自然写真家・岡本洋典先生講演「身近な空知(北海道)の自然を訪ねる」(北竜町ひまわり大学)を聴講

2011/04/21 0:44 に 寺内昇 が投稿   [ 2011/05/29 3:22 に更新しました ]
2010年12月9日(木)

「ひまわり大学」の講座にて、自然写真家・岡本洋典(おかもとひろのり)先生の講演会が、北竜町公民館で開催されました。

北竜町教育委員会主催の「ひまわり大学」は、町民65歳以上の方々が参加する活動です。今年で39回目、5月から3月まで毎月1回、講演会やクラブ活動などが開催されており、町民の学びの場となっています。今年の学生数は51名。

今回、岡本洋典先生の講演会が一般公開となったので、私達も聴講させていただきました。

定刻になると「起立! 礼!」。身が引き締まるような、懐かしい号令で講座開始です。

岡本洋典先生は、1957年、北海道新十津川町出身の53歳。北海道の大自然を表現する代表的写真家です(ホームページはこちら)。代表作の中でも、写真集「雨竜沼」は、高い評価を得ている作品です。


岡本洋典先生(自然写真家)講演「身近な空知(北海道)の自然を訪ねる」
岡本洋典先生(自然写真家)講演
「身近な空知(北海道)の自然を訪ねる」


岡本先生ご自身は(社)日本写真家協会会員、「北の写真家集団・DANNP」の設立・主宰、北海道の自然景観や動植物などの自然写真を学ぶ「NPM(北海道・Nature Photo Masters)」の設立・主宰もされています。

1995年、「文化人誘致」の招聘を受け家族で雨竜町に移住。雨竜沼湿原の調査・研究を行い、自然保護活動に着手されました。2005年、雨竜沼湿原はラムサール条約登録指定湿地として登録されています。

2006年に開設された雨竜町の道の駅に常設展示されている「雨竜沼自然館」の運営をご担当されています。また、同年に「特定非営利活動法人 北海道を発信する写真家ネットワーク(略して北海道写真家ネット)」の設立に参画し、理事長を勤められていらっしゃいます。

NPO北海道写真家ネットは「写真の力で北海道を応援する」を合言葉に、北海道をベースとする写真家が集い、写真作品を通じて多角的に北海道を発信・応援することを目指しているネットワークです(ホームページ「North Finder」)。


ひまわり老人大学 空知管内の市町村
     ひまわり大学風景         空知総合振興局・管内図


「自然に寄り添うと、人は心豊かになります。一年間を旅するような気持ちで御覧ください」と穏やかな優しい岡本先生のお言葉です。

「身近な空知の自然を訪ねる」と題して、一年を通した空知の四季折々の素晴らしい自然が表現された写真の数々が、プロジェクターいっぱいに映し出されました。

オオハクチョウ(浦臼町)、フクジュソウ(芦別市)、マガン(美唄市)、エゾエンゴサクとエゾリス(浦臼町)、カタクリ(深川市)、オオハクチョウと暑寒別岳(妹背牛町)、クマゲラ(幌加内町)、白樺の若葉(幌加内町)、雪解けの雨竜沼湿原(雨竜町)、ルビナス(沼田町)、エゾカンソウ(雨竜沼湿原)、ソバ畑(浦臼町)、ヒマワリ(北竜町)、収穫の棚田(芦別市新城地区)、紅葉の水辺(美唄市東明公園)、雨竜川のけあらし(雨竜町)冬の石狩川と樺戸連峰(月形町)、しぶさ氷(雨竜町)、霧氷(滝川市江部乙地区)、エゾリス(浦臼町)、ダイヤモンドダスト(芦別市)、シュカブラと日の出(美唄市)、石狩川の霧氷(深川市)などなど。。。


岡本洋典先生(自然写真家)講演「身近な空知(北海道)の自然を訪ねる」
▲ 岡本洋典先生「身近な空知(北海道)の自然を訪ねる」講演ギャラリー

(写真をクリックすると 自動的に写真が入れ替わります)


自然の偉大さと優しさとが混じり合ったパワーが伝わってきて、心癒されました。空知にこんな素敵な自然がたくさんあるのですね。是非、ひとつずつ、ゆっくりと訪れてみたいと思います。素晴らしい感動をありがとうございます。


目を閉じて、その場に佇むだけで伝わってくる、

心癒され、和らいでいくような空知の大自然に

限りない愛と感謝と笑顔をこめて。。。


石狩川の霧氷(深川市)自然写真家・岡本洋典先生
岡本洋典先生「石狩川の霧氷」(深川市)


※ 本記事内の写真につきましては、岡本先生から掲載の許可をいただきました。ありがとうございます。

 いくこ&のぼる

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