2015年7月21日(火)
7月13日(月)に第2回北竜町創生総合戦力ワークショプが北竜町役場会議室にて行われました。
第2回北竜町創生総合戦力ワークショプ・資料
▶ 挨拶と資料説明
企画振興課・髙橋利昌 課長による総合説明、その後、株式会社ぎょうせい(本社・東京都) 今泉整 研究員より、人口減少対策に関するアンケート報告と将来の影響と観光の状況についての説明がありました。
※ なお、写真につきましては、自由闊達な意見交換ができるように、参加者が特定されないように画像処理をしていますことご了承ください。
左:北竜町役場企画振興課・高橋利昌 課長(中)、長谷牧子 係長(右)
右:株式会社ぎょうせい・今泉整 研究員(右)、大野隆 係長(中右)
ファシリテーターの橋本正彦さん(中左)・原田 亜津佐さん(左)(NPOファシリテーションきたのわ)
▶ ワークショップ
ファシリテーターの橋本正彦さんのリードによるワークショップがスタート。
ファシリテーターの橋本正彦さん
▶ ワークショップ・全3回の流れ
・1回目(6月17日):まちの課題が沢山でました
・2回目(7月13日):企画提案の主旨について考えていきます
・3回目(7月22日):出されたアイデアを具体的に企画にするところまで話し合います
課題解決のアイデアを考えていきます
▶ ワークショップの進め方
前回のワークショップにおいて、7人の方々から企画提案がなされました。30人前後のワークショップで、7人の方々が提案されるのは、橋本さんの経験からすると多い方とのこと。北竜町の積極的なパワフルさに驚かれていました。
ワークショップは以下の段取りで進行されます。
1.7人の企画提案者の方々が一人ずつ、課題解決のアイデアについてプレゼンを行う
2.すべての提案の中から、興味を持った提案3つを選んで詳しく聞く
3.各自どの提案に取り組むかを決定して、提案者のところへ集まる。人数に大きな不均衡がある場合は調整する
4.各チームで話し合い、まとまった提案を発表する
▶ 7つの企画提案
7つのチームに分かれたメンバーは、自由闊達に話し合いを進めました。
会場には、意見交換の声や笑い声で熱気が溢れます。7つの提案は以下のとおり。
1.まち独自の柱を立てる
他の町にはない、北竜町独自の事業・制度などを作り出したい。
何もないけど、この制度があるから、北竜町に住みたいと思えるような魅力的なもの。
2.子育て支援
保育園、学童の受け入れ時間以外の時間帯で子どもを預かってくれる施設があると若い夫婦が定着しやすいのでは。
3.安定化した雇用
季節による雇用のバラ付きをなくして、安定化した北竜町内での雇用を作ること。
町外へ発注している仕事を、業種を超えて町内でまわしていくことができないだろうか。
そうすることによって町外にお金が出ていかないことにもなる。
4.農業の強化
北竜町は、環境的に農業に最も適した町。
北竜町全体の農業(農業生産額の増加、農業者の増加)を強化していくには、どのような方法があるだろうか。
5.お見合いのすすめ
子どもは日本や町の宝。子どもが生まれるためにも、結婚ができるような機会づくりを考えたい。
6.観光面の強化
「ひまわり」観光の促進と、ひまわり以外の北竜町ならでは観光を考えたい
7.住居の増加
北竜町に住みたいけど、住居がなくて住めない人達がいる。
空き家を利用しての住宅、借家などを増やしていくにはどのような方法があるか考えたい。
笑い声き熱気が溢れるワークショップ風景
▶ 話し合いの結果報告
各グループ毎に、以下の3点について話し合った結果を報告します。
1.現状と課題
2.想い
3.具体的な内容
▶ 1.北竜町の柱を作る(北竜町を好きになる)
1.北竜町の柱を作る(北竜町をすきになる)
・北竜町の良さに気づいて発信していく
・人が集う場所を作る(Cafeなど)
・北竜町の町を回って、良い場所を提案する
・北竜町の町を好きになる部分を押し出していこうと思います
▶ 2.雇用と収入の調整化
2.雇用と収入の調整化
・北竜町全体では、町外発注しており、かなりの金額になる。その仕事を町内で対応することを考えたい
・自分の年間収入をアップする方法。現在の業種で仕事が無い期間にどのように収入増加を図るか。工夫をしていく
・6次産業的なものを生み出し、閑散期でも収入増が図れるような方法はないか
・北竜町ならではの事業形態を考えて、まずは北竜町の中で成り立つようにすることを考えたい
▶ 3.託児所の設置
3,託児所の受け入れ
・田舎で子育てしたい人のための託児所あると仕事がし易い
・高齢者にお手伝いを要請し、こどもと高齢者の触れ合いの場所をもつ
・空き地を利用した施設建設
▶ 4.農業の振興
4.農業の振興
・20年後の北竜町の農業を描いてみると高齢化がすすむ。農地の拡大には限界があり、放棄地が増えやしないか
・離農した農家の農地を引き受けて経営する公社のような団体があるといいのではないか
・さらに、研修生の受け入皿としても機能させ、法人として運営することはどうだろう
・また、収益の高い作物の栽培・開発も可能ではないか
▶ 5.結婚願望減少の問題
5.結婚願望減少の問題
・何故みんなは、結婚したいと大きな声でいってくれないのか
・北竜町には素敵な若者が沢山います
・独身者の教育(婚活パーティ・お見合いの事前学習会)も効果があると思う
▶ 6.観光の振興
6.観光の振興
・ひまわり観光の充実
・ひまわり以外の観光(星空、昆虫採集などなど)
・設備の充実(コテージ、キャンプ場、ライダーハウスなど)
・ここでしか食べられないものを提供していく
・写真などで北竜町の魅力をアピール
▶ 7.安定的な住居の確保
7.安定的な住居の確保
・北竜町に住みたいと思っても、公営住宅は満室で住もうにも住めない現状
・住宅不足(民間アパート、賃貸住宅)
・住宅を増やし、若い世代(家族向け)の人々に使ってもらう
7つ課題が提案され、7つのグループに分かれて、積極的かつ活発な意見交換がなされました。
来週、7月22日(水)に、3回目のワークショップが開催される予定です。
北竜町の課題を解決するアイデアをより具体化する企画を検討する会になります。
左:疲れた脳へのエネルギー補給用の甘いもの 右:北竜町への想いを色に託して
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・第3回北竜町創生総合戦略 ワークショップ(7/22)が開催されました(2015年8月3日)
・まち・ひと・しごと創生本部(首相官邸)
・特集-まち・ひと・しごと創生:政府広報オンライン
・あなたのまちの「地方創生」をご紹介(動画)北海道ブロック
◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子