2010年10月15日(火)
東京駅八重洲北口、創業明治35年(1902年)、四代にわたり伝統を受け継ぎ、和モダンに進化した老舗割烹料理店「や満登(やまと)」に、黒千石事業協同組合による、日頃のご愛顧の感謝を込めての御礼訪問が実現しました。
割烹・や満登(やまと)入口
▶ 黒千石大豆のお取引
割烹「や満登」さんへの訪問は、北竜町・黒千石事業協同組合で黒千石大豆の取引があるということで実現。
「や満登」さんとの取引は、「新宿御苑 ろまん亭」時代からあり、黒千石大豆の生豆の取引が10年ほど続いています。「や満登」さんでは、黒千石生豆を、お店独自の製法で焙煎して、ドリンク「黒豆茶」として提供されているとのことです。
また、北竜町産ひまわり油のPRのため、北竜町役場ひまわりプロジェクト推進室・能代川康人 次長、田村正和 係長も同席。ひまわり油を寄贈し、割烹料理への試用を要望されました。
▶ 2018年5月にリニューアル
お店は、2018年5月にテーブルフロアー・カウンターBARエリアをリニューアル! 店内の内装設計はデザイナー・橋本夕紀夫氏。和モダンに生まれ変わり、洗練された品格のある空間が広がっています。
個室5部屋、テーブルフロア、バーカウンターコーナー、BOX席等が用意されています。通されたのは、「奥の間」邸宅調のモダン和室。
個室
▶ 店内の様子
▶ 屏風
壁に貼られている屏風には、「やりはさびても 名はさびぬ 昔忘れぬ おとしざし」という「槍錆」の書文字が描かれています。
「槍錆」は、主家を去り、禄を失っても武士の体面は腰の刀に残しているという武士の心意気をうたったもので、黒田節の歌詞の冒頭に歌われている言葉。大正12年(1923年)関東大震災の翌年、更地になり、何もないゼロからの状態になった時、武士のように、プライド(心意気)を忘れずに頑張ろう」という意味が込められているそうです。
槍錆「やりはさびても 名はさびぬ 昔忘れぬ おとしざし」
高田 理事長(左)、能代川 次長(右)
▶ ディナー:百合コース
背筋がピンと伸びるような緊張感の中で、ディナー・百合コースがスタート。食前酒、旬彩、刺身、焼物、煮物、食事、水菓子です。
ディナー:百合コース
▶ 旬菜:汲み上げ湯葉の胡桃和え、サーモンと蕪のお寿司、むかご真蒸、むつの揚げ物、菊と菊菜のお浸し
旬菜:汲み上げ湯葉の胡桃和え、サーモンと蕪のお寿司、むかご真蒸、むつの揚げ物、菊と菊菜のお浸し
▶ 刺身:マグロ、ホタテ、鯛
刺身:マグロ、ホタテ、鯛
▶ 焼物:秋鮭、栗のブランデー漬け、舞茸の漬け焼き
焼物:秋鮭、栗のブランデー漬け、舞茸の漬け焼き
▶ 煮物:子持ち鮎甘露煮、大根煮物、大黒しめじの炊合せ、虹麸
煮物:子持ち鮎甘露煮、大根煮物、大黒しめじの炊合せ、虹麸
▶ 食事:雑炊
食事:雑炊
▶ 水菓子:果物(洋梨、ぶどう)
水菓子:果物(洋梨、ぶどう)
▶ 黒千石大豆の黒豆茶
「割烹 や満登」推奨の極小黒豆茶。や満登オリジナル焙煎による黒千石大豆の黒豆茶。
黒千石大豆の黒豆茶
オリジナル焙煎の黒豆茶を味見する田村係長
▶ 四代目・成川祐子 女将
最後に、幸運にも、四代目・成川祐子 女将が部屋までおこしいただき、ご挨拶する機会が実現できたことを心より感謝申し上げます。
四代目・成川祐子 女将
「この黒豆茶は、私どももとても気に入っております。健康思考のお客様でファンの方々も多く、人気の高いお茶です。 それぞれのお客様の好みに合わせた焙煎方法でおだししています。紫の綺麗な色がでますし、とても上品な優しい味わいのお茶になっています。お逢いできてよかったです」と、成川祐子 女将より嬉しいお言葉をいただきました。
談笑する成川祐子 女将、高田幸男 理事長
前列:黒千石事業協同組合・高田幸男 理事長(左)、北竜町役場ひまわりプロジェクト推進室・能代川康人 次長(右)
後列:同・田村正和係長(中左)、成川祐子 女将(中右)、北竜町集落支援員・寺内昇(左)、同・寺内郁子(右)
素敵な空間の中で、極上のお料理をいただき、黒千石の素晴らしさを再認識できたことに、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
大都市東京の老舗割烹料理店で、北海道の黒千石大豆が健康的で美味しいお茶として、大勢のファンの方々に愛されていることに、限りない愛と感謝と祈りをこめて。。。
個室を飾る生花
矢満登ビル(右側のビル)
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◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子
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