2023年10月13日(金)
10月10日(火)11時より、札幌ビューホテル大通公園・ビアリッジホール(地下2階)にて、「北海道米 日本酒アワード2023」表彰式が行われました。
- 1 北海道米でつくる 日本酒アワード 2023・テーマ:つむぐお酒
- 2 表彰式
- 2.1 主催者代表ご挨拶:北海道農政部長・水戸部祐 様
- 2.2 来賓ご挨拶:北海道酒造組合会長・川村哲夫 様
- 2.3 来賓ご挨拶:ホクレン農業協同組合連合会 米穀事業本部部長・南章也 様
- 2.4 臨席ご紹介:きたそらち農業協同組合 代表理事専務・松田直人 様
- 2.5 受賞蔵の発表・表彰
- 2.6 応援団長が選ぶ二十歳のお祝いに贈りたいお酒:「特別純米 瑞穂のしずく」小林酒造株式会社(栗山町)
- 2.7 ラベルデザイン賞:「十勝 純米吟醸」上川大雪酒造株式会社 碧雲蔵(帯広市)
- 2.8 専門家・流通・飲食店部門賞:「千歳鶴 初仕込み 純米吟醸きたしずく」日本製酒株式会社(札幌市)
- 2.9 外人賞:「純米酒」碓氷勝三郎商店(根室市)
- 2.10 女性賞:「姿 純米吟醸酒」飯沼銘醸株式会社(栃木県)
- 2.11 若者賞:「純米吟醸 上川」上川大雪酒造株式会社 緑丘蔵(上川町)
- 2.12 グランプリ:「龍神 特別純米」龍神酒造株式会社(群馬県)
- 2.13 龍神酒造より彗星生産者へ「龍神 特別純米」贈呈
- 2.14 審査員代表の講評:銘酒の裕多加 代表取締役専務・熊田架凛(カリン) 様による講評・全体総括
- 2.15 受賞者・関係者写真撮影
- 3 試飲タイム
- 4 「龍神 特別純米」の販売店・ヤマショウ商店
- 5 Youtube動画
- 6 その他の写真
- 7 関連記事・Youtube動画
北海道米でつくる 日本酒アワード 2023・テーマ:つむぐお酒
「北竜町産 彗星」を100%使用した龍神酒造株式会社(群馬県・毛塚勲 代表)の「龍神 特別純米」がグランプリを受賞!!!
- 主催:北海道
- 協賛:北海道酒造組合、ホクレン農業協同組合連合会
- 運営:令和5年度米どころ・酒どころ振興事業・道産日本酒販売拡大業務 コンソーシアム「ー北海道米でつくるー日本酒アワード2023」事務局
「北海道米でつくる日本酒アワード2023」は、道産日本酒のブランド力や認知度向上と需要喚起を目的とし、道産酒米を前面に出すとともに、若者・女性への訴求を強化し、消費者目線を重視したコンテストです。今年で3回目を迎えました。
テーマは「つむぐお酒」。日本酒を通して人と人とのご縁、酒蔵の歴史を紡ぐという願いが込められています。
審査会は、9月12日(専門家・流通・飲食店部門審査員25名)及び9月18日(一般)の2日間開催され、総勢293名の道民の皆様の審査により、道内外19出品酒(道内15製造場・道外4製造場)のうち、グランプリをはじめとする受賞酒7点が決定しました。
出品条件
- 北海道で育成された品種で、かつ道内で栽培された米を全量使用して製造した、「純米酒(精米歩合50%以下の純米酒を除く)」であること
- 四合瓶換算で税抜き2,500円以内とすること。ただし、税抜き2,000円までを事務局負担とする
- アワード終了後も、道内において一定期間継続して販売できる日本酒とすること(自社のオンラインショップも可)
- 事務局から通知する時期に、ホームページ・SNSなどで酒蔵から情報発信に努めること
19品柄出品(道内の酒蔵:14酒蔵16製造場)
現在(2023年9月時点)、北海道内にある酒蔵は、全14酒蔵16製造場あります。
北海道が誇る「酒造好適米」
北海道が誇る「酒造好適米」は、心白があり、タンパク質・脂質が少なく、粒が大きくて丈夫という特徴をもち、種類は「吟風」「彗星」「きたしずく」で、それぞれに特徴や味わいが異なります。
7受賞品酒
グランプリ:「龍神 特別純米」龍神酒造株式会社(群馬県)
🌾 使用米「北竜町産 彗星」
若者賞:「純米吟醸 上川」上川大雪酒造株式会社 緑丘蔵(上川町)
🌾 使用米「北海道産 吟風」
女性賞:「姿 純米吟醸酒」飯沼銘醸株式会社(栃木県)
🌾 使用米「旭川市産 きたしずく」
外人賞:「純米酒」碓氷勝三郎商店(根室市)
🌾 使用米「北海道産 吟風」
専門家・流通・飲食店部門賞:「千歳鶴 初仕込み 純米吟醸きたしずく」日本製酒株式会社(札幌市)
🌾 使用米「新十津川町産 きたしずく」
ラベルデザイン賞:「十勝 純米吟醸」上川大雪酒造株式会社 碧雲蔵(帯広市)
🌾 使用米「北海道産 吟風」
二十歳のお祝いに贈りたいお酒:「特別純米 瑞穂のしずく」小林酒造株式会社(栗山町)
🌾 使用米「江別市産 彗星」
🌾 応援団長(パ酒ポート北海道 宣伝部長)DJハイジ氏がセレクトした日本酒です
19銘柄の日本酒がズラリ!
北海道米アンバサダー:高岡由比様、小林もえ様
表彰式
総合司会は、フリーアナウンサー・国井美佐さんです(国井美佐 公式HP&SNSはこちら >>)。
「北海道米でつくる 日本酒アワード 2023は、道産日本酒・道産酒米のブランド力の認知度向上、日本酒需要の回復を図ることを目的として、2021年度から開催しており、今年度で3回目となります。
今年度のテーマは『つむぐお酒』です。コロナ禍で会えなかった人と人との縁と酒蔵の歴史を末永く紡いでいくという願いを込めています。
本年度は外国人枠を設け、新たに賞として設定しております。では続いて表彰式にまいります」。
主催者代表ご挨拶:北海道農政部長・水戸部祐 様
「本日の『北海道米でつくる 日本酒アワード 2023』の表彰式には、酒蔵の皆さん、そして酒米の生産者の皆さんが、お忙しい中お集まりいただきまして、心から感謝申し上げます。
北海道は、今や日本の中の屈指の米どころです。生産者の皆様、品種改良の『ななつぼし』『ゆめぴりか』を筆頭に、大変評価も高く、日本の米どころとしての実績を確固たるものにしています。
加えて北海道の酒米につきましても、『吟風』『彗星』『きたしずく』という酒米の品種が登場し、道外を含め今や50を超える酒蔵において使っていただき愛していただいております。日々、北海道産酒米の評価が高まっていると考えています。
日本酒アワードは、今年2023年で3回目となりますが、一人でも多くの道産米をつかった日本酒のファンを獲得しようということでこの会を開催しております。
今年も素晴らしいお酒が出品され評価したところです。今年の表彰におきましては、酒米に視点を当て、本日お越しいただいている北竜町の生産者の皆さんを含め、そうした視点で開催する運びとなりました。
私も実際19銘柄を審査させていただきました。香り・味・見た目も含め、それぞれの酒蔵の特徴・匠技が活かされていると感動いたしました。こうした感動を私も含め、より多くの方々に感動を伝えていきたいと思います。
今年の審査は、普段あまり日本酒を飲まないビギナーの方、利き酒師の方、バイヤーの方々など総勢293名の方々に審査いただきました。今からそれぞれ表彰させていただきますが、甲乙付け難い酒蔵の皆さんの素晴らしい技が反映されていると思います。
今後も引き続き、北海道米でつくったお酒が、道内はもとより国内そして世界に羽ばたいて行くようなPRを含め、しっかり進めて参りたいと思います。
本日お集まりの皆様のますますのご健勝・ご活躍、そして北海道米で作ったお酒が世界に羽ばたいていくことを祈念いたしまして、開会にあたっての挨拶とさせていただきます。本日はどうぞ宜しくお願いいたします」。
来賓ご挨拶:北海道酒造組合会長・川村哲夫 様
「本日3年目を迎えた北海道主催の『北海道米でつくる 日本酒ワード2023』は、北海道米の品質が年々向上している日本酒の表彰式です。
北海道では、ワインの品質も年々向上しています。鈴木知事は『北海道は第二のナパヴァレーにする』とおっしゃっており、北海道そのものの品質が高くなっております。
私は北海道民なので、北海道のいいお米を使って、北海道酒造の蔵人たちに北海道のいいお酒を作って欲しいと思います。
今日表彰される本州の酒蔵の方々にも、北海道のお米を気に入っていただいて、いい日本酒を作っていただいたことを、大変喜ばしく思います。
本日は大変おめでたい席にお呼びいただき、ありがとうございました。今後とも北海道の発展のために一生懸命尽くしていきたいと思います。宜しくお願い申し上げます」。
来賓ご挨拶:ホクレン農業協同組合連合会 米穀事業本部部長・南章也 様
「『北海道米でつくる 日本酒アワード 2023』表彰式が盛大に行われていることをお祝い申し上げます。おめでとうございます。
この日本酒アワードが始まった頃はコロナの真っ只中で、酒蔵メーカーさんをはじめ関係者の皆様、本当に苦しい状況だったと思います。我々生産サイドとしても、なんとかこの危機を乗り越えなければならないということで、皆さんとともに痛みを分かち合って取り組んでいきました。
今年は作付面積を4割ほど減らして、何度か需要に対応しながら進めてきました。お陰様でやっと日常が戻ってきたようになりました。今年はコロナ前の作付の9割程が戻ってきたような状況です。ここから前に進んでいく大事な年になるのではないかと思います。
今年の北海道は、とても気温が高く経験のない暑さに見舞われました。今日は北竜町の生産者の方々にもお越しいただいておりますが、生産者の皆さん、暑い中管理をして、なんとかいいお米を作ろうと取り組んでいただいております。もう、刈り取りも終わって施設にお米が運ばれている状況にあります。
我々もこんなに暑いことは経験がなく前例がなかったので、試験場の先生方も暑さ対策もこれからしっかりと取り組んでいきたいということです。
今年の酒米は、相対的にタンパクが高い状況にあると聞いています。そういう意味で、杜氏の皆さんの技術も含め、乗り切っていただきたいと思います。
暑いことで『シラタ(白い米)』が少し多いということです。それぞれの施設でしっかりと調節して、一等米に仕上げて出荷されています。ほとんど一等米で出荷できると聞いています。いいお米を消費者の皆さんにお届けできるよう努めてまいりたいと思います。
今年は、道外も暑くて災害になるほどの年になっています。そういう意味では、これからも暑さが続いていくと思われます。
最新情報では、全国75蔵との取引をさせていただき、確実に増えてきております。この日本酒アワードを通して、更に皆さんと一緒に発展していけることを祈念して、ご挨拶とさせていただきます。本日はおめでとうございます」。
臨席ご紹介:きたそらち農業協同組合 代表理事専務・松田直人 様
受賞蔵の発表・表彰
審査方法の説明:フリーアナウンサー・国井美佐さん
「審査方法の説明をいたします。
まず『北海道のお米でつくられていること』『市販されていること』を条件に、『一製造場に付き一銘柄を選ぶ』こと。最終的に、北海道13酒蔵の15製造場、北海道外4酒蔵の4製造場の19酒蔵から19銘柄が出品されました。
この19銘柄を9月12日(火)に、専門家、流通・飲食部門審査員25名が試飲し、総合評価を4段階で審査しました。
9月18日(月)には、応援団長であるDJハイジさん、一般審査員2名が試飲、4段階で審査。
すごく好きが2点、好きが1点の合計点より決定した『グランプリ』『若者賞』『女性賞』『外国人賞』『専門家・流通・飲食店部門賞』、人気投票により決定した『ラベルデザイン賞』、応援団長であるDJハイジさんが選んだ『二十歳のお祝いの贈りたいお酒』の7つの賞が決定いたしました」。
応援団長が選ぶ二十歳のお祝いに贈りたいお酒:「特別純米 瑞穂のしずく」小林酒造株式会社(栗山町)
🌾 使用米「江別市産 彗星」
応援団長DJハイジさんのコメント(国井アナウンサー代読)
「私自身も二十歳になった時、お祝いに日本酒をいただきました。大事に抱きかかえて帰った記憶、開封したときと翌日の味に変化があって驚いた記憶、沢山飲んで酔っ払った記憶ととても思い出深い出来事でした。
今度は自分がお祝いする側で、セレクトタイムに入ったものの、どのお酒も美味しいのでとても迷いました。悩みに悩んだ結果、二十歳にお祝いするお酒として、小林酒造酒造『瑞穂のしずく』をセレクトさせていただきました。
スッキリとした呑口が一番好きなポイントでもありますが、それだけではなく、旨味もしっかりと味わえてとても美味しいお酒です。
二十歳になって日本酒デビューをするときに、すっきり感、米・酒の旨味のバランスが、お酒選びの基準になるのではと思ってのセレクトです。
是非、小林酒造『瑞穂のしずく』で日本酒に興味を持ってもらい、道産酒ファンになってもらいたいと思います」。
受賞者感想:小林酒造(株)執行役員/製造部部長(杜氏)・南修司 様
「とても感動しています。自分たちがやってきた手作りが、皆さんから評価していただき、特に若い二十歳の方々の贈りたいお酒ということで、私達にとっては非常に嬉しい賞です。
今後ともこの賞を励みに頑張って行きたいと思います。関係者の皆様、宜しくお願いいたします。ありがとうございました」。
ラベルデザイン賞:「十勝 純米吟醸」上川大雪酒造株式会社 碧雲蔵(帯広市)
🌾 使用米「北海道産 吟風」
受賞者感想:上川大雪酒造(株)取締役副社長・川端慎治 様
「ラベルデザイン賞は、今回増設された賞ですが、私達の場合、北海道の屋根といわれる大雪山の大という字のエッセンスを入れて北海道らしさをイメージして家紋として作り、ラベルデザインにしています。それが評価されたことを非常に嬉しく思います。
我々のほとんどのラベルに添付されているデザインなので、全お酒が評価されたと感じています。ありがとうございます」。
専門家・流通・飲食店部門賞:「千歳鶴 初仕込み 純米吟醸きたしずく」日本製酒株式会社(札幌市)
🌾 使用米「新十津川町産 きたしずく」
受賞者感想:日本清酒株式会社 執行役員/千歳鶴醸造所杜氏・市澤智子 様
「本日の受賞、誠にありがとうございます。この度の受賞につきましては、新しい蔵で作ったばかりの商品となっております。専門家の皆様の評価、流通・飲食店の皆様から評価をいただいたことは、従業員一同背中を押されたように思っています。ありがとうございました」。
外人賞:「純米酒」碓氷勝三郎商店(根室市)
🌾 使用米「北海道産 吟風」
碓氷勝三郎商店コメント(国井アナウンサー代読)
「本日は『北海道米をつかう 日本酒アワード 2023』の外国人賞をいただき、誠にありがとうございます。日本酒の輸出割合が増えている中、国内の方々にお届けできるように製造しているお酒が、このように評価していただけて大変嬉しく思います。今後も日々精進してまいります。この度は、誠にありがとうございました」。
女性賞:「姿 純米吟醸酒」飯沼銘醸株式会社(栃木県)
🌾 使用米「旭川市産 きたしずく」
飯沼銘醸(株)コメント(国井アナウンサー代読)
「この度『北海道米をつかう 日本酒アワード 2023』の女性賞をいただき、誠にありがとうございます。今後も北海道米ならではの女性的なお酒を醸して行きたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。本当にありがとうございました」。
若者賞:「純米吟醸 上川」上川大雪酒造株式会社 緑丘蔵(上川町)
🌾 使用米「北海道産 吟風」
受賞者感想:上川大雪酒造(株)取締役副社長/総杜氏・川端慎二 様
「若者賞ということで、今回受賞した『純米吟醸 上川』というお酒は、今まで以上に一般の人々にも飲んでもらうようにスーパーやコンビニでも販売できるようなタイプのお酒です。それが若者に受け入れられたのは、新しい客層に対する商品だということを改めて認識いたしました。
これからもこうしたタイプの北海道米で北海道産のお酒が増えるよう頑張っていきたいと思います。本日はありがとうございました」。
グランプリ:「龍神 特別純米」龍神酒造株式会社(群馬県)
🌾 使用米「北竜町産 彗星」
受賞者感想:龍神酒造(株)製造部長/杜氏・堀越秀樹 様
「この度は、このような名誉な賞をいただき、感謝申し上げます。ありがとうございます。
私どもは、『北竜町産 彗星』を5年前から使用しています。最初の年は難しかったのですが、2年前からコロナ禍の3年間に入り、やれることをやり、技術を上げていく努力を重ね、2年目に素晴らしいお酒ができたことを覚えています。
今では、『彗星』は我が社で得意とする酒造好適米です。私は26年間醸造に関わっていますが、個人的には、『北竜町産 彗星』が一番いいと思いっています。素晴らしい酒米です。
『彗星』で作ったお酒は、透明感がある中にも旨味がある、アミノ酸が少なく、果実香が特徴です。この3年間、コロナ禍でこの『彗星』で作ったお酒に大変助けられました。全国のお客様に支持を得られたという経緯があります。
今回グランプリを受賞した『龍神』のお酒は、札幌中央区にある『ヤマショウ商店』にて、500本限定で販売しています。ご興味ある方はお寄りいただければと思います。本日は誠にありがとうございました」。
「北竜町産 彗星」生産者登壇:渡邊靖範 様・出口宜伸 様・北清裕邦 様(きたそらち農業協同組合 北竜地区代表理事)
「北竜町産 彗星」生産者代表コメント:渡邊靖範 様
「この度、素晴らしい堀越様のコメントを伺い、生産者として大変感動しています。
酒米は10年前から作っております。自分の作ったお米でお酒ができることは、本当に嬉しく思います。
数年前から、龍神酒造様に『北竜町産 彗星』が使われるようになりました。今年の1月に町長・きたそらち農業協同組合・ホクレン様で、龍神酒造さんの酒蔵を訪問いたしました。龍神酒造さんと北竜町とは、『龍(竜)』繋がりで、ご縁を感じています。
この賞を励みに、我々生産者として、より一層良いお米を作っていきたいと思います。本日は誠にありがとうございました」。
龍神酒造より彗星生産者へ「龍神 特別純米」贈呈
審査員代表の講評:銘酒の裕多加 代表取締役専務・熊田架凛(カリン) 様による講評・全体総括
熊田架凛様プロフィール(国井アナウンサーのご紹介)
- アメリカ・カリフォルニア州出身、アメリカの大学では機械工学を専攻
- 今年122周年を迎える全国の日本酒を中心に500種類のお酒を取り扱う日本酒専門店「銘酒の裕多加」で来日前から日本酒を学び、2009年に入社。現在、代表取締役専務を務める
- 日頃はスタッフとともに、秀でた能力を持ちながらなおも利き酒能力の向上に勤しみ、清酒官能評価者、WSET(世界最大のワイン教育機関)の最上級ランク者の指導ができる講師資格を有する
- イギリスのインターナショナルワインチャレンジをはじめ、全米日本酒鑑評会、全国新酒鑑評会、東北新酒鑑評会などの審査員を務め、日本酒関連の英語通訳や翻訳も手掛ける
- 冬には、最長3週間酒蔵にでかけ、蔵人たちと寝食をともにし、日本酒を醸し、作り手に寄り添い、酒づくりに掛ける想いに共感して、日本酒をこよなく愛する日本酒の伝道師
「北海道のお酒が年々美味しくなってきていると感じています。道産のお米を使って、こんなに素晴らしいお酒を作ってくださったことに心から感謝申し上げます。
今年のお酒は、道外の酒蔵であっても、北海道らしいお酒を作っていただきました。今年のお酒は、香りも派手でなく、今年のトレンドである香り高く甘くて爽やかなマスカットのような香りをたっぷり乗せるような、北海道らしいお酒を作り続けてくださっていることを嬉しく思います。
全ての種類において、綺麗でシャープな味わい、華やかな北海道らしいメロンのような味わいのお酒が多くなっています。上川大雪酒造の川端杜氏のお言葉『飲まさる酒』のように、どれも気づいたら空になっているような、飲みやすいお酒となっています。
先日、仙台から帰ってきたばかりで、東北新酒鑑評会の審査をやらせていただいたのですが、そちらでは、大きくお酒の味が変化しています。昨年は洋梨のような、パイナップルのような香り高く甘くて酸が高くないお酒が多かったのですが、今年は北海道が頑張ってやってきたようなお酒が6割でした。派手ではなく、量が落ち着いて飲めるようなお酒が多かったです。
北海道がトレンドに乗らず、北海道に合う落ち着いたお酒をずっと作り続けたことは成功だったなと改めて思いました。北海道の酒蔵の皆さんの頑張りだと思います。
大変な作業である米作りを守り続けてきたこと、暑い年も寒い年もあったでしょうが、知っている農家さんから『米作りは、どう頑張っても60回しか続けられません』と聞いています。人生には、様々な作業があると思いますが、60回しかできない作業がお米づくりです。
北海道のお米は長く素晴らしい歴史を刻んでいます。中山久蔵 氏をはじめ、大変な苦労を重ね、米作りをやっと成功させ、稲作の普及に情熱を注ぎ、後世に継承してくださいました。(編集注:中山久蔵氏・日本の寒地稲作の祖)
今も大変な天候の中、中山久蔵 氏の苦労や想いを思い出していただいて、頑張っていただけたらと思います。
我々売り手も作り手も、美味しいお米を作ってくださっていることに本当に感謝しています。これからも、北海道のお米・お酒の魅力が全国に伝り、未来は明るいと思っています。本日はお集まりいただき、誠にありがとうございました」。
受賞者・関係者写真撮影
試飲タイム
「龍神 特別純米」の販売店・ヤマショウ商店
🍶 住所:札幌市中央区南3条西3丁目10番地 Tel/Fax:011-210-3373
E-mail:info@yamasyo-sake.com 定休日:日曜
ヤマショウ商店 Facebookページ
ー北海道米でつくるー日本酒アワード2023【グランプリ受賞】
🐉 龍神 特別純米
◇ 群馬県
◇ 龍神酒造
◇ 北海道雨竜郡北竜町【彗星】100%
◇ 55%精米
◇ アルコール分16度
◇ 瓶燗壱回火入れ
◇ 720ml限定¥1,760-税込
彗星米の質の良さを感じる一本。
滑らかでスッキリとした透明感のある印象、柔らかい果実味のある旨口。
とても美味しいです!
本数も超限定です。是非この機会に味わってください。
ヤマショウ酒店では一緒に働いてくれる配送スタッフを募集中!詳しくはお電話、e-mail、又は店内スタッフまで✋
(引用:ヤマショウ商店・Facebookページ)
発送はヤマト運輸となります。日本国外の発送は行っておりません。
【ヤマト運輸料金表(税込)】
◇ 北海道 605円〜1,450円
◇ 東北 880円〜1,890円
◇ 関東、信越、北陸 1,166円〜2,046円
◇ 東海 1,122円〜2,090円
◇ 近畿 1,300円〜2,288円
◇ 中国、四国 1,441円〜2,453円
◇ 九州 1,650円〜2,662円
◇ 沖縄 2,442円〜5,016円
◇ クール料金 220円〜660円
◇ 代引き料金 330円〜660円
※発送料金は箱の大きさによって変わります。代引き料金は合計金額によって変わります。一部箱代がかかります。
【ヤマト専用箱】
◇ 720ml 1本入り160円税込
◇ 720ml 2本入り220円税込
◇ 1.8L 1本入り190円税込
◇ 1.8L 2本入り290円税込
それ以外ですと箱代はかかりません。
※ヤマト運輸のクール便は最大で1.8Lサイズ5本までとなります。
愛情たっぷりに酒米を育てる生産者、情熱漲る日本酒を作る杜氏、消費者への橋渡しをする売り手、全てが素敵なご縁で繋がり、生命力溢れ光輝く日本酒アワード2023に、限りない愛と感謝と祈りをこめて。。。
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◇ 取材・文章:寺内郁子(撮影・編集協力:寺内昇)