2017年12月1日(金)
四辻進さん(81歳)
▶1936年(昭和11年)7月生まれ(81歳)、四男三女の三男
▶ 旧北竜町農協に42年間奉職
北竜町碧水で生まれ育つ。北竜中学校、沼田高校卒業後、旧北竜町農協に42年間奉職。購買係、利用生産運輸係、信用係、農協書記、営農指導組合員係長、農協指導部指導課長、営農部長、生活部長、営農部長、参事など歴任。
42年間に亘る仕事の記録
・昭和31年:農協購買係の時には、レジスター導入による一品受払いから、売価管理方式に移行
・昭和37年:営農指導組合員係の際には、営農計画書の簡素化を推進し、組合員勘定を導入
・昭和38年:農業構造改善基本計画書作成し、翌年トラクター利用組合設立
・昭和40年:碧水地区農業構造改善事業推進により、農業法人竜西農場設立、農業法人豊竜農場設立。
その後、三谷地区、和地区、瑞穂地区などの農業構造改善事業が推進され、全町圃場整備が実施された
・昭和45年:営農部長の際には、第2次農業構造改善事業により、トラクター、防除機、コンバイン、
ライスセンター、格納庫などの近代化施設を導入。生産調整が行われ、転作(小麦、そば、甜菜など)
の作付けが推進された
・昭和49年:営農集団化構造推進により、全町に営農集団設立、そして、全町協議会が設立
・昭和54年:生活部長の際には、第13回欧州農業研修で、オランダ、西ドイツ、ユーゴスラビア、イタリア、
スイス、フランス、イギリスの7カ国を視察。道中、旧ユーゴスラビアの空港で眼下に広がる
ヒマワリ畑に感銘を受け、帰国後、農協婦人部にひまわりの栽培を提案。
農協婦人部による、ひまわり一戸一アール作付け運動が推進。このことがきっかけとなり、
ひまわりの町・北竜町として、昭和62年には「ひまわり祭り」がスタート
・昭和57年:営農部長の際には、ひまわり加工施設が建設され、ひまわりナッツが発売された
・昭和58年:異常気象の降雪により、全町400haの圃場が被害を受け、「稲起こし援農」が実施された
・昭和59年:「メロンを作ってハワイへ行こう」の合言葉で、町の特産品メロン栽培で販路拡大に努める
・昭和62年:参事就任
・昭和63年:8月下旬の大雨による大災害。激甚災害の指定を受け、空知支庁、北海道開発公社の支援を得て、
設計・施行などの復旧工事に努める
・平成4年 :北農中央会より、功労職員表彰を受ける
・平成7年 :農協を退職。北農中央会より、永年功労賞受賞
・ :北空知広域農業協同組合連合会、「元気村こだわり米」統括本部長勤務。~平成10年退職
・平成11年:ひまわりの里「ダチョウクラブ」を設立。事務局長を務める
・平成12年:桜岡町内会長を9年間務める。北竜ライオンズクラブ幹事就任
・平成13年:北竜町町内会長連絡協議会会長を8年間務める
・ :北竜町パークゴルフ協会事務局長を3年間務める
・平成14年:ひまわりボランタリー協会が設立し、役員を務める
・平成17年:北竜町パークゴルフ協会会長就任し、10年間務める。
同時に、国際協会パークゴルフ協会指導員を平成28年まで務める
・平成20年:北竜町社会福祉協議会評議員就任
・平成21年:桜岡老人クラブ会長を8年間務める
・平成23年:「第17回JALカップPG大会」を北竜町・雨竜町の共催え開催し運営を行う
・平成25年:北竜町老人クラブ連合会会長就任
・平成26年:「北竜町ひまわり長寿会(和・碧水・美葉牛の3連合会を統合)」の会長就任
・平成29年:清雲寺第五世住職就職式記念式実施、記念誌編集、発刊
・ :「ひまわりライス日本農業賞受賞」祝賀会参加
・ :ひまわり大学クラブ活動「パークゴルフ同好会」設置・開催
▶ 結婚
四辻進さん・明子さんご夫妻
1962年(昭和37年)明子さんと結婚。一男一女に恵まれる。農協退職後に始めたパークゴルフは、今年で16年目を迎え、奥様の明子さんと一緒に、練習や試合を楽しんでいらっしゃいます。
▶人生観を学んだ4人の組合長
1.後藤三男八組合長から「仕事は仕事に聞け。仕事をきちっとやれば、いろんなことがわかってくる。怠けたらだめだ」という教訓を学ぶ
2.村井日吉組合長は、オートバイで、どんな現場にも駆けつけるという現場主義。現場で体験し実感する大切さを学ぶ
3.西野秀一組合長は、「一人の百歩より、百人の一歩が大切」という考えのもと農協の協力体制における大切さを語る。見切り発車もある時は大事だけれども、できるだけ皆が理解して引っ張っていくことが大事」という教えを学ぶ
4.黄倉良二組合長からは、「食べものはいのち」の精神のもと、北竜町が「国民の生命と健康を守る安全な町を宣言する」という北竜町の姿勢を学ぶ
北竜町農協・歴代組合長:右より 初代:北政清氏、3代:村上朝夫氏、2代・4代:石川実氏、
5代:後藤三男八氏、6代:村井日吉氏、7代:西野秀一氏、8代:黄倉良二氏
▶農協の仕事では仲間との出会いが宝物
農協では様々な先駆的な仕事を手掛けたので、青年部の若者と仲間になったり、生活部の婦人部の人ともコミュニケーションを捕りながら仕事ができ、色々な方々・仲間との出会いが宝物になりました。
大変だった時期は、農業構造改善事業が実施された時代。生産基盤の整備開発、トラクターなどの大型農業機械の導入、地盤整備など、新規の様々な取り組みが進められ、困難な課題が山積みでした。
▶人生において最も大切なことは「感謝」
「感謝の心」です。これまで、多くの人々に育てられて、現在の自分が存在できることに感謝の気持ちでいっぱいです。
妻と一緒に、この感謝の気持ちを出来る限りのことをして社会にお返ししていきたいと思います」と、奥様の明子さんと笑顔を交わしながら、お話してくださった四 辻進さんです。
四辻進さん
四辻明子さん
若かりし日の四辻さんご夫妻
第6回干場一杯夫婦大会2017にて
表彰状・北海道農業協同組合中央会
功労賞・北竜町体育協会
感謝状・北竜ライオンズクラブ
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◇ 撮影・編集:寺内昇 取材・文:寺内郁子
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