道新ぶんぶんクラブ等主催「新そば味めぐり（新得町・北竜町・幌加内町の新そば３種）」開催 2016

2016/10/23 0:03 に寺内昇が投稿 [ 2016/10/23 23:07 に更新しました ]

２０１６年１０月２４日（月）

１０月１９日（水）１６：００より、道新ぶんぶんクラブ・北海道麺類飲食業生活衛生同業組合札幌支部が主催する「新そば味めぐり」が札幌パークホテル（札幌市）で開催されました。

平成28年度新そばを楽しむ会「新そば味めぐり」

今年８周期を迎えるこのイベントは、新得町産（十勝）、北竜町産（空知）、幌加内町産（上川）の３種の平成２８年度産の新そばを食べ比べるもの。

参加者は、道新ぶんぶんクラブ会員を対象に抽選が行われます。今年は１,４００人の応募の中から約４００人が当選。
３.５倍の競争をくぐり抜けたラッキーな方々の参加となりました。

200名で満席の会場（1日に2回開催）

協賛団体は、北海道ガス（株）、北海道酒造組合、サントリー酒類（株）、横山製粉（株）、（株）大熊商店、キッコーマン食品（株）、金印物産（株）などです。

会場内では、北海道酒造組合（日本清酒（株）、曲一田中酒造（株）、高砂酒造（株）、合同酒清（株）、国稀酒造（株）、札幌酒精工業（株））による日本酒及び焼酎乙類、（株）大熊商店（醤油、みりん、かつお節、焼き海苔、ひじき、刻み昆布等）、（株）北竜振興公社（北竜町産即席そば）などの販売が行われました。

北海道酒造組合コーナー

（株）大熊商店コーナー

（株）北竜振興公社コーナー

そして、札幌新川手打ちそばの会による「手打ちそばの実演」。

手打ち実演コーナー

横山製粉（株）山田伸司常務取締役のご配慮により、北竜町からは、佐野豊町長をはじめ、北竜町役場産業課・有馬一志課長、ＪＡきたそらち北竜支所・星野忠雄支所長、北竜町ひまわりそば生産部会・藤井二郎部会長が参加しました。

左より：横山製粉（株）山田伸司常務取締役、ＪＡきたそらち北竜支所・星野忠雄支所長、
北竜町ひまわりそば生産部会・藤井二郎部会長、ＪＡきたそらち販売部農産課・斎藤基課長ほか

開会に際し、主催者挨拶、共催者挨拶、協賛団体挨拶と続きます。

▶ 主催者挨拶：北海道麺類飲食業生活衛生同業組合札幌支部・佐藤元治支部長

北海道麺類飲食業生活衛生同業組合札幌支部・佐藤元治支部長

「本日は、たくさんの方々のご応募戴き、ありがとうございます。
今年は、度重なる台風被害を受けた農家の方々に心よりお見舞い申し上げます。今回の開催において、横山製粉（株）様が、美味しいそば粉を提供して戴いたことを心より感謝申し上げます。その他、協賛していただいた多くの企業の皆様方に心よりお礼申し上げます。新そばを心豊かに笑顔をもって楽しんで食べて戴ければ幸いです。今日は、どうぞごゆっくり楽しんでお召し上がりください」。

▶ 共催者挨拶：道新ぶんぶんクラブ・千葉宗位事務局長

道新ぶんぶんクラブ事務局・千葉宗位事務局長

「今年も新そばの季節がやってまいりました。ここにいらっしゃる皆様は、３.５倍の競争率をくぐり抜けてお座り頂いている方々です。ぶんぶんクラブは１０周年を迎えますが、このイベントは８年続いており、伝統ある人気のあるイベントです。
台風の影響で新得町産のお蕎麦が心配されましたが、関係者の方々のお力添えで、今年も無事めでたく３産地の新そばを皆さんに味わって頂けることができました。ありがとうございました。
道新ぶんぶんクラブは『学ぶ・楽しむ・役に立つ』という３つのフレーズで、皆様に色んな楽しみをご提供させていただいています。本日は目一杯お楽しみ戴き、皆様にとって楽しい秋の一日になれば幸いに存じます」。

▶ 協賛団体挨拶：北海道酒造組合・門田昭事務局長

北海道酒造組合・門田昭事務局長

「北海道酒造組合は、本日６社（日本清酒（株）、曲一田中酒造（株）、高砂酒造（株）、合同酒清（株）、国稀酒造（株）、札幌酒精工業（株））が参加させて頂いております。先週も道産酒と鮨組合さんとのコラボによるイベントで、この会場にて７０種類の道産酒を味わっていただいたところです。
今日のこの会場でのイベントにおいても、一部二部と合わせて４００名の方々が新そばと道産酒を味わって頂けるということで、このような機会を頂けたことに感謝いたします。
原料米を提供して戴ているホクレンとのコラボイベントでは、「スペシャルナイター」を開催し、日本ハムファイターズの方々にも道産酒を味わっていただきました。様々な形で、道産酒の需要を広めているところです。
今日は、短い時間ではございますが、美味しい新そばとともに道産酒、そしてお土産に協賛のグッズなどお選び戴き、楽しい時間をお過ごしください」。

▶ 新そば食べ比べスタート

いよいよ3産地の新そば食べ比べがスタート。新得町産（十勝）、北竜町産（空知）、幌加内町産（上川）の順で３種の新そばを使った「二八」のもりそばが、大皿に盛られて各テーブルに運ばれます。

新得産（十勝）そば

北竜町産（空知）

各テーブルには、たっぷりのネギと生わさび（金印物産㈱）が添えられ、さらに「揚げ蕎麦」「そば味噌」、「かしわ抜き」の温かいスープなどが用意されました。

たっぷりのネギと生わさび

揚げ蕎麦

「かしわ抜き」の温かいスープ

新そばを食べ比べる

そして、各産地のPRとして、北竜町、幌加内町よりご挨拶、そして北竜町・佐野豊町長よりご挨拶を戴きました。
尚、誠に残念なことに、８月の台風の影響で被害を受けた新得町は不参加となりました。

▶ ＪＡきたそらち北竜支所・星野忠雄支所長

ＪＡきたそらち北竜支所・星野忠雄支所長

「北竜町では１００名のソバ生産者で、面積５００ヘクタールの圃場の規模で蕎麦を生産しています。生産者一同、畑作生産組合に属して、同じ想いを抱いて生産しています。
横山製粉（株）さんとタイアップし、消費者の方々に喜んで頂ける美味しい蕎麦の生産に取り組んでいます。
北竜町では、６月の雨続きでした。５月末から６月始めは、播種の時だったので、水に弱い蕎麦には厳しい天候であり、蕎麦の作柄は平年より若干下回る環境だったと思います。
今年は、早めに収穫を終えることができたので、良質な風味の良い蕎麦が出来上がりました」。

▶ 北竜町・佐野豊町長のご挨拶

北竜町・佐野豊町長

「北竜町はひまわりの町として皆さんにご評価頂いている町です。ここ５～６年、北竜町の蕎麦としてこの会に参加させて頂いております。
２０１３年（平成２３年）に品質管理の優れた蕎麦ということで、北竜町ひまわりそば生産部会（藤井二郎代表）が、全国そば優良生産表彰である農林水産大臣賞を受賞しました。
そしてＪＡきたそらち農協幌加内支所そば生産者部会さんが、２００３年（平成１５年）に日本農業賞の集団組織の部で大賞を受賞されました。
北竜町は、ひまわり、ひまわりライス、ひまわりメロン、ひまわりすいか、そしてひまわりそばなど、消費者の皆さんに安心・安全な食糧をお届けしたいと思っていますので、これからも一層北竜町を応援して戴ければと願っております」。

会場模様

▶ 幌加内町：ＪＡきたそらち販売部農産課・斎藤基課長

ＪＡきたそらち販売部農産課・斎藤基課長

「幌加内町は、３つの日本一があります。ひとつは『全国の最低気温マイナス４１.３度で日本一』、ふたつめは『人口ダム湖・朱鞠内湖の面積が日本一』、みっつめは『そばの作付け面積３,５００ヘクタールと生産量３,０００トンで日本一』です。
今年は台風の影響で、土壌の水分が多かったために、実の生育が良くなかったようです。生産者の皆さんは、大型の機会で収穫後に畑に切り込みを入れたり、暗渠排水作業等を行って水はけを良くする努力をしています。
幌加内町のそばの独自品種『ほろみのり』は、甘みがあり上品な味わいを持つ蕎麦で、『キタワセ』よりも収量が多くて、早く上質のそばが収穫できるという特徴があります。
今年の参加者５万人と言われている『新そば祭り』では『ほろみのり』のそばが使用されています」。

会場模様