2015年1月
「北竜消防」より抜粋
広報ほくりゅう・No.581・2015年1月号
深川地区消防組合北竜消防団
加藤宰 団長
平成27年の新春を迎えるにあたり、町民の皆様に謹んで年頭のご挨拶を申し上げますとともに、日頃から消防団活動に対しまして特段なるご尽力を賜り心より感謝申し上げます。
さて、昨年は東日本大震災から3年が経ちました。自然災害の恐ろしさを改めて痛感させられ、防災体制の充実及びその在り方などが見直され、復興へ向け少しずつ前進しています。
しかしながら、未だに約27万人の住民が避難生活を送っており、完全復興にはまだほど遠い状況に心痛む思いであります。
そんな中、昨年11月下旬には長野県で最大震度6弱マグニチュード6.8の大きな地震が発生し、大多数の家屋が例壊しました。しかしこの地震は、重軽傷者約40人以上を出し倒壊した家屋の下敷きになる住民もいたにもかかわらず、死亡者はゼロでした。家屋の下敷きになった住民も、他の住民により力を合わせて早期救出したことにより、一命を取り留めたのです。これは、地域住民が密になり、住民一人ひとりが助け合い、地域の絆が共助につながった好例と言えます。私たちも、各町内会ごとに手を取り合い、もしもの時の為に高い防災意識をもち、いざという時は皆で協力し合えるような関係を築いていけたらと心より思っております。
当消防団といたしましては、引き続き消防防災力の強化、火災予防対策等の推進、有事に備えた町民保護のための体制づくり等、積極的に取り組んで参りたいと考えておりますので、なお一層ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
皆様方のますますのご健勝とご発展を祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。
(写真:Little Garden)
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