高田幸喜さん(北竜町)の自然栽培米@AGT(アジト・札幌市)

2012/08/13 22:08 に 寺内昇 が投稿   [ 2014/02/11 22:45 に更新しました ]
2012年8月14日(火)

7月27日(金)、札幌市中央区にある「米屋 Bey-Bey 米・米」で、北海道北竜町の高田幸喜さんの自然栽培米「コウキなお米」が販売されていると聞き、お伺いしました。場所は、札幌市中央区南16条西4丁目1−10(地図)。

建物の名前は、AGT(あじと)。建物は、90年前の木造倉庫を改築したものだそうですが、白い、おしゃれな建物に変身。

「米屋 Bey-Bey 米・米」は、有限会社MOKU(奥村大亮(おくむら だいすけ)代表)が運営するショップです。
代表の奥村さんとは、高田幸男さんのご紹介で、2010年に札幌市で開催された第6回「食養講座」で初めてお会いしました。

大亮さんは、ごみを拾いながら徒歩で日本縦断し、(有)MOKUを立ち上げ、環境問題などの様々な事業に取り組んでいらっしゃいます。大亮さんの経営する「自然栽培米のお店」や「自然食の食養レストラン」には、命を育む「食」に対する、揺るぎない信念や想いが込められていると感じました。


AGT(アジト・札幌市)    AGT(アジト・札幌市)
AGT(アジト・札幌市) (撮影:2012年7月27日)


1階:自然栽培米を販売するショップ「米屋 Bey-Bey 米・米」

このショップで販売されている数種類のお米は、(株)木村興農社(木村秋則 代表・弘前市)の自然栽培認定品(ハマキムシマークの商品)である自然栽培米。
そのお米は、『奇跡のリンゴ』(幻冬舎・2008年)で知られる木村秋則さんと岩手県遠野の生産者が、長い歳月をかけて二人三脚でおいしく実らせた自然栽培米です。


米屋 Bey-Bey 米・米    米屋 Bey-Bey 米・米
米屋 Bey-Bey 米・米@AGT・1F


そして、木村秋則さんのご指導による自然栽培米の実施者が、全国各地で少しずつ広がっています。

その一人が、北海道北竜町の高田幸喜さん(37歳)。幸喜さんのお父さんは、黒千石事業共同組会(北竜町)理事長の高田幸男さんです。

幸喜さんが、木村秋則さんのご指導のもと、自然栽培米をスタートしたのが2年前。
今年3年目を迎える、幸喜さんの自然栽培米「コウキなお米」が、ここ「米屋 Bey-Bey 米・米」で販売されています。
1年中ランニング姿のワイルドな幸喜さんが育てる自然栽培米には、北竜町の大自然が染み込んでいます。


木村秋則さんの自然米    北竜町のコウキな自然米
左:木村秋則さんの自然栽培米  右:北竜町の「コウキなお米」


木村さんのお言葉「田んぼの中に草が生えても、戦わない。無理しない。仲良くなる」が、幸喜さんにとって、自然栽培米を育てていく上での原動力となっているそうです。

写真は、1年前の2011年7月に、木村秋則さんが、北竜町・高田幸喜さんの田んぼを訪問された時のものです(写真提供:高田幸男さん)。


木村秋則さん、高田幸男さん・奥様    コウキなお米の高田幸輝さんと木村さん
左:木村秋則さん、高田幸男さん・奥様  右:コウキなお米の高田幸喜さんと木村さん

木村秋則さんのご指導を受けて育つ北竜町の「コウキなお米」
木村秋則さんのご指導を受けて育つ北竜町の「コウキなお米」
写真提供:高田幸男さん(黒千石事業共同組合・理事長)


お米の他に、お豆、雑穀、お茶、お塩等、体に優しい食養食材、環境問題から生まれた「かけはし」という素敵なお箸たちも勢揃い。


想いを込めた贈り物    一本一本手作りのマイはし
    左:想いを込めた贈り物   右:一本一本手作りの「かけはし」


2階:自然食カフェ・レストラン「HIH"INO 日びの」

「Cafe HIH"INO 日びの」は、すべて無農薬の「お米」にこだわった、食養レストラン。


レストラン・HIH
レストラン・HIH"INO 日々の@AGT・2F


この食養レストランでは、あすなろ米(早摘みの緑の玄米)、日本古来からの元来種米、長岡式酵素玄米、木村秋則さんの自然栽培米、黒千石などの雑穀ブレンドなど、身体が喜ぶ生きた食材が厳選され、それぞれの素材が活かされたレシピが登場します。


メニュー:黒千石大豆がふんだんに使われています    メニュー:黒千石大豆がふんだんに使われています
メニュー:黒千石大豆がふんだんに使われています


訪問した日、私達が戴いたお料理は、「豆じゃらけのカレーセット(白花豆、紫花豆、大豆、青大豆、黒千石など6種類以上のお豆たっぷりのカレー)」と「7分づきリゾットセット(ほうれん草とバジルのグリーンリゾット お魚乗せ 豆乳サワークリーム&トマトソース添え)」です。ブロッコリーとお豆のサラダが付いています。


素材そのものの味が生かされていて、味わい深く、とっても美味しかったです。特にお豆の主張が際立っていました。


豆じゃらけカレーセット    7分づきリゾットセット
左:豆じゃらけカレーセット   右:7分づきリゾットセット


デザートは、オリジナルベイクドケーキ(玄米甘酒とメイプルシロップがけ)&つぶつぶミルクプリン(十五穀米のつぶつぶ感がアクセント)。


オリジナルベイクドチーズケーキ    つぶつぶミルクプリン
左:オリジナルベイクドチーズケーキ   右:つぶつぶミルクプリン


その他のメニューとして、ヘルシーごはんセット(豆製品と雑穀と野菜で作った肉なしハンバーグ)、元気ごはんセット(お魚料理)などなど、身体に優しい自然食メニューが盛り沢山。

ソルトバーは、色々な種類のお塩を試食することができるコーナー。お塩の美味しさと大切さが実感できます。


SALTBAR・日本人には塩が足りない!
SALTBAR・日本人には塩が足りない!


無農薬栽培米あすなろ米通販サイト・オンラインストア「あぁう米」

オンラインストア「あぁう米」では、北竜町「黒千石豆」と「自然栽培米」の高田親子のインタビューレポートが掲載されています。
そこで販売されているお米の中に、自然栽培米「白黒つけるぜ!親子米」!?
これぞ、高田さん親子の愛情たっぷり、相性バッチリのお米です。
高田さん親子にピッタリのお米のネーミング!最高です!


北竜町に生まれ育っていく自然栽培米の存在が、

札幌市を発信地として、どんどん拡大していることに

感謝! 感激!



広大な大地の恵み豊かな北海道で、育まれていく命の循環、

生きとし生けるものの命を輝かせる、すべての食べものに、

永遠の愛と感謝と笑顔をこめて。。。


xxx
眺望の丘(北竜町)からの田園風景 (撮影:2012年8月8日)


高田幸喜さん(北竜町)の自然栽培米@AGT(アジト・札幌市)   写真(49枚)はこちら


◆ 関連記事

高田幸喜さんの自然栽培米(北竜町)2013(2013年10月15日)
黒千石事業共同組合(会長・村井宣夫)の理事長・高田幸男さんの黒千石が、冨田哲秀さん講師の食養講座で紹介されました(2010年4月29日)


◆ 関連ページ

・コウキさんの栽培した自然米を食べることのできるお店
      Cafe HIH"INO 日びの(ひびの)
・コウキさんの栽培した自然米「北竜町のコウキなお米 玄米」を売っているお店
      米屋 Bey-Bey 米・米(べいべい)
・お店はいずれも、白いおしゃれな2階建ての「AGT(アジト)」
  北海道札幌市中央区南16条西4丁目1-10
  Tel:011-522-2714

黒千石事業協同組合ホームページ
北竜町の黒千石大豆紹介ページ


◇ いくこ&のぼる