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平成26年度(2014年度)北竜町行政執行方針

2014/04/16 4:16 に 寺内昇 が投稿   [ 2014/04/16 4:17 に更新しました ]

広報ほくりゅう No.584 2014年4月号より抜粋

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平成26年度 北竜町行政執行方針

安全、安心なまちづくりに重点

 町長に就任以来、早や2年が経過し、任期の折り返しを迎える年となりました。この間、町議会並びに町民の皆様、更には関係各機関のご理解とご協力を頂き、着実に町政を推進できましたことに心より感謝とお礼を申し土けます。

 私のモットーは、スピード、行動力、トップセールスであります。時代の流れや制度改革による各施策において、時代に即した行政サービスを、真心を込めて町民の皆様に行う責務があると思っております。
 また、町民お一人おひとりの大切な声を聴く「町長室開放デー」「町行政懇談会」「町民対話プロジェクト」を本年度も継続し、対話による相互理解を進めながら、町政に反映していきたいと考えております。

 さて、日本の経済は安倍総理が打ち出したアベノミクス効果により、円安、株価の上昇に伴い経済指標において回復する動きが出てきており、長く続いたデフレからの脱却を目指しております。
 都市部や大企業においては、景気回復の兆しが出てきておりますが、しかし、私たちの住む地方においては、その事を肌で感じる状況には至っておりません。
 国の平成25年度補正予算は本年2月に成立し、「がんばる地域交付金事業」が新たに創設されるなど、昨年度同様、新年度予算と合わせた15ヵ月予算として、好循環実現に向けての経済対策、更には、4月からの消費税率引き上げに伴う景気対策の内容が盛り込まれています。
 一方、平成26年度の国の予算では「中期財政計画」に沿い、昨年度に引き続き、民需主導の経済成長と財政健全化目標の双方の達成を目指し、無駄を徹底して省いた内容となっております。
 また、地方財政対策では、安定的な財政運営に必要となる一般財源について、平成25年度水準を下回らないよう編成されております。

 北竜町における平成26年度予算編成にあたっては、一般会計の約6割を占める普通交付税を、国が示す地方財政対策等を考慮しながら、財源の確保を最大限に図り、今年度からスタートする北竜町総合計画(後期基本計画)をはじめ、各課が所管するそれぞれの計画に沿った事業の優先度、必要性について厳しい選択を行い、限られた財源の中で効率的な運用を図ることに重点を置いたところであります。

 また、定員管理や事務事業の効率化を、更に徹底しながら財源の確保に努め、基幹産業である農業、観光の振興、保健・福祉・医療の充実、スポーツや文化の振興等々、町民参加の町づくりを積極的に進めて参りたいと考えております。

 一方、ソフト事業につきましては、新たに北竜町オリジナルカレンダー作成事業を行うほか、従来からの定住促進事業、出産祝金支給事業、子育て支援・児童福祉事業、また高齢者福祉・障害者事業等を継続するとともに、中学生までの通院・入院に対する医療費無料化をはじめ、各種予防接種事業を引き続き取り組んで参ります。

 本年の行政執行にあたりましては、限られた予算の中で町民の負託に応えるべく最大限の努力をして参ります。

公会計制度の導入について

 地方公会計制度は、地方自治体が財務諸表等の情報を公開し、住民に分かりやすく説明責任を果たすため、行財政の信頼性向上と改革・健全化を推進することを目的として総務省より指針が出されています。

 現在、北竜町の会計は現金の収支に着目した「現金主義会計」を採用し、町の資産や借金、また、行政サービスの提供にどれだけのコストがかかっているのかが、分かりにくい状態にあります。
 平成22年度決算から資産、負債、コスト等の状況を分析、公表できるよう「総務省方式改訂モデル」により財務諸表4表(貸借対照表、行政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書)を普通会計ベースで作成しておりますが、決算統計に基づく簡易的な作成であり、また、固定資産台帳の整備ができていないこと等から、公表・分析には至っていません。

 今後、財務諸表の公表が義務化になることが予想されるため、本年度より「固定資産台帳整備」「複式簿記の導入」を実施してまいります。

防災対策について

 平成25年度策定の「北竜町地域防災計画」に基づき、本年度より災害に備え物資、生活必需品等を順次購入します。また、町民自らが防災意識を高め「自助」「共助」「公助」の大切さを認識し、避難訓練等を町内会を単位として実施し、災害に強い町づくりを進めてまいります。
 更には警察、消防等の関係機関と連携を図り、防災に対する啓発、普及にも努めてまいります。

消防救急デジタル無線について

 昨年度、デジタル無線への移行に伴う実施設計委託を終了し、本年度は本体工事を予定しております。

消防庁舎改修等について

 昭和53年建築の消防庁舎は、35年目を迎え、老朽化に伴い随所に激しい傷みがあります。
 このことから、耐震補強工事、外壁外断熱改修工事、ボイラー設備及び水道配管改修工事を行い、更にはデジタル無線移行に伴う通信指令室の拡大改修に併せて、大型水槽車の車庫増築工事を平成27年度に計画し、本年度は実施設計委託を行います。

消防対策について

 町民の生命と安全、財産を守るため、今年度も予防消防を強化し、一般住宅に義務付けられている住宅用火災警報器の全戸設置に向け、呼びかけてまいります。
 2月1日現在の設置率は95.2%です。

職員の資質向上について

 まちづくりは人づくりという観点から、職員の資質向上、自己研讃が重要となってきております。
 職員研修については、昨年度と同様に、海外研修、市町村アカデミー、自治大学等に参加し、人材育成を行い、職場内の職員研修についても引き続き実施してまいります。

総合計画後期実施計画の策定について

 北竜町総合計画における実施計画は、前・中・後期に分かれており、後期実施計画が平成27年度よりスタートいたしますので、基本計画に基づき策定委員会を開催し、本年度策定してまいります。

民間賃貸住宅促進事業について

 住宅不足による転出の人口減少の抑制と、北竜町への移住・定住を促すため、町内に賃貸住宅を建設する事業者に対して、助成措置を講じ、優良な賃貸住宅の建設を促進し、人口の増加と住環境の向上を図るために、助成要綱の策定に取り組みます。

地域公共交通会議について

 昨年度より町民の足を確保し、安全で安心して地域で暮らせるように試験運行を実施するなど、本町における公共交通の導入方法を検討して参りました。
 本年度は、4月より一般利用者の有償化によるスクールバス運行に合わせて、乗合タクシーの運行を行い、町民の交通の利便性を図ってまいります。

北竜町「といろ(十色)の風景」について

 北竜町にはひまわりをはじめ様々な風景があり、その風景は日々の中でも、季節のうつろいの中でも変化しています。北竜町内の身近で魅力的な風景を「といろ(十芭)」のジャンルに分けて募集し、本町の地域資源の発掘と再認識を図り、そして北竜ポータルにより全国に発信し、北竜町のオリジナルカレンダーを制作し北竜町の宣伝・PRを行います。

永住功労者表彰について

 北竜町では、町の振興発展に永年ご尽力いただいた高齢者の方に、過去の関町記念式典において、「開拓功労者」として、満80歳以上の方で、北竜町に延べ60年間以上在住している方に感謝状を贈呈していました。
 本年度からは、名称の変更と、従来は10年ごとの表彰でしたが、期間が長いことから毎年、敬老会の席上において、「永住功労者」として感謝状を贈呈することとします。

地域おこし協力隊員及び集落支復員について

 「地域おこし協力隊」は、中井啓介さんにひまわり観光協会のホームページの立ち上げ、ひまわりライスに特化したご当地グルメの開発など、本町における観光振興支援策の構築について、引き続き委嘱します。
 「集落支援員」は、寺内昇さん、郁子さんご夫妻が、本町における組織・団体・グループ及びそのメンバーを取材し、北竜ポータルで紹介します。
 特に「歴史や人々の想い」という価値に光を当て、本来の魅力や果たしてきた役割を引き出し、次世代に引き継ぐことにより、まちづくり・まちおこしにつながるものとして、引き続き委嘱します。

青春エール助成金について

 高校生を持つ保護者の経済的負担を軽減し、有為な人材育成を図るため、高等学校ヘ通学等をしている高校生を持つ保護者に対し月額5,000円を助成いたします。

町長室開放デー・町民対話プロジェクトについて

 町民、お一人おひとりの声を町政に反映するために、月2回の町長室開放デーを開いています。また、町内の団体やグループの集まりへ、私自らお伺いする町民対話プロジェクトも引き続き行います。

サンフラワーパーク北竜温泉について

 観光の拠点施設、町民の保養施設、雇用の場として、町の地域振興に大きな役割を果たしています。
 本年度は消費税が8%に改正され、また、仕入原価の値上がりや電気料の改定、円高による燃料費の高騰など、北竜温泉におきましても種々料金改定をせざるを得ない状況にあります。
 経営改善として、メニューやプランの開発を行い、営業販売を強化し、更に、経費節減策や購入単価等の見直しを進めます。北空知への営業強化や利潤・利益追求の職員教育にも取り組みます。

北竜温泉井戸掘削許可申請について

 サンフラワーパーク北竜温泉は、昨年3月に北竜温泉井戸の事故により、現在は北雨1号井戸から温泉水を汲み上げています。
 北雨1号井戸は、平成4年に掘削し今年で22年目です。突然、劣化による使用不可能になる危険性があります。
 北竜温泉は、町民の憩いの施設でありますと共に、北竜町へ観先客を誘う貴重な資源でもあります。
 温泉水が停止し新しい温泉水による再開には1年から1年半を要することから、今回温泉水掘削許可申請を行い、次年度以降に新しい温泉水によるリニューアルオープンができるよう取り組みます。

▶ 消費税率引き上げの対応について

 本年4月からの消費税率の引き上げに伴い、低所得者ヘの負担増に鑑み、暫定的・臨時的な措置として、町民税非課税者等に「臨時福祉給付金」を、また、子育て世帯への影響を緩和するため、臨時福祉給付金の対象外の児童に「子育て世帯に対する臨時特例給付金」を交付します。
 この給付事業は国の補助金(補助半10分の10)で行われます。

健康増進事業について

 町民一人ひとりが健康を維持し、それぞれが望む地域生活を長く続けられるよう健康増進事業は、「北竜町健康づくり計画」により進めております。
 本年は中間評価年にあたり、健康意識調査、栄養調査等を実施し、各町内会の健康づくり推進協力員の皆様からのご意見も参酌し、健康指標の見直しを行います。

高齢者支援対策について

 北竜町の高齢化率は、平成26年2月1日現在で41%と前年同期(40%)と比較して1%増加し、今後も更なる上昇が予測されます。
 高齢者の方が生き生きと活動し、往み價れた地域で安心して暮らし続けられるように、社会福祉協議会に委託して実施しております「ひまわりクラブ・生き生きクラブ事業」「生活指導員派遣事業」「配合・移送・除雪事業」や「老人家庭等福祉灯油代支給事業」「高齢者世帯等除雪費助成事業」を継続実施してまいります。

障がい者支援対策について

 障がい者の方が地域において可能な限り自立して生活でざるよう、行政及び「北空知障がい者支援センター・あっぷる」等、関係機関と連携を密にし、障害者自立支援法に基づき、居宅支援、施設入所支援、通所支援などへの助成、日常生活用具給付費の支給等を実施してまいります。

子育て支援対策について

 子供の生活環境や保護者の子育て環境が変化している中で、安心して子供を産み育てていけるよう、出産祝金制度、乳幼児医療費助成、保育料の半額助成などを引き続き実施し各種手当等の適正な給付に努めてまいります。
 本年から新たに、発達に心配のある小学生から高校生を対象に、NPO法人深川市手をつなぐ育英会が開設する「放課後等デイサービス事業」に、事業運営の安定を図るため3年間に限り、利用対象である1市4町で補助金を交付してまいります。

環境衛生対策について

 昨年稼働した、中北空知廃棄物処理広域連合「中北空知エネクリーン」と、北空知衛生センター「リサイクルプラザ」と連携・協力し、安定的なごみ処理の推進を図ります。
 また、昨年初めて行った家庭系廃棄パソコンの回収を、本年度も実施してまいります。

防犯・交通安全対策について

 防犯対策は、近年増加傾向が著しい高齢者を狙った特殊詐欺や、一昨年に町内で頻発した燃料油盗難事件を未然に防止するため、沼田警察署、沼田地区防犯協会連合会、安全で住みよい町づくり推進協議会などの関係機関との連携を図り、様々な機会を通じて啓発活動を行ってまいります。
 交通安全対策は、3月7目で交通事故死者ゼロが「2,500日」の節目となります。
今後も3.000日、5.000日と継続され不幸な事故の犠牲者を出さないよう、沼田警察署、交通安全協会、交通安全指導員会等の関係団体、各町内事業所と連携し交通安全の推進を図ってまいります。

戸籍事務等の電算化について

 戸籍事務の電算化は、北空知1市4町による戸籍電算化共同利用が3月31日から開始され、従来の戸籍謄本が全部事項証明、戸籍抄本が個人事項証明と横書き・印字された様式で交付されます。
 また、現在業務で活用しています「総合行政システム」は、基本OSがウィンドウズXPで、本年4月でサボートが終了のため、平成27年10月から国が推進する電子行政システムの一つであります、社会保障・税番号制度(通称:マイナンバー制度)等に対応が可能なシステムを導入し、長期間安定的な運用を目指して更新を行ってまいります。

医療対策について

 本町の医療の拠点の町立診療所・歯科診療所は、町民が安心して受診されるよう各医師と連携し健全な運営に努めます。
 両施設は建設から年数が経過し補修箇所があるため、修繕等で適正な状況を維持します。
 また、4月から沼田厚生病院が無床の診療所となります。日常の診療、休日夜間の救急医療体制等を含めて、深川市医師会と連携します。

国民健康保険事業等について

 国民健康保険は、本年度から70歳から74歳の前期高齢者において、新たに70歳到達の方から本来の一部負担割合が2割となります。
 医療費の抑制対策は、特定健康診査や保健師による特定保健指導、訪問健康指導などで疾病の予防と健康維持を目指し、各種事業を推進してまいります。
 後期高齢者医療制度は、本年度において2年毎の保険料率改定が行われます。

介護保険事業について

 本年2月1日現在の北竜町の人口は2,074人、そのうち65読以上の高齢者は854人、介護保険における要介護認定者は112人であり、介護予防給付の対象となる「要支援1〜2」の方は22人、介護給付の対象となる「要介護1〜要介護5」の方が90人です。
 受給者一人ひとりのニーズに合ったサービスの確保に努め、地域の事情や特性等を反映し、相応しいサービス提供体制の推進を図ってまいります。

特別養護老人ホーム北竜町永楽園の運営について

 永楽園は、特養、短期入所、通所介護事業、居宅介護支援事業所の4事業で運営を行っています。
 現在は満床で、町内からは男性9名、女性25名の34名の方が入園されています。
 待機者については37名で、要介護1〜2の方が23名、要介護度3〜5の方が14名、要介護度の比較的低い方の申し込みが多いのが現状です。
 今後、高齢者施策の大きな変化が予想されますが、地域包括支援センター、社会福祉協議会、診療所との連携を密にし、利用者の意思や人格を尊重すると共に、地域やご家庭の実情を踏まえ適切で安心できる介護サービスの提供に努力してまいります。

農業の振興について

 平成26年度は、政府の大きな農政改革とTPP交渉の行方次第によっては、大きな変革を迎えると危惧しております。
 国は、本年度より、農業・農村の所得を今後10年で倍増させることを目指し、農政改革が実施され新たな農業・農村政策が始まります。「農地中間管理機構の創設」「経営所得安定対策の見直し」「水田フル活用と米政策の見直し」及び「日本型直接支払制度の創設」と4つの改革がなされます。
 町は、本年度も国の制度を積極的に活用し、また、町独白の施策も併せ、基幹産業である農業を引き続き支援し、活力ある北竜町農業振興を推進してまいります。
 また、北竜町の特産品となっている「黒子石大豆」の品種の改良も国の補助事業に乗れるよう支援します。なお、作付け奨励助成については引き続き行ってまいります。
 その他、農業施策として、籾殻処理施設やひまわりバンク基金の見直し等の諸問題についても関係機関と協議しながら進めてまいります。

農畜産物直売所みのりっち北竜について

 オープン3年目の「みのりっち北竜」は認知度を増してきておりますが、本年度看板を増設し、更なるお客様の誘導を図ってまいります。
 生産者が心を込めて作った農畜産物や加工品の販売で、安心・安全でおいしい農畜産物生産の町、「北竜ブランド」の構築を図ります。
 更に、本年も観光センターに出店します。
 経営は今年も北竜振興公社に委託し、温泉施設との連携で、相互施設の利用促進を目指してまいります。

農産物加工実習センターパルムについて

 「パルム」は年月の経過とともに、各加工器具が耐用年数を超えてきており、逐次更新を行い地場農畜産物を使用した加工品の普及と、町民相互の交流など地域活性化に一翼を担うよう、施設の充実に努めてまいります。

農業基盤整備事業について

 農業基盤整備事業は高生産性農業には必要不可欠であり、「経営体育成基盤整備事業」や「基幹水利施設ストマネ事業」等の継続や、基幹水利施設の維持・管理について、関係機関と連携を図りながら農地の整備に努めてまいります。

農地流動化対策について

 平成26年度より、農地の有効利用の継続や農業経営の効率化を進める担い手への農地利用の集積・集約化を進めるため、「農地中間管理機構」が創設されます。機構と連携を密にして地域内の農地利用の再編成を進めてまいります。
 併せて、スーパーL資金の無利子化や機構集積協力金などの制度も活用し農地流動化を推進してまいります。

農業後継者のパートナー問題について

 農業後継者のパートナー問題は重要な課題と位置づけ、農業体験実習生用の宿泊施設の改修に伴う受入環境の整備や、受入要綱も充実させ、積極的に受け入れを推進してまいります。
 併せて、女性との出会いの場や交流の場の企画等、結婚相談員と連携・協力しながら進めてまいります。
 更に、果菜類の生産者が減少する中、新規就農制度や要綱なども見直し、新規就農希望者が農業に取り組む体制や受け入れ体制の強化も検討してまいります。

林業の振興について

 北空知森林組合と連携し、各補助金を活用しながら連めてまいります。
 特に、「未来につなぐ森づくり推進事業」を積極的に進め、無立木地を無くすために植林事業を推進し、民有林の活性化に努めてまいります。
 また、主な町有林は、森林農地整備センター水源林整備事務所との契約地であり、作業道の修繕など保育に係る事業を計圃しています。
 その他の町有林や町と個人との分収造林地も、より価値のある財産となるよう、適正な施業と管理に努めてまいります。

有害鳥獣被害防止対策について

 2ヵ年で鹿進入防止電牧柵が延長的103kmとなり北竜町の山林部分をほぼ囲うことができ、鹿による農業被害も減少したものと認識しています。
 今後、アライクマによる被害も懸念されますが、電柵管理や有害鳥獣の個体数減少、更には小動物の被害防止対策など引き続き、北竜町鳥獣被害防止対策協議会や北竜町鳥獣被害対策実施隊、営農組合及び北竜町活動組織などの関係団体と連携しながら行ってまいります。

商工業について

 本年度からの新たな施策として、「北竜町商工業元気支援応援条例」を制定し、商工業の活性化と従業員の積極的な雇用を促進し、市街地の再生や人目流失防止など少しでも食い止めることを目指します。
 また、商工業対策として、商工会への経営指導支援、中小企業保証融資制度の活用や同制度の利子の一部を助成する制度、更に地元商店の消費拡大対策として、購買力活性化推進事業についても継続して実施してまいります。
 Aコープホクレン商事の店舗問題については、関係団体と協議を行い、喫緊の課題として取り組んでまいります。

観光について

 北竜町の顔である「ひまわりの里」は、平成25年度6年ぶりに20万人を超えるお客様にお越し頂きました。
 いい花を咲かせるための努力はもちろん、ノンノの森の環境整備に着手し、数年かけ整備充実を図ってまいります。
 また、市街地の環境美化については、フラワーポットを若干増設し、花いっぱいのまちづくりに引き続いて取り組んでまいります。
 パークゴルフ場や北竜温泉も含めた他の観光施設との総体的な観光客の誘致を図り、ひまわり咲きちゃん及びノースドラゴンの協力も頂きながら、観光協会など関係団体とも力を合わせ観光振興に努めてまいります。

道路・河川の整備について

 町道の整備は、引き続き社会資本整備交付金により培本社古作線道路拡幅工事のほか、「地域の元気臨時交付金」を充当しての小豆沢線、中の岱2線、美葉牛6線の道路整備工事を行い町道の維持補修に努めてまいります。
 また、安全で安心な道路環境にするために道路ストック総点検に取り組み主要町道の路面性状基礎調査を行い、計画的な維持管理を推進してまいります。
 国道、道道の整備は、適切な維持管理を要請します。
 橋梁整備は、「橋梁長寿命化修繕計画」に基づき町道に架かる橋梁の点検調査、予防的な修繕及び計画的な掛け替えを行い適正な橋梁管理に努めてまいります。
 河川整備は、尻無川護岸整備工事の継続実施、伊藤の沢川護岸整備工事の実施と大雨による洪水災害の未然防止対策として河川水流をスムーズにするため、立木の伐採工事を行います。
 また、一級河川の整備は引き続き関係機関に要請します。

除雪について

 冬期間の除排雪対策は、除雪車両の計画的な更新に取り組むとともに生活道路の安全対策や通行確保に努め効率的な除排雪が実施されるよう、NPOひまわりとの連携を強化し業務の遂行を図ってまいります。

町営住宅の整備について

 町営住宅の整備は、「北竜町公営住宅等長寿命化計画」に基づき安全・安心でより快適に生活できる住環境を目指し、国の社会整備総合交付金を活用しながら需要動向を勘案し整備を進めてまいります。
 平成26年度は、和中央団地6号棟屋上防水改修工事、和町団地1〜5号棟)内窓・給湯設備改修工事、碧水公営住宅通路舗装工事等を実施いたします。
 今後も、計画的な公営住宅の建て替えと維持改修を進め、長期にわたり使用できるよう適切な維持管理に努めてまいります。
 また、国の平成25年度補正予算で桜岡団地H棟建設工事、和中央団地4号棟外壁改修工事、同じく和中央団地4号棟熱交換換気扇設置工事を前倒し本年度実施いたします。

農業集落排水事業及び個別排水処理事業の整備について

 農業集落排水事業は、引き続き農業集落排水事業機能強化対策事業に取り組み汚泥処理施設や管理施設棟の老朽化による機能低下の回復を図ってまいります。
 本年度は北竜地区浄化センターの制御装置の更新、また入孔漏水対策を実施します。
 個別排水処理事業は、昨年は4戸で合併浄化槽の設置がされました。
 合併浄化槽の設置は、新築や増改築によるものが大半を占めます。引き続き補助、融資制度を継続して普及の推進と生活環境の改善並びに公衆衛生の向上に努めてまいります。

簡易水道事業の整備について

 簡易水道事業は、水道施設の適正な維持管理に努め生活水の安定供給と安全確保を図り、健全な給水事業の運営に努めてまいります。
 本年度の節水関係の工事は、町道拡幅工事に伴います培本社古作線水道管移設工事と、老朽化による水道消火栓取替工事を実施いたします。


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平成26年度の北竜町の一般会計予算は
27億8,100万円です

一般会計

歳入

項目 金額 割合 説明
地方交付税 15億5,800万円 56.0% 市町村の財政格差をなくし、どの市町村も等しく行政運営が行えるよう、国から財源の不足する市町村に配分されるお金
町債 3億4,825万円 12.5% 町が道路や公共施設整備などの大きな事業を行うときに借り入れる町の借金
道支出金 1億8,530万円 6.7% 町が行う福祉・産業・公共事業など、特定事業に対して道から交付される負担金・補助金など
国庫支出金 1億7,721万円 6.4% 町が行う福祉・産業・公共事業など、特定事業に対して国から交付される負担金・補助金など
町税 1億6,461万円 5.9% みなさんに納めていただく住民税・固定資産税などの税金
地方譲与税及び交付金 7,012万円 2.5% 地方譲与税・地方消費税交付金・自動車取得税交付金など
使用料・手数料 6,758万円 2.4% 公営住宅・公共施設などの使用料・ごみ処理や住民票交付などの手数料
その他 2億0,993万円 7.6% 分担金・負担金・繰入金・財産収入・諸収入など
合計 27億8,100万円 100.0%


歳出

項目 金額 割合 説明
公債費 4億4,772万円 16.1% 町の事業を行うために借りたお金の返済に充てる経費
職員給 4億0,287万円 14.5% 職員の給与などの人件費
土木費 3億4,513万円 12.4% 道路・橋梁・河川・公営住宅の整備・維持管理、除排雪などに要する経費
農林水産業費 3億2,148万円 11.6% 農業や林業の振興、有害鳥獣対策などに要する経費
教育費 2億8,671万円 10.3% 小・中学校の管理・教育の充実や社会教育事業・図書館・スポーツの振興などに要する経費
民生費 2億2,746万円 8.2% 高齢者や障がい者支援などの福祉、保育所運営、子育て支援などの経費
総務費 1億9,928万円 7.1% 町の内部管理・防災・財産管理・選挙・生活交通対策などに要する経費
衛生費 1億7,971万円 6.5% 保健・健康づくりや、ごみ処理などに要する経費
商工費 1億5,929万円 5.7% 商工振興やひまわりの里・サンフラワーパーク北竜温泉などの観光に要する経費
消防費 1億5,669万円 5.6% 火災予防・消防活動・救急活動などの経費
その他 5,466万円 1.9% 議会費・労働費・災害復旧費・予備費
合計 27億8,100万円 100.0%


会計別内訳表


会計名

平成26年度予算

平成25年度予算
前年対比
増減 伸び率(%)
 一般会計 27億8,100万円 25億2,400万円 2億5,700万円 10.2
   特別会計  国民健康保険特別会計 3億5,600万円 3億6,100万円 ▲500万円 ▲1.4
 町立診療所事業特別会計 1億1,900万円 1億2,600万円 ▲700万円 ▲5.6
 後期高齢者医療特別会計 3,460万円 3,070万円 390万円 12.7
 介護保険特別会計 2億2,800万円 2億2,300万円 500万円 2.2
 特別養護老人ホーム事業特別会計 3億9,300万円 4億2,900万円 ▲3,600万円 ▲8.4
 農業集落排水及び
 個別排水事業特別会計
1億2,100万円 1億1,600万円 500万円 4.3
 簡易水道事業会計 8,300万円 8,300万円 前年同額 0.0
合  計 41億1,560万円 38億9,270万円 2億2,290万円 5.7

平成26年度の主な事業

<総務費>

● 防災用備品等購入事業(新規)・・・・・・・・・・・  2,381千円
 非常良・毛布・発電機・ボータブルストーブ等防災備品等の整備
● 北竜町オリジナルカレンダー作成(新規)・・・・・・・   443千円
 北竜町の知られざる写真入カレンダー作成 
● 集落支援員設置事業・・・・・・・・・・・・・・・・  7,080千円
 集落支援員2名を配置
● 北竜町地域公共交通事業・・・・・・・・・・・・・・  2,842千円
 第2回実証運行・利用実態把握調査・乗合タクシー運行費等
● 宅地取得奨励補助事業・・・・・・・・・・・・・・・  1,000千円
 町分譲地等の取得にあたり、1 0 0万円を限度として宅地代金の2分の1を助成
● 持ち家取得奨励補助事業・・・・・・・・・・・・・・  2,000千円
 自家住宅建築にあたり、200万円を限度に助成
● 北竜町高等学校等通学等助成事業・・・・・・・・・・  3,540千円
 @5,000円×12ヵ月×59名
● 総合行政システム更新事業(新規)・・・・・・・・・ 2 9,916千円
 既存の住民基本台帳システムを基盤とする各種システムのクラウド化、
 社会保障・税番号制度によるシステム改修

<民生費>

● 生活支援・生きがい対策事業・・・・・・・・・・・・ 12,226千円
 生きがいデイサービス事業、生活管理指導員派遣事業、在宅支援事業他
● 赤十字奉仕団結成50周年記念式補助事業(新規)・・・・  475千円
● 北竜温泉優待事業・・・・・・・・・・・・・・・・・  2,500千円
● 老人家庭等福祉灯油代支給事業・・・・・・・・・・・  1,150千円
● 臨時福祉給付金事業(新規)・・・・・・・・・・・・  7,760千円
 消費税率引き上げに伴い、低所得者に対し給付金1万円を支給
● 高齢者世帯等除雪費助成事業・・・・・・・・・・・・  1,000千円
 1シーズン2万円を限度に除雪委託費等の2分の1を助成
● 出産祝金支給事業・・・・・・・・・・・・・・・・・  2,000千円
 1人出産につき20万円を支給
● 子育て世帯臨時特例給付金事業(新規)・・・・・・・  2,260千円
 消費税率引き上げに伴い、子育て世帯に対し、対象児童1人につき給付金1万円を支給

<衛生費>

● がん検診助成事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4,626千円
 各種がん検診に係る検診費用を全額助成
● 任意予防接種費助成事業・・・・・・・・・・・・・・・ 1,841千円
 各種予防接種費用を助成
● 人間ドック事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2,184千円
 人間ドック基本コース・前立腺ガン検査・骨粗鬆症検査受診料中2 5,500円助成、
 脳ドック受診料中10,000円助成
● 特定不妊治療費助成事業・・・・・・・・・・・・・・・・  450千円
 体外受精及び顕微鏡受精に係る治療費用から道補助金を控除した額の9割を15万円を限度に助成
● 乳幼児等医療給付事業・・・・・・・・・・・・・・・・ 1,100千円
 小学生の通院・中学生の入通院に係る医療費を無料化

<農林水産業費>

● 農地・水保全管理支払負担金事業・・・・・・・・・・ 26,247千円
● 黒千石大豆作付奨励金助成事業・・・・・・・・・・・  1,500千円
● 中山間地域等直接支払交付金事業・・・・・・・・・ 113,621千円
● 経営所得安定対策直接支払推進事業・・・・・・・・・  3,469千円
● 農畜産物直売所運営管理委託事業・・・・・・・・・・  3,000千円
● 農業後継者対策事業(新規)・・・・・・・・・・・・  2,015千円
 農業体験実習生受入に係る施設備品等整備、実習生賃金等
● ひまわりバンク育成基金事業・・・・・・・・・・・・  6,868千円
● 道営農業農村整備事業・・・・・・・・・・・・・・・ 32,599千円
● 北竜町有害鳥獣被害対策協議会負担金事業・・・・・・  6,300千円
 電牧柵管理・小動物用電牧柵設置助成等に係る負担金

<商工費>

● 購買力促進活性化推進補助事業・・・・・・・・・・・  2,020千円
 いなかーどポイント7倍セール、子ども応援券
● 地域おこし協力隊設置事業・・・・・・・・・・・・・  3,980千円
 平成25年度より1名設置
● ひまわりの里景観整備事業・・・・・・・・・・・・・  4,679千円
 ひまわりの星宮上敷均し、ノンノの森遊歩道周辺に花木植栽
● 北竜温泉施設等改修事業・・・・・・・・・・・・・・ 15,285千円
● 温泉側真空式温水ボイラー更新事業、温泉照明器具LED化事業等

<土木費>

● 碧水線道路拡幅事業(新規)・・・・・・・・・・・・  3,800千円
● 幅員8mに道路拡幅
● 除雪ロータリ車購入事業(新規)・・・・・・・・・・ 41,103千円
● 培本社古作線道路整備事業・・・・・・・・・・・・・ 60,401千円
 道路拡幅工事、用地買収、用水移設補償等
● 小豆沢線道路整備事業(地域の元気臨時交付金事業)・ 39,960千円
 道路改良舗装工事
● 中の岱2線道路整備事業(地域の元気臨時交付金事業)(新規)11,340千円
 道路オーバーレイ舗装工卓
● 美葉牛6線道路整備事業(地域の元気臨時交付金事業)(新規)12,636千円
 道路改良舗装工事
● 橋梁長寿命化改修事業・・・・・・・・・・・・・・・ 18,900千円
 平成27年度事業実施予定橋梁(4橋)に係る設計委託、橋梁補修工事(2橋)
● 尻無川護岸整備事業(地域の元気臨時交付金事業)・・ 14,040千円
 護岸工事
● 和町団地内窓・給湯設備改修事業(新規)・・・・・・ 19,667千円
 4棟16戸実施

<消防費>

● 消防救急デジタル無線整備事業・・・・・・・・・・・ 54,166千円
 消防無線デジタル化(本工事)
● 消防庁舎耐震改修等事業(新規)・・・・・・・・・・  5,983千円
 消防庁舎格納庫増築に係る用地取得、耐震補強・外壁改修・格納庫増設に係る実施設計委託

<教育費>

● 外国語指導助手派遣業務委託事業・・・・・・・・・・  4,930千円
 平成25年度より外国語指導講師を常勤にて配置し事業を実施
● スクールバス購入事業(新規)・・・・・・・・・・・  3,776千円
 14人乗ハイエース1台購入
● 北空知圏学校給食組合負担金事業・・・・・・・・・・ 91,313千円
 学校給食センター施設整備に係る負担金
● 真竜小学校校舎内柱等塗装事業(新規)・・・・・・・  1,016千円
● 学校給食費助成事業2,394千円
● 美葉牛研修センター駐車場整備事業(新規)・・・・・ 20,520千円
 駐車場改良舗装工事
● B&G海洋センター改修事業(新規)・・・・・・・・ 30,008千円
● 管理棟内改修工事、濾過設備改修工事


町民1人あたりに使われるお金

                         1,340,887円

※ 住民基本台帳人口(平成26年3月1日現在)2,074人で算出

  • 総務費・・・・・・・  96,083円
  • 民生費・・・・・・・ 109,671円
  • 衛生費・・・・・・・  86,647円
  • 農林水産業費・・・・ 155,005円
  • 商工費・・・・・・・  76,804円
  • 土木費・・・・・・・ 166,409円
  • 消防費・・・・・・・  75,550円
  • 教育費・・・・・・・ 138,241円
  • その他・・・・・・  436,477円
  • ────────────────────────
      合計       1,340,887円


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平成26年度・北竜町職員人事機構(画像をクリックすると別画面で拡大します)

以上