「俳句二十句」山本玲子

2014/03/23 14:51 に 寺内昇 が投稿   [ 2014/03/23 14:54 に更新しました ]

宮脇龍 氏 初日の出卑弥呼の謎の解けぬまま

初硯おもむろに決む筆の腹

掛軸に般若心経梅三分

鈴蘭やむかし半鐘ありし里

師の忌来る総立ちとなる松の芯

しづしづと祈りの育つ穀雨かな

翁逝く青田になるを確めて

古都守る幾重の山や利休の忌

向日葵の一本立ちや子のと

炎天の譫言めきし一鵜かな

碧水で生まれ和で秋桜

蜩や住めば都と唄いおり

魚偏の飴屋の湯のみ鰯雪

日勝の未完の馬や走り星

黒板の一足す一や雁渡る

人の知の果なき宇宙星月夜

櫓田のねぎらい青く伸びにけり

廃校の碑文明かるき冬の雨

数え日の静かすぎたる社かな

人脈の厚きわが村山眠る



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