新そばを楽しむ会(そば食楽部北竜)2012が開催されました

2012/11/18 14:48 に 寺内昇 が投稿   [ 2012/11/18 21:32 に更新しました ]
2012年11月19日(月)

立冬から小雪へ向かう季節。初雪が舞いはじめ、冬の始まりです。

「新そばを楽しむ会」が、11月17日(土)午前10時から、北竜町のそば打ち同好会「そば食楽部北竜(中村尚一会長)」主催により、同クラブのそば道場で行なわれました。全麺協(全国麺類文化地域間交流推進協議会)から認定を受けたそば打ち四段の皆さんが、北竜町産新そば「キタワセ」の美味しさを味わってもらおうと、腕をふるいます。


道場入り口
新そばを楽しむ会 2012@そば道場


「そば食楽部北竜」は、そばをこよなく愛する人々が、そばを食べること、そばを打つことを楽しむ会。

そば愛好家の仲間が集まり、2004年(平成16年)4月4日に設立。幌加内そばうたん会所属の坂本勝之さん、蔵前定幸さんのご指導の元、現在会員47人(四段7名、三段11名、二段19名、初段6名、その他4名)。今年で8年目を迎えます。

「そば食楽部北竜」では、毎月3回、8のつく日(8日、18日、28日)が道場での練習日。会員の皆さん、日頃の努力を積み重ね、毎年そば打ち段位認定に果敢に挑戦し、上位段を獲得する人数も年々増加しています。


お客様を迎える準備が進みます
お客様を迎える準備が進みます


今年の幌加内新そば祭りで開催された、第二回全国素人そば打ち「女流名人大会」では、「そば食楽部北竜」会員の井上孝子さん(四段)が、昨年の第一回大会での「女流準名人」認定に引き続き、今年は見事、「女流名人」に輝きました。

今年の「新そばを楽しむ会」では、全麺協で認定された、そば打ち四段の方々が、腕をふるいます。

新そば粉は、地元北竜町産の「キタワセ」。メニューは、もりそば、かけそば、天ぷら(海老、舞茸、パブリカ)。サービスとして、おつけもの(人参、きゅうり、白菜、大根、パブリカ)、新米のミニおにぎり、ネギ、天カスが添えられました。


新そばを打つ有段者の皆さん
新そばを打つ有段者の皆さん


10時スタートした道場内は、そばのいい香りが漂い、佐野豊町長はじめ、ご家族連れの多くの人々が、新そばを味わいに訪れました。母子で新そばの味を楽しむ杉本さん、80歳を迎えられるお母さまの静子さんは、「本当に、美味しいねぇ」と実にしあわせいっぱいの笑顔で、じっくりと味わっていらっしゃいました。

毎年、この会を楽しみにしているという川本智子さんは、「新そばは、香り豊かで、なめらかでしっかりとした歯ごたえ。打つ人の真心が込められた蕎麦は、サイコーに美味しいよ ♬」と満足気にお話しくださいました。


会場風景 会場風景 会場風景 会場風景 
新そばを楽しむ皆さん


「8年前、そば好き仲間が集まり、公民館で学び練習を重ね、段位取得に励んできました。『そば食楽部』の名が示す通り、そばを食べることを皆で楽しむ会です。
毎年、北竜産の美味しい新そばを、地域の皆さんに味わっていただけることが、何より嬉しいことです。
美味しいそばを通して、仲間が集い、地域が一体をなって、美味しさを味わう。こうしたことが、生活の向上に繋がっていくことを心から願っています」


とさわやかな笑顔で語ってくださった中村尚一会長です。


中村尚一 会長
中村尚一 会長


そばが取り持つ、素敵な架け橋、

同じ志をもつ仲間たちが集い、励まし合い、

同じ目標に向かって努力し、行動していく。

地域が生み出す、そばの素晴らしさ、美味しさを

みんなで分けあい、味わえることに、

限りない愛と感謝と笑顔をこめて。。。


北竜町産「キタワセ」のそば粉を使う新そば    北竜町産「キタワセ」のそば粉を使う新そば
北竜町産「キタワセ」のそば粉を使う新そばと天ぷら


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◇ 撮影=寺内昇 取材・文=寺内郁子