詩吟碧水道場(北竜町文化連盟)

2012/01/27 13:23 に 寺内昇 が投稿   [ 2015/04/25 1:38 に更新しました ]
2012年1月28日(土)

1月26日(木)、詩吟碧水道場(金山サワ 代表)が開催されました。
集合場所は、碧水地区の「しずや食堂」。しずや食堂は、佐崎シズ子さんご夫婦が開業され、現在は、息子さんご夫婦が受け継いでいらしゃる町の食堂です。

参加メンバーは、佐崎シズ子さん(88歳)、米田穣さん(82歳)、金山サワさん(65歳)の3名です。
皆さんそれぞれ、詩吟碧水道場に入会してから40年程経つ、詩吟の大ベテランです。
朗読の練習は、各自、自主トレーニング。不定期に集合して、合吟したり、お話したり、様々な話題からお互いの思考や認識を深めていらっしゃいます。
皆さん趣味も多く驚くほど実に活動的で、学ぶことに対する意欲が高い方々です。



前:佐崎シズ子さん 後(左より):米田穣さん、金山サワさん


詩吟碧水道場は、公益社団法人 日本詩吟学院岳風会 北海道中央岳風会・深川道場に属しています。

公益社団法人 日本詩吟学院岳風会は、1936年(昭和11年)に、近代吟詠の祖と称えられる木村岳風氏が設立。現在、会員数約7万人、全国206団体で構成されている全国組織の会です。

詩吟とは、漢詩や和歌などを独特の節回しで吟ずる日本伝統芸能のひとつです。詩文の素読(朗読)に、特有の節調を加えるもの。節調は、語尾の母音を長く引いて節をつけ、音域、音高を独自に表現していきます。
漢詩や和歌など、古今の名詞を学びながら、美しい日本語に触れことができるだけではなく、姿勢を正し、複式呼吸で発声することによって、肉体も精神も鍛えられていきます。 


詩吟の階級は、級位・段位・伝位があり、一般から師範位へと昇級していきます。
級は、5級~1級、段は、初段~10段、伝は、初伝、中伝、奥伝、皆伝、総伝。そして、師範位は、準師範、師範、正師範、上席師範となります。

詩吟碧水道場の皆さんは、佐崎シズ子さん:正師範・総伝、金山サワさん:師範・9段、米田稔さん:準師範・7段。
蒼々たる実力の皆さんです。



日本詩吟学院岳風会・会員名簿と会報『吟道』

    
詩吟碧水道場での吟詠


・・・詩吟は、決められた形・言葉をしっかりと覚えることが基本です。
それらを自分の中に確実に取り入れることによって、たくさんのことを学んでいきます。
詩吟を学ぶことは、「礼を以て心を制す」の精神に通じるところがあると思います。
未知の世界をを覗き、それを理解していくことは、とっても楽しいことです。
これからも、志を同じくした皆さんと一緒に、ゆっくりと、なが~く、楽しんで学んでいきたいですね・・・・


「しずや食堂」の美味しいランチを戴きながら、3人の皆さんの尽きることのないお話の数々
・・・あっという間の3時間。


    
左:しずや食堂  右:賄い料理のきんぴらとお漬け物

    
左:月見そば  右:チャーハン


最後に、日本詩吟学院岳風吟道精神を皆さんで朗読して、終了となりました。

美しい日本の詩を味わったみたい方、一緒に学んでみませんか?
年齢を問わず、初めての方でも大歓迎です!


◆ お問い合わせ
詩吟碧水道場
金山サワ 代表まで



深川支部の歌(作詞:碧雲)


深川支部の歌(作詞:碧雲)

石水従容(せきすいしょうよう)として 万秋(ばんしゅう)を説き

峰巒猶激(ほうらんなおげき)す 吟詩(ぎんし)の囚(しゅう)

人生何を以て 歎嗟(たんさ)を為す

風騒只當(ふうそうただまさ)に 悒愁(ゆうしゅう)を排すべし

一刻我を忘れて 長嘯(ちょうしょう)する處(ところ)

清韻(せいいん)をして、應酬(おうしゅう)有らしめんと欲す



揃って吟詠

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◇ いくこ&のぼる



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