2019年8月12日(月)
8月3日(土)、(株)シィービーツアーズ(戎谷侑男 代表・札幌市)が主催する「町長がバスガイド~北竜町長編~佐野豊 町長」が開催されました。
▶ 北竜町・佐野豊 町長がバスガイド▶ 佐野町長・砂川ハイウェイオアシス館で合流朝8時に、バスは中央バス札幌ターミナル(札幌市)を出発し、砂川ハイウェイオアシス館(砂川市)にて、(株)シィービーツアーズ・戎谷侑男 代表取締役社長と歓迎の握手で、北竜町・佐野豊 町長のお出迎えです。
▶ (株)シィービーツアーズ・戎谷侑男 代表取締役社長のご挨拶
同乗する北竜町役場産業課・長谷牧子 係長。
▶ 佐野町長より北竜町の紹介砂川ハイウェイオアシス館から北竜町までの40分間、車中では、北竜町・佐野豊 町長による、北竜町の魅力についてのお話です。
「このバスツアーは、今年で4回目になります。1回目は秋10月の新米まつりに合わせて実施しましたが、平成29年度からはひまわりまつりに合わせてのバスツアーを開催させていただいております。 ▶ 千葉県印旛郡本埜村からの開拓団
北竜町は、明治26年(1893年)、千葉県印旛郡本埜村からの開拓団によって開かれた町です。開拓当時、千葉県印旛沼周辺は低い地域にありましたので、多くの水害に見舞われ大変な苦労をしたと聞いております。国の政策により北海道に移民団を派遣したのだと思います。
▶ 町民総出でひまわりの里の草刈りひまわりの里では、播種が完了すると、老人ボランタリーの皆さんや町民の方々総出で『草取り十字軍』の名のもとに、草取りを行っています。草取りは本当に大変な作業です。6月20日くらいから始まり、午前午後2時間ずつ作業します。行政中心に町民一丸となって、ひまわりを大切にして、町の花として育てています。多くの観光客の皆さんに見ていただき、元気を受け取っていただきたいと思います。 ▶ 北竜町の美味しいお米近年、北海道のお米は大変美味しくなったと言われていますが、特に、北空知地区(深川市、北竜町、秩父別町、沼田町、妹背牛町)が、お米の美味しい産地だと自負しております。 ▶ 生産情報公表農産物JAS規格を取得
北竜町のお米は、昭和63年(1988年)より、生産組合の全ての農家が、使用する化学合成農薬を50%以上カットしています。北海道の一般的な農薬使用成分数22成分ですが、北竜町では11成分に減農薬して栽培しています。 ▶ 第46回日本農業賞大賞(集団組織)を受賞「安心・安全・美味しいお米」を消費者に届けることが高く評価され、平成29年(2017年)3月には、第46回日本農業賞大賞(集団組織)を受賞いたしました。 ▶ ふるさと納税の返礼品・ひまわりライスお米はふるさと納税の返礼品として、毎年、件数で3万件超え、寄付金で3億円を超えています。継続しているのは、リピーターの方々が多いのではないかと推測されます。『北竜町のお米は実に美味しい』というメッセージも数多くいただいております。北竜町のお米は、自信をもって、美味しいお米としてお勧めできます。機会がありましたら、是非食べていただきたいと思います。 ▶ 北竜町の人口
北竜町の人口は、8月1日(木)で1,826人。北海道の中でも小さい町です。近隣の町も人口が少ないのですが、まだまだ合併せずに頑張っていきたいと思います。 ▶ 小冊子『JP01北海道北竜町・太陽を味方につけた町』に基づいた説明
▶ 「ひまわり」を町の花・北竜町は、『ひまわり』を町の花とし、『イチイ』を町の木としています。 ▶ 町のスローガン
町のスローガン『あかるい農法 北海道北竜町』のデザインは、有名なデザイナーの梅原誠さんに、1年間かけて北竜町に入っていただき、完成させたものです。北竜町は、農業にあかるい、空もあかるい、知識にあかるいということです。しかも、『農法』は、どこにも負けない米作りを確立している、という意味が含まれたキャッチフレーズを作っていただきました。 ▶ 町のキャラクター
ひまわり咲ちゃん&アグリファイターノースドラゴン! アグリファイターノースドラゴンは『水・太陽・土』のブルー・イエロー・ブラウンが登場! その他、悪役カメムシ男爵、イモチキング、ノビエと戦って奮闘! ▶ インバウンドの観光客一昨年は、インバウンドを含めた観光客が、過去最高の35万6千人訪れました。その年は、ひまわりの花も背が高く素晴らしかったです。沢山の皆さんが来町され、沢山の花をみていただきました。 ▶ ひまわりの里が認知されるようになったきっかけ
昭和54年(1979年)、ヨーロッパ視察研修に参加した農協職員が旧ユーゴスラビアのベオグラード空港上空から見た一面のひまわり畑に感動。出張の基調報告に当時の農協女性部の皆さんが刺激を受け、健康的で安心な自家消費の食用ひまわり油を栽培し、家の周りにひまわりの花を植えることで環境美化につながるという『1戸1アール運動』の取り組むが開始されました。 ▶ 北竜町の特産品・幻の黒千石大豆北海道在来種である小粒黒大豆の黒千石大豆。播種して収穫するのが11月に入るので、かつて雪の下になったこともあり、栽培が難しいこともあり、一時栽培が途絶えたこともありました。その後、ご縁があり、北竜町で、平成17年(2005年)に黒千石事業協同組合が設立され、栽培がスタート。黒千石大豆は、栄養価も高く、健康的食品として知られています。 ▶ 黒千石大豆が第5回ディスカバー農山漁村の宝(内閣官房及び農林水産省主催)に選定!
昨年、平成30年(2018年)11月、応募された全国1,015団体の中から優良事例32団体が認定されました。北海道ブロックは、応募98団体中、3団体が認定され、その中で、黒千石事業協同組合(高田幸男 理事長)が最も高い評価を受けました。授賞式は、内閣総理大臣官邸にて授賞式と交流会が行われ、内閣府の錚々たるメンバーと記念写真撮影が実施されました。 ▶ 町内飲食店の紹介黒千石・黒ちゃんハンバーグ定食、粉末状にしたひまわりの種のひまわりピザ、北竜町産そば粉の手打ちそばとひまわりライスのおにぎりのセットなどなど、北竜町でしか食べれないお料理を紹介しています。 ▶ 町の特産品ひまわりメロン、ひまわりスイカ、そばの実フレーク、乾麺・ひまわりの里そば(北竜町産そば粉・きたわせ)、特別純米酒・北竜彗星(北竜町産酒米)、田から持ち(北竜町産もち米100%使用)など。インスタント蕎麦は人気が高く、フランス・パリから注文が入っています。そばの実フレークは、パリのマーケット食品コーナーにも提供されているほどです。 ひまわり油は、平成27年(2015年)に、地方創生事業の一環として日進オイリオとの提携が決定し、搾油用ひまわりの栽培が開始されました。黒千石大豆とひまわり油のドレッシングが開発され販売されています。さらに、ボディ、手足・顔・頭の髪に塗ると保湿効果のある、ひまわり油80%を使用した『北竜サンフラワーバーム』が発売されています。 ひまわり油は、ビタミンEの含有量がオリーブオイルの8倍です。パン、サラダ、納豆、お味噌汁にかけるなどバリエーション豊富で、どんな料理にでも合います。 ▶ 全国ひまわりオイルサミット今年6月には、香川県まんのう町にて、第3回全国ひまわりオイルサミットが開催され、北竜町(北海道)、名寄市(北海道)、佐用町(兵庫県)、まんのう町(香川県)との提携協定が結ばれました。 ▶ ひまわりの町の説明
・町の街路灯もマンホールもひまわりのデザインが描かれています ▶ 北竜町ひまわりの里見学駐車場の整備をしているスタッフで、お揃いの黄色いシャツを着用しているのは、みな町の職員です。暑い中、みんな毎日頑張っています。 ▶ ひまわり咲ちゃん&アグリファイターノースドラゴンの歓迎
▶ みんなで記念撮影
▶ 見学約110分自由行動ひまわりの里を一周する(15分)トラクター遊覧車乗車と第1迷路の入場が、1回ずつ無料でお楽しみいただけます。
▶ ひまわり観光センターでのお買い物
▶ 山本紗綺さんひまわりライブ
▶ 北竜町産そば・おむすびのランチ:加工センター食農工房パルムひまわりの里をたっぷり満喫した後は、お待ちかねランチタイム! 加工センター食農工房パルムで、北竜そばの手打ちそばとひまわりライスのおにぎりの昼食です。
北竜町産そば粉「キタワセ」で打ったそばは、北竜町の「そば食楽部北竜」のそば打ちの達人の方々による手打ちそばです。出来たてのそばが次々に提供されました。朝から準備にお忙しい「そば食楽部北竜」の皆さん。
▶ 笹団子:北竜町ふみの会毎週土曜日に「笹団子」づくりをする「北竜町ふみの会」のお母さん方。
▶ ランチメニュー
・北竜町そば粉の手打ちそば
▶ そば食楽部北竜・中村尚一会長のご挨拶
「素人手打ちそばには、段があります。初段から5段まであり、初段・2段の認定会を北竜で14回開催させていただいております。今年10月には、4段位認定会を、北竜町で初めて開催する予定となっております。 ▶ そば食楽部北竜・高橋利昌 事務局長(副町長)のご挨拶
「皆さん、ようこそいらっしゃいました。副町長ですが、そばそば食楽部では、事務局という立場で務めさせていただいています。 ▶ お楽しみお土産抽選会
参加者の皆さんが一人づつ、抽選箱から品名が書かれたカードをひきます。カードには「ひまわりライス・お米」「黒千石セット」「ひまわり油」の3種類が明記されています。当たった商品が佐野町長より手渡され、皆さん大満足!
食後は、場所を移動し、渡邊靖範ファームメロンハウスへ。バスの中で、説明する佐野町長
▶ 渡邊靖範ファームにてメロン収穫体験 & 試食今回は、新規就農1年目の金田絵利紗さんが栽培した青肉メロンの収穫体験です。
▶ 北海道指導農業士である渡邊靖範さんのお話メロンハウス前で、渡邊靖範さんからメロンについて説明がありました。
「暑い中、ようこそおいでくださいました。ありがとうございます。町長からご紹介いただきました渡邊(56歳)です。ここへ入植し100年が経過し、私で4代目、息子で5代目です。
金田さんは、農業実習に入る前は、介護福祉士として介護の仕事に従事していました。仕事の中で、『身体の弱った方が、美味しいものや好物を食べると、とても元気になる」ということを実感したそうです。人生の最後の力になる食べ物を作る仕事につきたいという考えから農業を目指し、『農業の町・北竜町』とのご縁がありました。 ▶ メロン収穫体験収穫体験は5人一組のグループで実施。ハウスの中では、渡邊さんから丁寧な説明を受けながら、メロンを収穫し、一人一個ずつ大切にお持ち帰りです。
▶ ひまわりメロン試食タイム
就農1年目の金田さんが、愛情いっぱい、真心込めて育てた大切な青肉メロン! 収穫後8日間熟成され、冷蔵庫でひんやりと冷やされた極上メロンを、皆さんじっくり味わった感度のひとときでした。ごちそうさまでした!
▶ 渡邊ファミリーお見送り!美味しいメロン!ありがとうございました!
▶ 農産物直売所見みのりっち北竜 にてお買い物
美味しいひまわりメロンを味わった後は、北竜町農畜産物直売所みのりっち北竜にてお買い物タイムです。
▶ 北竜町役場・佐野町長室訪問最後に、北竜町役場・佐野町長室を訪問しました。
皆さんで記念撮影、パチリ!!!
▶ お見送りお土産に、新鮮野菜や旬の果物を購入し、バスへ乗車。佐野町長をはじめ、役場職員の方々がお見送りです。
ひまわりさんの輝きに、心明るくときめく季節。。。
◆ 町長がバスガイド等・関連記事
◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子 |