2022年3月22日(火)
3月18日(金)10:00〜、北竜町立真竜小学校第122回卒業証書授与式が行われました。
北竜町立 真竜小学校
卒業証書授与式会場(体育館)
今年も、新型コロナウイル感染症予防対策により、規模縮小や時間短縮の借置がとられる中、中学校の新しい制服を身に纏った19名の卒業生が、キラキラと輝く希望を胸に、慣れ親しんだ学び舎に別れを告げました。
式の実施については、北海道教育委員会、並びに北竜町教育委員会の通知により、参列者は各家庭2名、在校生は5年生・司会の4年生に限定。
式次第は、学事報告、北竜町長祝辞、教育委員会の告辞、PTA会長の祝辞は紙面にて、祝電は掲示での披露とし、国歌はCDによる演奏、校歌はマスク越しの斉唱となりました。
記念撮影
授与式が始まる前に、参加者全員の記念写真撮影が行われました。
式典のライブ放送
参加できない在校生やご関係者のために、「Bluetooth」を用いた式典のライブ放送が実施されました。
在校生(4年生)による総合司会でスタート
卒業生入場
開式の言葉
辻脇志郎 教頭先生より開式のお言葉が述べられました。
国家はCDによる演奏、校歌はマスク越しの斉唱
在校生によるピアノ演奏
学事報告 & 祝電:紙面と掲示にてご披露
卒業証書授与
卒業生19人が、ゆっくりと壇上に上がり、松縄義道 校長先生より卒業証書を受け取りました。
私の将来の夢
卒業生は証書受領後、壇上にて、自分の「将来の夢」について一人づつ堂々と大きな声で発表しました。
「トラック運転手」、「家や車の設計などモノ造りに関する仕事(人とのコミュニケーションと取る)」、「野球の選手」、「バレーの選手」、「専業主婦(私らしい家庭を築きたい)」、「医者」、「沢山の人を笑顔にできる仕事(人の役に立ちたい、どんなことにも挑戦していきたい)」、「お寺の住職」、「イラストレーター」、「看護婦」、「動物に関わる仕事」、「お笑い芸人(人を楽しませることが好き)」、「絵が上手な人になること(美術を頑張って自分の好きな絵を沢山描きたい)」、「モノ造り系の職人(モノを作ることが好き、ひとつの事を極めることが好き、色々なことに挑戦していきたい)」、「安定した職業を探していきたい」、「カメラマン」、「農家を引き継ぐこと」等、将来なりたい職業や夢について、胸を張り立派に語った卒業生達。
そして「お父さん・お母さん、これまで僕を私を支えて育ててくれてありがとうございました。これからも沢山迷惑や心配をかけると思いますが、応援よろしくお願いします」と、ご両親への感謝の気持ちをしっかりと伝えました。
学校長式辞:松縄義道 校長
「厳しい寒さが続いた今年の冬も、3月を迎えるとともに、暖かな日差しが差込み、確かな春の足音が聞こえて参りました。今日の佳き日に、保護者・ご家族の皆様のご臨席の元、北竜町立 真竜小学校 第122回卒業証書授与式を執り行うことができましたことを心よりお礼申し上げます。
さて、19名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。皆さんはこの6年間、真竜小学校で力いっぱい学び、遊び、仲間と協力し合ながら、一人ひとり心も身体も大きく成長して今ここにいます。
特に最後の1年間の皆さんの活躍は、目を見張るものがあります。学校行事や児童会、委員会活動、清掃班活動では、高いリーダーシップを見せて、学校生活をより良くするために力を尽くし、最高学年として責任を果たして、下級生のお世話や指導を立派にしてくれました。
先程、皆さんに手渡した卒業証書には、皆さんが小学校6年間で学んだこと、成長したことの全てが詰められています。立派に小学校の課程を終えたことを証明するものです。
どうか、この6年間で頑張ったこと、悲しかったこと、嬉しかったこと、いろいろな思い出がいっぱい詰まっているこの卒業証書を手に、誇りと自信を持って中学校に進んでください。
そんな皆さんの卒業にあたり、私から2つ、餞(はなむけ)の言葉を言います。
ひとつめは、自分らしさに自信をもつことです。
皆さん一人ひとりが顔や性格が違うように、自分の良さを発揮できる場も違います。これは皆さん一人ひとりが、比べることのできない唯一無二の存在だからです。単純に人と自分を比べることに意味はありません。まず、自分の個性と自分らしさに自信を持ってください。それぞれが活躍できるまで、個性や能力を十分に伸ばす。これからの長い人生を、自らの力を発揮できる基礎をしっかりと固めてほしいと思います。決して、自分を諦めないでください。
ふたつめは、目標を作ることです。
皆さんには無限の可能性があります。人には皆、平等に時間が与えられています。与えられた時間をどのように過ごすかで、その人生が変わってきます。一日一日を大切に過ごし、その瞬間瞬間を大事にしなければなりません。夢に向かって努力する姿勢を続けてください。ただ、夢は必ず叶うものではありません。
叶う人も叶わない人も、チャレンジしなければ絶対に叶いません。上手くいかなくても諦めず、夢の実現に挑み続けてください。是非、この2つを心に留めて、自分の未来を切り開いて欲しいと思います。
保護者の皆様に、一言申し上げます。お子様が今日、立派に卒業されますことを心よりお祝い申し上げます。改めて成長したお子様の姿をみると、これまでの苦労も大きな喜びに変わっていると思います。これからもお子様が健やかに逞しく成長されますようお祈り申し上げます。
長年、本校の教育活動に、ご協力ご支援賜りましたことに、深く感謝申し上げます。
結びになりますが、卒業生19名の限りない前途を祝福するとともに、関係各位・地域の皆様のご多幸とご発展を心よりお祈り申し上げます。
令和4年3月19日 北竜町立 真竜小学校 校長 松縄義道」
北竜町 佐野豊町長 祝辞
「真竜小学校をご卒業なさる19名の児童の皆さん、本日はご卒業おめでとうございます。そして、保護者の皆様、お子様のご卒業、心よりお喜び申し上げます。
さて、卒業生の皆さん、皆さんは、小学校生活で『よく考え、よく学ぶ』ということを勉強されました。学習だけではなく、スポーツや趣味のこと、身の回りのことなど、どうすれば良いのか悩み、その答えに向かって全力で取り組まれたことと思います。
4月から皆さんは、中学校で学びます。少し勉強も難しむずかしくなるかもしれません。部活動もきびしくなるかもしれません。でも、むずかしいから、きびしいからといって決してあきらめないで下さい。失敗をおそれず、納得のいくまでチャレンジして下さい。
結びになりますが、6年間、あたたかくご指導いただきました、校長先生を始めとする教職員の皆様、また、関係する地域の皆様のご苦労、並びにご尽力に感謝と敬意を申し上げますとともに、これから新らたなステップを踏み出す卒業生の皆さんの更なる飛躍を祈念して、メッセージと致します。
令和4年3月18月 北竜町長 佐野豊」
北町教育委員会 告辞
「卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
皆さんにとって最終年度の今年度は、コロナ禍ではありましたが、運動会や修学旅行、学習発表会などの大きな行事を無事に実施することができ、6年間ともに過ごした素晴らしい仲間と、より一層強い絆を深められたことと思います。
また、児童会活動では、最上級生として下級生のお手本となるよう、一生懸命行動している皆さんの姿を見て、とても頼もしく思うのと同時に、成長した様子を感じました。
皆さんはこの6年間様々な経験を通じて、かけがえのない仲間とともに、精神的にも、身体的にも大きく成長したことと思います。今後も、この6年間で深めた仲間との絆を、これからも大切にして過ごしてほしいと願っています。
中学校生活では、環境がこれまでとは大きく変わり、期待と同時に不安もあることと思いますが、いつもまわりには、あなたを見守ってくれるご家族や地域の人たち、そして、支え合える友だちがいることを決して忘れないでください。これからも、皆さんがますます大きく成長されることを願っています。
保護者の皆様におかれましても、小さな体で大きなランドセルを背負っていたお子様が、心も体も成長した今日の立派な姿を見られ感無量のことと思います。6年間の小学校課程を無事に終えられた事に心からお祝い申し上げます。
最後になりましたが、校長先生をはじめ諸先生方、温かく見守り支えてくれたご家族の皆様、地域の皆様に心から感謝を申し上げ、真竜小学校第122回卒業式の北竜町教育委員会の告辞といたします。
令和4年3月18日 北竜町教育委員会」
北竜町立 真竜小学校PTA会長 植松春雄様 祝辞
「19名の卒業生の皆さん、並びに保護者の皆様、小学校ご卒業おめでとうございます。
6年前の4月、大きなランドセルを背に、少し緊張した面持ちで、上級生のお兄さんお姉さんたちに迎えられた入学の日。これから始まる新しい生活に胸を躍らせていたことでしょう。
一年一年の多くの学びと同時に、皆さんの小学校生活後半は、私達大人にとっても初めての経験である新型コロナウイルス感染症の影響で、大変な不自由を強いられたことと思います。毎日のマスクの着用、検温、ソーシャルディスタンスなど、目に見えないウイルスによって生活様式が大きく変わりました。
しかし、この経験(甚だ迷惑な経験ですが)によって『制限なく行きたいところに行きたい』『マスクをとって友達と話がしたい』『運動会や学習発表会はコロナを気にせずやりたい』など、もとの生活がいかに幸せだったのか気付かされたことでしょう。ただただ当たり前の毎日が、見方を変えると、実はとても素晴らしい毎日だったのです。
『幸せは自分の心が決める』という言葉があります。この先の長い人生の中で、どんな環境に置かれても、当たり前の一日が送られたことに感謝し、幸せを感じながら生活していってくれることを願っています。
さて、改めまして、松縄校長先生をはじめ、教職員の皆様には、今日まで子どもたちを熱心にご指導くださり、本当にありがとうございました。また、保護者の皆様には、長きに渡りPTA活動にご理解・ご協力をいただきありがとうございました。この場をお借りして、心からお礼申し上げます。
最後となりますが、卒業生の皆さんの更なる飛躍をお祈りして、お祝いの言葉といたします。
令和4年3月18日 北竜町立 真竜小学校PTA会長 植松春雄」
別れの歌:合唱曲『変わらないもの』
卒業生全員で、一言ずつ言葉を繋げ、別れの言葉を語り、マスク越しに、合唱曲『変わらないもの』を歌い上げました。
「今私達は、校長先生より卒業証書をいただきました。この卒業証書には、私達6年間の楽しかったこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、頑張ったことなど、沢山の思い出が詰まっています。
6年前の4月、僕たちは小さな子どもで、この真竜小学校に入学しました。優しい先輩たちは、何もわからない僕たちに、沢山のことを教えてくれました。可愛く、そして時には、頼りになる皆さんにも沢山助けられました。
素晴らしい先輩や後輩に囲まれて、素敵な6年間を過ごすことができました。学校生活を通して、様々なことに感謝することを挑戦することを学びました。目標をもって頑張ることを、諦めない気持ちを持つことを、仲間の大切さ、素晴らしさ、この6年間のすべての想いをこめて、『変わらないもの』を歌います。
卒業生合唱曲『変わらないもの』山崎間子 作曲
あなたがいて わたしがいて ふりかえれば 笑顔がある
桜が咲き 季節が巡り それでも そこにあなたがいた遠く遠く 陽炎がのぼる坂道 いつか景色が変わっても
変わらないものがある 心の中に君と出会った幸せを かみしめながら 歩いて行こう
1年先も 10年先も これからもずっと悲しいとき 嬉しいとき つらいときもあなたがいた
当たり前のことのように 見える景色に あなたがいたずっとずっと 立ち止まってはいられない
いつか その手を離したら 自分の未来を さあ つかみ取るんだ君がいたから がんばれた 支え合うこと 分かち合うこと
あふれるほどの 愛をくれた あなたにありがとう君と出会った幸せを かみしめながら 歩いて行こう
1年先も 10年先も 変わらない想い これからも ずっと
これまで 私達のことを、時には厳しく育ててくださった先生方、私達のことをあたたかく見守ってくださった方々、毎日ぼくたちのことを見守り、応援し育ててくれたお父さん・お母さん、ありがとうございました! ありがとうございました!
全員で声を合わせて「ありがとうございました!」。
閉式の言葉
辻脇志郎 教頭先生より閉式のお言葉が述べられました。
卒業生退場
卒業生お見送り
卒業生退場後、校舎の外へ移動。玄関から校門へのアプローチを、在校生・保護者の皆さんが一列に並んで、拍手で卒業生をお見送り。
在校生や保護者の方々の深い愛情に見守られながら、大切な沢山の思い出を胸に、大きな夢と希望にキラキラと目を輝かせて巣立つ卒業生の皆さんに、限りない愛と感謝と祈りをこめて。。。
その他の写真
◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子