2019年1月1日(火)
佐野豊 町長
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謹賀新年
本年もどうぞよろしく
お願い申し上げます
平成31年 元旦
北竜町長 佐野 豊 |
新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
町民の皆様におかれましては、希望に満ちた新春をご家族ともども迎えられましたことを、心からお慶び申し上げます。
昨冬は厳しい寒さと大雪に見舞われ、基幹産業であります農作業に大変憂慮した春先となりました。加えて、6月上旬から長雨と低温が続き、7月3日には大雨による農地災害等が発生し、その後も不安定な天候となり、稲作においては8年連続の出来秋とはならず、大変残念な結果となりました。麦、蕎麦、大豆等の作物においても不順な天候の影響を受けたところであります。
また、本町の一大イベントであります「第32回北竜町ひまわりまつり」においても、天候不順により、ひまわりの花も小ぶりとなりました。しかし、「ひまわりの里」に咲く黄色い絨毯には、過去2番目の268,000人の観光客に訪れていただきました。「いいひまわりを咲かせるための協力募金」では、毎年ボランタリー協会の皆さんのご協力を頂き、沢山の募金を賜りました。町民各位のご理解とご協力のもと、大きな事故もなく無事に終了することができ、厚く感謝とお礼を申し上げる次第であります。
昨年は、日本全国で自然災害が発生しました。特に9月6日に発生した「北海道胆振東部地震(震度7)」では、北海道全域で「ブラックアウト」が起こり、今までに経験したことがない未曽有の状況となりました。災害は「いつ」「どこで」発生するか分かりません。地域住民の皆さんがいち早く避難し、安全が確保出来るよう、今後各町内会が中心となり「自主防災組織」を立ち上げ、行政も避難訓練の実施や非常時に備えての備蓄品などを購入し、災害に強い町づくりを目指して参ります。
我がふるさと北竜町は、人口減少が続いておりますが、ひまわりのように明るく元気な町づくりを推進しております。第46回日本農業賞大賞を受賞した「ひまわリライス」は多くの町民の皆さんの努力の賜物でありますし、日清オイリオグループの支援を受けて復活した「燦々ひまわり油」「焙煎ひまわり油」の販売、そして、3年連続で3億円を突破した「ふるさと応援寄付金」など、小さな町に対する大きな期待が、今、全国から寄せられ、注目されております。
昨年4月にオープンしました商業活性化施設「ココワ」は、町民多数のご利用を頂き新しい活動拠点としてスタートしました。交通死亡事故ゼロの記録も4,500日を目指して交通安全協会が中心となり、関係機関との連携を図り推進しております。11月には黒千石事業協同組合が第5回ディスカバー農山漁村の宝において選定証が授与され、スポーツではドラゴンキッズの皆さんが全道大会に4度出場されました。また、北竜デザイン「あかるい農法」のロゴマークも各方面でPRを行っており、人口減少が重視される中でありますが、引き続き、空き家・空き地対策にも力を入れ、定住促進、子育て支援の継続・拡充、福祉、医療、保健の充実、教育の振興を図り、平成31年度においては新しい保育所の建設と公園整備を図って参ります。
今年は5月に元号が改正され「平成」の年号が終わりとなります。
本年開町127年目を迎える北竜町は、 一望できる美しい田園と豊かな清流を保ち、先人の築かれた郷土をこれからも町民の皆さんと守っていきたいと思っています。
町民お一人おひとりが生き生きと心豊かに、そして、思いやりを持ち、安心・安全な生活をおくることができる地域の実現のため、残り1年になりました私の町長としての任期中、尚一層の精進をして参ります。
終わりになりますが、新しい年が皆様にとりまして明るくご多幸の年となりますよう、心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。
北竜町長 佐野 豊
(『広報ほくりゅう』2019年1月号(No.641)より抜粋)
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