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2013年度(平成25年度)「北竜町支援活動」及び「北竜町ポータル」サイト事業計画書

2013/03/19 17:42 に 寺内昇 が投稿   [ 2014/03/01 19:48 に更新しました ]
2013年3月20日(水)

3月18日(月)、佐野豊 町長、竹内範行副町長、高橋利昌 企画振興課長に、2013年度「北竜町支援活動」の事業計画について、寺内昇&郁子よりご説明いたしました。

2010年7月からスタートした地域おこし協力隊員としての活動が、2013年3月末で任期満了いたします。2013年4月より、3年間を目処に集落支援員として任用されることになりました。2013年度の事業計画は以下の通りです。



2013年3月18日
北竜町 佐野豊 町長
「北竜町ポータル」運営責任者
寺内昇・寺内郁子


2013年度(平成25年度)
「北竜町支援活動」事業計画書

—「町民が元気で輝いている北竜町であり続ける」ことを情報発信で支援 —



・はじめに

 私達二人が、2013年度(平成25年度)から3年間をめどとして、集落支援員として活動するお話をいただき、厚く御礼申し上げます。
 そこで今般、2013年度「北竜町支援活動」事業計画書(3ヶ年方針)を提出いたします。よろしくお願いいたします。また、計画は状況に応じて変更されることがあります。


・計画書内容


1.情報発信の目指す所

「町民が元気で輝く北竜町であり続ける」ことを、情報発信で支援します。そのために、情報発信に求められる3つの要素を記します。

(1)町民が、当たり前だったことの素晴らしさに気づく

 今まで当たりだったことを、町民が第三者的に客観的に観ることができ、その本質を理解することができるような情報であること。

(2)情報受信者である町民が、共感・感動し活性化する

 読み手である町民が感動を共有できるような、表現者の感動が込められた情報発信であること。町民が自分の町に誇りを持ち、新たな活動を展開するきっかけとなるような情報であること。

(3)北竜町の元気が日本全国に伝わり、日本を明るく元気にする

 元気な町民が活き活きと生活していることを知ると、人々は自分の町も元気になれる可能性を見い出せる。つまり、元気な町には、他の市町村を明るく元気にする力を秘めている。
 紙やTVなどによる情報伝搬は、流動的であり同じ事象の継続的な伝達を苦手とする。一方、インターネットによる情報発信は、発信されるたびに蓄積され、情報伝達力は増していく。情報発信を重ねるたびに、伝達内容は、日本中の共鳴できる人に伝播し、その人々を元気にする可能性を持っている。

2.情報発信活動の概要


情報発信による支援をするために必要な3つのアクション。

(1)町内全域への「目配り・巡回・状況把握」

 取材活動を通じた町内全域の町民への「目配り」を実施し、町内を「巡回」することにより、町内の「状況把握」をする。

(2)町民が状況を把握し「点検」できる、わかり易い文章と写真による「情報の共有」

 把握した状況を、文章と写真で町民が理解し易い記事として作成し(インターネット、インターネットページを印刷したよる紙媒体)、情報発信し共有する。

(3)町長、副町長、役場職員との「町内状況に関する情報交換」

 町の状況把握を通じて、町長、副町長と週1回の面談による情報交換を定期的に行い、必要に応じて関係部署の職員と情報交換を行う。

3.北竜町支援活動3ヶ年方針(2013年度〜2015年度)


 北竜町の公益活動、商業活動を中心に記事(特集記事)化する。組織の活動を紹介することにより、そこで働く「町民」に光を当て、町民が培ってきた人生の価値を記事化する。
 なお、取材・記事化については、組織紹介を主として、町内イベントについては行わない。ただし、町の特産品である、水稲、黒千石大豆については、販売促進活動を中心に、取材する。

(1)1年度目(2013年度):公益活動中心

町内会(16)、土地改良区、北竜消防、警察、社会福祉協議会、北竜町永楽園、
地域子育て支援センターなど

(2)2年度目(2014年度):商業活動中心

町内の建設業、飲食業、商店など

(3)3年度目(2015年度):総合的

北竜町の歴史、農業、商業、公益関係を総合的に取りまとめ、輝く北竜町の全体が分かりやすいような情報に整理して発信する

4.2013年度の情報発信概要


 北竜町を支える公益活動を行なっている団体の活動を取材・記事化する。
 主に、北竜町内の16の町内会を訪問し、地域ごとの日常を写真と分り易い文章で発信する。その他として、土地改良区など7つの公益団体の活動も取材対象とする。

(1)運営・編集責任、記事選定

 ① 北竜町ポータルの運営・編集及び特集記事の選定については、ポータルサイト運用責任者である、寺内昇&郁子が行う。
 ② 記事選定については、団体活動の取材を中心にするため、イベントについては取材しない。

(2)記事作成・写真撮影

 ① 特集記事:約56件(文章55件、写真 1,000枚以上)
 ・町内会=16、公益団体=7、ひまわりライス販促=4、黒千石大豆=3、そば=2、町民紹介=12、景色紹介=12

 ② お知らせなど:約54件
 ・役場・議会=12、教育委員会=12、北竜温泉=12、商工会=12、みのりっち北竜=6

 ③ 町の団体ブログの記事紹介、ちょっと気になるnews紹介:約200件
 ・4記事/週x50週=200件

(3)ポータルサイトの運用管理

 ① サイト改善:24回(毎月平均2回)
 ② 町役場職員とのミーティング:50回 開催(町長・副町長:毎週1回)
 ③ 運営協議会実務担当者のブログ記事をアップ

(4)北竜町外への出張

 ① 札幌市:2回(愛食フェスタ、オータムフェスト)
 ② 道東:1回(ひまわりライス販促)

(5)北竜町ポータル運営協議会

 ① 年1回の総会開催を目指す
 ② 実務担当者会議は2年間開催してきたが、参加者数が減少してきており開催意義が減少してきたため、開催しない

5.2013年度の情報発信スケジュール

(状況に応じて内容は適宜変更)

(1)特集記事:56件

特集記事

(2)お知らせなど:54件

特集記事

6.2013年度活動予算


・人件費・社会保険料:2名分
・事務費:  約40,000円
・運営維持費: 約1,200円
・出張(人件費に込み):札幌2回、道東1回


(1)人件費:

  ① 編集長、兼ウェブマスター、兼カメラマン、兼システムエンジニア、兼ウェブデザイナー:1名分
  ② ライター(取材・文章担当):1名分

(2)事務費:約40,000円

  ① プリンター用インク:約35,000円
  ② 普通紙A4、写真用紙、クリアホルダー等:5,000円

(3)ポータルサイト維持費:約1,200円(年間15ドル)

  ① サーバー利用料:無料(Googleサイトを使用)
  ② ドメイン料:年間10ドル(約800円)
  ③ 写真ストレージ維持料:Picasa使用・年間5ドル(約400円)
   (寺内がクレジットカードで支払い)

7.2016年度(平成28年度)以降の北竜町ポータルの運営について


任期制限のない集落支援員としての活動は、北竜町より2013年度から3年間を目処とすると示されていることから、2015年度で満了の予定。
2016年度以降の「北竜町ポータル」の運営について、町から提案を求められたので、今般、2013年度の事業計画書に添えて提案させていただいた。


(1)2016年3月末時点での想定される北竜町ポータルに掲載される情報量

 2011年7月に正式オープンした北竜町ポータルに蓄積されている情報量は、1,100件以上の記事、紹介リンクです(2013年2月末現在)。
 写真については、特集記事とその他の記事を合わせて、約9,000枚が記事内に掲載されています。

  ・運営協議会実務担当者記事:  194件
  ・特集記事:          355件
  ・その他の記事:        286件
  ・北竜町内団体ブログ等紹介:  276件
 ───────────────────────────────
 2013年2月末現在の記事数  1.111件

 さらに、2013年度から3年間に蓄積されるであろう記事などの件数は、2013年度の3倍と想定すると、314件☓3=942件となります。写真も3年間で、9,000枚程度と思われます。
 そこで、2016年3月末の北竜町ポータルに所蔵されている記事の想定数は、上記より、約 2,000件となり、写真は、18,000枚ほどとなります。特集記事の中には、1件で10,000文字(400字詰め原稿用紙25枚)のものもあります。

 これらの情報は、掲載年度が全て記載されており、その時代の状況を伝える大事な資料となっていると言えます。言い換えると、ひとつの町を紹介している北竜町ポータルという情報発信サイトは、小さなインターネット上の電子図書館とも言えます。
 インターネットの良いところは、タイムリーな情報発信以外に、情報を蓄積できることが挙げられます。コストをかけずに蓄えられた情報は、多くの人々に永続的に検索され、利用され続けます。

 このことから、2016年度以降の北竜町ポータルは、北竜町のために情報が蓄積された、世界でただひとつの「北竜町電子図書館」になるとも言えます。
 この北竜町ポータルを削除することは、町の文化遺産をあえて無くすことであり、町にとって大きな損失であると考えれます。

 また、この電子図書館でもある北竜町ポータルは、頻度は低くても継続してメンテナンスさることにより、利用者にとって使い易い状態を維持できます。

(2)現在までの北竜町ポータル運営形態

 北竜町ポータルの運営者は、「北竜町ポータルサイト運営協議会」で、役員は以下のとおりです(2012年5月10日現在)。

◆ 役員:

 ・会長: 竹内 範行(北竜町副町長)
 ・副会長:滝上 和昭(きたそらち農業共同組合北竜支所 支所長)
 ・副会長:藤井 雅仁(北竜町商工会 会長)
 ・監事: 有馬 一志(北竜町ひまわり観光協会)
 ・監事: 橋本 学(サンフラワーパーク北竜温泉営業課長)

◆ サイト構築・運営管理責任者: 寺内 昇・寺内 郁子(地域おこし協力隊)

◆ 事務局: 南波 肇(北竜町企画振興課企画係長)

◆ 実務担当者:

 ・北竜町:          南波 肇(企画振興課企画係長)
 ・JAきたそらち北竜支所:  墓田 真知子(営農課主査)
 ・北竜町商工会:       勝藤 広幸
 ・教育委員会:        高橋 淳(北竜町教育委員会社会教育係長)
 ・北竜町ひまわり観光協会:  有馬 一志(北竜町産業課課長補佐)
 ・サンフラワーパーク北竜温泉:清水口 航太
 ・地域おこし協力隊:     寺内 昇・寺内 郁子

 2011年度に北竜町ポータルを開設して以来、10回に及ぶ実務運営担当者会議を開催して、町の情報発信に関する情報交換、記事発信に関する技術向上を行なってきました。一方、役員を交えての運営協議会については、未開催です。

また、実務担当者による情報発信数を見てみると、以下の通りです。

 ・北竜町・・・・・・・・・・・  2件
 ・教育委員会:・・・・・・・・ 44件
 ・ひまわり観光協会:・・・・・  9件
 ・北竜町商工会:・・・・・・・ 97件
 ・サンフラワーパーク北竜温泉・ 42件

北竜町ポータルのサイトを運営するには、編集力の他に、サイトを運営する技術が必要です。このサイト運営には、記事をアップする技術が基本であり、その技術に習熟し積み重ね、そして常に最新の技術を自ら学習することが必要になります。この2年間の現状では、北竜町ポータルの運営ができる状態にまでは至っておりません。

(3)2016年度以降の北竜町ポータル運営について

まとめると、
・北竜町ポータルは北竜町の電子図書館(削除することは町の大きな損失)
・北竜町ポータルは、頻度が低くともメンテナンスされると利便性が維持される
・運営協議会で、北竜町ポータルを維持運営する状態にまでは至っていない

ことが挙げられます。

このことから、現時点(2013年3月)における、2016年度以降の「北竜町ポータル」の運営について、以下のとおり提案いたします。

・北竜町ポータルを「北竜町公式ポータル」から、町民による勝手「応援サイト」とする
 (名称は「北竜町ポータル(町民応援サイト)」などとする)
・寺内昇&郁子が、運営責任者として、北竜町ポータルを維持運営する
・運営費は、運営責任者(寺内昇&郁子)が、自立的に賄う
・更新頻度は大幅に低下するが、寺内昇&郁子の体力が続く限り、サイトを停止状態にはしない

以上

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