佐野豊 町長からの新年のご挨拶 2015

2014/12/31 6:24 に 寺内昇 が投稿   [ 2014/12/31 6:24 に更新しました ]

 新年あけましておめでとうございます。
 町民の皆様におかれましては、希望に満ち溢れた新春をご家族ともども迎えられましたことに、心からお慶び申し上げます。

 昨冬は厳しい寒さと大雪に見舞われ、基幹産業であります農作業にも遅れが出て、大変憂慮した春先となり、加えてエルニーニョ現象も懸念されました。しかし、6月上旬からは高温が続き、その後の長雨、また7月には一変し雨不足と不安定な天候でしたが、結果として稲作においては4年連続の豊作となったところであります。本町は売れる米作り対策として、全農家が減農薬栽培に取り組み、消費者が求める安心・安全な食料の生産と高品質米の生産にご貢献を頂いております。米価の低迷と補助金等の減額により、厳しさを増す農業情勢ではありますが、今後とも安定した農業の確立と消費者ニーズに対応出来る産地形成を推進して参りたいと思います。

 一方、本町の一大イベントであります「第28回北竜町ひまわりまつり」は、例年より開花時期が早まり、マスコミに取り上げられる機会も多く、更にはインターネットの活用により、期間中好天にも恵まれたことから観先客も240,000人と昨年に続いて増加したところであります。「いいひまわり咲かせるための協力募金」では、ボランタリー協会のご協力を頂きました。町民各位のご理解とご協力のもと、大きな事故もなく無事に終了することができましたことに深く感謝とお礼を申し上げる次第であります。

 昨年は、人口減少問題が浮上するなど地方創生の課題をはじめ、引き続き、空き家・空き地対策にも力を入れ、定住促進、子ども・子育て支援の継続、福祉、医療、介護、保健の充実、教育文化の振興、更には国の大型補正予算に伴う臨時交付金による、美葉牛研修センター耐震大規模改修工事、桜岡公住H棟建設工事、また、消防救急デジタル無線整備事業等を実施しました。平成26年10月からは北竜町地域公共交通の本格運行が開始されました。

 また、平成18年1月以来の町内会再編が行われ、19区、瑞穂、三谷、恵格別の4町内会が、平成27年1月1日より「三谷町内会」としてスタートすることになりました。

 昨年末には衆議院が解散し、自民党政権が圧勝しました。安倍総理が推進するアベノミクスが私たちの往む地方にも波及することを願ってやみません。

 本年開町123年目を迎える北竜町は、一望できる美しい田園と豊かな清流を保ち、先人の築かれた郷土をこれからも町民の皆さんと守っていきたいと思っています。

 町民お一人お一人が生き生きと心豊かに、そして、思いやりを持ち、安心・安全な生活をおくることができる地域社会実現のため、残り1年になりました私の町長としての任期中、尚一層の努力をして参ります。

 終わりになりますが、新しい年が皆様にとりまして明るいご多幸の年となりますよう、心よりご祈念申しトげ、新年のご挨拶といたします。

(『広報ほくりゅう』2015年1月号(No.593)より抜粋)