川本富美子さんの和紙人形は、町民文化際の作品展示発表されたり、北竜温泉のフロントに飾られたりして、多くの人々を魅了しています。今回から、その素晴らしい作品をウェブ上でも公開することとなりました(2015年11月スタート)。 【No.10】和紙人形・安寿と厨子王 (2017年5月・サンフラワーパーク北竜温泉に展示中)
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◎ 取材ノート ◎ 5月の川本富美子さんの和紙人形は「「安寿と厨子王」。 「安寿と厨子王」は、森鴎外の原作「山椒太夫」からなる物語で、映画や日本童話になっている、幼い姉弟の悲しくも強い愛情で結ばれた感動の絆を描いた物語です。 色鮮やかな着物に菅笠をかぶり、金剛杖をつき、足袋に草鞋を履いた安寿。 陣羽織に袴を身につけた出立の厨子王。 幼い弟の肩にそっと手を添え、守るように寄り添いながら旅をする姿が、悲しい運命を物語るかのように、じんわりと伝わってきます。 過酷な運命の中で貫き通していく姉弟、母子の尊い愛情が深く感じられるような和紙人形です。 |
安寿と厨子王 |
上から |
右から |
わらじ |
斜め後ろ姿 |
庵主 |
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