2011年11月16日(水)
今年の5月半ばから行われた北竜町農業体験実習生・石田えみさんの実習が、10月末に終了いたしました。
この半年ほどの間、田植え経験、スイカ栽培、花卉栽培、稲刈りなどなど、北竜町でのさまざまな農業体験を実習した石田えみさん。石田さんは、いくつもの農業体験を通して、心と体でたくさんの事を実感したことでしょう。
稲作実習@加葉田 研さん
すいか栽培・稲刈り@藤井 明紀さん
花卉(かき)栽培@加藤宰さん
北竜町の大自然、町民の人々との心の触れ合い、楽しさや温かさ、農業栽培の大変さ、北の大地の美味しい食べ物、そして、すべての命への感謝の気持ち・・・たくさんたくさん学んだ石田さんです。
実習終了後に、農業体験実習の感想を送ってくださいました。石田えみさんの感想文です。
五月半ば、初夏を迎えた関西から北竜町へ来た私は、その寒さに驚きました。
それでも、育苗ハウスの中では稲が青々と育っていたのです。すぐに田植えが始まり、周りの人に教わりながら作業します。苗は、ほんのちょっと水をやらずに日に当てただけでも、あっという間に乾いて緑の針のようになってしまう。直前まで水分を補給してやり、機械で着々と植えていきます。
早速、田植え機に乗らせてもらいました。まっすぐ植えないと、まっすぐ刈れないとあっては責任重大。目印を見つめながら進みますが、ハタで見ているほど簡単ではありませんでした。
田植え靴をはいて、さし苗もしてみました。初めて田んぼに入った時は、泥に足をとられ、立ち往生してしまいました。
そして、農家さんの口ぐせ「苗植えさえ終われば」の言葉通り、水の管理に入るとホッとひと息です。
夏の間は、スイカと花の農家さんに、それぞれお世話になりました。仕事の合間には、カニ釣りや山歩き、おまつりなど楽しいイベントもありました。地粉の手打ちソバ、地元産のお米やおもちのおいしかったこと。
また、いろいろな方が気さくに声をかけて下さり、仲間うちでのBBQに誘ってもらったり、おいしい食事をごちそうになったりして、とてもうれしかったです。
9月の稲刈りでは、カマを使ってスマ刈り。ザクッという音に実りの秋を感じました。今年は豊作でよかったです。そして、もれなく例の体験を。まさに「はしかい」という言葉がピッタリです。
北竜町は日本海も近く、旭川へも1時間かからず行けます。住民による消防や警備はすばらしいです。仕事と訓練の両立は大変でしょうけれど「自分の町は自分たちで守る」という意識に連がると思います。
小中学生のあいさつも心地よく、地域全体で子どもたちを育てているなと、小さな町ならではの心意気を感じました。
そして、役場の受入担当の方々は、時間外・休日を問わず、親身になって対応して下さいました。
地域ごとの世話役さん制度もありがたく助かりました。不安や心配事があっても気兼ねなく相談できたので、とても心強かったです。
こうして、たくさんの方が支えて下さって、今回の実習を無事終えることができました。
北竜町の皆さま、本当にありがとうございました。
また、お会いできる日を楽しみにしております。
石田えみさんの感想文
太陽の恵みをいっぱいに浴びたひまわりの町・北竜町
すべての命を見守るかのように存在する竜の町・北竜町
北竜町の人々とのあたたかな心の絆を深めあった農業体験実習に
限りない愛と感謝と笑顔をこめて。。。
北竜町を見守る竜とひまわり(撮影:2011年11月15日)
◆ 参考・特集記事
・石田えみさん、北竜町での農業体験実習がスタート(2011年5月26日)
・北竜町農業体験実習第2弾@すいか栽培の藤井明紀さん(2011年7月7日)
・北竜町農業体験実習第3弾@花卉栽培の加藤宰さん(2011年7月28日)
◆ お問い合わせ先 北竜町産業課 農業担い手係 担当 Tel: 0164-34-2111 Fax: 0164-34-2118
◇ いくこ&のぼる
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