2018年10月15日(月)
2017年4月にオープンした「碧水地域支え合いセンター」にて、独り暮らし高齢者の方々を招いた10月の昼食会が開催されました。
準備が整った昼食会
この昼食会は、毎月1回、碧水支え合いの会・会員の方々のボランティア活動により、真心のこもった手作りのお弁当が提供されます。
お料理をしてくださる会員の方々に心より感謝申し上げます。
昼食を作られた皆さん
▶ 10月のメニュー:秋の味覚・きのこの炊き込みごはん
ほうれん草の胡麻和え、黒千石と玉ねぎの酢漬け、大根と人参の甘酢漬け、なす漬け、キュウリとキャベツサラダ、ジャガイモとわかめのお味噌汁。
秋の味覚・きのこの炊き込みごはん
▶ ボランティア組織「碧水支え合いの会」
「碧水地域支え合いセンター」は、高齢者をはじめ多くの方々が、住み慣れた地域で、安心して健康でいきいきと暮らしていけることを目的に設置されました。
地域住民の皆さんによるボランティア組織「碧水支え合いの会(山本保雄 会長)」が立ち上がり、現在、会員39名。週3回(月・水・金、午前10時~午後3時)、1日に会員3名が当番として在席されています。。
碧水地域支え合いセンター・活動日程表
運営は、社会福祉協議会からの活動助成金と会費1,000円/年で成り立っています。
センター内活動としては、高齢者の健康をサポートする活動「まる元」(地域まるごと元気アッププログラム:主催NPOソーシャルビジネス推進センター)が週1回開催されています。
そして、社会福祉協議会主催の「たんぽぽクラブ」が月1回開催され、脳トレや遊びリテーション(遊びながらレクリエーション)などのプログラムが予定されています。
碧水支え合いの会・浅野進 事務局長の司会、そして、山本保雄 会長のご挨拶よりスタート。
浅野進事務局長
山本保雄 会長
昼食会の様子
▶ 深川警察署碧水駐在所・藤原公平 所長からのお話
▶ 災害についてのお話
昼食に先立って、深川警察署碧水駐在所・藤原公平 所長から災害についてのお話がありました。
今年7月の大雨による用水路の氾濫、9月の地震による停電などいくつもの災害が発生しました。今後いつ起きるかわからない災害時に準備して頂きたいとのお話です。
深川警察署碧水駐在所・藤原公平 所長
▶ 詐欺事件:最近の手口
そして最近発生している詐欺事件についてのお話しです。詐欺事件の最近の手口は、葉書が封筒に同封されて送られて来ています。
様々な方法を使って詐欺の手口を変えてきているので、十分お気をつけください。少しでも疑問に思った場合は、すぐに警察に連絡してください。
最近の詐欺事件の手口
▶ 防災について:クイズ形式
Q1:災害時に役場が出す避難情報で、一番危険なものは?
① 避難勧告 ② 避難指示 ③ 避難準備、高齢者等避難開始
・答え:避難指示
防災クイズ
Q2:避難するときに着用するので一番いいものは?
① 長靴 ② 運動靴 ③ 裸足
・答え:運動靴
長靴は、水かさが増すと、長靴の中に水が入って歩けなくなることがあるので、普段履いている履きやすくて、脱げ難い靴を履く。
Q3:碧水地区の避難場所は?
① 碧水支え合いセンター ② 高齢者コミュ二ティーセンター ③ 生きがいセンター
・答え:生きがいセンター
災害時の状況において、防災無線の指示に従って行動してください。
Q4:避難時の成人一人に必要な1日の水の量は?
① 1リットル ② 2リットル ③ 3リットル
・答え:3リットル
人間の身体の60%が水分なので、その10%がなくなってしまうと意識障害を起こしやすくなるの注意が必要。
Q5:津波の際、何センチ以上の浸水になったら歩行困難になるのか?
① 30cm ② 60cm ③ 90cm
・答え:30cm
30cmでも歩けなくんるので、十分気をつけてください。
正解だと思う人手を挙げて
Q6:地震が発生したとき、最も重要なものは?(インターネット情報)
① 水 ② 乾パン ③ 懐中電灯 ④ 携帯ラジオ ⑤ ノコギリ ⑥ 医薬品 ⑦ 十円玉 ⑧ スリッパ ⑨ 笛 ⑩多機能ナイフ
・答え:笛
もし生き埋めになった場合でも、笛があれば、周りに居場所を知らせることができます。
問題6:最も重要な物は何ですか?
防災袋の中には、防災用品を準備して災害時に備えましょう。異常気象が続く世の中、他人事と思わずに、余裕のある時に準備をしておくことが大切です。よろしくお願いします。
非常用持ち出し袋を準備しよう
▶ 防災時長期保存食の数々
机の上に用意された防災時長期保存食の数々。非常用5年保存水、缶入りパン、白がゆ、ミルクスティック。
防災時長期保存食の数々
▶ 北竜町役場総務課・中村課長よりお話
9月6日(木)の北海道胆振東部地震の際の停電についてのお話、10月13日(土)開催の北海道防災訓練についてのお話がありました。
「ありえないことが起こる世の中になってきていますので、日頃から災害時に対処する意識を十分にもって生活していただけますようよろしくお願いいたします」と、中村課長。
北竜町役場総務課・中村課長
▶ 今月お誕生日の方へのプレゼント
折り紙で作ったケーキ。お誕生日おめでとうございます!
お誕生日おめでとうございます!
折り紙のケーキ!
▶ 昼食会
感謝をこめて、美味しくいただきま〜す。ごちそうさまでした!
いただきます!
黒千石と玉ねぎの酢漬け
美味しくいただいた後は、みどり琴の会(北竜町)の演奏会です。
みどり琴の会の演奏会
▶ みどり琴の会(北竜町)
講師の先生は深川市に在住する小林千加子先生です。
「平成2年、小林先生のご指導により6名のメンバーでスタート。最大13名の時代もありましたが、現在9名で活動しています。まもなく30年を迎えようとしていますが、目標をもって楽しく活動を続けています。
今日は3曲。『また君に恋してる』(坂本冬美)、『星のフラメンコ』(西郷輝彦)、『つぐない』(テレサ・テン)を 演奏させていただきたいと思います。
お聞き苦しい点も多少あるとは思いますが、『いい音色だなぁ』と聞いていただければ幸いです」と語る、浅野久美子 代表。
浅野久美子 代表
素晴らしい琴の音色に酔いしれました。
みどり琴の会(北竜町)演奏会
藤原所長さんの防災についてのお話、美味しいお料理、そして素敵な琴の音色に酔いしれた、楽しいひとときをありがとうございました。
高齢者の方々の生きがいに繋がるような、碧水地域支え合いセンターの尊くも素晴らしい活動に、心からの尊敬と感謝と祈りをこめて。。。
部屋を飾る生花
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◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子