佐野豊 町長からの新年のご挨拶 2014

2013/12/31 12:52 に 寺内昇 が投稿   [ 2013/12/31 12:53 に更新しました ]

 新年あけましておめでとうございます。
 町民の皆様におかれましては、希望に満ちた新春をご家族ともども迎えられましたことを、心からお慶び申し上げます。

 昨冬は一昨年以上の寒さと大雪に見舞われ、雪解けが進まず、基幹産業であります農作業にも遅れが出て、本当に心配をした春先でありました。しかし、5月下旬から気温が上昇し高温が続き、雨不足を心配する面もありました。8月中旬から収穫期にかけ雨の日が続きましたが、結果として稲作において作況指数「104」と3年連続の豊作になったところであります。

 また、本町は売れる米作り対策として、全農家が減農薬栽培に取り組み、消費者が求める安心安全な食料の生産と高品質米の生産にご貢献を頂いております。今後におきましても安定した農業の確立と消費者ニーズに対応出来る産地形成を推進して参りたいと思います。

 昨年末に国から農政改革、特に米の生産調整として43年続いた減反政策を5年後に廃止する提示がなされましたが、今後の関係機関の動向に傾注しながら、安心安全な食糧生産の町として、全力を注いで参ります。

 一方、本町の一大イベントであります「第27回北竜町ひまわりまつり」も、ゆるキヤラ「ひまわり咲きちゃん」、アグリーファイター「ノースドラゴン」が観光イメージアップに一役買い、期間中、好天にも恵まれたことから観先客も増加し21万4千人と6年ぶりに20万人を超えました。大きな事故もなく無事に終了することができましたことを、町民各位に深くお礼を申し上げるところであります。

 目頃から交通安全協会、交通安全指導員をはじめ、町民皆様のご理解、ご協力により交通事故死ゼロ2,500日に向けて、現在も更新中であります。今後とも町民各位の交通安全に対する意識の高揚をお願い申し上げます。

 昨年は北竜消防団100周年の記念すべき年となり、6月には消防演習と併せて、記念式典を挙行致しました。
 本年度においては、従来の施策に加え、新たに定住・子育て支援、特定不妊治療費助成事業等にも取り組みました。
 また、国の大型補正予算に伴う地域の臨時元気交付金により、改善センター耐震大規模改修工事、桜岡公住A棟建設工事を行い、平成26年4月から運行が開始される北竜町地域公共交通の実施に伴う試験運行、昨年に引き続き鳥獣被害対策の電気牧柵設置事業等を実施しました。

 本年、開町122年目を迎える北竜町は、一望できる美しい田園と肥沃な大地、豊かな清流を保ち、先人の築かれた郷土をこれからも町民の皆さんと英知を出し合いながら守っていきたいと思います。

 町民お一人おひとりがふれあいをもって心豊かに、そして、高齢化率が40.9%と進行する中で、思いやりを持ち、安心で安全な生活ができる地域実現のため、尚一層の努力をして参ります。

 終わりになりますが、新しい年が皆様にとりまして明るいご多幸の年となりますよう、心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。

(『広報ほくりゅう』2014年1月号(No.581)より抜粋)