「顔を見合わせる」ことが一番の宝物。和(やわら)町内会新年会 2026 が紡ぐ、温かい絆

2026年1月21日(水)

雪深い北竜町で、和(やわら)町内会の新年会が開催されました。効率化で地域の行事が減る中、「顔を合わせて挨拶すること」の価値を重んじ、継続を選んだ住民たち。功労者への称賛、歴史を語り継ぐ乾杯、そして笑顔の語らい。温かい「和の心」が、冬の寒さを溶かし、地域の絆を未来へと繋ぐ、心温まる一日となりました。

「顔を見合わせる」ことが一番の宝物。和(やわら)町内会新年会が紡ぐ、温かい絆

しんしんと雪が降り積もる、北竜町の1月。 窓の外は厳しい寒さに包まれていても、ここ和町内会コミュニティーセンターでは、春のような温かい空気が満ちていました。

令和8年、和(やわら)町内会の総会および新年会。 時代の変化とともに、多くの地域で「集まること」が簡略化される中、和町内会は今年も、膝を突き合わせ、互いの無事と健康を喜び合う道を選びました。

雪の匂いと、守り抜く覚悟

班長ご挨拶:1班班長・小林俊哉 様

小林班長ご挨拶
小林班長ご挨拶

「皆さん、明けましておめでとうございます。昨年は熊の出没も多く、お米の値段も高騰で、なかなか、生活の中にも負担がかかる年であります。今年はお米の値段も落ち着くことを願っております。

本年は午年として何事も『うま』くいくようにお祈り申し上げます。

今日の新年会の集いに、準備をさせていただきました。また、限られた時間内ではありますが、今日の機会で、町内会の中で親睦を深めていただきたいと思います。よろしくお願いします」と小林班長のご挨拶。

中島則明 会長ご挨拶

中島則明 町内会長ご挨拶
中島則明 町内会長ご挨拶

「新年あけましておめでとうございます。皆様には、健やかに新しい年をお迎えになり、お喜びを申し上げます。

世の中は昨年から分断、紛争、そして戦争ということが起きていますが、我々のような小さい町内会は、そういうこともなく、皆さん仲良く健康で一年間を過ごしていけたらいいなと思います。

町内会はそういうコミュニケーションの大切な場所でございますので、皆さんと一緒に仲良く過ごしてまいりたい感じております。

本年は、天候が良くて、天候に恵まれて米の豊作を祈るばかりでございます。米は米価が高いことから、生産者から見れば大変良いことなんですが、消費者のことを考えれば、双方が折り合いの効くような値段がないものかなと感じております。

特に和町内会は、生産者の方がとても頑張っておられて、いいお米ができる地域で、さらに良質のお米作りを継続し頑張っていただけると思います。

お正月にさまざまな町内会町長にお会いした時に、『各町内会では新年会を止めているのに、和町内会は実施しているは羨ましいです』というお話を伺っています。

皆さんの努力で、この新年会で皆さんと顔を合わせて挨拶を交わし、また今年もよろしくというのが一番のメインでございます。何卒それぞれの努力の中で続けていっていただければ良いかなと思っております。よろしくお願いをいたします」と中島会長のご挨拶。

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他の地域からは「新年会を続けていて羨ましい」と言われることもあり、一度止めてしまえば、復活させるのは難しい地域の行事。

それでも、「年に一度、顔を合わせて『今年もよろしく!』と挨拶を交わすことがメイン」と語る中島会長のお言葉には、効率や合理性よりも、人と人との「体温の通った繋がり」を何より大切にする、北竜町の魂が宿っていました。

人口減少、高齢化、そして個人の生活スタイルの変化。これらは北竜町だけでなく、日本中、世界中のコミュニティが直面している課題です。多くの地域で「面倒だから」「人が集まらないから」と、地域の行事が消滅しています。

しかし、和町内会は違います。 かつての会長たちがアンケートを取り、住民の声を丁寧に拾い上げ、「元旦は避けて、みんなが集まりやすい時期にやろう」と工夫を重ねてきたのです。これは単なる日程調整ではありません。「どうすれば、みんなの顔が見られるか」「どうすれば、この繋がりを守れるか」という、リーダーたちの腐心と、それに応える住民たちの「和の心」の表れです。

こうした中島会長の挨拶のお話の中でも特に「米価」の話題には、この町ならではの深い視点が示されていました。

「米価が高いことは、生産者から見れば大変良いことなんです。しかし、消費者のことを考えれば、双方が折り合いのつくような値段がないものかなと、そんなふうに感じております」。

自分たちの利益(米価高騰)を喜ぶだけではない。食べる人(消費者)の暮らしを思いやり、双方が幸せになれる「調和点(折り合い)」を探そうとする姿勢。これこそが、北竜町民の体に染み付いた「利他」の精神であり、「和(やわら)」の哲学そのものです。

神棚参拝

神棚参拝
神棚参拝

高橋利昌さん:北海道社会貢献賞受賞・称賛と感謝の拍手

今年の新年会には、もう一つ、嬉しいニュースがありました。前副町長であり、長きにわたり役場職員として町に尽くされた高橋利昌さんが、北海道社会貢献賞を受賞されたのです。

37年間の職員生活、そして7年間の副町長としての献身。その功績を、自分のことのように喜び、拍手を送る仲間たちの姿。そこには、互いの頑張りを認め合い、敬意を払う「リスペクトの精神」が溢れていました。

北海道社会貢献賞を受賞された高橋利昌さん
北海道社会貢献賞受賞された高橋利昌さん

若者たちへの眼差し、未来へのバトン

佐々木康宏 町長ご挨拶

佐々木康宏 町長ご挨拶
佐々木康宏 町長ご挨拶

「皆さん、あけましておめでとうございます。新年もよろしくお願いします。

昨年は山田伸裕 町内会長さんが、町内会のために一生懸命尽くしてくださいました。今年は、中島さんが3回目の会長就任です。町内会長を決めるときは、10町内会それぞれ色々な問題があり、なかなか決まらないのが実態です。和地区は順調に合併を重ね、元旦の新年会を実施し続け、皆さんの意見を聞きながら活動を続けています。

昨日、二十歳を祝う会・成人式があり、9人中8名の若者が参加し、そのうちの3名が和町内会の若者たちで、二十歳のお祝いをさせていただきました。それぞれ一人一人のご挨拶をいただき、町を大切にする気持ちが伝わってきました。そうした若者たちの言葉を聞いていると、この町をしっかりと守っていかなければならないという気持ちを新たにしました。

元旦現在で、人口が1,551人、760世帯という状況で、この人口減少をどうしても止められない状況ではあります。しかし、先ほどご紹介があった、高橋利昌前 副町長の時代の6年前から、地方創生のまちづくりのきっかけを作ってくれていました。それを奥田副町長が引き継ぎながら、人口減少を少しでも抑える計画を進めています。

町内会の町民の皆さん一人一人のご意見が加わっていくことで、良いまちづくりの計画や政策ができると思います。どうか、よろしくお願いいたします。いろんなご意見をいただきたいと思います。北竜町がより一層良い町に発展していくように努めてまいりたいと思います。

中島 会長には、良い意味での頑固さを発揮していただき、開拓記念碑のある和町内会でありますので、しっかりと町作りのリーダーシップを担っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします」と佐々木町長のご挨拶。

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佐々木康宏町長が語られた温かいメッセージ。前日に行われた成人式「二十歳の集い」で、若者たち一人ひとりが語った「町を大切にする気持ち」に触れ、目を細める町長。人口減少という課題に向き合いながらも、次の世代がしっかりと育っていることへの希望。「まだまだ未熟だから頑張らなければ」と笑いを誘いながらも、その言葉の端々には、住民一人ひとりの声を大切にしたいという、熱い想いが込められていました。

町長は、単に「頑張りましょう」とは言いませんでした。人口減少という厳しい現実を直視しつつ、それでもなお、この町には希望があること、そしてその希望は「住民一人ひとりの参加」によってのみ紡がれることを、熱く語りかけるお言葉の数々でした。

山岸正俊さん:昭和から令和へ。歴史を紡ぐ乾杯

山岸正俊さん乾杯挨拶
山岸正俊さん乾杯挨拶

「令和も早いもので8年度を迎えました。私が町内会に出たのは26歳の時です。昭和の若武者が町内会に出てきたという思いでした。

すでに昭和は終わり、平成も終わり、令和の時代となりました。町には令和生まれの小学生がランドセルを背負って歩く、そんな時代に入って参りました。

和町内会地区が現在のこのような形になったのは、農業者が離農されて、新しく新興住宅街ができ、今の町内会地区が形成されています。

この町内会は「和(やわら)」という名前の通り、非常に和やかで、良い農業の方々と多くの商業者の方々が集まった町内ができていると感じております。

本年度は、雪深い竜西から和に来られた中島さんが、雪の匂いを持ちながら、3度目の町内会長をご苦労いただくこととなりました。中島会長さんを中心に、皆様がご家族揃ってご健勝で、今年一年楽しく過ごせますことをご祈念いたしまして、乾杯をいたしたいと思います。

和町内会の新年会に乾杯!!!」と山岸さんの乾杯のご挨拶でした。

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乾杯の音頭をとった山岸正俊さん。26歳で町内会デビューをしてから今日まで、時代の移ろいと共に歩んできた歴史を振り返ります。

和町内会は、かつて離農された農場から住宅街へ。農業と多様な職種の人々が混ざり合い、「和(やわら)」という名の通り、和やかで良い町内会が育まれてきた長年に亘る歩み。その言葉を聞きながら、参加者たちはそれぞれの記憶に想いを馳せ、グラスを掲げました。

saúde!
saúde!

美味しい笑顔が、平和の象徴

乾杯の後は、お待ちかねの祝宴です。 テーブルに並ぶのは、色とりどりのご馳走。 サクラマスの焼き物に、煮物、黒豆。一つひとつの料理が、集まった人々の会話を弾ませます。

美味しいお弁当!
美味しいお弁当!

お酒を酌み交わし、肩を叩き合い、笑い合う。難しい議論ではなく、ただ「元気だったかい?」「雪かき大変だね」と日常を分かち合う時間。この何気ない光景こそが、実は世界が求めている「平和」の最小単位なのかもしれません。

「今年もよろしく!」
「今年もよろしく!」
笑顔で飲み交わす!
笑顔で飲み交わす!

loteria

ワクワク・ドキドキのくじ引き!
ワクワク・ドキドキのくじ引き!
みんなでじゃんけん、最初はグー!
みんなでじゃんけん、最初はグー!
ビール、当たり!!!
ビール、当たり!!!

山田伸裕 前町内会町・締めのご挨拶

山田信裕前町内会町〆のご挨拶
山田信裕前町内会町〆のご挨拶

「会長や町長のお話にありましたように、コミュニティーは、みんなが集まって、和気藹々時を過ごすのが守られていくものだと私は思っております。

今日の新年会のために、1班の皆さんが色々御足労いただいたことに感謝を申し上げます。この1年が無病息災で、元気で過ごすことができますことを祈念しております。

それでは、乾杯はしません。一本締めで行きます。ヨーオ!ポン!パチパチパチ!!!ありがとうございました!」と山田前会長。

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便利さや効率が優先される現代において、わざわざ集まることの「豊かさ」を教えてくれる和町内会の皆さん。その温かい「和の心」は、きっと今年も、地域を優しく照らす灯火となることでしょう。

皆さまの今年一年のご健康と、笑顔溢れる日々を、心より祈念いたします。

お正月に町内会の皆さんと顔を合わせ、飲み交わし交流して、今年一年の皆様のご健康とご多幸を祈る「和町内会新年会」に限りない愛と感謝と祈りを込めて。。。

今年の無病息災・ご多幸を祈念して!!!
今年の無病息災・ご多幸を祈念して!!!

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