謹賀新年 2016・北竜町長 佐野豊

2015/12/31 11:21 に 寺内昇 が投稿   [ 2016/01/03 18:05 に更新しました ]
2016年1月1日(金)


佐野豊 町長 
佐野豊 町長



賀正 2016年はひまわり祭り30周年! 謹賀新年 2016

幸せな1年でありますよう
お祈り申し上げます
本年もよろしくお願いいたします


平成28年 元旦
北竜町長   佐野 豊



 佐野豊 町長からの新年のご挨拶 2016


 新年明けましておめでとうございます。
 町民の皆様におかれましては、希望に満ち溢れた新春をご家族共々ご健勝で迎えられたことに心からお慶び申し上げます。

 昨年を顧みますと、春先の融雪は例年になく早かったものの移植期の低温により出来秋が心配されましたが8月以降は高温が続き、結果として稲作においては5年連続の豊作となったところであります。

 しかし、TPP交渉における米の輸入拡大による米価の下落が懸念されており、農家を取り巻く環境は依然厳しい状況にありますが、本町の基幹産業である農業を守るため、今後におきましても安定した農業経営の確立と消費者ニーズに対応した産地形成の取り組みを推進して参ります。

 本町の夏の一大イベントとして29回目を迎えた「ひまわりまつり」は7月18日に開幕し、当初はひまわりの生育の遅れから出足は鈍かったものの夏休み期間中は好天が続いたことにより客足も進み、最終的には26万2千人と過去2番目の入り込みを記録しました。特に昨年は日本を訪れた外国人観光客が過去最高であったことも大きく影響し、多くの観光客に一面に広がるひまわり畑を堪能して頂けたものと思います。

 また、7月20日には悲願でありました交通事故死ゼロ3,000日を達成することができました。交通安全協会、交通安全指導員をはじめ、町民皆様のご協力に感謝申し上げますとともに3,500日達成に向けて引き続き、交通安全意識の高揚に努めて参ります。

 全国の皆さんから支援を頂いております「ふるさと応援寄附金」については、ゆめぴりかを始め、ひまわりライスの返礼品目を充実するとともにクレジット決済を導入したことにより、全国から多くの寄肘金が寄せられ、平成27年度の決算見込みでは昨年度の10倍にあたる約2億7千万円の寄附が見込まれるところであります。

 このことは減農薬栽培や生産情報公表JASなどの取り組みが高く評価された結果であり、生産者の皆さんに敬意を表するともに改めて感謝を申し上げるしだいであります。寄せられた寄附金については、北竜町への想いを大切にし、今後のまちづくりのために有効に活用して参ります。

 一昨年のAコープ撤退表明を受けて、町では商工会、JAと代替施設について協議・検討を重ねて参りました。現在、コミュニティの場を併設した複合施設として基本設計を進めているところであり、今後、建設用地の確保など課題も山積しておりますが、本年中には概要を公表し、町民が求める施設建設に向けて着実に前進をして参ります。

 国では、急速に進む少子高齢化による人口減少に歯止めをかけるため、すべての市町村に「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定が義務付けられました。北竜町の人口は、このままで推移すると平成72年には536人まで減少すると推測されますが、この計画では目標人目を1,044人と定め、本町の特性を生かした定住対策や雇用の確保など目標達成に向けた事業を積極的に推進して参ります。

 本町の人口は昨年、2千人を割り込み、1千人台となりました。小さくとも活力に満ち溢れ、町民が心豊かに光り輝くまちづくりのため、なお一層、努力して参る所存であります。

 終わりになりますが、新しい年が皆様にとりまして明るいご多幸の年となりますようご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。

(『広報ほくりゅう』2016年1月号(No.605)より抜粋)


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