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北竜町の彩どり・師走の一「薄墨色(うすずみいろ)」

2014/12/04 13:11 に 寺内昇 が投稿   [ 2015/01/04 2:29 に更新しました ]
2014年12月5日(金)

「薄墨色(うすずみいろ)」

師走(12月)に入り、しんしんと降りだした雪で、
町は見渡す限り、白銀の世界へ・・・

山々の樹木は、降り続く雪でかすみ、
白い雪が混じりあって、薄く墨を引いたように
「薄墨色」の風景が広がっています。

さらさらと降り積もる雪・・・
冷たく厳しい雪、一方、降り積もった雪の中は、
意外と保温力があると言われています。

「かまくら」の中が暖かだったり、
雪中野菜が、凍らずに新鮮なまま保存できたり、
家屋周囲の雪を残しておくと、暖かかったり・・・

気温が零下10℃でも、
厳しい寒気にさらされることのない、
厚く積もった雪の下は、0℃前後に保たれているそうです。

冷たい面と温かい面の両面を持つ白い雪さん。
厳しさと優しさを持つ雪さんのお陰で、
豊かな土壌が育まれていくことに、
たくさんの感謝を込めて。。。


「柑子色(こうじいろ)」の世界 
薄墨色の世界(撮影:2014年12月4日)


師走の一(12月の1)  師走の一(12月の1)


薄墨色(うすずみいろ)<出典:和色大辞典


北竜町の彩どり 2014(2014年「北竜町の彩どり」ページです)


◇ いくこ&のぼる