「翡翠色(ひすいいろ)」 ひまわりの里に撒かれた「燕麦(えんばく)」が、 ふかふかの緑のジュータンのように、 風にそよぎ、太陽の光を浴びて「翡翠色」に輝いています。 成長した燕麦は、トラクターで漉き込まれ緑肥として利用されます。 中国で古くから「玉(ぎょく)」と呼ばれて 大切に扱われていた「翡翠」。 「玉」には、五徳(仁、義、礼、智、勇)が備わり、 生命・再生の象徴である 「奇跡の石」「高貴な石」として崇められていました。 冬枯れの風景の中に、ひときわ輝きを放つ燕麦の翡翠色、 そのつややかで透き通るような深緑に、 湧き上がる自然の息吹、 そして再生をもたらすような力強い生命力を感じる風景です。
翡翠色の世界(撮影:2014年11月4日)
霜月の一(11月の1)
◆ 翡翠色(ひすいいろ)<出典:和色大辞典>
◆ 北竜町の彩どり 2014(2014年「北竜町の彩どり」ページです)
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