| 2012年9月2日(日)
 
9月1日(土)、今年2012年は、北竜町開町120年を迎える記念すべき年です。北竜町開町120年記念式典が北竜町公民館で行なわれました。
 北竜町企画振興課・高橋利昌課長による総合司会で、厳粛かつスムーズに記念式典が午前10時よりスタート。
 
 
   左:式次  右:司会の高橋利昌 企画振興課長
 
 
▶ オープニング・コンサート:
 ひまわりコーラスの皆さんの合唱「Stand Alone」「ずっとこの街で暮らしたい」、3曲目の「ベートーベン交響曲第9番第4楽章歓喜の歌より抜粋」は、9名の頼もしい男性コーラスが加わった、ベートーベン第9「歓喜の歌」のショートバージョンをご披露。
 記念式典をお祝いするに相応しい、感動的な素晴らしいコンサートです。
 
 開会の言葉、国歌斉唱、そして戦没者への黙祷が行なわれました。
 
 
     左:ひまわりコーラス  中・右:ベートーベン交響曲第九番・歓喜の歌
 
 
▶ 式辞:
 北竜町町長 佐野豊様より御言葉。
 
 「私達は、明治26年、前人未到のこの地に、先覚者たちが足跡を残してから120年という意義ある年を迎え、町民の皆様方と共にお祝いできますことを大変嬉しく思います。
 振り返ってみますと、千葉県本埜村からの移民団により開拓の鍬が降ろされて、未開の原始林で物を作り、鍬を握って厳しい自然に立ち向かい、幾多の自然災害を乗り越え、決して挫けない心をもって、開拓が進められました。
 先人たちの偉業に対し、心から敬意を表し、深く感謝を捧げます。
 今日、本町の基幹産業であります農業は、雨竜川、恵岱別川、美馬牛川 小豆川の流域に豊な土と水に恵まれています。
 早くから先人、先輩たちがいくつもの困難を克服しながら、農業基盤、農業施設整理が着々と進められおり、ひまわりライスは、国民の命と健康を守る食料として、重要な役割を果たしています。
 本日ご臨席いただいた特別功労をはじめ、開拓、自治、産業等に関し感謝状を贈らせていただきます先輩方におかれましても、町の発展に自ら実践された方々であり、ご尽力賜りましたご労苦・ご功績に対しまして、心から感謝を申し上げ、敬意を表するものであります。
 町は今後、更なる発展と町民の安全、安心な生活、そして豊かな町づくりの為に『ふるさと北竜未来プラン』を作成しており、町の総合計画に推進してまいります。
 厳しい時代において、基幹産業の確立とひまわり観光の発展をはかり、美しいひまわりの町として、ずっと住み続けたい町として、さらに躍進させ、時代に引き継ぐ責任を感じています。
 今後とも、明るく住みよい豊かな北竜町を築く努力をいたす決意であります。いままで同様のご指導ご協力を賜りますようお願い申しあげます。
 先人のご努力に感謝申し上げると同時に、本日ご臨席賜りました皆様、町民各位のご健勝とご多幸をご祈念申し上げ、式辞といたします」
 
 
   左:式辞・佐野豊 町長   右:祝辞・北竜町議会・佐々木康宏 議長
 
▶ 感謝状贈呈:
 特別功労者、開拓功労者、自冶功労者、産業功労者において、北竜町民245名の方々への、感謝状贈呈です。
 
 ・特別功労者(6名)を代表して、故 一関開治様(元北竜町町)の奥様であられる一関佳代 様受賞
 ・開拓功労者(196名)を代表して、澤田隆司様受賞
 ・自治功労者(36名)を代表して、川田浩二様受賞
 ・産業功労者(7名)を代表して、石川武美様受賞
 
 ○ 特別功労者:6名
 ・故 一関開治様(元北竜町町)
 ・西野陽一様(前北竜町長)
 ・北清方巳様(元北竜町議会議長)
 ・渡邊要ニ様(前北竜町議会議長)
 ・佐々木康宏様(北竜町議会議長)
 ・小松忠彦様 (北竜町代表監査委員、北竜町ひまわり観光協会長、前北竜町商工会長)
 
 ○ 開拓功労者:年令が80歳以上で北竜町に60年以上在住の未受賞者・196名の方々
 
 ○ 自治功労者:36名
 
 ・議会議員:議会議員として3期、12年以上在職された未受賞者・7名の方々
 ・農業委員:農業委員として4期、12年以上在職された未受賞者・5名の方々
 ・民生委員:民生委員として15年以上在職された未受賞者・1名
 ・消防団員:消防団員、幹部として30年以上在職された未受賞者・8名の方々
 ・交通指導員:交通指導員として20年以上在職された未受賞者・3名の方々
 ・交通安全推進員:交通安全推進員として20年以上在職された未受賞者・2名の方々
 ・吏員:町職員として38年以上在職された未受賞者・10名の方々
 
 ○ 産業功労者:7名
 
 ・農業協同組合職員:北竜農協のときから職員として38年以上在職された部長職以上者・3名の方々
 ・土地改良区職員:土地改良区職員として38年以上在職された部長職以上者・4名の方々
 
 
 
   左:特別功労者(6名)を代表して、故 一関開治様(元北竜町町)の奥様であられる一関佳代様 受賞
 右:開拓功労者(196名)を代表して、澤田隆司様 受賞
 
   左:自治功労者(36名)を代表して、川田浩二様 受賞
 右:産業功労者(7名)を代表して、石川武美様 受賞
 
▶ 祝辞:
 北竜町議会議長 佐々木康宏様よりお祝いのお言葉
 
 「四季折々が魅せる北竜の姿。自然の営みと人間の生を照らし合わせながら、壮大な120年を迎える今日であります。
 世代を繋ぎながら、米づくりの確固たるブレない歩みを続ける農業。町づくりの商売を基本とし、地域とともに育つことを続けた商工会。ふるさとを火災、交通事故から守ること、命を活かす事、日常の暮らしの絆となること、地方自治、産業団体を通じて町民の支えとなった、本日の主役であります町民の皆さん、大変ご苦労様です。
 戦前、戦中、戦後、そして今、大震災の後の『再興』という言葉が使われております。明日の北竜を見据え、物を大切にすること、日本本来の美しさを大切にすることに対し、これからも皆々様のご指導の程を宜しくお願いいたします。感謝状を受けられた皆様に心からお祝いを申し上げます。
 町民憲章である『元気ではたらき、親切をつくし、きまりを守り、未来を築く子供を愛し、文化をたかめ』住みよい町づくりにこれからも皆さんと共に努めてまいります。
 開町120年を意義あるものとして、北竜町のますますの発展と町民の皆様のご健勝をご祈念して、お祝いの言葉とさせて戴きます。本日は、おめでとうございました」
 
 
     会場模様
 
▶ アトラクション:
 北竜太鼓の皆さんによる「北のにぎわい」「花火」「祝い太鼓」の演奏。
 北竜太鼓の高らかに響き渡る音色が、大きなうねりとなって天空へと舞い上がるかのように感じられました。
 
 
 
   北竜太鼓の皆さんによる演奏
 
 120年もの時を超え、蘇る魂の響き合い、
 北竜町の町を愛し、伝え、守り続ける、北竜町民の命の循環に
 
 限りない尊敬と感謝と祈りをこめて。。。
 
 
 ▲ 北竜町開町120年記念式典・式次(クリックすると別画面で拡大して読むことができます)
 
 
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 ◆ 関連ページ
 ・開町120年記念・関連行事ほか(2012年度)ページ
 
 ◇ いくこ&のぼる
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