2021年8月4日(水)
北竜町では、7月28日(水)16時より「碧水生きがいセンター」にて、18時より「公民館大ホール」にて「ひまわりの里基本計画・町民説明会」が開催されました。
ひまわりの里基本計画・町民説明会
公民館大ホールでは、15名ほどの町民の方々が参加され、熱心に耳を傾けました。
佐野豊町長よりご挨拶
「何かとお忙しい中、皆様お集まりいただき、感謝申し上げます。
連日30度を超える暑い日が続いています。皆さん、大変お疲れのことと思います。昨日は15時頃、35.5度、今日も14時に35.3度。35度を超える猛暑は、あまり経験したことがありません。
さらに、雨が降らない日が続いており、農作物の生育が心配されます。降水量においては、6月4日に、23.2mm、6月20日に2.5mm、7月5日・6日は、妹背牛町から北竜橋までは降っていましたが、北竜町に入った時点で霧雨となり、2日間で1mmしか降っていません。私は約50年役場におりますが、こんなに雨の降らない年は、経験をしたことがありません。
畑作物の麦・そば・大豆は、水不足で大変な状況だと思います。
一方水稲においては、穂も揃い花も咲いて、登熟も始まっております。しかし、この高温がどんな影響を及ぼすか心配です。
コロナの感染が1年半も続いておりますが、北竜町では、感染者が出ていない状況です。町民の皆さんの意識の高さとコロナ対策に対する努力に、心から感謝申し上げます。そして、新型コロナワクチン接種につきましても、昨日、12歳から16歳までの方を含めて、予定されていたすべての住民の方が終了しました。
今年のひまわりの里では、花を作付けし、素晴らしいひまわりの花が咲いております。しかし、ひまわりまつり、観光センターでのイベントをすべて中止とさせていただいております。
ひまわりの花の背丈は、雨不足で低いですが、とてもきれいなひまわりが咲いております。メインのひまわり畑では、8月3日・4日に開花を予定して作付けしておりましたが、すでに今日8割ほどの開花状況となっており、今週の土日が満開を迎えるのではと予想しています。7月22日から4日間の連休中には、、沢山の観光客の方々が里を訪れ、ひまわりを楽しんでいらっしゃいました。
道の駅、サンフラワーパーク北竜温泉にも沢山の方々が訪れ賑わっていました。インターネットサイトの北竜町ポータルにおいても、今年は、昨年に比べ倍以上のアクセスがあると聞いています。
来年のひまわりまつりに向けて、十分に整備していけるよう努めて参ります。
本日は、ひまわりの里基本計画についての町民説明会です。本来ならば、3月に実施予定されていましたが、コロナ感染対策の影響でこの時期となっってしまったことをお許しただきたいと思います。
担当の方から十分説明させていただきます。そして多くの皆さんからのご意見を承って、これからのひまわりの里の整備計画について、進めていきたいと思います。宜しくお願い申し上げます」と、佐野町長より丁寧なご挨拶がありました。
ひまわりの里基本計画説明
北竜町役場産業課・南波肇 課長による説明です。
北竜町ひまわりの里基本計画 概要説明
1.計画と背景と目的
2.北竜町観光の現状
(1)道内の状況
(2)北竜町の観光入込客数・宿泊客数の推移
(3)北竜町の季節別観光入込客数」・宿泊客数の推移
(4)ひまわりまつりの来場者数の推移
(5)ひまわりまつりの来場者の特性
3.北竜町観光の課題
(1)通年観光
(2)名物・お土産品等の開発
(3)情報発信
(4)ひまわり以外の観光客資源の発掘・磨き上げ
(5)財源確保
(6)ひまわりの里の整備
4.北竜町の目指すべき姿
理念
・北竜観光振興と農業:観光客が安全安心な農業のまちで癒やされ、町民は誇りを持ち、経済活動を行う持続可能なまちづくり
・ひまわりの里:あかるい農法ひまわりの北竜町の象徴「ひまわりの里」を世界に情報発信えきる景観づくり
5.北竜町の観光推進体制
・町民:町民は、北竜町の持つ自然・歴史・文化への理解を深めるとともに、北竜町観光の魅力を自ら再発見し、郷土に対するさらなる愛着と誇りをもって北竜町観光に関わっていくことが求められます
・観光関連団体:団体間の連携を強化するとともに、町民と行政との調整・連携を図り、効果的な誘致宣伝の展開や町民への観光理解の普及、ホスピタリティの向上に努めます
・行政:北竜町は、町民、観光関連団体、国や北海道の協力を得ながら、観光振興施策を推進するとともに、各主体が自主的に取り組む観光事業への支援に努めます
世界へ発信するひまわりの里
デザインコンセプト:北竜町のひまわりを強調する木組み
全体配置計画
シンボルツリーとなる展望台
観光センター:人々を迎い入れる木組みの大屋根
観光センター:館内図
観光案内所:明るく開かれた観光案内所
観光案内所:館内図
芝広場:にぎわいが連続する芝の丘
ストリートファニチャー
トレイラーハウス:参考建築
スケジュール:令和2年から10年間のスケジュール
意見交換
質疑応答が活発に行われました。
・今後10年間に及ぶひまわりの里基本計画実施において、ふるさと納税など北竜町に対する経済効果についてより詳しい説明を追加すると、計画への理解が深まると思う
・ひまわりの里における連作障害への対策についての考えを伺いたい
・北竜町の基幹産業は農業なので、農業関連施設建設をまず第一に実施し、その後、観光関連施設の計画を考えてほしい
佐野豊 町長のお言葉
「先日7月2日(金)に放送されt日本テレビ『ヒルナンデス』において、『一度は見てみたい日本の夏の風物詩』として選ばれた全国TOP10の中で、5位に「北竜町ひまわりの里」が選ばれました。
1位:北海道・ファーム富田、2位:青森ねぶた祭り(青森県)、3位:祇園祭(京都府)、4位 隅田川花火大会(東京都)、5位:北竜町ひまわりの里(北海道)、6位:長岡まつり大花火大会(新潟県)、7位:大曲の花火(秋田県)、8位:京都五山送り火(京都府)、9位:阿波おどり(徳島県)、10位:仙台七夕まつり(宮城県)
2021年7月9日(金) 日本テレビ『ヒルナンデス!』、7月2日(金・11:55~13:55)に放送された、「場所や世代…
こうした日本でも有名な観光地の中に、北海道北竜町ひまわりの里が5位に選ばれているということは、私達が考えている以上に、全国から高い評価をいただいていることの証であり、正直、びっくりしています。
今日も参加されている方々の中には、ひまわりの里の最初の立ち上げ時期からひまわりの里づくりに関わる方々もいらっしゃいます。平成元年から長い歴史を経て、これまで様々な積み重ね成果が、今日の北竜町のひまわりの里が築き上げられたのだと思います。
設立から35年の年月の経過により、それぞれの場所の老朽化が進み、色々な面で、手を加えなければならない時期を迎えています。
人口減少等の様々な面で弊害がでてきておりますが、これから、10年20年先の北竜町を考えた時に、今一度、ひまわりの里の整備が必要だということで、ひまわりの里の新たな計画が始まったところです。
幸いにも、世界的に有名な建築家の隈研吾氏が、25年前から北竜町を訪れて、『ひまわりの里のランドスケープは素晴らしい』とお話してくださり、北竜町ひまわりの里について太鼓判を押してくださっています。今回のひまわりの里の新設計にも快く関わっていただいています。今後、隈研吾氏のお力を借りながら、北竜町ひまわりの里の整備を慎重に進めていきたいと思います。
全体金額の14億円という数字は、たしかに膨大な金額ではありますが、今後10年間の中で、年度別に計画を立て、社会情勢を見ながら、少しずつ慎重に進めていくことを理解していただきたいと思います。
もちろん、農業施設の問題も大切でありますし、今、小中学校の今後のあり方を検討しております。さらに、公民館の改修計画など、沢山のハード事業がある中で、財政的な配慮をしながら、ひまわりの里の整備を考えておりますので、トータルでご理解をしていただければと思います」と、佐野町長のお言葉でした。
高橋利昌 副町長のお言葉
「今回、碧水生きがいセンターでの説明会においては、冬場の維持管理についての質疑応答がありました。これらについては、今後の基本設計の中で、きちんと対応し、維持管理の取り組みをしっかりと掲げていきたいと思います。
今日皆さんからいただいた前向きなご意見など、ひとつひとつ対応し、クリアーしていきながら、きちんと進めていきたいと思います。今後とも、どうぞ宜しくお願いいたします」と高橋副町長のお言葉でした。
北竜町民の熱い想いと深い愛情が秘められた北竜町ひまわりの里、
元気エネルギーとハッピーパワーが満ち溢れた、素敵なひまわりさんに、
限りない愛と感謝と祈りをこめて。。。
その他の写真
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◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子