川本富美子さんの和紙人形は、町民文化際の作品展示発表されたり、北竜温泉のフロントに飾られたりして、多くの人々を魅了しています。今回から、その素晴らしい作品をウェブ上でも公開することとなりました(2015年11月スタート)。 【No.09】和紙人形・小さい早乙女 (2017年3月)
|
|
◎ 取材ノート ◎ 3月初旬、川本富美子さん宅へ「和紙人形制作依頼」のお電話が舞い込んできました。 横浜市在住の高橋様からのご依頼で、香道(こうどう)に使用する和紙人形「早乙女人形」を探していて、ネット検索により「河本富美子さんの和紙人形」を知り、依頼されたというお話です。 尚、今回作成された川本さんの和紙人形は、高橋さんの個人的なグループで使用されるもので、正式な香道のものではないとのことです。 香道に用いる「早乙女人形」は、大きさ6cm~8cm)。盤(30cm X 43.5cm)の上に立てて、移動可能な和紙人形。 「香道」とは、室町時代・東山文化のの一翼を担う香りの芸術。 一定の作法の元に香木をたいて、香炉をまわし、それぞれに香りを味わうもの。優雅な静けさの中に、日本独特の感性が秘められたもので、日本人の四季への繊細な感性、古典的な文学詩歌と結びつく世界に類のない香りの芸道です。 そして完成した「早乙女人形」。 香りを「かぐ」とはいわず「聞く」と表現する香道の世界。。。 嗅覚を主役に、心清め感性を研ぎすませて、心に響かせていく、 高貴で雅な品格漂う「香道」。。。 早乙女の初々しさが感じられる、素晴らしい和紙人形たちが、 優雅な香りの世界に、どのように同化し表現されていくのでしょうか。。。 素敵な早乙女人形たちに、 限りない愛と感謝をこめて。。。 |
小さい早乙女 |
上から |
左から |
横から |
斜め後ろ姿 |
後ろ姿 |
▶ 関連記事
・<道新ブログ>【北竜町】香りに心響かせる川本富美子さんの和紙人形「早乙女」(2017年3月21日)