2023年10月27日(金)
10月23日(月)、令和5年度和町内会老人クラブ(金山信幸会長)の研修会及び交流会が開催されました。参加者は22名のとてもお元気な皆さん! 1泊2日の和気藹々の楽しいひとときを過ごしました。
沼田町の北空知広域浄水場浄水場(北空知広域水道企業団)での視察、その後研修会としてサンフラワーパーク北竜温泉の多目的ホール(2F)にて、「素晴らしきかな北竜町」と題して寺内昇(北竜町ポータル運営者)が講師を務める講演会、更に場所を移して、宴会場(1階)にて交流会を実施。
午後1時よりサンフラワーパークの送迎バスが、参加者のそれぞれの自宅を巡回し、沼田町の北空知広域浄水場へと向かいました。
北空知広域浄水場浄水場(北空知広域水道企業団)視察
紹介ビデオ閲覧
まず、施設内2階に事務所にて、事務局・辻健史 浄水係長のご説明、更に浄水場とダムの紹介ビデオを鑑賞しました。
1市4町(深川市・沼田町・秩父別町・北竜町・妹背牛町)が共同で設置運営
- 「北空知広域水道企業団」は、北空知の1市4町(深川市・沼田町・秩父別町・北竜町・妹背牛町)が共同で設置運営
- 1985年(昭和60年)に浄水場が完成し、1市4町への水道用水供給が開始
- 「沼田ダム」は、雨竜川支流幌新太刀別川を水源とする農業用ダムとして1973年(昭和48年)頃から着工し、水道水も給水する多目的ダムとして、平成4年(1992年)に完成
- この沼田ダムによって川がせき止められてできた人造湖が「ホロピリ湖」です
- ダムの給水量は、一日最大22,000㎥。飲料水は、1市4町の給水人口 54,580人に給水されています
浄水施設
浄水場「北空知広域浄水場」は、事務局と併置されています。水道水を安全に送り届けるために、中央管理室に職員が24時間常駐し、情報を集約して監視・制御しています。
施設内では、原水(ホロピリ湖から取水した水)を浄水場で汚れを取り、消毒し、浄水して、飲むことのできる水道水に適した水を作っています。
- 着水池:ホロピリ湖から原水を取り込む
- 混和池:濁りや沈み安い薬品を入れる
- フロック形成池:水を撹拌させてフロック(濁りのかたまり)を作る
- 沈殿池:約5時間かけてフロックを沈ませる
- ろ過池:砂の層を通して小さな濁りを取る(6つの池があり、池の底に厚さ約80cmの砂と小石の層が敷き詰めてあり、水は上から下へ浸透していきます)
- 消毒剤を入れて浄水(水道水)のできあがり
- 町の配水池まで水を送る
沼田ダム
石狩川水系雨竜川支流幌新太刀別川を水源とし、岩石を積み上げて作られた「ロックフィル」という形式のダム。水道水と農業用水を貯水。
- 湖面の広さ: 2.77 km2 (札幌ドームのグランド190個分)
- 総貯水量 : 3,480 万m3(水道用340万m)
夏は雨水が森林から川へと流れ込み、冬は雪解け水(雪が2m以上積もる地区)が流れ込みます。
ホロピリ湖のまわりのほとんどの森林は「水源かん養保安林」指定され、雨水を土中に吸収し蓄えながら、ゆっくりと時間をかけてきれいな水を川に送り出しています。川に水が耐えないのは、まさに森林のお陰です。
近年、人口減少で使用水量が減少し、これまでの約半分ほどの水量しか使われていません。
施設規模の60%(13200㎥)程度に小さくしていく計画がすすめられています。
3つのキーワード
- 安全:安心・安全でおいしい水づくり
- 強靭:地震や災害にも強い施設
- 持続:健全で安定した事業
これら3つのキーワードを掲げ、北空知広域水道企業団は、これからも安全で安心できるおいしい水道水を送り続けます」。という言葉でビデオは締めくくられています。
Youtube動画『北空知の水』北空知広域水道企業団
施設内視察
沈殿池
説明を聞きながら。。。
安全を確認するヤマメの水槽
制御室の一角には、ダムからの水が注入されている水槽が置かれ、ヤマメが飼われています。万が一、ダムの水質が悪化した時、ヤマメがいち早く反応して危険を知らせてくれるとのことです。
一路、サンフラワーパーク北竜温泉へ
事務局職員の方々の丁寧な説明を受け見学を終え、バスに乗車し一路サンフラワーパーク北竜温泉へと向かいました。
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◇ 取材・文章:寺内郁子(撮影・編集協力:寺内昇)