川本富美子さんの和紙人形は、町民文化際の作品展示発表されたり、北竜温泉のフロントに飾られたりして、多くの人々を魅了しています。今回から、その素晴らしい作品をウェブ上でも公開することとなりました(2015年11月スタート)。 【No.05】和紙人形・矢切の渡し (2016年9月・サンフラワーパーク北竜温泉に展示中)
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◎ 情景説明と富美子さんの ひとこと ◎ ・川本さんは、演歌「矢切の渡し」を思い浮かべながらこの和紙人形を製作 ・「矢切の渡し」は、川幅およそ150mの江戸川を往復する、矢切(千葉県松戸市)と柴又(東京葛飾区)を結ぶ、船頭さんの手漕ぎの渡し船 東京近郊に残る唯一の渡し場となっていて、伊藤左千夫の小説「野菊の墓」で政夫と民子の悲しい恋の舞台にもなりました ・そして、歌詞の内容は、悲しい噂をたてられた恋人同士が、親に背いて舟に乗り、見知らぬ土地へ駆け落ちをするという悲しい恋を描いています ・番傘をさし、手をつなぎ、顔を隠すように手ぬぐいをかぶり、寄り添う男女の姿は、恋の虚しさをじんわりと醸し出しているようです ・「イメージにあった、味わいのある和紙を探しだすのは、とても難しいですね。また、下駄に使った木をどんなものにしたら良いか、迷いました。和紙をはじめさまざまな素材探しに苦労しています。着物の生地に使った和紙は、30年前の習いたての頃のものです」と、和紙人形作りの難しさを語ってくださった川本富美子さんです。 |
矢切の渡し |
全景 |
見上げて |
後ろ姿1 |
後ろ姿2 |
後ろ姿3 |
女性 |
男性 |
番傘 |
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・<道新ブログ>【北竜町】川本富美子さんの和紙人形・矢切の渡し(2016年9月8日)