2015年1月8日(木)
1月5日(月)、テレビ東京系列全国ネット「主治医が見つかる診療所」の3時間・特別番組の中で、北竜町の黒千石が「北海道の幻の健康食材」として登場しました。
日本全国・健康長寿キャラバン
テレビ東京系列全国ネット「主治医が見つかる診療所」
今回の放送は、健康寿命を延ばすプロジェクト第2弾で、日本全国の様々な地域の取り組みを紹介する3時間特別番組です。
事例として、
1.草津町(群馬県)での「元気アップスクール」の食事と運動指導
2.北竜町(北海道)での「幻の黒千石大豆」の取り組み
3.姫島村(大分県)での食物繊維と発酵食品の摂取について
4.青森県での減塩と運動の取り組み
その他、健康寿命を延ばす食材の取り方などについて、各分野における医師、博士、教授の方々の様々な意見が述べられました。
▶ 北竜町の「幻の黒千石大豆」
「食べるだけで血管を若返らせる効果がある食材」として
北海道北竜町の幻の黒千石が登場!
左:健康対策に熱心な自治体 右:北海道北竜町(人口 2,046人:平成26年11月現在)
▶ 町民の方々の声を聞く
黒千石の話だわ 美味しいですよ!(90歳の女性)
< 取材模様 >
取材風景@サンフラワパーク北竜温泉・休憩所
▶ 黒千石事業協同組合:高田幸男理事長
黒千石事業協同組合・高田幸男 理事長
< 取材模様 >
黒千石事業協同組合倉庫(北竜町碧水)
取材に応える高田幸男 理事長
・血管を若返らせる幻の黒大豆は、小粒で中が緑色の黒大豆。
・1970年代までは、北海道で広く育てられていた黒千石。
左:大豆と黒千石大豆 右:1970年代まで育てられていた
栽培が難しく、市場に流通するほどの量を収穫できながったため、いつしか栽培する農家がなくなてしまいました。
およそ30年後、2001年に黒千石大豆の種が50粒見つかったのをきっかけに、栽培しやすく成るようひとつずつ改良を加え、ある程度の量を収穫できるまで復活させることに成功。
2001年にタネが約50粒見つかる
その過程で、黒千石大豆には驚きの成分があることがわかったのです。
▶ 千葉啓子教授のお話(岩手県立大学盛岡短期大学 生活科学科医学博士(衛生学・公衆衛生学))
「黒千石大豆は、大豆の中でも、アントシアニンがたくさん入っています。
アントシアニンは、老化を遅らせて寿命を伸ばす、アンチエイジングに関わるといわれています」
▶ ポリフェノールの一種アントシアニン
ポリフェノールとは、野菜の色素や苦味の成分となるもので、
血管を老化させる原因のひとつである活性酸素を封じこめる物質です。
この黒千石大豆に含まれるアントシアニンは、脂肪の代謝を促し、内蔵脂肪を減らす働きがあるとのこと。
アントシアニン:脂肪の代謝を促進、内蔵脂肪を減らす働き
内蔵脂肪が減ると、長寿ホルモンと呼ばれるアディポネクチンが増えるとのこと。
アディポネクチンは、傷ついた血管を修復し、血管の老化を防ぎ、
血圧と血糖を下げるなどの効果があると言われています。
アントシアニンは、黒千石大豆の黒い皮の部分に含まれ、その含有量は、一般的な黒豆の約2倍ともいわれています。
黒千石大豆に含まれるアントシアニンは、一般的な黒豆の約2倍
▶ 村井宣夫さん宅訪問
村井宣夫さん宅訪問
毎日黒千石大豆を食べ続けている村井さん。
「血圧だけがどんどこ改善。
気がついたら、先生から「村井さん、血圧の薬を飲んでますか」と医者に問われ「何も飲んでません」と回答。
「いままでこんなに血圧が下がった患者はいません」と言われました」と村井さん。
血圧だけがどんどこ改善
それまでは、上の血圧が150という高血圧でしたが、今では、100近くまで落ち着いてきたそうです。
村井さんの血圧の変化
奥様からは「以前は弱々しく、仕事もあまりできなかったのですが、昔と比べたら元気になりました」。
昔と比べたら元気になりました
▶ 村井さんの料理(昼食)
● 炒った黒千石を煮だして作る黒豆茶(煮だすことで効率よくアントシアニンを抽出することができる)
黒千石大豆の黒豆茶
● 煮出した後の黒千石大豆を入れた玉子焼き
煮出した後の黒千石大豆を入れた玉子焼き
● 炊き込み黒千石ごはん
炊き込み黒千石ごはん
● 黒千石入りなます、黒千石大豆の 甘煮などが披露されました。
左:黒千石入なます 右:黒千石大豆の 甘煮
< 取材模様 >
村井さん取材模様
▶ 林佳子さん(52歳)宅訪問
林佳子さん(52歳)宅
黒千石きな粉(スプーン3杯)をヨーグルトに加え、ドライフルーツをトッピングしたものを朝食にしています。
黒千石きな粉(スプーン3杯)をヨーグルトに加え、ドライフルーツをトッピング
「他の方が、更年期障害が辛いと聞きますが、私はほとんど無いと感じています」。
そして、愛犬のチワワ「ビーノ」くん(12歳)の餌にまぶしています。
チワワ「ビーノ」くん(12歳)の餌にまぶして
老犬ですが、食欲は旺盛。鼻の色や体の手の色が白から黒へ変化。トリマーさんも驚いているそうです。
鼻の色や体の手の色が白から黒へ変化
< 取材模様 >
林佳子さん取材模様
▶ 永井さん(70歳)宅訪問:黒千石生産者
永井さん(70歳)宅:黒千石生産者
・最高血圧が180だったのが、最近では140を切っています。
・黒千石を作るだけでなく、食べて健康になるところが、黒千石大豆の良い所です。
最高血圧が180だったのが、最近では140を切っています
・「黒千石大豆の太巻き寿司」、黒千石豆腐に黒千石肉味噌のトッピング、
お孫さんに人気の「黒千石大豆のきな粉餅」等が紹介されました。
左:黒千石大豆の太巻き寿司 右:黒千石大豆のきな粉餅
< 撮影模様 >
永井さん宅での撮影模様
黒千石づくしのお料理
左:黒千石大豆の太巻き寿司 右:黒千石大豆のきなこ餅
左:黒千石豆腐に黒千石肉味噌 右:黒千石大豆の煮豆餅
▶ 岡部正医師のお話(岡部クリニック院長・内分泌科)
アントシアニンには色々な種類があるが、この黒千石大豆には、脂肪を燃焼させ、内臓脂肪を減らす効果がある成分が含まれている。
内蔵脂肪が減ると長寿ホルモンと呼ばれるアディポネクチンが増える。アディポネクチンは血管の老化を防ぎ、血圧を下げる、血糖を下げるなどの効果がある。
▶ 姫野友美医師のお話(ひめのともみクリニック院長・心療内科)
アントシアニンは抗酸化作用が強い。
特に目にいいと言われ、白内障や老眼など、老化に伴う目のダメージに良く効くと言われる。
アントシアニンは、黒や紫の色素をもつ食材、ワイン、ナス、イチゴ、ブドウなどに多く含まれる。
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黒千石大豆の偉大なるパワーに秘められた
お元気な北竜町の皆さんの健康人生!
健康寿命を延ばして、元気ハツラツな日本各地の取り組みに
大いなる感動と感謝と祈りをこめて。。。
雪に覆われた黒千石大豆の畑に魅入るスタッフの皆さん(北竜町)
▶ 写真(105枚)はこちら >>
(黒千石事業共同組合直営ネットショップ)
◆ 関連記事・ページ
・黒千石大豆・黒千石事業協同組合 紹介ページ
・<北海道新聞ブログ> 【北竜町】北竜町のお母さん・お父さんによる黒千石大豆レシピ(2014年11月25日)
・(お知らせ)1月5日(月)夜7時より「主治医が見つかる診療所」に北竜町の黒千石が「北海道の幻の健康食材」として登場!(2014年12月26日)
・健康寿命を延ばすプロジェクト第2弾 ~日本全国 健康長寿キャラバン~:「主治医が見つかる診療所」テレビ東京
◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子