北竜町で観測・部分日蝕(2012年5月21日早朝)

2012/05/22 15:28 に 寺内昇 が投稿   [ 2015/07/03 1:51 に更新しました ]
2012年5月23日(水)

5月21日(月)、この日は二十四節気の小満(しょうまん)。万物が次第に成長して、一定の大きさに達するころとされ「万物盈満(ばんぶつえいまん)すれば草木枝葉繁る」と言われています。

さらにこの年、この日は、地球と太陽の間に月がおさまって一直線に並ぶ「金環日食」が見られる日。
 輝かしい太陽のリングが天空に浮かび上がる、世紀の天体ショー。日本列島が沸き上がりました。

国立天文台によると、国内で金環日食が観測されたのは1987年9月23日の沖縄以来、約25年ぶり。
日本の広範囲による観測としては、平安時代の1080年以来932年ぶり だそうですよ!

東京、名古屋、大阪の大都市など各地で、くっきりと金色のリングが観測されました。


写真:新聞
新聞切り抜き「部分日食の欠け方@札幌市」と観測用メガネ
(撮影:2012年5月21日)


北海道では、日食開始時刻の午前6時33分から、食が最大(85%)となる同7時51分すぎまでの1時間余りにわたって、太陽が欠ける部分日食が観測。

わが町、北竜町では、早朝、曇りがちだった空も、天空ショーが始まる7時30分頃には、眩しいほどに輝きはじめた太陽の姿。

この世紀の瞬間を共に味わおうと、北竜町のスーパー鉄人・米田穣先生(82歳)のご自宅のお庭で日食観望会。
米田先生のご指導のもと、観測グラスを目に当て、東の空をゆっくりと見上げていきます。


07:35    07:47
部分日食  左:07:35    右:07:47

07:50    07:53
部分日蝕  左:07:50    右:07:53


登校中の女子中学生や通勤途中の若者も立ち寄り、グラスを覗き込んでは、

三日月のような太陽に「おお~~~」と歓声!


写真:観測中    写真:観測中
わぁ〜、よく見える! 登校中の中学生と通勤途中の若者


すべてのものが重なりあい、偉大なる力となって満ち溢れていく、

壮大な天空ショーに、心から感謝です。

次回、日本で見られる金冠日食は、18年後の2030年、北海道です!


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国道沿いに咲くチュッーリップも日食にビックリ?!


◆ 参考ページ

国立天文台が撮影した金環日食(2012年5月21日)


◇ いくこ&のぼる



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