2011年5月26日(木)
北竜町では、田植が真っ盛り。田んぼの水面は、植えられた苗で緑色に染まっています。
そのような中、1週間前から、北竜町農業体験実習の受入がスタートしました。今回の受入農家は、稲作を中心とした加葉田 研(かばた けん)さん(40歳)の農家です。 実習生は、兵庫県在住の石田えみさんです。 これまでに石田さんは、北海道の斜里町(しゃりちょう)で1ヶ月間、じゃがいも・ビート・玉ねぎ等を、美深町(びふかちょう)で6ヶ月間、アスパラ・かぼちゃ・じゃがいも等の畑作の農業体験実習を、通算2年間経験されたそうです。 今回、石田さんが水稲栽培の実習を希望されていたので、北竜町役場そして地域支援農家との調整により、稲作の加葉田さんの所での実習が実現しました。石田さんの北竜町での実習期間は6ヶ月間。水稲をはじめ、メロン、スイカ、花卉(かき)をしている農家で、順次実習していく予定です。
北竜町農業体験実習受入事業は、平成5年(1993年)から施行されています。 「農業後継者が明るく希望と誇りをもって農業に従事することができるよう、農業体験実習を通して新しい配偶者の誕生を願い、豊かで住み良い農村建設に役立つこと」を目的としたもので、女性のみが対象です。 この農業体験実習制度は、北竜町役場 と 北海道農業担い手育成センターとが、連携をとりながら実施されています。また、受入農家については、北竜町役場、JAきたそらち北竜支所と地域支援農家の3者が協議の上決定します。
◆農業体験実習に関する概要 ・北竜町は、公営住宅、家電用品(冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、テレビなど)、寝具、作業衣を実習生に無償で貸与します。 ・公営住宅の光熱費は、北竜町が負担します。 ・実習は、1日実働8時間。 ・日当は、受入れ農家より、1日4,200円が支給されます。受入れ農家で食事をする場合、実習生は1食400円を農家に支払います。 ・旅費のうち、往路は実習生負担。帰路の旅費については、1ヶ月以上体験実習を行った実習生について、町が支給します。
石田さんは、町内の公営住宅に住み、加葉田農家さんまで通いで農場体験をされています。食事は自炊、お昼は、お弁当持参で加葉田さんファミリーの皆さんとご一緒です。
「北海道での実習は、暑さが苦手な私にとって、とても気持ちの良い環境です。皆さんとても良い方々で、毎日楽しく過ごしています。将来は農業を営みたいと思っています!」と明るく元気に語る石田えみさんです。
大自然の恵み豊かな北竜町での農業体験、 この6ヶ月間が、実り多き、命輝く日々となりますように、 心より応援しています。ファイト!!!
◆ 関連・特集記事 ほか ・石田えみさんの北竜町農業体験実習(2011年度)が終了しました(2011年11月16日) ◇ いくこ&のぼる
◆ お問い合わせ先 北竜町産業課 農業担い手係 担当 ◇ |