2024年10月27日(月)
10月23日(水)15:00〜、サンフラワーパーク北竜温泉・多目的ホール(2F)にて、「和(やわら)町内会老人クラブ研修会・交流会」が開催されました。
会員23名が参加し、「北竜町のまちづくり」について、佐々木康宏 町長のお話を伺い、北竜町ポータルの「佐々木町長・北竜町町内視察」動画を視聴して、町について様々の視点で考察・意見交換を行いました。
研修会後は、北竜温泉の美味しいお料理 & お酒をいただきながら、和気藹々楽しい会話で交流を深めました。
和町内会老人クラブ研修会
総合司会:中島則明 事務局長
講演「北竜町のまちづくり」北竜町・佐々木康宏 町長
「このような時間を作っていただいたことが何よりの喜びです。時間をとってお話を聞いていただく機会があまり無いものですから、本当にありがたいと思います。
私は生まれた時からこの北竜町にいて、67年間育ってきました。皆さんのお陰で、今年2月22日に、佐野さんの跡を継いで、町長に就任させていただきました。本当にありがとうございます。
お話の中から『できること』が生まれてくる
『何ができるか』ということは、皆さんとの『お話の中から生まれてくる』ことだと思います。4年間の任期を与えられて、昨日より明日が一歩でも良ければいい、そして笑顔が一つでも増えればいい、と思ってやっていきたいと思います。宜しくお願いします。
現在、衆議院議員総選挙の真っ最中です。北竜町は、空知と留萌の丁度中間に位置し、増毛町に抜けるときも留萌市に抜けるときもこの北竜町を通ります。そこで、様々な先生方に北竜町にお越しいただいております。
先程も財務副大臣が来られ、時間をとってお話をさせていただきました。この後もまた、党派を問わずいろんな先生方にお越しいただき、北竜町の課題や要望をお話をさせていただく予定です。
北竜町の人口を維持
お手元の資料は北竜町の人口の推移ということで、平成7年(1995年)から令和22年(2040年)までの予想です。2040年には、1,061人という人口が予想されています。これは何もしなければ、1,061人になってしまうという人口の推移です。
しかし、何もしないことにはなりません。佐野さんも町を発展させるために本当に一生懸命やっていただきました。
そうした過去の歴史もしっかりと勉強して、人口増加は難しいことですが、まず維持をしていくというところから、今始めています。役場の職員と一緒になって努力しています。
ところで、ここに『老人クラブ』とありますが、皆さんは『老人』とは絶対に違います。今後この活動に匹敵する言葉を考えていただきたいと思います。
令和6年度の予算の執行について
1.ひまわりの里の駐車場料金徴収の検討を進める
- 令和7年度(2025年度)よりひまわりの里の駐車場料金を徴収することの検討を進めています
- 北竜町のひまわりの里は、お金を取らず38回に亘るひまわりまつりを重ねてきました。できることなら、お金を取らずにやりたい。しかし、町の予算は、人口減少に応じてどうしても減少してしまいます
- ひまわりの里には、毎年3,000万〜4,000万円程の経費がかかっています。今までなんとかやりくりしてきましたが、これから人口維持のための経費も必要となり、今のままではひまわりの里の経費が足りなくなるかもしれません
- 北竜町の大切な資源は、北竜町の宝ものの『ひまわり』です。そのためには経費が必要です
- ひまわりの里のこれからの様々な事業を拡大して、国内外からお客様をどんどん呼ぶという活動のためには、どうしてもお客様からお金をいただくということを始めなくてはなりません
- 平成9年(1997年)から、このことは検討されてきましたが、中々進みませんでした
- 皆さんからも様々なご意見をいただきたいと思います
- 町を一歩進めるために、どうしても必要なこととして、入場料ではなく、車で来ていただいている方からの駐車場料金を考え検討を進めています
2.鳥獣被害対策について
- 4月の予算で熊用の捕獲檻を2基購入し、恵岱別ダム・一の沢ダムに設置
- 2基では足りない場合は、来年さらに追加購入しなければとも考えています
3.高齢者運転免許証返納について
- 高齢者運転免許証返納時にお配りしている5万円のハイヤー券の有効期限を、3年から10年に拡大しました
4.学校教育基本方針および学校等複合施設計画の策定について
- 小学校と中学校をひとつにして、義務教育一貫校にする方向で検討を進めています
- 1年生から9年生までの学校教育で、校長先生1人・教頭先生1人ということになります
- 現在の小学校・中学校の校舎は、とても古い建物になります。また、公民館・役場の庁舎も昭和30年代(1955年代)の建物なので、小学校・中学校・公民館などを新たに建て替える計画の進んでいます
- 公民館・学校だけでなく、一般町民が休憩・読書など憩いとして集える場所を併設していく計画をしています
- 令和7年(2025年)までは話し合いの段階ですので、月に1回、色々な人々のお話をきいています。話し合いに応じてどんどん変更していますので、皆さん、お声をかけてください
- 令和7年(2025年)3月に『基本計画の策定』、令和7年度中、一年かけて『基本計画』策定、令和8年度(2026年度)に『実施計画』策定、令和9年度(2027年)に『学校建設』を予定しています
- 10年前から予想をして経費の貯蓄を継続しています。更に基金を貯め、国の補助金以外のお金をシッカリと貯めて、建築できるようにします
- 貯まらなければ、完成の令和9年を令和10年に伸ばします。しっかりと財源管理をしていきます
町民からの要望
1.改善要望
- バスの予約が利用しいくい
- 地域おこし協力隊員・集落支援員の活動を地域住民に理解してもらい、住民と一体となった活動を目指してほしい
- 熊の捕獲檻設置を増やしてほしい
回答
- バス予約について
今年の4月1日から、深川・北竜間の中央バスが廃止となり、滝川間に続き町内の公共バスがゼロになりました。役場内において、地元内のバス運行を実施。深川・北竜間の朝は定期便、それ以降は予約便、夕刻の一部定期便を運行中です - 『分かりづらく予約がしにくい』『タクシー券との併用も分かりづらい』というご意見を伺っています
- 運行していきながら、少しづつ良くなるように改善策をとっています
- 令和7年(2025年)の4月1日から、美葉牛から深川まで直通の便を検討しています。さらに、美葉牛から滝川までの直通便を検討中です
- 朝は大型バス、それ以外は10人乗りのバスで十分対応できるということがわかりました
- 12月末までにワゴン車を購入します。人材センターで使っていない車があるので、合計2台を準備しています。運転手の方の雇用の体制を整えています。更に、全体の仕組みを構築しています
- 地域おこし協力隊員・集落支援員の活動について
来月号から活動報告を『広報ほくりゅう』に掲載することを予定しています
2.経費節減要望
- 温泉会員券とパークゴルフ会員券の金額について、安くて不公平を感じる
- 各地区のコミセンの利用状況を把握してほしい
- 町主催の敬老会、札幌北竜会などの活動内容の変更を希望
回答
- 現在進行中の温泉改善プロジェクトの中で、温泉会員券などについて改善できるよう努力を重ねています
- コミセンの建設条件は、例えば、農家地区と市街地区が合併する時にコミセンを建てるという場合には100%補助金がつきます。それがコミセンを建設してきた要素なのですが、今そういうのはありません。今コミセンを新しく建てる要望もありません。維持・管理の予算がかかってきております。規則の中で維持・管理をしておりますが協議をしております
- 公民館・ココワ・福祉センターにおける利用方法についても今後同時に考えていきますので、宜しくお願いいたします
- 町主催の敬老会についても、高齢者の体調理由による参加人数が減少しています。今後、参加していただくための工夫を考えたり、違う形で『敬老』という『人々を敬う気持ちを表す方法』を考えていきたいと思います
- 札幌北竜会においては、10年前は200人ほどの参加者が、今年は30人ほどとなっています。今年、札幌北竜会の会長が、小西秀雄さんから竹林孝さんになりました。会長ともいろいろお話をして、今後、参加しやすいような形を検討することを思案中です。それぞれの年代のクラス会なども案として出されました。11月の秋の会の折に、色々と会長と話し合っていきたいと思います
今年だけでなく、毎年報告でき、皆さんとお話ができるよう、そして去年より頑張ったなと皆さんに言われるような施政を行っていきたいと思います」と、真摯にお話された佐々木町長です。
佐々木町長町内視察報告:北竜町ポータル運営管理者・寺内昇氏
佐々木町長のご講演に引き続き、北竜町ポータル運営管理者・寺内昇氏による、「佐々木康宏 町長・北竜町内視察」のYoutube動画が15分間程放映されました。
【2月】佐々木町長初登庁
2024年2月22日(木) 2月4日(日)の町長選挙で初当選した佐々木康宏 新町長(68歳)は、2月22日(木)北竜町役…
【5月】佐々木町長初登庁
【6月】北竜町内視察
【7月】北竜町内視察
【8月】北竜町内視察
【9月】北竜町内視察
2024年9月4日(水) 9月3日(火)10:00〜、佐々木康宏 町長の9月の北竜町内視察が実施されました。 目次 1 …
交流会
総合司会:中島則明 事務局長
和町内会老人クラブ・中島則明 事務局長のユーモア溢れる司会で交流会は進みます。
和町内会老人クラブ・会長挨拶:金山信幸 会長
「おばんでした!それぞれ元気にお集まりいただき、大変ありがとうございます!
思えば、昨年の23日に、北空知広域水道企業団に見学視察に行き、丁度1年ぶりです。
雨の中、ありがとうございます!佐々木町長、寺内さんご夫妻、ありがとうございます。
何より今日は、元気で楽しくやりましょう!終わります!」と、お元気にご挨拶された金山会長です。
氏家カツヨさん(92歳)涙の引っ越しご挨拶
「おばんでございます。お誘いを受け、この歳になって皆さんの前でお話できることを本当に嬉しく思います。
私ごとなのですが、今年5月頃病院にいきましたら、先生に『かあちゃん、もうひとりで暮らすのは考えた方がいいよ』と言われました。私は、こんなに元気なのに、どうしてかなと思いました。
でも、考えてみたら歳だもんね(皆さん笑) 先生は心配して言ってくださったのだと思います。
そこで、娘たちに相談したら、『今、言ったことでないっしょ!お父さんがなくなった時点で、こっちに来ないかって言ってたでしょ!』と言われました。
私は『和(やわら・北竜町)が恋しくて、行かん〜!行かん〜!』と和(やわら・北竜町)が良いと思って、今まで頑張ってきました。
今回、病院の先生にも言われたことだし、仕方なく、今年いっぱいで娘達がいる札幌に行きます。
『和(町)』の籍だけ抜いて、畑だけは、伊藤さんにお世話になりながら畑を起こしてもらって、自分が元気なうちは、まだまだ和(やわら・北竜町)に来たいと思っています。
またお会いできると思います。子どもたちに相談しても、『長いものには巻かれろ』で仕方ありません。
私は、昭和26年(1951年)に北竜村に嫁いできて、あれから74年になります。
昭和40年(1965年)には、和部落にお世話になってもう60年になります。
皆さんのお父さんお母さん方に大変お世話になりました。その頃は私も若くて、今は92歳になりました。
それこそ、『仕方ないなぁ〜』と、思っています(涙💧涙💧涙)
ペンケの沢にお嫁にきたときは、当時ペンケの部落は21戸もあったのですが、今では尾崎さん1戸になってしまいました。本当に寂しい町内になってしまいました。
今までは皆さんのお世話で誘ってもらい、民謡、踊りとヘタの横好きで何でも楽しまさせてもらいました。
皆さんもまだまだ若いですから、本当に皆さんも頑張って、北竜町を盛り上げていただきたいと思います。
本当に長い間お世話になりました!(皆さん拍手 👏 拍手 👏 拍手 👏 )」と、涙ながらに丁寧にしっかりと最後のご挨拶をされた氏家カツヨさん。
さらに、「恋しくて恋しくて、行きたくない!」と叫びならが氏家カツヨさんは、感謝の気持ちをこめて和町内会老人クラブ(金山信幸 会長)へ「心付け」をお渡しされました。
故郷をこよなく愛し、限りなく想う温かな氏家さんの真心に、心から感謝いたします。ありがとうございます!
乾杯:高橋雅子さんの乾杯の音頭
「今日は、氏家さんのサプライズのお話でびっくりしてしまって、泣けてきました。
今日は、氏家さんの送別会をかねて楽しい一日をお過ごしください!乾杯!!!」と高橋さん。
宴会: 和気藹々、和やかに会話もはずんで!
美味しいお料理の数々
盛り上がるビンゴゲーム
翌日の朝食:ぐっすり眠った翌日の美味しい朝ご飯
帰宅バス出発
気の合う仲間同士、助け合い支え合って、「和」の精神が受け継がれ、笑顔あふれる素敵な和町内会老人クラブの研修会&交流会に、限りない愛と感謝と祈りをこめて。。。
Youtube動画
その他の写真
関連記事
2024年4月29日(月) 4月26日(金)朝8時より、北竜町和(やわら)町内会老人クラブ(金山信幸 会長)による「令和…
2023年10月27日(金) 令和5年和町内会老人クラブ研修(講演会)後、18時00分より、サンフラワーパーク北竜温泉・…
2023年10月26日(木) 令和5年度和町内会老人クラブ・研修会「北空知広域浄水場浄水場での視察研修」を終え、バスでサ…
2023年10月27日(金) 10月23日(月)、令和5年度和町内会老人クラブ(金山信幸会長)の研修会及び交流会が開催さ…
北竜町シニアイベント 2024
2024年10月15日(火) 10月10日(木)9時30分より、北竜町農村環境改善センターにて、第53回北竜町ひまわりオ…
2024年10月10日(木) 10月8日(火)10:00〜11:30、北竜町役場住民課が運営する「オレンジカフェ(認知症…
2024年10月8日(火) 10月7日(月)11時より、サンフラワーパーク北竜温泉にて「笑顔の会」交流会が開催されました…
2024年9月2日(月) 8月28日(水)13:30〜、「令和6年度 空知地区北空知管内小ブロック研修会」が、北竜町公民…
2024年3月7日(木) 3月5日(火)、北竜町社会福祉協議会(山本剛嗣 会長)が実施する「コスモスクラブ活動」の工作レ…
◇ 取材・文章:寺内郁子(撮影・編集協力:寺内昇)