2013年8月16日(金)
8月11日(日)早朝7時から約1時間、北竜町ひまわりの里の上空をモーターパラグライダーが旋回し、満開のひまわりの航空写真撮影が行われました。
モーターパラグライダーを操縦するのは、北竜町ご出身の山田和昭さん(66歳)と滝川市在住の堀川芳伸さん(58歳)。お二人とも10年程の経験を持つベテランパイロット。地上支援は、お仲間の大前慶則さんが駆けつけました。
ひまわり迷路 左:ONE STEP FORWARD 右:北竜ひまわり
(撮影:山田和昭さん、堀川芳郎さん・2013年8月11日)
山田さんは、北竜町の(有)ヤマダの代表取締役社長。息子さんと一緒に、町内の葬祭を引き受けていらっしゃいます。
66歳とは思えないほど若々しい山田さん。若い頃は、スキーの指導員を20年程されていました。また当時から、夏場はロードレーサーで鍛え、今でも毎日1時間ほど乗って、トレーニング。
現在は、グライダー仲間と遠征しては、北海道中のフライトを楽しまれています。
パイロット 左:堀川芳伸さん 右:山田和昭さん
モーターパラグライダーとは、パラグライダーのハーネス部分にエンジンユニットを背負い、推力を得て飛行するスカイスポーツ(参照 wiki)。
背中に背負うエンジンユニットは、ガソリンを含めて、約25kgの重さ。
着陸装置(車輪、ソリ、フロート等)が付いていなので、航空法では航空機とみなされず、航空局の飛行許可は不要。エンジンが付いているので、どこからでも離陸することが可能です。
モーターパラグライダーの高度はエンジンの回転数を上げることで上昇。方向は、旋回したい方のパラグライダーに付いているラインを引くことによって、旋回する側のパラグライダーが下がり空気抵抗が増えて、そちらに旋回します。時速と飛行時間は、状況や機種によって異なりますが、時速40km、1時間ほどフライトすることが可能とのこと。
今回は、北竜町板谷の麦畑から離陸しました。
風は風速2〜3m/s程が適しているとのことですが、その日は微風、ほとんど風がありませんでした。また、湿度が高く、エンジン回転数もいつものように上がりません。
刈り取られた後の麦畑が、雨上がりで緩んでいます。麦の茎にラインが絡まらないように注意しつつ、足場を確保しながらの離陸です。
弱い風を読みながらの離陸にトライすること数回。
手に汗握る思いで見ていると、成功です! 離陸成功!
一段と大きなエンジン音を響かせながら、曇り空へと飛び立つ二人。
ひまわりの里の上空を、ゆっくり自由に飛び回る2機のモーターパラグライダーは、鳥のようでした。
左:北竜町上空をフライト 中:サンフラワーパーク北竜温泉と田園 右:北竜町市街地を臨む
刈り取った麦畑からモーターパラグライダー離陸
北竜町上空をフライト
麦畑へ着陸
モーターパラグライダーの空撮@北竜町ひまわりの里(Youtube 4分12秒)
満開のひまわり
◆ 参照ページ
・パラモーター(Wikipedia)
◇ 地上での撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子
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