2010年12月2日(木) 財団法人 北海道農業企業化研究所(HAL財団※・磯田憲一理事長)が主催する第6回HAL農業賞において、黒千石事業協同組合(村井宣夫会長)が「チャレンジ賞」を受賞されました。(※ HAL:Hokkaido Agricultural Laboratory) 表彰式は、2010年11月11日(木)ホテルニューオータニ札幌(北海道札幌市)にて行われました。 名誉ある受賞を心よりお祝い申し上げます。おめでとうございます。 HAL農業賞は、北海道の農業分野において、地域農業を支え、その発展向上を目指して独走的な組織運営を行っている優れた農業団体に対して贈られる賞です。この賞は、過去の実績のみでなく、農業の新しい経営スタイルとなる企業的経営に目を向け、事業計画やビジョンなど未来に向けた取り組みに対しても評価されます。農業賞には、29団体が応募されました。 受賞された皆さまは以下の通りです。 ◆ 神内大賞: 有限会社 北幸農園・馬場保行社長(富良野市) ◆ 北海道農業貢献賞: 谷口威裕氏・株式会社 谷口農場 代表取締役(旭川市) ◆ 特別功労賞: 駒谷信幸氏・農業組合法人 駒谷農場 代表理事会長(空知管内長沼町) ◆ チャレンジ賞: 黒千石事業農業組合(空知管内北竜町) ◆ チャレンジ賞: 有限会社 天心農場(上川管内中富良野町) ◆ チャレンジ賞: 津別町有機農業推進協議会(オホーツク管内津別町) チャレンジ賞を受賞した黒千石事業農業組合は、2007年(平成19年)、北竜町・乙部町・北見市・滝川市など道内9市町の黒千石生産者によって発足しました。北海道の在来種であり希少性の高い「黒千石」という小粒黒大豆を復活させ、生産から販売まで一貫して行っています。 栽培方法においても、減農薬(慣行栽培基準の5割減)・減肥・有機肥料に取り組み、自然の恵みが活かされた栽培方法で、限りなく安心安全な健康を目指した農業が行われています。 栽培、加工、販売に至るまで、試行錯誤のあらゆる研究・努力が続けられており、地域農産物の多様性に貢献したことが評価されました。 黒千石は、他の黒大豆に比べ極小粒で、種皮は光沢のある黒色で中身は緑色です。 植物の成育に必要な熱量の目安とされる積算温度(※)が高く、2,700度以上でないと完熟・成熟しません。したがって、栽培には時間がかかり、他の大豆より1か月以上も多くの時間が必要です。(※ 積算温度:実がなるまでの毎日の気温の総和。普通大豆の2,300度に対して黒千石は2,700度) 黒千石の皮は硬いため、食べやすい食品への加工や商品開発の耐えまぬ努力が続けられています。 黒千石を使った食品としては、ごはんの素、お茶、きな粉、納豆、ケーキ、クッキー、アイス、パンなど幅広い商品化が進められています。商品は、黒千石事業協同組合のWeb Shopでもお買い求めいただけます。 黒千石は、栄養価の高い食品として注目を浴びています。札幌市経済局が発信する「MOGOO(さっぽろもぐー)」・専門家が語る 道産商材の力・Vol.1で、黒千石が取り上げられました。 北海道の大自然の恵みをいっぱいに浴びて、逞しく育つ幻の黒千石、 限りなく広がる夢と希望に満ちた、 黒ダイヤモンドの輝きを放つ黒千石に 無限の夢と愛と感謝をこめて。。。 ◇ いくこ&のぼる |