2010年4月8日(木) 北海道北竜町(ほくりゅうちょう)の高田秋光さん(46歳)が経営する「みずほの里・高田(秋)農場」で、「黄小玉(きいこだま)すいか2号」の定植を見学させていただきました。(すいかの参照:野菜図鑑「すいか」・独立行政法人農畜産業振興機構) 北海道北竜町「みずほの里・高田(秋)農場」 朝から雲ひとつない青空が広がり、風もなく、定植作業に適した天候に恵まれました。ビニールハウスが太陽の陽を浴びて輝いていました。 日焼けしてダンディーな、そして優しさ、誠実さが伝わってくるような高田秋光さんにお忙しい中、お話をお伺いすることができました。 高田さんは、親切で丁寧に苗のことや、ハウスのことなどいろいろ教えてくださいました。 整然と並べられた600株(本)もの苗。苗は、連作障害を防ぐ為に「夕顔」を台木として、一本一本手作業で継ぎ木されたものです。どちらも、斜めにカットされて継ぎ合わされ、金属製リンクで締められていました。夕顔を割いたところにすいかを接ぎ木すると、中空になった夕顔の茎の中をすいかの根が伸びてしまい、接ぎ木の意味が無くなってしまうとのこと。接ぎ木ひとつにも、経験による工夫が施されていることに驚きました。 土づくりをし、肥料が施されたやわらかな土が平らに整えられたビニールハウスの中では「白い湯気」が一面に立ち込めていました。まるで土が息をしているかのような生命力が感じられました。 その土の表面をフィルムで覆うマルチングは、温度効果、乾燥防止、雑草防除等の効果があるそうです。マルチフィルムはその色により効果が異なるそうです。高田農場では、地温上昇効果のある薄いブルーの透明フィルムが使用されていました。 そのマルチフィルムの上から、マルチカッターで植え穴をあけていきます。100mのビニールハウスの畝の端から端まで1m置きに作業は続けられます。その際、丸く切り取られたフィルムは、高田さんの腰に結びつけられたバケツの中へ・・・ 定植する苗運びのお仕事をなさっていらっしゃるのは、お父様の高田健太郎さん。定植前のポット毎、たっぷりと水につけ、苗に十分水を吸わせます。 ポットから苗を抜いて、ひとつひとつ丁寧に植え穴に植え付けるていらっしゃる奥様の智美さん、お母さま・・・ひとつひとつわが子のように、大切に大切に愛情こめて、植え付けていらっしゃいました。 夕顔と継ぎ木された苗たち・・・二股に分かれた茎の間から新しく芽生えようとしている小さな葉・・・ここからどんどん蔓を伸ばし、成長し、やがては、太陽のような黄色い、甘い実をたくさんたくさん実らせるのですね。 北海道北竜町「みずほの里・高田(秋)農場」 2010年4月8日の「ひまわりすいか」の苗 ひまわりのように、太陽の光をいっぱい浴び、高田秋光さんファミリーご家族の皆さんの愛情たっぷり注がれた「黄小玉すいか 2号 ひまわりすいか」が、60日後にお目見え!!! これからの成長ぶりを、しっかりと楽しんで見守っていきたいと思います。 フレー!フレー!ひまわりすいかちゃん!!! 心から応援しています。 高田秋光さん、ご家族皆さんに 大いなる感謝をこめて・・・ 北海道北竜町「みずほの里・高田(秋)農場」にて ◇いくこ&のぼる |