度の予算編成にあたりましては、平成21年度からスタートした北竜町総合計画の基本構想に沿い、実施する事業の優先度、必要性について厳しい選択を行い、限られた財源中で重点的かつ効率的な運用を図りながら編成を行ったところであります。

 大型の建設事業については、「地域の元気臨時交付金」が平成24年度補正予算対応となる予定から、スリム化された予算規模となっております。

 一方、ソフト事業にあっては、子育て支援事業を継続するとともに、第1子からの出生に20万円の「出産祝金」を拡充し、今年度は中学生までの通院、入院に対しての医療費無料化等にも取り組んで参ります。

 本年度の行政執行にあたりましては、限られた予算の中で町民の負託に応えるべく最大限の努力をして参ります。


防災対策について

 現行の「北竜町地域防災計画」は、平成12年度に策定したものであり、時代の変化や災害の多様化、瞬時に発生する災害への対応を含め、今年度において新たな計画を策定し、現状の災害発生に沿った中で計画の見直しを行って参ります。

 また、ハザードマップ等の作成にあたっては、高齢社会に対応した創意工夫、更には、町内会を単位とした避難訓練等の実施により、町民自らの防災意識を高め、災害に強い町づくりを進めて参ります。


北竜町消防団について

 北竜消防団は、大正2年にその前身であります「私設真龍火防組合」が設立されてから、本年で100年の節目の年を迎えます。
 記念行事としまして6月29日(土)に記念演習、記念式典、更には記念祝賀会を開催する予定です。


消防対策について

 消防救急無線のアナログ波が平成28年5月31日で使用期限が終了することから、本年度デジタル波の導入に向けて実施設計を行い、整備を進めて参ります。

 また、今年1月には会館が全焼するなど、残念ながら昨年は4件の火災が発生しました。より一層の消防体制に万全を期すため、本年度、真竜神社地先にある40トン級防火水槽を新設致します。

 一般住宅に義務付けられている住宅用火災警報器については、現在91.3%となっており、全戸設置に向けて、各種団体の会議や講習会、防火教室を通じて今後とも設置を呼びかけて参ります。


各公共施設における消火器の更新について

 消火器の破裂事故による死傷者が毎年多く発生していることから、平成22年12月に消防法が改正され、製造から10年を経過した全ての消火器は、3年毎に水圧点検を行わなければならないことになりました。

 町が管理している各公共施設にある消火器の殆どが10年を経過し、本年度において最初の点検を実施しなければならない状況にあります。

 消火器の点検に要する費用が高額であること、また、点検費用よりも安価で消火器を購入出来ること、更には、10年間の点検費用を抑制出来ることから、今回、消火器の購入を行います。


職員の資質向上について

 まちづくりは、人づくりの観点より、職員の資質向上を図るため職員研修については、長年実施しておりませんでした海外研修を今年度から再開致します。

 更には、より高度な知識を習得するため、東京都立川市にある自治大学校における研修を計画しております。この研修は2ヶ月間の長期研修であり、この町を担う人材育成として行って参ります。

 また、毎年実施をしています千葉県にある市町村アカデミーにも参加し、昨年度から実施している職場内の職員研修も引き続き行って参ります。


総合計画後期基本計画の策定について

 北竜町総合計画は、平成21年3月に策定されました。

 この中で基本計画は前期と後期に分かれており、後期基本計画が平成26年度よりスタートいたします。北竜町総合計画策定審議会を開催し、前期基本計画の評価を行い、反省点を踏まえ、新たな改善点・施策を加え策定致します。


定住促進について

 自家住宅の建築により定住促進を図るため、新たに「持ち家奨励事業」を行います。

 現在、分譲地又は国道・道道沿い市街地に限定し「宅地取得奨励事業」「町並み整備建築奨励事業」「商工振興奨励事業」を実施していますが、本年度より全町を対象に住宅を新築した場合は200万円を限度に交付し、人口の流出を防ぎ、また、移住の促進を図ることにより、人口の定着に努めます。


集落支援員について

 碧水在住の寺内昇さん、郁子さんご夫妻には、平成22年度より「地域おこし協力隊」として、「北竜ポータルサイト」の企画・運営を通じて北竜町の様々な魅力を全国に発信し、町内外より高い評価を戴いておりますが、平成25年3月で任期が切れますので4月より新たに「集落支援員」として委嘱致します。

 また、「地域おこし協力隊」については、ひまわり観光の更なる振興を図るべく、募集をかけました。

 応募された皆さんが北竜町への移住・定住を望んでおり、これまでに培ってきた技能や知識を生かして、より一層の活性化に繋げたいとの考えから、当町に移住し「地域おこし協力隊」として、ご活躍いただく予定です。


地域公共交通会議について

 公共交通空白地帯における市街地区へのアクセス確保や路線バスへの乗り継ぎ対策等、通院・買い物・通学など町民が安全で安心して地域で暮らせる交通網の整備のため、本年度「北竜町地域公共交通会議」を開き、実態調査やニーズ調査、実証実験運行を踏まえ持続可能な公共交通の導入方法を検討して参ります。


青春エール助成金について

 高校生を持つ保護者の経済的負担を軽減し、有為な人材育成を図るため、昨年に引き続き修学のために高等学校へ通学等をしている高校生を持つ保護者に対し「北竜町高等学校通学等助成金」(月額5,000円)を実施して参ります。


「日本で最も美しい村」連合への加盟について

  この連合は、素晴らしい地域資源を持ちながら過疎にある美しい町や村が「日本で最も美しい村」を宣言することで、自らの地域に誇りを持ち、将来にわたって美しい地域づくりを行うこと、更には、住民によるまちづくり活動を推進することで地域の活性化を図り、地域の自立を推進すること、また、生活の営みにより作られてきた景観や環境を守り、これらを活用することで観光的付加価値を高め、地域の資源の保護と地域経済の発展に寄与することを目的としています。

 北竜町は、町民手作りの「ひまわりのまち」としての景観と、国民の命と健康を守る「安全な食糧生産の町」を宣言した素晴らしい田園風景があり、無形文化財に指定されています真竜獅子舞があります。

 この連合に加盟し町民上げて環境景観整備に取り組み、町外へPRして参りたいと思います。


町長室開放デー・町民対話プロジェクトについて

 町民お一人お一人の声を町政に反映するために、昨年に引き続き、月2回の「町長室開放デー」と町内の団体やグループの集まりへ私自らお伺いする「町民対話プロジェクト」を行いますので、気軽にご利用願います。


サンフラワーパーク北竜温泉について

 サンフラワーパーク北竜温泉は、観光の拠点施設として、また町民の保養施設として、更には雇用の場として町の地域振興に大きな役割を果たしています。

 経営改善に関しましては、コンサルティングによる経営指導を踏まえ、例えば、宿泊部門については閑散期における宿泊対策など、売店部門については北竜町特産品詰合ギフトなど、レストラン部門については地元食材メニュー開発・更新など、宴会部門については飲み放題プランの創設など、温泉部門については単価の検討など、経費節減については単価交渉・業者見直しなどを行います。その他にも営業強化や職員教育にも取り組む所存です。

 サンフラワーパーク北竜温泉は、町民の憩いの場として存続することが多くの町民の願いであり、町並びに公社役職員一丸となって、今後とも更に努力をして参ります。


健康増進事業について

 町民の健康増進事業については、「北竜町健康づくり計画」により,諸事業を推進しておりますが、平成25年度から特定不妊治療の助成をはじめて参ります。

 現代は、妊娠を望む夫婦の約1割が不妊に悩んでいると言われていますが、不妊治療は身体的、精神的負担も大きい上に、費用が高額になり経済的理由から十分な治療を受けることができず、子どもを持つことを諦めざるを得ない方も少なくありません。北海道では平成16年10月より、特定不妊治療費助成事業を実施しておりますので、さらに町の助成を行うことで、経済的負担の軽減を図りたいと考えております。 また、昨年までは任意予防接種でありましたHib・子宮頸がん・小児肺炎球菌が定期予防接種に位置づけられましたので、予防接種を受けやすい体制を、より積極的に構築していきます。


高齢者支援対策について

「敬老会」「ひまわりクラブ」「生活指導員派遣」「配食・移送・除雪」「福祉灯油代支給」及び、昨年から始めました「老人家庭等除雪費用助成」等の各種事業を、民生委員協議会、社会福祉協議会など、関係する機関と連携を図りながら、高齢者の方が生き生きと生活し、住み慣れた地域で安心して暮らせるように努めて参ります。


障がい者支援対策について

 「障害者自立支援法」が、平成25年4月から「障害者総合支援法」に改定されます。新たな法律に基づき居宅支援、施設入所支援、通所支援など「北空知障がい者支援センター・あっぷる」をはじめとする関係機関と連携を強化し、相談者に対して細やかな対応が出来るように支援活動を推進して参ります。


子育て支援対策について

 和保育所への入所申込者数は、3歳未満の幼児5名を含む46名であります。地域子育て支援センターと連携し、保護者が安心して子供を預け就労や子育てが出来るよう、更には、低年齢児の健全な保育環境充実を図るため、臨時保育士1名の増員を図って参ります。

 乳幼児等医療費については、これまでは就学前児童の入院・通院と小学生の入院までを助成の対象としておりましたが、平成25年4月からは中学生の入院・通院まで対象を拡充して助成をして参ります。

 また、これまで改善センター2階で行っております学童保育は、改善センターの大規模改修工事中は公民館1階講堂へ、工事完了後は改善センター1階に移動して継続して参ります。


環境衛生対策について

 建設中でありました、中・北空知廃棄物処理広域連合の焼却施設については、予定どおり平成25年4月1日から本格稼働に向け、1月から順調に試験運転を行っております。

 今後も町民皆様のご協力を頂き、ごみの減量化と分別収集を徹底しリサイクルの推進等に努めて参ります。


防犯・交通安全対策について

 昨年10月24日で、町民悲願の交通事故死ゼロ2,000日が達成され、記録の継続は、町民各位の日頃の努力の賜であり、悲惨な交通事故を起こさない、遭わない事を念頭に沼田警察署や交通安全協会、交通安全指導員会等の関係団体・事業所と連携を図り交通安全の推進を図ります。


国民年金業務について

 国民年金制度は、老後や障がいのある方の生活を支える上で、なくてはならない制度であります。その恩恵を受けられるように制度の情報提供や保険料の納付などの啓蒙活動を、年金事務所と 連携を図り推進して参ります。


戸籍事務の電算化について

 これまでの戸籍原本は、専用紙にタイプライターや手書きにより記載・作成していましたが、平成25年度に、北空知1市4町による共同利用で戸籍を電算化することにより、事務処理の正確性・個人情報の保護の向上等を図り、平成26年4月から窓口業務を開始し、住民サービスの向上に努めて参ります。


医療対策について

 本町の医療の拠点となる町立診療所と歯科診療所は、地域医療に熱心な二人の医師のもと健全な運営に努めており、更に町民に信頼と安心をいただけるように努めて参ります。


国民健康保険事業について

 国民健康保険事業は、町民の健康と生活を支える大切な制度であります。制度の安定的な運用が重要であり、国・道からの交付金などの財源確保や保険料負担の公平性確保に努め、引き続き健全な運営を推進いたします。


介護保険事業について

 本年2月1日現在の北竜町の人口は2,138人。そのうち65歳以上の高齢者は851人、介護保険における要介護認定者は122人であり、介護予防給付の対象となる「要支援1及び要支援2」の方は31人、介護給付の対象となる「要介護1~要介護5」の方が91人となっております。今後とも受給者一人一人のニーズに合った適正なサービスの確保に努めると共に、地域包括支援センターを中心として、高齢者を取り巻く地域の事情や特性等を反映させ、地域に相応しいサービス提供体制の推進を図って参ります。


老人憩の家及び老人福祉センターの指定管理について

 平成22年度から3年間の指定期間が終了しますので、前回同様、実績のある社会福祉法人北竜町社会福祉協議会を指定管理者とすることとして提案しております。


特別養護老人ホーム・北竜町永楽園の運営について

 北竜町永楽園は、特養、短期入所事業、通所介護事業、居宅介護支援事業の4事業で運営を行っております。

 現在、入園者は満床状態であり、町内からは男性11名、女性25名の36名の方が入園されています。待機者については41名で、町内では男性8名、女性12名の20名が待機状態にあります。

 平成24年の介護保険法の改正で、国は「施設から在宅へ」と在宅サービスが重視され、「24時間定期巡回・随時対応型の介護看護」「複合型サービス」が設けられサービスを受けられるようになりました。

 しかし、現実は、地域やご家庭の持つ介護不安等の問題が解消されておらず、施設の入園待ちの人数は多くなっており、地域包括支援センター、社会福祉協議会、診療所との連携を密にし、利用者の方の意思や人格を尊重し、各家族の実情を踏まえて適切なサービスが提供できるよう、より質の高いサービス提供に努めて参ります。


農林業の振興について

 農業を取り巻く環境は、農業者の高齢化や後継者不足による労働力の減少更には地域の疲弊など危機的な状況下にあります。

 本町においても同様の問題に直面しており、国の制度を積極的に活用しながら引き続き、基幹産業としての「強い農業づくり」を推進して参ります。

 昨年の水稲は、大雪の影響により春作業も大幅に遅れ、出来秋が心配されましたが、移植後は高温で日照も多く順調に生育したことにより、作況指数は「107」と2年連続の豊作となったところであります。一方、畑作については融雪の遅れから麦・そばにあっては平年並み以下の収量となり、残念な結果となりましたが「戸別所得補償制度」により一定の所得確保がなされたところであります。この「戸別所得補償制度」については新政権においても重点項目に位置付けられ、名称は「経営所得安定対策」と変更になるものの、交付単価等にあっては現行制度が維持され、本町の農業経営の安定に大きく寄与するもので本年も行政と各農業団体と連携を図りながら、この制度を推進して参ります。

 また、「中山間地域等直接支払制度」は第3期対策として、さらに昨年から本格実施されました「農地・水保全管理支払交付金制度」についても、引き続き制度を活用しながら農地の保全と多面的機能の向上に努めて参ります。

 食の安全・安心を基本とした産地ブランド品として「ひまわりライス」「黒千石大豆」が挙げられますが、北竜ブランドとして高い評価を得ている「黒千石大豆」については、その需要に対応した作付を確保するため、引き続き奨励助成を行って参ります。

 本町の農畜産物や地場産品を総合的に取扱う施設として多くの出荷者の協力を頂きながら昨年「農畜産物直売施設みのりっち北竜」をオープンしました。生産者が心を込めて作った農産物を町内外の消費者に提供することにより、北竜ブランドの構築さらには農業の活性化と地産地消を推進するため、本年からは施設の管理運営を北竜振興公社に委託し、温泉と一体となった連携強化を図って参ります。

 町内の多くの加工グループに利用頂いている農産物加工実習センターは昨年、温泉横の施設を閉鎖し、「食農工房パルム」に一元化して加工実習を行っておりますが、今後とも地域住民の交流は勿論のこと、地場農産物を使用した加工品の普及促進により都市部との交流など地域活性化に役立ててもらえるよう施設の充実に努めて参ります。

 次に農地流動化対策及び担い手対策については、農業者の高齢化と担い手確保のため、経営基盤強化促進法による認定農業者の確保育成に努めるとともに、北海道農業公社の農地保有合理化事業やスーパーL資金の活用に支援をして参ります。

 昨年、策定した「人・農地プラン」の施策として地域の中心となる経営意欲のある担い手に効率的な農地の集積を図るため、農地集積協力金やスーパーL資金の無利子化、経営規模拡大加算金も活用し、農地の流動化を推進して参ります。

 また、農業後継者のパートナー確保は、安定的な農業経営のうえからも重要な課題であることから、今後においても農業研修生の受入れを積極的に行うとともに女性との出会いの場や交流の場を各団体と連携しながら数多く開催して参ります。

 道営農業農村整備事業については、国の農業政策に基づき、手厚い予算配分となったところであり、本町においても要望額を上回る事業が実施される見込みであります。

 本年度は「経営体育成基盤整備事業」で3地区、「基幹水利施設ストックマネジメント事業」で3地区採択されており、関係機関と連携を図りながら、スムーズに事業が推進できるよう努めて参ります。


林業の振興と鳥獣害対策について

 北竜町の総面積のおよそ7割を占める森林は、天然林の広葉樹をはじめ、カラマツやトドマツを中心とした人工林が広がり、北竜町のクリーン農業の源となる清らかな水を貯え、二酸化炭素を吸収し酸素を供給するなど生命にとって重要な役割を果たしており、町民にとってかけがえのない重要な財産であります。

 この森林の多面的な機能の維持を図るため、本年においても森林整備活動支援交付金事業や公的森林整備事業、更には未来につなぐ森づくり推進事業を実施するとともに、北空知森林組合との連携を密にしながら、無立木地への森林造成の推進など民有林の造林・保育事業の助成を行って参ります。

 また、町有林の管理については、森林農地整備センター水源林整備事務所との分収造林地における作業道補修や除伐、単独町有林についても、より価値の高い財産となるよう適切に管理をして参ります。

 有害鳥獣被害防止対策については、特にエゾシカの繁殖が拡大し、農業被害が増加していることから昨年、きたそらち鳥獣害防止対策協議会が事業主体となり約79kmにわたり電牧柵を設置致しました。更に本年、補助採択になれば西川・三谷地区約25kmの設置について取り組んで参ります。併せて猟友会や北竜町鳥獣害防止対策協議会との連携により、駆除に対する意識の向上を目指し、根本的な問題である個体数の減少にも力を注いで参ります。

 近年、アライグマによる農業被害や捕獲実例が近隣の町でも報告されており、本町においても西川地区で生息が確認されたところです。今後、相当な被害が予想されるアライグマの駆除もシカ駆除に併せて積極的に推進して参ります。


商工業や雇用対策と観光の振興について

 昨年、政権が交代し、円安や株価の上昇など一部では経済が持ち直している傾向にありますが、まだまだ不透明な経済情勢であるものと認識をしております。

 本町の商工業についても依然と厳しい経営環境を強いられており、本年度においても商工会と連携を図り、町内商工業者の経営安定に向け、経営指導への支援を行うとともに、金融対策についても町の融資制度の活用促進や利子補給を継続して実施して参ります。更に地元商店における消費拡大対策として「購買力活性化推進事業」への支援を継続して行って参ります。

 また、雇用対策については本年、国が進めております緊急雇用創出推進事業交付金の活用を図り、懸案でありました「北竜町地域防災計画」の見直し作業に着手することに致しました。

 次に観光振興についてでありますが、昨年は一昨年に比べ、観光客全体の入り込み数では若干の減少でありましたが、「ひまわりの里」の入場者数は天候にも恵まれたため、増加傾向にあります。

 「ひまわり」はまさしく北竜町の顔であり、「ひまわりの里」を中心として「ひまわりパークゴルフ場」「サンフラワーパーク北竜温泉」の3施設を核とした観光振興が基本であると考えており、本年度におきましても引き続き、これらの施設を中心に観光振興を推進して参ります。

 また、本年度新たに観光を専門的に担う「地域おこし協力隊」を委嘱し、北竜町の観光についていろいろな視点からご協力を頂くことと致しました。先輩協力隊員の寺内さんと同様に、北竜町のため、一生懸命頑張ってもらえるものと期待をしております。

 更に、今のゆるキャラブームを反映し、本町においても町のキャラクターである「ひまわり咲きちゃん」の着ぐるみを作製し、観光PRに一役かって頂く所存であります。

 また、現在も一部で行っておりますが、中心市街地を「フラワーロード」として更に緑化し、ひまわりの季節以外にも花がいっぱいの街づくりを推進して参ります。

 本年度においても、観光客の更なる増加と北竜町のイメージアップを目指し、ひまわり観光協会や関係機関との連携を図り、地域の特性を生かした観光振興に努めて参ります。


道路・河川の整備について

 町道の整備については現状把握を行い適正な管理を行うとともに、維持補修に努めます。

 本年は、町道培本社古作線本体工事の着手また例年通り道路維持補修工事を行い、道路環境の整備に努めて参ります。

 また、国道・道道の重要路線整備に対しましても適切な維持管理を要請して参ります。

 除排雪業務については、委託業者のNPOひまわりとの連携を強化し、迅速かつ効率の向上に努めるとともに除雪車輌の強化を進め、冬期間における生活道路の確保と安全な通行を目指した除雪体制の向上を図って参ります。

 橋梁整備については、昨年策定いたしました橋梁長寿命化策定計画に基づき適正な橋梁管理を進めて参ります。

 河川整備については、護岸整備工事の施行と樹木の伐採などを進め環境に配慮した河川の整備促進を図ります。

 また、一級河川の整備については引き続き関係機関に要請をして参ります。


町営住宅の整備について

 町営住宅の整備については、これまでは北竜町公営住宅等ストック総合活用計画によって整備を進めてまいりましたが、平成25年度からは北竜町公営住宅等長寿命化計画に基づき町民の皆さんが安全・安心でより快適に生活できる住環境を目指し需要動向を勘案し、町営住宅の整備をして参ります。

 本年は、和本町団地と和中央団地の住宅設備の改修工事並びに碧水教員住宅の階段フード設置工事、竜西公営住宅解体工事等を実施いたします。

 また、国の平成24年度補正予算で前倒しを行った桜岡団地A棟建設工事に続き同団地の建て替えを進めるための実施計画を行います。


農業集落排水事業及び個別排水処理事業の整備・管理について

 農業集落排水事業については、昨年より農業集落排水事業機能強化対策事業に着手、汚泥処理施設や管理施設等の老朽化による機能低下の回復を図るために取り組んでおります。

 本年は碧水地区浄化センターのブロアポンプ等の交換と北竜地区浄化センターのマンホール修繕工事による人孔漏水対策を実施します。

 個別排水処理事業については、昨年は5戸での合併浄化槽の設置がされました。

 合併浄化槽の設置は、住宅の新築や増改築時が大半を占めますが、引き続き補助、融資制度を継続して普及の推進をして参ります。


簡易水道事業の管理について

 簡易水道事業については、適正な維持管理に努め、水の安定供給と安全確保を図り、健全な給水事業の運営に努めて参ります。
 なお、本年は老朽化が進んでいます、碧水・和両地区の減圧弁の取替工事を実施いたします。


Top                   行政執行方針                   教育行政執行方針                   予算                   組織図


平成25年度の北竜町の一般会計予算は
25億2,400万円です

一般会計

歳入

項目 金額 割合 説明
地方交付税 15億2,600万円 60.5% 市町村の財政格差をなくし、どの市町村も等しく行政運営が行えるよう、国から財源の不足する市町村に配分されるお金
町債 2億1,212万円 8.4% 町が建設工事などの金額の大きな事業を行うときに借りるお金
道支出金 1億8,357万円 7.3% 町が行う福祉・産業・公共事業など、特定事業に対して道から交付される負担金・補助金など
町税 1億6,372万円 6.5% みなさんに納めていただく住民税・固定資産税などの税金
国庫支出金 1億5,394万円 6.1% 町が行う福祉・産業・公共事業など、特定事業に対して国から交付される負担金・補助金など
使用料・手数料 6,731万円 2.7% 公営住宅・公共施設などの使用料、ごみ処理や住民票交付などの手数料
地方譲与税及び交付金 7,440万円 2.9% 地方譲与税・地方消費税交付金・自動車取得税交付金など
その他 1億4,294万円 5.6% 分担金・負担金・繰入金・財産収入・諸収入など
合計 25億2,400万円 100.0%


歳出

項目 金額 割合 説明
公債費 4億5,135万円 17.9% 町の事業を行うために借りたお金の返済に充てる経費
職員給 3億9,389万円 15.6% 職員の給与などの人件費
農林水産業費 3億4,527万円 13.7% 農業や林業の振興などに要する経費
土木費 2億4,507万円 9.7% 道路・河川・公営住宅などの維持管理、除排雪などに要する経費
民生費 2億2,214万円 8.8% 高齢者や障がい者などの福祉、保育所運営、子育て支援などの経費
衛生費 1億8,293万円 7.2% 保健・健康づくりやごみ処理などに要する経費
総務費 1億8,019万円 7.1% 町の内部管理・防災・財産管理・選挙・生活交通対策などに要する経費
商工費 1億7,128万円 6.8% 商工振興やひまわりの里・サンフラワーパーク北竜温泉などの観光に要する経費
教育費 1億6,274万円 6.5% 小・中学校の管理・教育の充実や社会教育事業・図書館・スポーツの振興などに要する経費
消防費 1億1,562万円 4.6% 火災予防・消防活動・救急活動などの経費
その他 5,352万円 2.1% 議会費・労働費・災害復旧費・予備費
合計 25億2,400万円 100.0%


会計別内訳表


会計名

平成25年度予算

平成24年度予算
前年対比
増減 伸び率(%)
 一般会計 25億2,400万円 25億5,410万円 ▲3,010万円 ▲1.2
   特別会計  国民健康保険特別会計 3億6,100万円 3億7,900万円 ▲1,800万円 ▲4.7
 町立診療所事業特別会計 1億2,600万円 1億2,969万円 ▲369万円 ▲2.8
 後期高齢者医療特別会計 3,070万円 3,140万円 ▲70万円 ▲2.2
 介護保険特別会計 2億2,300万円 2億2,400万円 ▲100万円 ▲0.4
 特別養護老人ホーム事業特別会計 4億2,900万円 4億4,000万円 ▲1,100万円 ▲2.5
 農業集落排水及び
 個別排水事業特別会計
1億1,600万円 1億4,011万円 ▲2,411万円 ▲17.2
 簡易水道事業会計 8,300万円 6,800万円 1,500万円 22.1
合  計 38億9,270万円 39億6,630万円 ▲7,360万円 ▲1.9
※ 平成24年度予算額は4月補正(肉付)後の予算額 


平成25年度の主な事業

  • 北竜町防災計画策定事業・・・・・・・・・・・  5,000千円
  • 集落支援員設置事業・・・・・・・・・・・・・  7,001千円
  • 戸籍電算化システム構築事業・・・・・・・・・ 34,218千円
  • 道営農業農村整備事業(用水整備他)・・・・・ 28,159千円
  • 有害鳥獣電気牧柵設置事業(西川・三谷地区)・ 21,195千円
  • 北竜温泉門外壁改修事業・・・・・・・・・・・ 14,385千円
  • 除雪専用車購入事業・・・・・・・・・・・・・ 46,000千円
  • 培本社古作線道路整備事業・・・・・・・・・・ 74,750千円
  • 桜岡団地公営住宅実施設計委託事業・・・・・・  7,886千円
  • 40トン級防火水槽新設事業・・・・・・・・・  8,694千円
  • 外国語指導助手派遣業務委託費・・・・・・・・  4,800千円
  • 小・中学校トイレ様式化改修事業・・・・・・・  4,531千円
  • 美葉牛研修センター耐震改修等実施設計委託事業  5,985千円
  • 農業集落排水施設整備事業(北竜・碧水地区)・ 31,000千円


平成25年度の新規ソフト事業

  • 持ち家取得奨励事業  :町内の自家住宅建設にあたり200万円を上限として助成金を交付
  • 出産祝金支給事業   :第1子より出生に20万円を支給
  • 特定不妊治療費助成事業:治療1回につき15万円を上限として治療費の一部を助成


平成25年度の新規子育て支援事業

  • 乳幼児等医療費助成事業 :乳幼児、小学生、中学生の入院・通院に係る医療費を無料化
  • 乳児栄養強化食品助成事業:低所得世帯の乳児に対し粉ミルク代を助成


町民1人あたりに使われるお金

                         1,180,543円

※ 住民基本台帳人口(平成25年3月1日現在)2,138人で算出

  • 総務費・・・・・・・  84,277円
  • 民生費・・・・・・・ 103,899円
  • 衛生費・・・・・・・  85,563円
  • 農林水産業費・・・・ 161,493円
  • 商工費・・・・・・・  80,111円
  • 土木費・・・・・・・ 114,627円
  • 消防費・・・・・・・  54,080円
  • 教育費・・・・・・・  76,117円
  • その他・・・・・・  420,376円
  • ────────────────────────
      合計       1,180,543円


平成25年度一般会計予算  平成25年度北竜町一般会計予算(その2) 
平成25年度北竜町予算など(広報ほくりゅう No.572 2013年4月号より抜粋)


Top                   行政執行方針                   教育行政執行方針                   予算                   組織図


平成25年度北竜町職員人事機構(その1)  平成25年度北竜町職員人事機構(その2) 
平成25年度・北竜町職員人事機構(画像をクリックすると別画面で拡大します)

以上




平成24年度(2012年度)北竜町行政執行方針について

2012/05/27 3:39 に 寺内昇 が投稿   [ 2013/07/27 6:34 に更新しました ]

広報ほくりゅう No.561 2012年5月号より抜粋

Top                   行政執行方針                   教育行政執行方針                   予算                   組織図


平成24年度 北竜町行政執行方針

町民主役の町づくり
「若い人が夢と希望を持てる町づくり」・「住んで良かったと思える町づくり」の推進


 私は、先の町長選挙におきまして、町民の皆様をはじめ多くの方々より、力強いご支援と心温まるご厚情を賜り当選の栄に浴させて頂き、新たに町政をお預かりする事になりました。今その職責の重大さを改めて痛感しているところであります。
 私は、町づくりの基本姿勢として大切にしていきたいことは、スピード・行動力・トップセールスであります。そして、町民一人一人の大切な声を聞き、情報公開と町民の皆さんとの相互理解で進める町政であります。
 少子高齢化社会が進む中、農業、商工業、観光など、各種産業の振興と医療、福祉、介護の充実、未来を担う子供たちの教育環境の整備や生涯学習の充実など、北竜町の課題は山積しておりますが、何よりも健全な財政を維持するとともに、若い人が夢と希望を持てる町づくり、住んでいて良かったと思える町づくりに努めて参ります。
 今年、北竜町は開町120年の記念の年を迎えます。先人たちが培ったこの素晴らしい歴史と文化を、町民の皆さんとともに更に後世へ伝承して参りたいと存じます。
 さて、国内におきましては、昨年3月11日にマグニチュード9.0という、国内観測史上最大の東日本大震災が発生し、多くの尊い命が奪われました。
 改めて、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますと共に、被害に遭われた方々に衷心よりお見舞い申し上げる次第であります。
 震災から1年を迎える今、被災地は本格的な復興に向けて歩みを進めておりますが、瓦礫の処理や原発事故に係る除染・賠償など、課題は山積しており、一刻も早い復旧、復興を願うところであります。
 このような中にあって、我が国の経済情勢は依然として景気の低迷が続き、慢性的なデフレ傾向にあります。何より、深刻な財政状況の下、持続可能な社会保障の整備が遅れ、少子化、高齢化、生産年齢人口の減少に歯止めがかからず、社会の閉塞感、将来ヘの不安感が高まっております。
 一方、本町にあっては行政のスリム化、効率化を更に徹底しながら財源の確保に努め、基幹産業である農業の振興、保健・福祉・ 医療の充実、文化スポーツの振興等々、町民主役の町づくりを積極的に展開して参りたいと存じます。
 また、健全な財政運営を図るため、行財政改革の柱として町長専用車を廃止すると共に、特別職の給与について「町長20%、副町長10%、教育長7%」の削減を行うとともに、将来を見据えた、地域に住む住民の生活支援の確立のために、企画振興課の設置条例も提案させて頂いております。
 限られた予算の中で町民の負託に応え最大限の効果が得られるよう努力致して参ります。
 以下、各課の施策について申し上げます。


防災・消防対策について

 本町が、万が一災害等に見舞われた、または見舞われる可能性がある場合に対処するため、災害用資機材の購入や町広報誌等を活用し町民の防災意識の高揚を図るとともに、併せて防災行政無線による異常気象やテロ・ミサイル等による攻撃の周知、災害情報や災害時の避難誘導等、迅速且つ正確な情報伝達を行い、町民の安全確保に努めて参ります。
 なお、本年度新たに深川市を含む北空知圏1市4町による防災協定を締結し、非常時の緊急資材や備蓄品の共同利用、そして人的相互派遣協力や民間企業との協定により、食糧・生活必需品等の確保や輸送などの連携を深めるとともに、各種災害協定の活用による非常時の災害対応体制の確立と、警察・自衛隊等関係機関との連携により、防災対策を推進して参ります。
 消防体制については、火災や災害発生時の消防体制に万全を期すため、消防第2分団美葉牛詰所に配備している小型動カポンプ付積載車の更新と町内5ケ所にある古い水道消火栓の改修を行い、施設の整備に努めて参ります。
 消防団員の補充については、人口減少等により確保が難しい状況となっておりますが、町民のご理解もあり本年は3名の退団者に対し5名の補充を行うことができ、今後とも消防体制の強化に努めて参ります。
 また、一般住宅に義務付けられている住宅用火災警報器については全戸設置に向けて、各種団体の会議や講習会、防火教室を通じて設置を呼びかけて参ります。


 北竜町開町120年記念事業について

 明治26年に千葉県本埜村より吉植庄一郎氏率いる団体移住により本町に開拓の鍬が下ろされてから、今年は120年を迎えます。
  「開町120年記念式典」は、9月1日に開催し、永年にわたり町の振興発展に尽くされた功労者に対し表彰を行います。
 また、町民の心に残る記念事業として、2つの事業を計画しております。
 まず1つめは、NHKラジオ番組「ふるさと自慢・のど自慢」の公開録音を6月1日に開催致します。
 2つめは、「北海道地域創造フォーラム」の開催であります。開催日は9月8日の予定で、米づくりをテーマとした記念講演、パネルディスカッションを計画しております。
 また、一昨年より編纂作業を進めておりました「北竜町史第3巻」は、本年中の発刊を予定しております。


サンフラワーパーク北竜温泉について

 サンフラワーパーク北竜温泉は、平成4年6月の開業以来、町内外より多くの方々に利用され、本年で20年を迎えることとなりました。
 この間、指定管理制度の導入、より利用しやすい施設ヘの改修、ヒートポンプの導入、地元特産品の販売強化、宴会料理の改善や仕出しの強化などの経営努力と、経費の節減に努めて参りましたが、利用者数の減少に加え、施設の改修等の費用も増加しており、恒常的な赤字体質からの脱却によ至っておらず、町から管理を受託している北竜振興公社の経営は、大変厳しい状況にあります。
 この施設は、町民にとってなくてはならない施設であり、町としても積極的に支援を継続するとともに、今年度開業20年を迎えるに当たり、記念事業として町内全戸に施設内で利用可能な商品券を配布し、より一層の利用促進に努めて参ります。
 また、平成6年度に購入した60人乗り大型バスは、需要の減少とともに維持経費も増加している事から払い下げを行い、今回新たに中型バスを購入し、サービスの向上と維持経費の削減に努めて参ります。
 北竜温泉は町民の憩の場として存続することが多くの町民の願いであり、町並びに公社役職員一丸となって経営改善に向けて努力をして参ります。


地域おこし協力隊の活用について

 今年で3年目を迎えた寺内昇さん、郁子さんご夫妻には、地域おこし協力隊員として、昨年5月より開設された「北竜町ポータルサイト」の企画、運営を通じて、北竜町の農業、商工業、福祉、スポーツ、文化等、様々な視点から「ひまわりのまち 北竜」の魅力を全国に発信し、地域おこしの支援に開する業務を行って頂いており、町内外より高い評価を頂いております。
 「北竜町ポータルサイト」は、今日の情報化社会にあって、町民の身近な話題や情報を発信することにより、町民が主役のまちづくりの一環として、地域コミュニティの推進、活力ある町づくりに大きく貢献しております。
 寺内さんご夫妻には本年も引き続き、その任務にあたって頂くこととしております。


健康増進事業について

 町民の健康増進事業については、「北竜町健康づくり計画」により、諸事業を展開しており、本年度については、新規として男性の前立腺がん検診を実施するとともに、人間ドック事業の拡充と、自殺予防対策事業の3点を重点事業として実施いたします。
 前立腺がんは、加齢と共に発症する頻度が高くなることが知られています。
 町では、この検診の導入が必要であると判断し、既に前立腺の治療を医療機関で行っている方を除く50歳以上の男性を対象に前立腺がん検診を実施して参ります。
 北空知地域のセンター病院である深川市立病院と連携し、平成22年度より人間ドック事業を開始してから3年が経過し、受診者も徐々に増加してきております。
 本年度については、基本検査項目の追加、脳ドックをはじめとするオプション検診の助成を行い、更に充実を図って参ります。
 自殺予防対策事業については、北海道が実施している「北海道地域自殺対策緊急強化推進事業」と連携し、昨年に引き続き、講演会を中心としたメンタルヘルスケアの普及啓発を実施して参ります。


高齢者支援対策について

 高齢者の方が生き生きと活勤し、往み價れた地域で安心して暮らせるように、社会福祉協議会に委託して実施しております「ひまわりクラブ事業」、「生活指導員派遣事業」、「配食・移送・除雪事業」、「老人家庭等福祉灯油代支給事業」、「敬老会」等は継続実施して参ります。


障がい者支援対策について

 障がい者の方が地域において可能な限り自立して生活できるよう、行政及び「北空知障がい者支援センター・あっぷる」など関係機関との連携を図り、相談者に対して細やかな対応ができるよう支援活動を推進いたします。
 障害者自立支援法に基づき、居宅支援、施設入所支援、通所支援などに要する経費、難病患者への通院費助成、日常生活用具給村費の支給などを引き続き実施して参ります。


子育て支援対策について

 近年の少子化や核家族化により、子どもの生活環境や保護者の子育て環境が変化している中で、安心して子どもを産み育てていけるよう、出産祝金制度、乳幼児医療費助成、保育料の半額助成などを引き続き実施し、各種手当等の適正な給付に努めて参ります。
 子ども手当についても、国の基準に準じて支給して参ります。
 今年度の和保育所への入所者は、47名となっており、保護者が安心して子どもを預け、就労や子育てができるよう保育技術の向上と、健全な保育環境を提供できるよう支援して参ります。
 また、保育所内に併設されている「地域子育て支援センター事業」、さらに「放課後児童特別対策事業」も、昨年同様継続して参ります。


環境衛生対策について

 観光資源のひまわり畑の景観に中央霊園が入るため、本年度のひまわりシーズンを迎える前に延長約100mにニオイヒバ50本の植栽工事を行います。
 ごみ対策では、中・北空知廃棄物処理広域連合で建設している焼却施設が平成25年4月1日からの稼働に向けて、建設工事が進められており、将来的にも安定的なごみ処理の推進を図ります。今後も町民のご協力を頂き、ごみの収集業務においてリサイクルの推進、資源ごみなどの分別収集の周知を徹底して、ごみの減量化に努めて参ります。


防犯・交通安全対策について

 防犯対策については、本年度中に暴力団排除条例を制定し、町民を暴力団から守る対策を講じます。また、高齢者を狙った振り込め詐欺や窃盗事件などが発生していることから、沼田警察署、沼田地区防犯協会連合会や町内の安全で往みよい町づくり推進協議会などの関係機関、団体との連携を図り、様々な機会を通じて啓蒙活動の推進を行い、町民の防犯意識の一層の高揚と地域ぐるみの防犯体制の強化に努めて参ります。
 交通安全対策については、本年10月24日で交通事故死ゼロ2,000日となり、沼田警察署や交通安全協会、交通安全指導員会などの関係団体、各町内事業所と連携を図り、町民と一体となって交通安全の推進を図って参ります。


国民年金業務について

 国民年金制度については、老後や障がいのある方の生活を支える上で、なくてはならない制度であります。その制度を適正に受けられるよう情報提供や保険料の納付などの啓蒙活動を年金事務所と連携を図り推進して参ります。


医療対策について

 本町の医療の拠点となる町立診療所並びに歯科診療所については、町民が安心して受診されるよう各医師と連携して健全な運営に努めております。
 本年度、町立診療所において、診察室、処置室、待合室に冷房設備を設置し、体調を崩された患者さんがさらに不快な思いをしないよう施設の環境整備を図って参ります。


国民健康保険事業について

 国民健康保険事業は、町民の健康と生活を支える大切な制度であることから、制度の安定的な運営が重要であります。このため、国や道の交付金などによる財源の確保や、保険料負担の公平性を確保するため、滞納者に対する保険料収納対策の強化を図り、国保財政の安定化に取り組んで参ります。
 医療費の抑制対策では、特定健康診査や保健師による特定保健指導、訪問健康指導などで生活習慣病を主とした疾病の予防と健康維持で医療費の抑制を図るとともに被保険者資格の適正把握、医療費の適正給付に努め、引き続き健全な運営を推進いたします。
 後期高齢者医療制度については、制度への理解と保険料納付の促進を図るとともに、北海道後期高齢者医療広域連合と連携して、安定かつ健全な運営に努めて参ります。


介護保険事業について

 介護保険制度は施行以来13年目を迎え、今年度より第5期北竜町介護保険事業計画(平成24年度〜26年度)に基づき事業が実施されます。
 第5期介護保険料については、平成24年度から平成26度までの3年間の介護給付費を見込み、介護保険料に反映されますが、介護報酬の引き上げにより介護保険料の急激な増加を抑制するため、都道府県に設置している「財政安定化基金」の取り崩しと介護給付費準備基金を3年間で取り崩して、保険料に充てることとしたため、結果として第5期における介護保険料は、基準月額「3,500円」となり、第4期より「200円」の減額となったところであります。
 また、介護保険における要介護認定者数は114人で、介護予防給付の対象となる「要支援1及び要支援2」の方は23人、介護給付の対象となる「要介護1〜要介護5」の方が91人となっております。
 受給者別では、居宅介護受給者は57人、施設介護受給者は37人の方がサービスを利用されております。
 今後とも受給者一人一人のニーズに合った適正なサービスの確保に努めると共に、地域包括支援センターを中心として、高齢者を取り巻く地域の事情や特性等を反映させ、地域に相応したサービス提供体制の推進を図って参ります。


特別養護老人ホーム北竜町永楽園の運営について

 現在特養80床、短期入所事業12床、通所介護事業1日定員20名、居宅介護支援事業所の4事業で運営を行っています。
 4月1日現在では、特養入園者は80名の満床であり町内の入園者は男性11名、女性24名の35名が入園されております。待機者については48名で、町内の申込者は男性5名、女性13名の18名となっております。
 福祉施設への入園待ちの人数は多くなっており、利用者のニーズに応えられるよう地域包括支援センターとの連携を密にし、利用者の意思、人格を尊重し、適切な保健医療サービス及び福祉サービスの提供ができるよう、入居者の想いを大切にし家庭の実情を踏まえて、より質の高いケアサービスの提供に努めて参ります。


農林業の振興について

 今、農業は高齢化と後継者不足から農家が減少し、農村地域の集落機能低下が問題となっています。
 地域農業の構造変化が続くなか農地制度改革や新たな食料・農業・農村基本計圃の策定、更には農業者戸別所得補償制度が本格実施されるなど、農業改革の転換期を迎えました。これらのことを踏まえて、本町の基幹産業としての「強い農業づくり」を推進して参ります。
 昨年は、高品質・高収量の米の生産となり3年振りの豊作となったところであります。
 昨年から本格実施されました、「戸別所得補償制度」は農家経済に大きな効果をもたらしたことは大変喜ばしく、本年も行政と農業団体が協力して、この制度を推進して参ります。
 食の安全・安心を基本として売れる農産物の生産に対して、本年度は玄米ばら集出荷施設のもち米色彩選別機の更新を実施するとともに、クリーン農業や地力増進などの取り組みについては、関係機関、団体と一体となり、推進をして参ります。
 近年、生産地での共通課題である「産地ブランド化」については、本町において平成17年より作付けがされております「黒千石大豆」が挙げられます。機能性に富んだこの大豆は近年需要が高まってはいるものの、畑作物の戸別所得補償制度の対象作物とはなっておらず、作付けの伸び悩みが課題となっております。
そこで本年、北竜ブランドとなってきました黒子石大豆に対して作付け奨励助成を行い、支援をして参ります。
 中山間地域等直接支払制度については、引き続き制度の活用を図りながら農地の保全と多面的機能の向上に努めるとともに農地・水・環境保全向上対策事業は、共同活動部分が「農地・水保全管理支払交付金」に、営農活動部分が「環境保全型農業直接支援対策」に名称を変更し分離されました。
第2期目となります本事業は、本年度より「農地・水保全管理支払交付金」事業を全営農組合単位での活動を基本とした全町での取り組みで推進して参ります。
 昨年度より着手しました「北竜町農畜産物直売所」がいよいよ本年度開設されます。安全・安心な農産物、特産品、加工品等を総合的に取り扱う施設として、農業の活性化と北竜ブランドの構築、さらには地産地消の推進に大きく貢献できるものとして期待を寄せているところであります。
 平成2年開設の農産物加工実習センターについては、20年が経過し、老朽化が激しく、本年4月30日をもって閉鎖をいたします。今後は、中山間活性化施設農産物加工実習センター「食農工房バルム」に設備を集約して加工実習を展開して参ります。1カ所になることで、パルム内部の一部改修と備品の整備を行い、加工実習が後退しないよう施設の充実を図って参ります。
 農地の流動化対策及び担い手対策については従来どおり制度の活用を図るとともに、本年度は国の事業であります「人・農地プラン」の施策として新規事業が組み込まれています。この施策の実施にあたっては、「地域農業マスタープラン」を作成して新規就農対策や農地集積など、事業実施に遺漏がないよう関係機関、団体と連携し推進して参ります。
 国の農業予算の影響で農業農村整備事業の実施や事業採択に影響を及ぼしている状況ですが、生産性の高い農地の基盤整備は重要であります。
本年度は「経営体育成基盤整備事業」で3地区、「基幹水利施設ストックマネジメント事業」で2地区採択されていますので、関係機関と連携を図り、支援をして参ります。
 有害鳥獣被害防止対策については、エゾシカの繁殖が拡大し農業被害が増大しています。引き続き関係機関、団体並びに地域の方々と連携を図り、駆除対策に取り組むとともに、本年度は鳥獣被害防止特別措置法による「鳥獣被害防止総合対策事業」を活用し、農用地への侵入防止柵の整備に着手し、新たな対策を推進して参ります。
 森林の保全と林業の振興ですが、環境と深く関わる森林の保全は重要であります。
国土の保全・水源のかん養・自然環境の保全など多面的な機能を有する森林の機能の維持増進を図るため、関係機関と引き続き連携し町有林並びに民有林の連切な施業と管理に努めて参ります。


商工業と観光の振興について

 世界的な金融・経済危機以降、我が国の経済はデフレが続いており、依然景気の回復の兆しが見えていません。このような厳しい経済状況の中、本町の商工業も厳しい経営環境を強いられており、本年度においても商工会と連携を図り、商工業者の経営安定に向け、経営指導への支援をおこなって参ります。金融対策についても、町の融資制度の活用促進や利子補給の継続実施を継続して行って参ります。
地元商店での消費拡大対策としては「購買力活性化推進事業」の支援を継続して参ります。
 観光振興について、本町は「ひまわりの里」「ひまわりパークゴルフ場」「サンフラワーパーク北竜温泉」この3施設を核とした観光振興が基本と考えており、本年度においてもこれらの施設を中心に観光振興の推進を進めて参ります。
特に「ひまわりの里」は4年連続で入り込みの減少が続いていましたが、昨年度は対前年比19%増加いたしました。
本年度においても入り込みの更なる増加を目指し、ひまわり観光協会や関係機関と連携を図り地域の特性を生かした観光振興に努めるとともに、観光客に親しまれる施設整備・施設づくりを進めて参ります。


道路の整備・管理について

 町道培土社古作線道路整備事業については既に概略設計を行い、地元関係者には工事内容・着手の基本同意を得ているところであり、本年は測量調査設計・用地確定測量を実施し、秋には用水・畦畔移設を実施して参ります。道路本体工事は、25年から4年間を計面しております。
 また、共栄古作線の表面水処理についても舗装補修等で対応して参ります。


住宅整備・管理について

 本年は昨年建設した「みどり団地」1棟4戸の東側に4戸を増築し、1棟8戸の建設と団地前道路整備を実施して参ります。また、新規事業として、碧水団地大規模改修工事を実施致します。2棟8戸の公営住宅に6戸の入居者がおられますが、2戸の空き家を先行して着手し、断熱性能の向上や住居内バリアフリー化及び給排水設備等の改修を行い、2戸毎に順次引っ越しを行い、全体工事を完了いたします。昭和57年以降の公営住宅は、躯体をコンクリート板で組み上げており構造体はそのまま再利用することで、新規建設に比較して7割程度の事業費で済み、改修後の家賃への反映も同程度に低減されます。
 また、桜岡団地町民住宅2号等の老朽化住宅の解体工事も行って参ります。


農業集落排水事業及び排水処理事業の整備・管理について

 農業集落排水については、平成9年に供用開始された碧水地区浄化センターの監視コンピューターの劣化が進んでおり、早期改修が必要になってきております。そのため、平成21年度から農業集落排水機能強化事業採択の要望を行い、平成22年度では維持適正化事業、昨年度は計画業務を行い、本年、実施設計と強化事業(碧水浄化センター監視コンピューター改修)に着手致します。また、和地区も同じ事業を平成11年から14年に行っておりますが、浄化センター内の機器の劣化が著しく28年までの両地区計画期間内に適時事業計画を進めていく予定であります。
 個別排水処理については、事業再開した平成20年から4年間で21戸の新設がありました。本年も申込者の方に適正な対応を行い、順次設置を進めて参ります。


簡易水道事業の管理について

 住民生活を支える簡易水道事業は、将来にわたり安定的な供給の確保に努めます。平成23年度の有収率は73%で前年より5%向上しました。本年もより一層有収率の向上を目指し、健全な給水事業の運営に努めて参ります。


Top                   行政執行方針                   教育行政執行方針                   予算                   組織図


平成24年度の北竜町の一般会計予算は
25億5,410万円 です


一般会計

歳入

 項目  金額  割合  説明
 地方交付税  15億0,100万円  58.8%  市町村の財政格差をなくし、バランスのとれた行政運営が行えるよう、国が財源の不足する市町村に配分するお金
 町債  2億7,130万円  10.6%  町が事業を行うときの財源不足を補うために借りるお金
 道支出金  1億8,459万円  7.2%  町が行う福祉・産業・公共事業など、特定事業に対して道が支出する負担金・補助金等
 町税  1億6,575万円  6.5%  みなさんに納めていただく町民税・固定資産税等の税金
 国庫支出金  1億6,438万円  6.4%  町が行う福祉・産業・公共事業など、特定事業に対して国が支出する負担金・補助金等
 使用料・手数料  6,666万円  2.6%  公営住宅・公共施設等の使用料、ごみ処理や住民票交付等の手数料
 その他  2億0,042万円  7.9%  諸収入、地方譲与税、分担金、負担金、地方消費税交付金、繰入金など
 合計  25億5,410万円  100.0%  


歳出

 項目  金額  割合  説明
 公債費 4億4,990万円  17.6%  事業を行うために借りたお金の元金・利子償還金
 農林水産業費  4億0,361万円  15.8%  農業や林業の振興事業等の経費
 職員給  3億9,817万円  15.6%  職員の人件費
 土木費  2億9,883万円  11.7%  道路や河川、公営住宅などの建設事業、維持管理等の経費
 民生費  2億3,310万円  9.1%  高齢者や障がい者などの福祉、保育所・子育て支援等の経費
 衛生費  1億9,054万円  7.5%  保健・健康づくりやごみ処理などの環境対策等の経費
 総務費  1億4,406万円  5.7%  一般事務費、財産管理、生活交通対策等の経費
 商工費  1億4,296万円  5.6%  商工振興やひまわりの里・サンフラワーパーク北竜温泉などの経費
 教育費  1億3,112万円  5.1%  小・中学校や社会教育・社会体育等の経費
 その他  1億6,181万円  6.3%  消防費、議会費、予備費等
 合計  25億5,410万円  100.0%  


会計別内訳表


会計名
平成24年度
当初予算
(骨格予算)
平成24年度
4月補正予算
(肉付予算)
平成24年度
4月補正予算
(合計)
 一般会計 21億3,000万円 4億2,410万円 25億5,410万円
   特別会計  国民健康保険特別会計 3億7,900万円 3億7,900万円
 町立診療所事業特別会計 1億2,800万円 169万円 1億2,969万円
 後期高齢者医療特別会計 3,140万円 3,140万円
 介護保険特別会計 2億2,400万円 2億2,400万円
 特別養護老人ホーム事業特別会計 4億4,000万円 4億4,000万円
 農業集落排水及び
 個別排水事業特別会計
8,500万円 5,511万円 1億4,011万円
 簡易水道事業会計 6,700万円 100万円 6,800万円
合  計 34億8,440万円 4億8,190万円 39億6,630万円



会計名
平成24年度
4月補正予算
(合計)
平成23年度
当初予算
対前年度比較
増減 伸び率(%)
 一般会計 25億5,410万円 24億4,000万円 1億1,410万円 4.7
   特別会計  国民健康保険特別会計 3億7,900万円 3億9,700万円 △1,800万円 △4.5
 町立診療所事業特別会計 1億2,969万円 1億2,900万円 69万円 0.5
 後期高齢者医療特別会計 3,140万円 2,690万円 450万円 16.7
 介護保険特別会計 2億2,400万円 2億3,700万円 △1,300万円 △5.5
 特別養護老人ホーム事業特別会計 4億4,000万円 5億2,600万円 △8,600万円 △16.3
 農業集落排水及び
 個別排水事業特別会計
1億4,011万円 9,500万円 4,511万円 47.5
 簡易水道事業会計 6,800万円 6,800万円 0万円 0.0
合  計 39億6,630万円 39億1,890万円 4,740万円 1.2


平成24年度の主な事業

  • 碧水団地公営住宅大規模改修工事  102,243千円
  • 碧水みどり団地公営住宅建設事業   73,004千円
  • 恒久電気牧柵設置事業        66,415千円
  • 玄米ばら施設色彩選別機更新事業   33,390千円
  • 培本社古作線道路整備事業      25,616千円
  • 農地・水保全管理支払事業      20,438千円
  • 農業集落排水施設機能強化事業    48,900千円


平成24年度予算


Top                   行政執行方針                   教育行政執行方針                   予算                   組織図


平成24年度北竜町職員人事機構-1 平成24年度北竜町職員人事機構-2
平成24年度・北竜町職員人事機構(画像をクリックすると拡大できます)


以上



平成23年度(2011年度)北竜町行政執行方針など

2011/07/29 16:17 に 寺内昇 が投稿   [ 2012/07/03 15:28 に更新しました ]

広報ほくりゅう No.548 2011年4月号より抜粋・PDF 一覧はこちら

Top                   行政執行方針                   教育行政執行方針                   予算                   組織図


平成23年度 北竜町行政執行方針

 対話を重視し 明るく住みよい町づくりを推進


 本年におきましても町民皆さんとの対話を重視しながら明るく住みよい町づくりのため、より一層、行政運営に努力を惜しまない決意でありますので、ご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 我が国の経済情勢は依然として景気の低迷が続き、慢性的なデフレ傾向にあります。
 このような中、国は「円高・デフレ対策のための緊急経済対策」として地域活性化交付金を創設し、地方に対する財政支援を継続的に実施されたことにより、本町においても数多くの公共事業が発注され、地域経済にも大きな成果があったものと思われます。また、地方交付税についても、ここ数年は増額傾向にあり、本町への配分額も前年度並みが確保されるものと予想をしており、比較的安定した財政運営が見込まれるところでありますが、混迷を深める政局の動向によっては、地方重視の政策から方向転換される可能性もあります。
 このような状況下、本町にあっては行政のスリム化、効率化を更に徹底しながら財源の確保に努め、基幹産業である農業の振興、保健・福祉・医療の充実、文化スポーツの振興等々町民参加の町づくりを積極的に展開して参りたいと考えております。
 予算編成にあたりましては、平成21年度からスタートした北竜町新総合計画の基本構想に沿い、実施事業の優先度、必要性について厳しい選択を行い、限られた財源の重点的・効率的な運用を図ることを重点として編成を行いました。
 更には行財政改革の一環として特別職の給与、管理職手当の削減も継続して実施致します。
 新規事業としては碧水地区に老人向け公営住宅の新設、農産物直売所の建設、特別養護老人ホーム北竜町永楽園にスプリンクラーの設置工事を計画しております。
 限られた予算のなかで町民の負託に応えるべく最大限の努力をして参ります。

 以下、各種施策等について申し上げます。


防災・消防対策について

 災害対策に万全を期すため、本年「気象情報収集装置」を消防支署に設置し、災害の発生を未然防止する体制が確立されるものであります。
 また、国では全市町村に「全国瞬時警報システム」を配備し、有事の際の緊急情報を防災無線を通して全戸に配信できるよう整備を行っており、町民の安全確保を第一として関係機関との連携により防災対策を推進して参ります。
 消防体制については、火災発生時の消防体制に万全を期すため、消防第2分団碧水詰所に配備している小型動力ポンプの更新を行うとともに、和地区斎藤地先にある10トン級木造防火水槽を、新たに40トン級防火水槽に改修し、消防力強化に努めて参ります。
 また、平成23年5月までに既存の一般住宅に義務付けられている住宅用火災警報器についても全戸設置に向けて、各種団体の会議や講習会、防火教室を通じて設置を呼びかけて参ります。


サンフラワーパーク北竜温泉について

 入館者数は毎年、減少しており、町から管理を受託している北竜振興公社の経営は大変、厳しい状況にあります。
 また、一昨年のヒートポンプ導入により一定のコスト削減は図られたものの、高速道路の無料化やひまわりの里の入込み客数の減少に連動して売店等の売上げが大きく落ち込む結果となっております。更には開設後20年が経過し、設備の維持費用は今後増加するものと予想されますが、北竜温泉は町民の憩の場として存続することが多くの町民の願いであり、町としても積極的に支援をして参りたいと考えております。


地域おこし協力隊の活用について

 昨年7月より寺内昇さんご夫妻を地域おこし協力隊員として委嘱し、本町の魅力を全国に情報発信し、地域おこしの支援に関する業務を行っており、平成23年度も引き続き、その任務にあたって頂くこととしております。
 寺内さんご夫妻には、新たに町民参加型のウェブページ「北竜町ポータルサイト」の開設、運営をお願いしており、町内の個人や団体がこのサイトに参加して頂くことにより、北竜町の魅力をこれまで以上に広く発信されるものと期待しております。

北竜町史第3巻の発刊について

 平成24年度に開基120年を迎えるにあたり、第3巻の発刊を予定しております。すでに、昨年より町史編纂委員を委嘱し、編纂作業に取りかかっております。
 北竜町史第3巻の発刊は平成24年度を予定いたしております。

職員の資質向上と給与独自削減の廃止について

 職員研修については、中堅職員から毎年2名を市町村アカデミーに派遣し、10日間前後の専門的研修を実施して参りましたが、より高度な知識習得のため、一昨年より自治大学校に毎年1名を派遣しております。この研修は2か月間の長期研修でありますが、北竜町を担う人材育成として継続して派遣をして参ります。
 また、一般職員給与については近年の人事院勧告により、期末手当が大幅に削減され、年間給与額が年々減少していることを踏まえ、平成17年度から実施してきた職員給与の3%独自削減については、職員の生活保障の観点から継続をしないこととしました。

健康づくり対策について

 病気を未然に防ぐためにも、特定検診の結果に基づき、保健師と栄養士が一体となって、生活習慣の改善に向けた指導、支援を行い、健康づくりへの意識を高めるよう努めて参り ます。
 また、本年度も各種検診事業についても、引き続き実施いたします。
 特にがん検診については、全額町費負担にて実施し、がん検診受診率向上とがん予防の普及啓発に努めて参ります。
 なお、人間ドック事業についても、昨年同様の負担をいただいて実施して参ります。
 また、国においては、平成21年から23年までの3年間、自殺対策基金を造成し、その対策に当たることとしております。
 北竜町においても北海道とも連携を図り、自殺対策基金を利用し「心の健康」に関する講演会を開催し、町民の方に参加とご協力をいただきながら「精神の健康づくり」に努めて参ります。
 平成22年度より実施しておりますヒブワクチン予防接種及び新たに実施する小児肺炎球菌ワクチン予防接種は、町立診療所において受けた場合には全額無料で接種できるようにし、季節性インフルエンザ予防接種についても、全町民を対象に引き続き実施いたします。
 また、高齢者の肺炎球菌予防接種は、75歳以上の高齢者全員に対象を拡大し、健康寿命の延伸を図って参ります。
 歯科保健として、フッ化物洗口事業の円滑な継続実施と、この事業に参加できない幼児に対して行ってきましたフッ素塗布事業につきましては、自己負担を無くし実施して参ります。


高齢者支援対策について

 高齢者の方が生き生きと活勤し、安心して暮らせるように、社会福祉協議会に委託して実施しております「ひまわりクラブ事業」、「生活指導員派遣事業」、「配食・移送・除雪」事業、老人家庭等福祉灯油代支給事業、敬老会等は継続実施して参ります。
 「ひまわりクラブ事業」の昼食時に利用している老人福祉センターの食堂が手狭で不便なことから、食堂の改修工事を行い、事業の円滑な推進を図って参ります。
 また、新たに65歳以上の単身世帯者及び高齢者世帯者を対象に、日頃の身体状況、家族の連絡先等の個人情報を記載する「ひまわり救急カード」を配付し、救急や災害時等にカードを活用し、消防等と連携を図り、適切な救急対応等がとれるよう進めて参ります。


障がい者支援対策について

 障がい者の方が地域において可能な限り自立して生活できるよう、行政及び「北空知障がい者支援センター・あっぷる」など関係機関との連携を図り、相談者に対して細やかな対応ができるよう支援活動を推進いたします。
 障がい者自立支援法に基づき、居宅支援、施設入所支援、通所支援などに要する経費、難病患者への通院費助成、日常生活用具給付費の支給などを引き続き実施して参ります。
 また、従来、知事の委嘱により設置されていた、身体障がい者相談具及び知的障がい者相談具については、本年4月より権限委譲事務により、北竜町長が委嘱を行い設置することとなり、各1名ずつ委嘱して相談・支援業務などの充実を図って参ります。


子育て支援対策について

 安心して子供を産み育てていけるよう、出産祝金制度、乳幼児医療費助成、保育料の半額助成などを引き続き実施し、各種手当等の適正な給付に努めて参ります。
 子ども手当についても国の基準に準じて支給して参ります。
 また、昨年8月の児童扶養手当法の改正により、父子家庭も新たに含まれることとなり、対象が拡大されました。
 今回の国の法改正に合わせて、新たに父子家庭をも対象とする「北竜町ひとり親家庭支援手当支給要綱」を制定し、月額として児童・生徒一人につき、小学生以下は3,000円、中学生は4,000円を支援して参ります。
 和保育所への入所希望者は、46名となっており、保護者が安心して子どもを預け、就労や子育てができるよう保育技術の向上と、健全な保育環境を提供できるよう支援して参ります。
 また、保育所内に併設されている「地域子育て支援センター事業」、さらに「放課後児童特別対策事業」も、昨年同様継続して参ります。


環境衛生対策について

 本年4月より深川市リサイクルプラザが、北空知衛生センター組合に無償譲渡され、組合加入の1市4町で共同利用し、全てのごみがリサイクルプラザに搬入され、処理していくこととなります。
 今後、北空知衛生施設組合処分場では、リサイクルプラザで処理することのできない、残漬物(ざんさぶつ)を埋め立て処理していくこととなります。
 また、昨年2月に設立された中・北空知廃棄物処理広域連合につきましては、平成25年4月1日からの稼働に向けて、平成23年度より焼却施設建設工事が本格的に進められていくこととなります。
 今後においても町民のご協力を頂き、ごみの減量化と分別収集を徹底し、リサイクルの推進等に努めて参ります。


防犯・交通安全対策について

 防犯対策については、啓蒙活動の推進を行い、町民の防犯意識の一層の高揚と地域ぐるみの防犯体制の強化に努めて参ります。
 また、昨年、町内の各種街路灯のLED灯への取り替え工事を行い、防犯対策と住環境の改善を図って参りました。街路灯を北電柱に移設したことにより、使用しなくなりました街路灯柱の撤去工事を計画しております。
 交通安全対策については、昨年、北海道における交通事故死亡者は、215人と3年連続して減少しましたが、6年ぶりに全国ワーストワンとなりました。
 北竜町においては、町民の交通安全に対する意識の高揚並びに関係機関、団体のご協力により、交通事故死亡者ゼロ日が続いております。
 今後においても、交通安全の推進に努めて参ります。

国民年金業務について

 国民年金制度については、老後や不慮の事故などにより障がいが残ってしまった方などの生活を支える上で、なくてはならない制度でありますので、その恩恵を受けられるように制度の情報提供や保険料の納付などの啓蒙活動を、年金事務所と連携を図り推進して参ります。


医療対策について

 本町の医療の拠点となる町立診療所と歯科診療所については、地域医療に熱心な二人の医師のもと、健全な運営に努めております。
 本年度、町立診療所において、電子カルテシステムサーバーの更新、超音波式骨密度測定装置を導入し、患者の診療記録管理と的確な診断・治療に繋げ、町民に信頼と安心をいただけるよう充実を図って参ります。


国民健康保険事業について

 今年度も加入者に対して、特定健康診査及び特定保健指導を行い、生活習慣病を中心とした疾病の予防と健康の維持及び医療費の抑制を図ります。
 また、保険料未納者の解消、披保険者資格の適正把握、医療費の適正給付に努め、引き続き健全な運営を推進いたします。
 後期高齢者医療制度については、制度の周知に努めるとともに、北海道後期高齢者医療広域連合との連携を図り、安定かつ健全な運営に努めて参ります。


介護保険事業について

 介護保険制度は、平成18年度に大きな制度改正が行われ、「予防重視」への転換を図り、要支援状態になる恐れのある方に対する「地域支援事業の創設」、地域包括支援センターを中心とした総合的な相談窓口体制を確立し、介護予防を含めたケアマネジメントを行い、介護保険事業並びに高齢者施策事業についての推進を図って参ります。
 平成23年度より、新たに要介護認定3~5までの認定を受けられ、在宅サービスを利用されている方に対しまして、北竜町在宅介護サービス利用手当支給要綱を制定し、月額9,000円の利用手当を支給することとしております。


特別養護老人ホーム北竜町永楽園の運営について

 特養80床、短期入所事業12床、通所介護事業、居宅介護支援事業所の4事業で運営を行っています。
 平成22年度の1日当たりの利用状況については、1月末で特養では76.1人、短期入所事業では10.9人、通所介護事業が7.8人、居宅介護支援事業所が24名となっております。
 職員体制については、4事業所合わせて正職員42名、臨時職員14名、委託による調理職員13名の69名で、利用者の想いを犬切にし、より質の高い個別ケアサービスを提供して参ります。
 また、消防法の改正に伴い、必須となりましたスプリンクラー設置工事を予定しております。


農林業の振興について

 農業を取り巻く環境は、農業者の高齢化・担い手不足・農産物の価格低迷による農業所得の減少、更には昨年突然浮上した関税撤廃の貿易自由化を目指すTPPなどの諸問題により、非常に厳しい状況下にあります。
 国では、戸別所得補償制度の導入において農政の抜本的な見直しと併せ、食料自給率向上や農業の6次産業化などを推進しています。
 農業・農村は食料生産だけではなく、多面的機能を有しているほか、幅広い産業と結びつく重要な役割を担っており、今後においても活力ある地域の産業として振興・発展に努めなければならないと考えております。
 まず農業の振興としては、食糧自給率の向上と併せ、農業と地域を再生させ、農村に将来に向け明るい展望を持てる環境作りのため平成22年度に戸別所得補償制度が創設され、まず「米」を対象とした戸別所得補償モデル事業が実施されました。
 さらに平成23年度からは畑作物も加わり、本格実施となります。稲作を中心とする北竜町農業は、転作の実施と畑作との複合経営は避けて通れない形態にあり、戸別所得補償制度に対し、大きな期待をしております。
 平成23年度の事業としては、いもち病対策と低タンパク米の生産支援として「ケイ酸資材購入助成事業」の実施、さらに畑の地力増進に対しては、「畑地緑肥作物導入事業」を継続実施して参ります。
 中山間地域等直接支払制度は、平成22年度より第3期対策として継続実施され、制度の活用を図りながら、農地の保全と多面的機能の向上に努めて参ります。
 農地・水・環境保全向上対策については、現在3地区で取り組まれておりますが、さらなる活動の充実を目指し継続実施して参ります。
 農業の6次産業化を農村の再生と位置付けるため、国は昨年11月に6次産業化法を推進する基本方針をまとめました。
 6次産業は、第1次産業の農業者が第2次産業の製造・加工、第3次産業の流通・販売に総合的に係わることにより、加工賃、流通マージンなど自ら得ることにより、所得の向上や食糧自給率の向上に結びつけ農業を活性化しようとするのが狙いであり、本町においては平成23年度経営体育成交付金事業を活用し、農畜産物直売所の建設整備を実施いたします。
 安全・安心な農産物、特産品、加工品等々を総合的に取り扱う施設として整備し、北竜ブランドの構築と併せて地産地消を推進して参ります。
 農地の流動化対策につきましては、平成23年度より農地利用集積円滑化団体の設立及び、農業経営基盤強化促進法並びに農地法により制度の活用を図り、スムーズな農地の流動化が進められますよう努めて参ります。
 担い手対策は、ひまわりバンク基金条例に基づく後継者対策事業の実施と併せ、新規就農条例に基づく就農者や体験実習生の受け入れ、また、認定農業者制度の活用など積極的に農業に取り組む人材育成の推進に努めます。
 農業基盤整備事業は、農作物の生育に必要不可欠なものであり、高生産性農業の確立と経営安定を回るため計画的に実施していかなければなりません。
 道営中山間地域総合整備事業「三谷地区」は平成23年度事業完了しますが、現在継続して実施している事業並びに新規事業は国の農業農村整備関連予算の削減により、実施時期や事業採択に影響が出ており今後関係機関と連携を図り、スムーズな事業推進が行われますよう努めて参ります。
 本町のエゾシカの被害防止対策としましては現在、防除機やワナの貸し出しによる駆除対策を行っておりますが、平成23年度におきましても猟友会北竜支部、北竜町鳥獣被害防止対策協議会などの関係機関と協力し引き続き実施をして参ります。
 林業の振興については、森林は国土の保全、水源のかん養、自然環境の保全、地球温暖化の防止及び循環利用可能な資源として木材供給など、多面的な機能を有しております。この森林の機能の維持増進を図るため、引き続き水源林造成事業や公的森林整備推進事業等に取り組み、町有林や民有林の適正な施業と管理に努めて参ります。


商工業と観光の振興について

 景気の低迷が続き回復の兆しが見えない中、地元商工業者は大きな影響を受け深刻な状況が続いています。
 今後も商工会と連携し、中小企業の経営安定に向け経営指導への支援を行って参ります。
 金融対策については、中小企業保障融資制度の活用推進や同制度に対し利子補給並びに中小企業者等融資特別利子補給の継続実施、また経済対策として、購買力活性化推進事業についても引き続き支援をして参ります。
 雇用対策については、国が実施しております緊急雇用創出推進事業を活用し、平成23年度においては、町有林道などの環境整備事業の取り組みを実施いたします。
 観光の振興については、観光客はここ数年減少傾向にあり、打開策が求められています。
 本町の観光拠点であります、ひまわりの里、ひまわりパークゴルフ場、サンフラワーパーク北竜温泉、この3施設を核とした観光事業の展開を引き続き推進して参ります。
 ひまわりの里については、例年多くの町民の皆様方に協力を戴きながら「いいひまわり」を咲かせるよう努めております。
 平成23年度においても、多くの観光客に訪れていただけるよう、ひまわり観光協会や関係機関と連携を図り、ひまわりの里の造成またひまわりまつりの開催をして参ります。
 平成23年度のひまわりの里の整備事業として、「ひまわりの里景観整備工事」、「ひまわりの里客土工事」を計画しております。


道路の整備・管理について

 平成22年度において測量調査を終了しました町道端穂線は、ふるさと農道緊急整備事業の活用により、拡幅・舗装工事を実施いたします。
 また、冬季間の住民生活を守る町道除雪業務を維持するため、大型ロータリ除雪車を更新いたします。


住宅整備・管理について

 碧水地区の国道233号線・碧水駐在所横に65歳以上の方を入居対象とする老人向け公営住宅の建設を計画しております。平成23年度は1棟4戸、平成24年度には4戸増築により、1棟8戸にて完成の予定としております。
 また、単身勤労者住宅の外部塗装工事をD棟で実施いたします。併せて、屋外供用部蛍光灯照明についても、不要時には消灯する人感センサーを設置する工事も計画しております。
 また、団地周辺の環境整備としまして、和町にあります「ひまわり団地」4棟の駐車場舗装整備も実施いたします。


農業集落排水事業及び排水処理事業の整備・管理について

 農業集落排水事業については、引き続き汚水処理施設ヘの加入を勧めると共に、施設の適正な維持管理に努めて参ります。
 碧水地区については、平成9年の供用開始から14年が経過しており、浄化センターの監視コンピューター等の機器の劣化が進んでおりますので、設備更新に係る設計委託料を予算計上しております。
 また、個別排水処理事業については、農業集落排水事業区域外を対象に平成20年度から事業を再開、平成20年度から22年度までに19戸の合併浄化槽の設置がなされました。快適な生活と自然環境を保つための生活排水対策として事業の展開を図って参ります。


簡易水道事業の整備・管理について

 簡易水道の普及率は現在94.5%で安定した給水の確保を第一とし、老朽管の整備や漏水箇所の早期の発見及び修繕を行い、健全な給水事業の運営に努めて参ります。


国及び道への要望等について

 道事業については、竜西地区増毛稲田線局部改修が平成24年度完成を目指し継続されるとともに、小豆川局部改修が平成23年度に再開されますが、国の事業については、不透明な国会情勢の影響により情報を得られておりません。
 今後とも、国及び道に対しては地元が必要とする事業について、採択されるよう各種陳情、要望活動機会などを通して、強く要請をして参ります。


Top                   行政執行方針                   教育行政執行方針                   予算                   組織図


平成23年度の北竜町の一般会計予算は
24億4,000万円 です

 平成23年度の北竜町の予算は、財政の健全性を保ち、現状の行政運営を維持していくための財源確保に留意し予算編成作業を行いました。
 歳入は、地方交付税が前年予算比 5.8%増で計上、臨時財政対策費は 19%減で計上しております。
 歳出は、投資的経費で農畜産物直売施設建設事業に5千万円、碧水老人向け公営住宅建設事業に6千百万円を計上、その他事業については、平成21・22年度に「臨時交付金事業」として多くの単独事業が実施できたこともあり、大きな事業は計上しておらず、スリム化された予算となっています。

一般会計

歳入

 項目  金額  割合  説明
 地方交付税  14億5,500万円  59.6%  市町村の財政格差をなくし、バランスのとれた行政運営が行えるよう、国が財源の不足する市町村に配分するお金
 道支出金  2億2,921万円  9.4%  町が行う福祉・産業・公共事業など、特定事業に対して道が支出する負担金・補助金等
 町債  2億1,830万円  8.9%  町が事業を行うときの財源不足を補うために借りるお金
 町税  1億4,077万円  5.8%  みなさんに納めていただく町民税・固定資産税等の税金
 国庫支出金  1億2,696万円  5.2%  町が行う福祉・産業・公共事業など、特定事業に対して国が支出する負担金・補助金等
 使用料・手数料  6,566万円  2.7%  公営住宅・公共施設等の使用料、ごみ処理や住民票交付等の手数料
 その他  2億0,410万円  8.4%  諸収入、地方譲与税、分担金、負担金、地方消費税交付金、繰入金など
 合計  24億4,000万円  100.0%  


歳出

 項目  金額  割合  説明
 公債費 4億5,885万円  18.8%  事業を行うために借りたお金の償還金
 職員給  4億0,012万円  16.4%  職員の人件費
 農林水産業費  3億4,451万円  14.1%  農業や林業の振興事業等の経費
 民生費  2億3,784万円  9.8%  高齢者や障がい者などの福祉、保育所・子育て支援等の経費
 土木費  2億2,598万円  9.3%  道路や河川、公営住宅などの維持管理等の経費
 衛生費  1億8,574万円  7.6%  保健・健康づくりやごみ処理などの環境対策等の経費
 商工費  1億5,247万円  6.2%  商工振興やひまわりの里・サンフラワーパーク北竜温泉などの経費
 総務費  1億3,542万円  5.6%  一般事務費、財産管理、生活交通対策等の経費
 教育費  1億2,750万円  5.2%  小・中学校や社会教育・社会体育等の経費
 その他  1億7,157万円  7.0%  消防費、議会費、予備費等
 合計  24億4,000万円  100.0%  


会計別内訳

会計名 H23年度予算 H22年度予算 増減 前年対比
 一般会計 24億4,000万円 24億3,000万円 1000万円 0.4
   特別会計  国民健康保険特別会計 3億9,700万円 3億9,400万円 300万円 0.8
 町立診療所事業特別会計 1億2,900万円 1億3,140万円 △240万円 △1.8
 老人保健特別会計 14万円 △14万円 皆減
 後期高齢者医療特別会計 2,690万円 2,760万円 △70万円 △2.5
 介護保険特別会計 2億3,700万円 2億3,900万円 △200万円 △0.8
 特別養護老人ホーム事業特別会計 5億2,600万円 4億1,600万円 1億1,000万円 26.4
 農業集落排水及び個別排水事業
 特別会計
9,500万円 9,400万円 100万円 1.1
 簡易水道事業会計 6,800万円 7,100万円 △300万円 △4.2
合  計 39億1,890万円 38億0,314万円 1億1,576万円 3.0


平成23年度の主な事業

  • 農畜産物直売施設建設事業      50,000千円
  • ひまわりの里景観整備事業      10,752千円
  • 除雪ロータリー車購入事業      35,349千円
  • 瑞穂地区ふるさと農道緊急整備事業  20,390千円
  • 碧水老人向け公営住宅建設事業    61,000千円
  • 永楽園スプリンクラー設置事業    93,324千円

平成23年度・北竜町予算


Top                   行政執行方針                   教育行政執行方針                   予算                   組織図


平成23年度・北竜町職員人事機構-1 平成23年度・北竜町職員人事機構-2
平成23年度・北竜町職員人事機構(画像をクリックすると拡大できます)

以上


1-5 / 5