▶ はじめに

日清オイリオグループ（株）の東郷弘之と申します。
この度、ひまわり油再生事業計画メンバーとして、2016年5月11日に着任、
皆様と一緒にひまわり油事業を推進していくこととなりました。
改めまして、どうぞよろしく御願い申し上げます。

さて、植物油メーカーとしての宣伝を兼ねて、皆様に「植物油とは？」的なお話を少しご紹させて頂ければと考えております。堅い話ではなく気ままに読み流していただければ幸いです。

▶１．「あぶら」って？

皆さんは「あぶら」と聞いて何を思いつきますか？　天ぷら油、サラダ油、ガマの油・・・
それに潤滑油や石油もありますね。
ここではひまわり油と関係のある「植物油」を中心にお話をさせて頂きます。

まず「あぶら」についてですが、語源はいにしえの昔、食料として動物の肉を火で炙（あぶ）って食べた時、美味しい肉汁が出てきたことから来ていると言われています。
「炙る」という字は、肉（肉月）を火の上に乗せた作りになっていますよね。
「あぶら」とは肉を火で焼いたときに出てくる美味しいもの、っていうことですね。

▶２．「油」と「脂」って？

「あぶら」という字は実は２種類あります。「油」と「脂」です。この違いって分かります？
そう、「サンズイ」の「油」は主に常温で液体、「肉月」の「脂」は主に常温で固体の場合に使用します。
ちなみに、英語でもこの２つの言葉は別の言葉になっています。
「油」は「Oil」、では「脂」はなんでしょう？　「fat」です。

▶３．植物油の種類

現在、食用として使用される植物油は数が多く、二十種類以上が知られています。それぞれ地域や種類によって特徴がありますが、すべてに共通なことは「植物油はそのまま５大栄養素の一つである脂質である」ということです。たんぱく質、糖質、ビタミン、ミネラルと並ぶ大事な栄養素なのですね。
以下に主な植物油の紹介をいたします。（出典：日清オイリオグループ（株）ＨＰ）

油の種類（出典：日清オイリオグループ（株）ＨＰ）

次回は（No.02・６月予定）、「植物油と栄養」についてのお話しです。