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北竜消防【深川地区消防組合 深川消防署 北竜支署】

〒078-2512 雨竜郡北竜町字和11番地の1(地図)                
Tel:0164-34-2200 Fax:0164-34-4009
HP:ようこそ北竜消防へ
(2017年4月1日現在)  

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 愛称  北竜消防(ほくりゅうしょうぼう)
 組織名称  深川地区消防組合 深川消防署 北竜支署

 Fukagawa Fire Department Area Association(深川地区消防組合)
 所在地  北海道雨竜郡北竜町11−1(〒 078-2512)地図
 電話 / FAX  0164-34-2200 / 0164-34-4009
 設立  1913年(大正2年)私設真竜火防組合創立
 北竜消防団長  加藤 宰(かとう つかさ)
 副団長  中村 尚一(なかむら しょういち)
 団員数  52名(定員60名)
 北竜支署長  滝本浩幸(たきもと ひろゆき) 
 職員数  7名
 ホームページ  ようこそ北竜消防へ

深川地区消防組合・機構図  北竜消防団・機構図 
左:深川地区消防組合・機構図  右:北竜消防団・機構図
(記念誌『郷土愛』より転載)(クリックすると拡大して読むことができます)


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「消防組織法」の第1条には、「消防は、その施設及び人員を活用して、国民の生命、身体及び財産を火災から保護するとともに、水火災または地震等の災害を防除し、及びこれらの災害に因る被害を軽減するほか、災害等による傷病者の搬送を適切に行う」と明示されています。

火災からの保護・災害の防除・被害の軽減を遂行すること、適切に搬送することが、消防団の目的であり、消防団員の使命です。


北竜消防庁舎  北竜消防団第2分団碧水詰所  第2分団碧水コミュニティ消防センター 
左:北竜消防庁舎  中:北竜消防団第2分団碧水詰所(写真:『郷土愛』より転載)
右:第2分団碧水コミュニティ消防センター(写真:『郷土愛』より転載)

 加藤宰 団長のお話
北竜消防団・加藤宰 団長
加藤宰(かとう つかさ・58歳)さんは、2014年4月1日、北竜消防団第10代団長に就任されました。
若い頃から農業を継承され、消防団活動にも熱心に参加。さらに、北竜町農民協議会の委員長も務められ、地域の集団営農にも力を傾注されました。現在は、花卉栽培を中心に農業を営まれ、オフには北竜町そば食楽部で、そば打ち4段の腕に磨きをかけていらっしゃいます。
第10代・加藤宰 団長にお話を伺いました。

北竜消防団は、現在団員52名。第1分団、第2分団に分かれています。施設は、町内に3箇所。北竜支署・消防団本部(所管・第1分団)、碧水詰所・美葉牛詰所(所管・第2分団)です。消防車両は、6台を配置。消防団員は、災害に備えて、日々訓練を行い、町民の方々の生命、身体及び財産を災害から守ることを使命としています。

消防団は、「自分たちの町は自分たちで守ろう」という郷土愛と奉仕の精神から成り立っており、地域住民の中で、防災のリーダー的役割を果たしています。消防団員は、平時は生業(農家の仕事等)を持ちながら、訓練や災害時に出動する地域の有志の人々であり、ボランティア的な性格が強い組織です。

近年、団員数の減少が進み、団員の共同体意識が変化しつつ有ります。そこで、団員減少に伴う消防団の在り方を検討する「特別委員会」が、5月1日から立ち上がります。この特別委員会で、これからの消防団活動の発展に繋がる施策を検討したいと考えています。

時代が移り変わり環境が変化していく中で、団員たちの考え方も多種多様です。何が一番大切なことなのか、重要なポイントをしっかりと見極める視点をもって欲しいと思います。

北竜消防団は、規律訓練が素晴らしいというご評価も戴いております。今後、さらに、安心安全な町の発展のために、団員が一丸となって邁進し、努力していきたいと思います。

(取材:2014年4月16日・加藤宰さん関連記事はこちら) 



 ▶ 消防の役割について(井上幸治 前支署長のお話)

・自然災害・人為的な事故など、災害被害の軽減が消防の仕事です
・消防団員は、日常は職業に従事しながら、災害時には消防団員として出動する、非常勤特別職の地方公務員です。保障なども公務員と同じに確保されています
・「自らの地域は自らで守る」という郷土愛護の精神で、地域の安心・安全の確保のために活動しています
・活動は、地域密着性・即時対応力が要求されされます
・主な活動は、火災出動を中心に、救助出動(人命救助活動)、警戒出動、救急支援出動、さらには、調査・捜索・応援出動など多岐に渡っています
・消防団員の勤務形態は、非常事態のみ必要に応じて招集します。また、訓練は年間30回程度行なっています
・現在、消防団員52名(定員60名)
・規律ある行動のベースとなる階級は、団長・副団長・分団長・副分団長・部長・班長・団員の7階級
・団本部の団長・副団長を筆頭に、第1分団・第2分団に分かれ、各分団は第1部・第2部の2部に分別
・さらに班毎に分かれ、班長・団員で組織されています
・消防団長が最高指揮官であり、団長が意思決定します

消防における年間2大行事

・年始めの「出初式」と毎年6月末に行う「消防演習」が、年間における2大行事となっています


出初式  出初式  出初式  出初式 
出初式(撮影:2013年1月8日)


・深川地区消防組合としての連合演習は、1市5町が持ち回りで会場提供を行っています。北竜町は2009年(平成21年)に行いましたので、次回は、10年後の2019年(平成31年)に実施の予定です
・その他、体力増強訓練などを行なっています


消防演習  消防演習  消防演習  消防演習 

消防演習  消防演習  消防訓練  消防訓練 
消防演習(写真:北竜消防団創立100年記念)と訓練(撮影:2013年6月27日・29日)


訓練内容

1.規律訓練、基本動作
 ・いかなる状況においても瞬時に対応できる判断力と行動力を養う為の訓練を繰り返し行ないます
 ・指揮者の命令によって、一糸乱れず動くことができるように訓練します
 ・チームとしての連携が大切。メンバー間での意思疎通も訓練のひとつです
2.ポンプ操法訓練
3.普通救命講習
4.団員研修会(住宅用火災警報器・消火器取扱など)
5.体力増強訓練
6.車両及び資機材等取扱訓練

消防団員の心構え

一度招集があれば、仕事を投げ出し、我が身を顧みず災害において被害を軽減するために行動します。気持ちの上ではボランティア精神に基づくものですが、1947年(昭和22年)に消防制度で身分は保証されています。 制度があるとはいえ、団員は農作業などの専業に関係なく、災害時の出動や訓練に招集されるので、ボランティア精神持っていないと活動は困難です。


訓練模様  訓練模様  訓練模様  訓練模様 

訓練  訓練  訓練  訓練 
夕方6時から始まって日暮れまで続く訓練

団員確保の難しさ

・昔は団員になることがそのものが名誉なこととされていましたが、最近は個々の自由意志が尊重される時代となりました
・定員60名ですが、現在52名です。幹部が勧誘に家庭を訪問し、本人に同意を得た後入団となります
・団員募集に当っては、団員の年齢による全体構成を考慮しなければならないので、容易ではありません。どんなに若い人がいても、団全体の年齢バランスに基づいて採用されます。現場は、階級で動くことが多いので、階級ごとの年齢の組み方を計画的に行う必要があります

これからの消防

・地方の消防は、都会のように職員が中心に活動するのとは異なり、団員が中心となって活動します。人口減少の昨今、団員の確保が今まで以上に大変となってきます
・団員の確保の為に、北竜町では2年前から役場職員の入団が可能となりました
・今後は、しっかりと体制を整えた上で、女性団員の採用も検討していきたいと思います
・予防活動においては、男性に比べて、女性のほうが柔らかい対応ができるので良い場合があります。他の市町村の演習においては、真剣で元気な女性団員が増えてきています

「訓練だけでなく、親睦を深めながら団員の気持ちを維持していくことが、幹部の苦労であり難しいところでもあります」とお話くださった井上支署長の瞳の奥に、団員を想う優しさが感じられました。

(取材:2013年6月27日・井上幸治さん関連記事はこちら


消防車両                組織概要     活動     沿革     後援会     受賞     災害     関連ページ     リンク集     Top ▲

(写真:『郷土愛』より転載)  
指揮連絡車「ひまわり号」  水槽付消防ポンプ自動車「真竜号」  大型水槽車「司竜号」  
左:指揮連絡車「ひまわり号」 中;水槽付消防ポンプ自動車「真竜号」
右:大型水槽車「司竜号」
消防ポンプ自動車「泉竜号」  消防ポンプ自動車「鐘竜号」  小型動力ポンプ付積載車10人乗り「幸竜号」 
左:消防ポンプ自動車「泉竜号」中:消防ポンプ自動車「鐘竜号」
右:小型動力ポンプ付積載車10人乗り「幸竜号」


沿革                  組織概要     活動     消防車両     後援会     受賞     災害     関連ページ     リンク集     Top ▲

 1907年代(明治40年代)  和火災予防組合 設立
 1913年(大正2年)  私設真竜火防組合 創立(本町消防団の起源となる)
 1972年(昭和47年)  深川地区消防組合 設立
 相互応援協定を結んでいた深川市、妹背牛町、秩父別町、北竜町、沼田町、
 幌加内町の1市5町が、 一部事務組合「深川地区消防組合」設立。
 1978年(昭和53年)  北竜消防庁舎 建築
 1984年(昭和59年) 北竜消防団第2分団碧水詰所 建築
 1987年(昭和62年)  北竜消防団第2分団美葉牛詰所 建築


三輪消防車入魂式(昭和9年・1934年) 
三輪消防車入魂式(昭和9年・1934年)(写真:『郷土愛』より転載)


歴代消防団長

初代団長・村上朝夫 氏  第2代団長・坂下要治郎 氏  第3代団長・西山定治 氏  第4代団長・杉本忠 氏 
初代:村上朝夫 氏・第2代:坂下要治郎 氏・第3代:西山定治 氏・第4代:杉本忠 氏
第5代団長・源武 氏  第6代団長・山外武夫 氏  第7代団長・山岸正俊 氏  第8代団長・伊藤博章 氏 
第5代:源武 氏・第6代:山外武夫 氏・第7代:山岸正俊 氏・第8代:伊藤博章 氏

第9代団長・藤井利昭 氏  第6代団長・山外武夫 氏 
左:第9代:藤井利昭 氏
右(左より):第10代団長:加藤宰 氏、 副団長:中村尚一 氏、第1分団長:高橋康詞 氏


後援会・外郭団体   活動     組織概要     消防車両     沿革     受賞     災害     関連ページ     リンク集     Top ▲

 消防後援会 ・明治40年代(1907年台)の和火災予防組合が前身
・昭和10年代(1935年台)頃に発足していた模様
・昭和52年(1977年)連合後援会が結成
・連合後援会9名(黄倉良二 会長)
・第1分団後援会8名(黄倉良二 会長)
・第2分団後援会5名(吉尾政一 会長)
 北竜町防火管理協会 ・昭和48年(1973年)6月30日設立。
・職場の防火管理に関する研究、及び会員相互の連絡協調
・会員数72名
・干場正 会長
 北竜まとい会
・平成14年(2002年)4月18日設立
・火災予防の普及の徹底を図り、町の発展に寄与することを目的とする
・会員資格は、消防職員は管理職、消防団員は副分団長以上の職にあった退職者で構成
・会員数13名
・杉本忠 会長


受賞                    組織概要     活動     消防車両     沿革     後援会     災害     関連ページ     リンク集     Top ▲

(写真:『郷土愛』より転載)  
<北海道消防操法訓練大会の小型ポンプ部で準優勝>
  平成21年7月(2009年)

北竜消防団が、空知の消防団代表として出場し、準優勝となりました
<北海道知事より表彰旗授与>
平成17年11月(2005年)


日頃の防災活動に対する消防活動が認められました。
<内閣総理大臣賞受賞>
平成元年9月(1989年)


内閣総理大臣より授与。昭和63年(1988年)8月、北海道を襲った集中豪雨における救済・水防活動の功績が高く評価されました。
<水防功労表彰受賞>
昭和63年11月(1988年)


建設大臣より授与。昭和63年(1988年)8月、北海道を襲った集中豪雨における救済・水防活動の功績が高く評価されました。
<優良消防団表彰> 昭和58年6月(1983年) 

北海道消防協会長より表彰旗授与

大きな災害     組織概要     災害     組織概要     消防車両     沿革     受賞     関連ページ     リンク集     Top ▲

 昭和63年(1988年)

 集中豪雨の水防活動
・昭和63年(1988年)8月25日~26日にかけて、留萌及び空知地方北西部を中心に集中豪雨が襲った
・25日16時45分大雨、洪水警報発令。小豆沢地区、恵岱別地区、美葉牛地区、板谷公営住宅地区、碧水地区など時間を追う毎に救助を求める人々が増える
・救助に難航を極めたが、職団員が一致協力し合い、ひとりずつを背負いながらも、公民館への収容を果たし、無事救助を成し遂げることができた。
・26日16時の消防団解散まで、まる1日(24時間)休むことなく昼夜兼行で、団長の指揮のもと、水防活動実施
・結果、かつて無いほどの大きな水害であったにもかかわらず、人的被害もなく被害を最小限に留めることができた
 平成13年(2001年)

 竜巻被害の救済活動
・平成13年(2001年)6月29日、北竜町を襲った竜巻は、移動距離約7km、瞬間風速毎秒50m~60m、幅200m~300mと最大級
・14時30分頃、町内西川小豆沢地区で発生した竜巻は、西川、中の岱、板谷、板谷川端地区を時速20kmの速さで東から東北東に向かって進んだ
・負傷者3名、建物は全壊21棟、半壊5棟、一部損壊14棟、倒木127本、ひまわり畑約1.8ha、その他田畑約1.6ha、各公共施設損壊等が発生
・負傷者3名は、車が70mほど飛ばされ、車中に1名と全壊した商店の瓦礫の中に生き埋め状態の2名。ただちに救助活動に入り、3名を救急車で搬送
・人的被害を確認するため、徒歩で被害調査にあたり、不安を抱える住民に声をかけて勇気づけて回り、19時30分終了となった

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<特集記事> 関係機関合同 総合災害警備訓練(北海道警察本部・旭川方面本部、深川地区消防組合、北竜町・沼田町)の実施(2013年8月30日)

 巨大地震(震度7)の災害発生を想定した関係機関合同災害警備訓練が、北竜町竜西の旧公営住宅で行われました。
北竜消防団創立100年記念誌『郷土愛』(2013年)

カラーA4版162ページ(題字:筆・藤井利昭 団長)
記念誌部会・加藤宰 部会長
部会員:高橋康詞、中村尚一、杉本徳夫、中山成幸、数馬崇克
<特集記事> 北竜消防団創立100周年記念式典・表彰 の開催(2013年7月9日)

 団員を含め消防関係者の方々総勢約160名が参加し、北竜消防団創立100周年を盛大にお祝いいたしました。
<特集記事> 北竜消防団創立100周年記念式典・演習 2013 の開催(2013年7月8日)
6月29日(土)、澄み渡る青空のもと、北竜消防団(藤井利昭 団長)の創立100周年を記念し、北竜消防演習が北竜町役場北駐車場にて行われました。
<特集記事> 北竜消防・創立100周年を飾る「出初式」(2013年1月11日)
雪がシンシンと降りしきり、この日の積雪深133cm、最低気温 -17.6℃。吐く息は湯気のように真っ白で、今にも凍ってしまいそうな寒さです。
<特集記事> 第62回北空知連合消防演習 2010(北海道深川市)に身も心も引き締まりました(2010年7月26日)
一市五町(深川市・妹背牛町・秩父別町・北竜町・沼田町・幌加内町)の約350名の消防団員による演習です。


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 北竜消防ホームページ  消防からのお知らせ、防火の知識、出動内容など
 北竜町気象Web  北竜町消防庁舎裏と屋上に設置したデジタル観測機器による観測データを表示
 総務省消防庁  消防行政の礎として、災害対応の司令塔としての役目がわかります
 消防団(総務省消防庁)  消防団の公式ウェブサイト
 北海道の消防団(総務省消防庁)  あなたの街の消防団一覧です
 消防団のページ(北海道庁)  北海道庁の消防団ページです
 公益財団法人 北海道消防協会  北海道消防協会のホームページです


◇ 撮影・編集=寺内昇  取材・文=寺内郁子
 取材の他、北竜消防団創立100年記念誌『郷土愛』他を参照させていただきました。

加藤宰 団長・新年のご挨拶 2017

2016/12/31 12:28 に 寺内昇 が投稿   [ 2016/12/31 12:29 に更新しました ]

2017年1月
「北竜消防」より抜粋
広報ほくりゅう・No.617・2017年1月号


 
深川地区消防組合北竜消防団
加藤宰 団長


新年あけましておめでとうございます。輝かしい平成29年の新春を迎え、町民の皆様に謹んで年頭のごあいさつを申し上げますとともに、日頃から消防行政に対しまして深いこ理解とこ協力を賜り厚くお 礼申し上げます。

昨年を振り返りますと全国各地で地震や風水害による自然災害が多く発生しており、熊本県では4月に震度7を2回も記録する大規模な地震が発生しております。また8月のお盆頃から週に1個から2個のペースで台風が発生し、その内北海道に4個上陸、さらに根室半島付近を1個通過いたしました。この台風の影響を受け、道内各地では川の氾濫による水害が発生し、JRは線路が寸断されるなど多大なる被害が発生いたしました。

幸いにして北竜町内におきましては自然災害による大きな被害はありませんでしたが、災害はいつどこで発生するかわかりませんので日ごろから災害への備えをしていかなければなりません。

また、火災発生件数につきましては、全国的に年々減少傾向にありますがいまだに4万件ほどの火災が発生しております。昨年、北竜町内におきましては住宅火災が1件、 車両火災が1件発生いたしましたが、人的な被害がなかったことはなによりだったと思われます。

火災を早期発見、早期避難することを目的に住宅用火災警報器の設置が義務付けられてから10年が経過いたしました。全国各地で普及される中、北竜町内の設置率は9割を超える多くのご家庭に住宅用火 災警報器が設置されました。これは町民皆様の高い防災意識の賜と思われ心から感謝申し上げ、これからも設置率100%を目指して努力してまいります。

さて、近年の災害は複雑多様化の傾向を強めており、住宅火災による死者数がいまだ多数にのぼるほか、風水害などによる自然災害が後をたたず、消防の責務は益々大きなものになっております。 北竜消防団といたしましても、引き続き消防防災力の強化、火災予防対策の推進を図るなど、積極的に取り組んで参りますので、今後も皆様のこ理解とご協力をお願い申し上 げます。

最後になりますが、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げますとともに、本年が災害のない一年でありますよう心から祈念申し上げ、年頭のごあいさつとさせていただき ます。


 
サンフラワーパーク北竜温泉


加藤宰 団長・新年のご挨拶 2016

2016/01/03 19:28 に 寺内昇 が投稿   [ 2016/01/05 16:54 に更新しました ]

2016年1月
「北竜消防」より抜粋
広報ほくりゅう・No.605・2016年1月号


 
深川地区消防組合北竜消防団
加藤宰 団長


 平成28年の新春を迎えるにあたり町民の皆様に謹んで年頭のごあいさつを申し上げますとともに日ごろより消防行政に対しまして特段なるご理解とご協力を賜り深く感謝申し上げます。

 さて、昨年を振り返りますと、全国各地では台風や集中豪雨など自然災害の発生により多くの被害が発生しております。
 幸い北竜町内において大きな自然災害による被害はありませんでしたが、災害はいつ何処で発生するかわかりませんので、日頃から防災意思を高め、「自助」「共助」「公助」といったそれぞれの立場で積極的に災害に備えていかなければなりません。

 「自助」とは自分で自分を守ることをいいます。大規模災害が発生すると、住宅の倒壊や電気・水道・ガスなどのライフラインが使用不可能となるニとも考えられます。
 まずは、災害から自分や宗族の生命を守るために住宅の耐震性能を高め、家具などの転倒防止対策をとりライフラインが止まってもあわてることなく普段と同様の生活かおくれるように事前に準備していかなければなりません。
 昨年北竜町より非常持ち出し袋を各家庭に配布していただきましたので、災害に備え準備していただければと思います。

 災害の基本は「自助」でありますが、自分でできることにはやはり限界があります。地域の人々の中には子供・女性・年輩の方や障害を抱えた方など、自分で災害に対応することができない災害弱者の方もおります。このような方を支えるためには、それぞれの地域で防災対策をとる「共助」がとても大切となります。
 北竜町内においても、自主防災組織を立ち上げ避難訓練を実施するなど、積極的に活動されている町内会もありとてもうれしく思い、感謝しております。

 町民の生命財産を守るため、役場や消防などの行政機関が取り組んでいかなければならないことを「公助」といいます。
 近年の災害では複雑多様化の傾向を強めておりゲリラ豪雨といった風水害などによる自然災害が後を絶ちません。これからますます消防の責務は大きなものと感じています。
 北竜消防団といたしましても引き続き消防力の強化をはかり、迅速に災害対応ができるよう積 極的に取り組んで参りますので今後とも皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

 最後になりますが、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げますとともに、本年が災害のない一年でありますよう心から祈念申し上げ、年頭のごあいさつとさせていただきます。


 
北竜町の朝陽(碧水地区)


加藤宰 団長・新年のご挨拶 2015

2014/12/31 6:32 に 寺内昇 が投稿   [ 2014/12/31 6:33 に更新しました ]

2015年1月
「北竜消防」より抜粋
広報ほくりゅう・No.581・2015年1月号


 
深川地区消防組合北竜消防団
加藤宰 団長


 平成27年の新春を迎えるにあたり、町民の皆様に謹んで年頭のご挨拶を申し上げますとともに、日頃から消防団活動に対しまして特段なるご尽力を賜り心より感謝申し上げます。

 さて、昨年は東日本大震災から3年が経ちました。自然災害の恐ろしさを改めて痛感させられ、防災体制の充実及びその在り方などが見直され、復興へ向け少しずつ前進しています。

 しかしながら、未だに約27万人の住民が避難生活を送っており、完全復興にはまだほど遠い状況に心痛む思いであります。

 そんな中、昨年11月下旬には長野県で最大震度6弱マグニチュード6.8の大きな地震が発生し、大多数の家屋が例壊しました。しかしこの地震は、重軽傷者約40人以上を出し倒壊した家屋の下敷きになる住民もいたにもかかわらず、死亡者はゼロでした。家屋の下敷きになった住民も、他の住民により力を合わせて早期救出したことにより、一命を取り留めたのです。これは、地域住民が密になり、住民一人ひとりが助け合い、地域の絆が共助につながった好例と言えます。私たちも、各町内会ごとに手を取り合い、もしもの時の為に高い防災意識をもち、いざという時は皆で協力し合えるような関係を築いていけたらと心より思っております。

 当消防団といたしましては、引き続き消防防災力の強化、火災予防対策等の推進、有事に備えた町民保護のための体制づくり等、積極的に取り組んで参りたいと考えておりますので、なお一層ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 皆様方のますますのご健勝とご発展を祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。


 
(写真:Little Garden)


北竜消防・謹賀新年 2014

2013/12/31 12:55 に 寺内昇 が投稿   [ 2013/12/31 12:55 に更新しました ]

2014年1月1日(水)

謹賀新年 北竜消防出初式開催 平成26年1月8日(水)14時30分より北竜消防出初式を北竜消防庁舎まで開催いたします。15時00分からの分列行進時に、国道275号線の一部で交通規制がありますので、ご協力をお願いいたします。

 新年あけましておめでとうございます。
 昨年は消防業務に対しまして特段なるご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございました。

 今年は「午」年です。昔は農家であれば農作業用に必ず馬を飼っていました。私の家でも50年近く前まで飼っていましたが、耕運機を購入したために売られていくときに、走っているトラックの荷台から飛び降りて家に戻ってこようとしたとの話を、父から以前に聞いたことがあります。

 「これはただ事でない」と馬が思ったのかどうかはわかりませんが、人も突然「ただ事でない」事態にあうことがあります。新年早々おめでたい話ではありませんが、お正月に多いのが餅などをのどに詰まらせたり、帰省中に環境が変わったことで、持病が悪化することがあります。このような時にはいち早く119番で救急車を要請しましょう。

 また応急手当ての方法や心肺蘇生法(心臓マッサージ・人工呼吸)や、AED(自動体外式除細動器)の使い方も覚えておくと「ただ事でない」時にも落ち善いて対応することができます。

 北竜消防では、定期的に消防庁舎において防火教室を開催しており、その中でAEDの使い方も合めた心肺蘇生法についてのお話もしています。また、実践的な訓練を通じて確実に心肺蘇生法をマスターしていただく普通救命講習(3時間講習)も毎年行っており今年は2月上旬頃に一般の方を対象に開催を予定しています。町内会配布文書で申込用紙を配布させていただき、防災無線でもご案内をいたしますので、皆さんのご参加をお待ちしています。
 この他ご要望に応じて防火教室や普通救命講習等の出張講習を随時開催していますので、お気軽に北竜支署予防係(電話0164−34−2200)にご相談ください。

 昨年は北竜町内で2件の火災が残念ながら発生しました。今年は一年間無火災で平和な年でありますよう心から願い、消防も町民の皆さんのお役に立てるようこれからも一生懸命頑張ってまいりますので、ご協力とご指導をよろしくお願いいたします。(滝本)

『広報ほくりゅう』2014年1月号(No.581)より抜粋

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